成長期に身長は何センチ伸びる?子どもの身長の伸び率を解説 | 医療法人社団 東整会 東京神田整形外科クリニック
子どもの成長期に「一体何センチ伸びるの?平均より低いけど大丈夫?」と不安に思う保護者の方も多いでしょう。
結論として、成長期の身長の伸び方は男女や年齢によって異なり、生活習慣や体質も大きく影響します。
この記事では、成長期に身長が何センチ伸びるのか、男女別の伸び方や成長率の一覧表、さらに睡眠・食事・運動など伸びを支える具体的な対策まで解説します。
成長期に身長は何センチ伸びる?男女別の伸び方を解説
子どもの成長期は、ぐんと身長が伸びる大切な時期です。しかし「平均的にどのくらい伸びるのか」「男の子と女の子では違いがあるのか」と疑問に思う保護者の方も多いでしょう。
ここでは、成長スパートと呼ばれる時期の特徴や男女別の伸び方を整理し、成長の目安をわかりやすく紹介していきます。
男の子の年間成長率
男の子は、生まれた時の身長がおよそ50cm前後であり、最初の1年間で一気に約25cm伸びます。その後は成長スピードが少しずつ落ち着き、4歳から11歳頃までは毎年およそ5〜6cmずつ成長していくと言われています。ただし、この時期は年齢が上がるにつれて、少しずつ年間の伸び幅が減っていくのが特徴です。
大きな変化が訪れるのは11歳半前後で、思春期の始まりとともに「成長スパート」と呼ばれる時期に入ります。この2年間は年間8〜9cmもの急激な伸びが見られることが多く、身長が大きく変化する重要な時期です。その後の3年間は伸び幅が4cm、2cm、1cmと徐々に少なくなり、最終的には17歳前後で成長が止まると考えられています。
この流れから分かるように、男の子の身長の伸びには「ゆるやかな成長」と「急激な成長」の2つの段階があることがポイントです。成長スパート期をどう過ごすかが、その後の最終身長に大きく関わるとされています。
参照:文部科学省「学校保健統計」
女の子の年間成長率
女の子も、生まれた時の身長はおよそ50cmほどであり、最初の1年間で約25cmと大きく成長します。その後は徐々に成長スピードが落ち着き、幼児期から学童期にかけては年間5〜7cmほどの伸びが続くとされています。
ただし、10歳前後になると一時的に成長率が低下し、年間でおよそ5cm程度しか伸びない時期を迎えます。この頃は、いわゆる「背が伸びにくい時期」と言われることもありますが、心配する必要はありません。
大きな変化は思春期に入ってからで、10歳前後から始まることが多く、2年間で年間7〜8cmほど伸びる「成長スパート」に入ります。この時期は見た目にも急に背が高くなるのが分かるほどで、女の子にとって最も重要な成長期です。その後は、年間4cm、2cm、1cmと少しずつ伸びが減っていき、15歳半前後には身長の伸びがほぼ止まると考えられています。
このように、女の子の成長は男の子に比べて早く始まり、早く終わるのが特徴です。保護者の方は、この短い期間を大切にしながら、生活習慣や環境を整えてあげることが大切だと言われています。
参照:文部科学省「学校保健統計」
背が伸びやすい子どもに特徴はある?
背が伸びやすい子どもには、いくつかの共通点があると言われています。まず、両親の身長が高い場合には子どもも高くなる傾向が見られることがあります。ただし、身長は遺伝だけで決まるものではなく、生活習慣や環境の影響も大きいと考えられています。
たとえば、たんぱく質やカルシウム、ビタミンDなどを含む栄養バランスの取れた食事、ジャンプやランニングといった骨に縦の刺激を与える運動、成長ホルモンが分泌されやすい深い睡眠などが整っている子どもは、より伸びやすい環境を持っているとされています。
さらに、骨端線がまだ開いている時期には成長の余地があり、成長スパートを見逃さないために定期的に身長を測って変化を把握することが重要です。
また、将来の身長を予測したいと考える方には「身長先生の成長シート」を活用する方法があります。両親の身長や子どもの成長データをもとに予測ができる仕組みであり、LINE登録をすることで簡単にチェックすることもできます。
成長の目安を把握することは、生活習慣の見直しや日々のサポートを行ううえで大切な参考になるでしょう。
身長が伸びる前兆に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
【年齢/男女別】子どもの成長率一覧表
子どもの身長は、生まれた直後から思春期を経て成長が止まるまで、年齢によって伸び方に大きな差があります。乳幼児期は一気に伸びる一方で、学童期には緩やかになり、思春期に再び大きな成長スパートが訪れるのが一般的です。
ここでは、赤ちゃんから成長期までの年間の伸び幅を、男女別にわかりやすく一覧表にまとめました。お子さんの身長の変化を確認する目安として参考にしてください。
年齢別/男女の年間の成長率一覧
年齢 |
男子 |
女子 |
1〜2 |
10.3cm |
10.3cm |
2〜3 |
8cm |
8cm |
3〜4 |
7.1cm |
7.1cm |
4〜5 |
6.6cm |
6.7cm |
5〜6 |
6.1cm |
6.3cm |
6〜7 |
5.8cm |
5.9cm |
7〜8 |
5.7cm |
5.5cm |
8〜9 |
5.3cm |
5.3cm |
9〜10 |
5cm |
5.6cm |
10〜11 |
5cm |
7.3cm |
11〜12 |
5.6cm |
7.4cm |
12〜13 |
8.6cm |
4.2cm |
13〜14 |
8.7cm |
2.2cm |
14〜15 |
4.5cm |
1.1cm |
15〜16 |
2.3cm |
ー |
参照:文部科学省「学校保健統計」
身長予測に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
成長期の伸び率を高めるためにできる対策
成長期は一生のうちで限られた貴重な期間であり、この時期にどのような生活を送るかが将来の身長に大きく影響すると言われています。
遺伝の要素も関わりますが、食事・睡眠・運動といった日々の習慣を整えることで、伸びる力をしっかりと引き出すことができると考えられています。
ここからは、成長期の伸び率を高めるために保護者が意識したい具体的なポイントを紹介します。
睡眠時間を確保する
成長期の子どもにとって、十分な睡眠は欠かせない要素です。身長の伸びに関わる成長ホルモンは、眠っている間に分泌が活発になります。特に入眠後3時間の深い眠りの時間帯に最も多く分泌されるとされており、この時間の質を高めることが重要です。
小学生であれば9〜11時間、中高生でも8〜10時間程度の睡眠が理想とされています。必要な睡眠時間を確保することで、骨や筋肉の発達がスムーズに進みやすくなると考えられています。
一方で、夜更かしや寝る前のスマートフォン使用は、成長ホルモンの分泌を妨げる要因になります。強い光や刺激的な情報は脳を覚醒させてしまい、深い眠りに入りづらくなるからです。そのため、寝室の環境を整え、就寝前にはスマートフォンやゲームを控えることが望ましいとされています。
さらに、睡眠の質を高める工夫も効果的です。たとえば、寝る前にお風呂に入って体を温めることでリラックスしやすくなり、自然な眠気を誘います。また、寝室の照明を暗めにする、寝具を快適に保つ、毎日同じ時間に寝起きするなどの規則正しい生活リズムを意識することも大切です。こうした習慣の積み重ねが、成長期の伸びをサポートする土台となります。
参照:繊維機械学会誌「快適ライフのための睡眠」
参照:京田辺市「睡眠とスマートフォンの関係」
栄養バランスの取れた食事
成長期に身長をしっかりと伸ばすためには、栄養バランスの整った食事が欠かせません。骨や筋肉の材料となるたんぱく質、骨の形成に必要なカルシウム、成長に関わる亜鉛やビタミンDなどを偏りなく摂取することが大切だと言われています。特にたんぱく質は重要であり、肉や魚、卵、乳製品といった食品を組み合わせることで効率よく取り入れることができます。
一方で、スナック菓子や清涼飲料の過剰摂取は栄養の偏りを生みやすく、成長に必要な栄養素の不足につながることがあります。甘い飲料や脂質の多い食品ばかりに偏らないよう注意が必要です。
また、食事のタイミングを整えることも成長を支えるうえで大切な習慣です。特に朝食は体のリズムを作るうえで重要な役割を果たすため、毎日しっかりと摂ることが望ましいとされています。朝食を抜かず、1日3食を規則正しく摂ることで、栄養素が効率よく体に取り込まれ、成長期の伸びをサポートしやすくなります。
適度な運動
成長期の子どもにとって、日常的な運動は骨や筋肉への刺激となり、成長ホルモンの分泌を促すと考えられています。特にバスケットボールや縄跳びのようにジャンプを繰り返す運動は、骨端線に縦方向の刺激を与えやすく、身長の伸びを後押しする要素として注目されています。
また、ストレッチや柔軟運動を取り入れることで姿勢が整い、猫背などによる見かけの身長低下を防ぐことにもつながります。体の柔軟性を高めることは、ケガの予防や成長を妨げない体づくりにも役立つため、日常生活の中に取り入れることが望ましいとされています。
一方で、過度なトレーニングや強すぎる筋力負荷を伴う運動は、体に過剰なストレスを与え、成長の妨げとなる可能性があると指摘されています。大切なのは、子どもの年齢や体力に応じた無理のない範囲で、楽しみながら体を動かすことです。適度な運動を継続することが、成長期の身長の伸びをサポートする大きな力となります。
小児身長治療
成長期に「子どもの身長を少しでも伸ばしてあげたい」と考える保護者の方は少なくありません。生活習慣の工夫だけでなく、専門的なサポートとして小児身長治療を検討できる場合があります。こうした治療は、一般的な成長の経過に不安を感じたときや、思うように身長が伸びていないと感じたときに相談されるケースが多いとされています。
東京神田整形外科クリニックでは、他院で「治療の必要はありません」と言われた方でも相談することができ、成長に関するより専門的な見立てを受けることが可能です。ここでは、将来の最終身長の予測や、生活習慣だけでは補いにくい部分を医療的な観点からサポートする仕組みが整えられています。
お子さんの身長について「もう少し伸ばせる方法がないか」と感じている方にとって、小児身長治療は一つの選択肢となり得るでしょう。
身長治療に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
成長期のとき何センチ伸びるかに関するよくある質問【身長先生が回答】
身長は同じようなペースで段々と伸びていくわけではありません。成長期の中でも一気に身長が伸びる時期というものが存在します。
ここでは、成長期の時期に身長は一ヶ月でどのくらい伸びるのか?をはじめとした身長に関する質問に答えていきます。
Q1.2ヶ月で2cm伸びましたがこのまま伸び続けますか?
去年の身長の伸びが0.5cmだったのですが、今年は2ヶ月で2cm伸びています。
このまま伸び続けることはありますか?
A.
まずすごく大事なポイントとして、ご年齢がここに書いていないので、そこが本当はすごく大事になります。
結構後半の方なのかなという推定が立ちますが、もしそうでなければこのまま伸び続ける、いわゆる第2次成長期に入ってきてめちゃくちゃ伸びているということは、一応理論上はあります。
ただし第2次成長期の前、小学生の間でも年間の成長率が0.5cmということはほとんどないと思います。
おそらく14〜17歳辺りの質問だと推察はするんですけども、そういった意味だと2ヶ月に2cm、つまり年間成長率でいうと1ヶ月で1cmのペースになります。
ということは年間12cmという表現になりますので、中々15〜17歳で12cm伸びるということはあまりないようなことが推察されます。
このような、身長が伸びる前兆についてまとめた記事があるので気になる方はこちらをご覧ください。
【身長が伸びる前兆発表!】背が伸びるサインとは何なのか医師が回答!
Q2.椎間板を伸ばすと5〜7cm伸びるのは本当?
TikTokで「ストレッチで身長が5〜7cm伸びる」という動画を見たことがあるのですが、なにやら背骨の間にある「椎間板」というものが重力によって縮むから、それをストレッチで少しずつ伸ばしていくと言っていました。
これって本当なのですか?
A.
これは完全に嘘です。
重力で縮む、これはそんなに間違った文章ではないのですが、それを伸ばすことによって5〜7cm伸びるというのは、それはちょっとやり過ぎというか誇大な表現だと思います。
精々1cm、そういった表現が正しい表現ではないでしょうか?
Q3.脇毛や髭が生えていないのに身長が止まる場合はありますか?
脇毛や髭が生えていないのに身長が止まる場合はありますか?
A.
おそらく男性のことを指しているんだと思うんですが、そういった場合もあるでしょう、という表現だと思いますが、あまり一般的ではない、という表現もできると思います。
ただし脇毛とかが生えることで身長が止まっているわけではなくて、脇毛・髭が生えるためには男性ホルモンが分泌されるわけですが、その男性ホルモンによって骨端線が閉鎖して身長が止まります。
つまり、間接的には関係性がある、という表現もできると思います。
身長が止まるサインについて解説した記事はこちらです。
Q4.お風呂の後のシャワーで身長が伸びるというのは本当?
お風呂の最後に水シャワーを浴びるのは、身長が伸びると聞いたんですけど本当ですか?
A.
これはどこの情報なのでしょうか?
あんまり私の方でこういったのを推奨するようなことはないかなと思います。
Q5.ピークが来る前兆はあるのですか?
ピークが来るのは前兆とかはあるのですか?
A.
いわゆる第2次成長期を指すんでしょうね。
そういった意味だと男性ホルモンが出るような何か前兆があるかというところですが、最初のところで見極めるのは実際問題、結構難しいと思います。
採血をすると正確に分かります。
Q6.思春期症状と身長の伸びの推移ではどちらをより重視されていますか?
以前行って頂いた身長予測で発毛からは早熟だが、身長の伸び方としては標準だと教えて頂きましたが、思春期症状と身長の伸びの推移ではどちらをより重視されていますか?
A.
これはすごい良い質問です。
最近なんとなくこういう質問が多いなという印象を受けます。
おそらく私の動画やブログを見て頂いて、結構皆さん知識が豊富になってきて、ご自身で色々検討頂いている段階が少しあるのかなという印象になります。
その中でもどういう風に検討していったら良いのかというのを、皆さん悩まれているのかなと思います。
私が最近例えているのは、天気予報と身長予測を比べてよくお話ししたりします。
例えば明日の天気を予測しましょうとなった時にどういう風に予測するかというと、連続的に今日と明日は繋がっているわけですので、今日の天気も当然関係あるでしょう。
それに対して過去1週間の天気はどうだったか、今は夏なのか冬なのか、過去5年間のデータを見たりだとか、気圧・雲・湿気・温度とかも様々な要素を加味して総合的に判断して、天気予報が行われます。
身長予測もそのような形になります。
例えば今回ですと、発毛からは早熟だけれども身長の伸びとしては標準だったということで、明日が曇る様子と晴れる様子の両方あるみたいな表現だと思うんですね。
そういう場合はどういうことかというと、晴れる予報が例えば10項目の内10個とも全部晴れるという予測が立ったとしたら、晴れの予測は100%に近いという表現です。
半分半分であれば、晴れの予測が50%というところになりますので、今回もそういった意味だと「半々」みたいな表現が正しいです。
この文章だけで何か私がコメントするのは少し難しいですが、思春期症状は最終身長にとって非常に大きな影響を与えるのは事実です。
今後は身長の伸び率というのは今までは標準的だったかもしれないですが、早熟タイプとして予測が出てくるのかな、という印象にもなってくるかもしれません。
Q7.足の親指を押すと成長ホルモンが出るということについてどう思われますか?
足の親指を押すと成長ホルモンが出ると聞いたのですが、身長先生はどう思われますか?
A.
どうも思わないというか、「嘘でしょう」という風に考えるのがお医者さんの一般的な見解であり、私の見解でもあると思います。
Q8.標準体型より痩せ体型の方が身長が伸びやすい?
標準体型よりも痩せ型体型の方が身長が伸びやすいというのは本当ですか?
A.
これはどうでしょうね。
痩せ過ぎている場合は身長が伸びなくなるリスクを抱えているような状態ですので、どちらかというと標準体型を目指すのが身長にとっては有利だと思います。
Q9.最終身長予測をお願いします。
12歳6ヶ月:139cm
13歳6ヶ月:146cm
14歳6ヶ月:159cm
15歳6ヶ月:162〜163cm
16歳1ヶ月:163〜164cm
父の身長 約175cm
母の身長 約155cm
声変わりはしていて少しだけ口髭が濃くなってきました。
顎髭は全く濃くなっていません。
陰毛は完全に生えていますが、脇毛は少し濃くなってきたかな程度です。
爪半月も全ての指にまだあります。
親指は特にはっきりしていて小指は少し見づらいです。
目標は170cm以上なんですが、いけますかね?
高校に入ってからは視界が全く変わらず、伸びている気が全くしません。
なので亜鉛・マルチビタミンを朝と夕で1錠ずつ飲んでいます。
どうか回答をお願いします。
A.
最終身長予測を立てて欲しいということですかね。
いつも通り成長シートの方に、この方のデータを当てはめてみました。
こちらの表は、成長シートになります。
成長シートご希望の方は、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。
当てはめてみると、12歳6ヶ月と13歳6ヶ月という時期は、平均的に身長が伸びていくと160.8cmのペースにいらっしゃることが分かります。
それに対してそこから急激に伸びて、14歳6ヶ月〜16歳1ヶ月までは165.3〜166.6cmのペースにいらっしゃることが分かります。
それに対して思春期症状が書いてありますので、そちらを少し検討していきたいと思います。
成長シートが欲しい方は、当院のLINEからダウンロードしてください。
思春期症状ですが、今回は陰毛はしっかり生えているというところで、例えば超晩熟な場合でも陰毛は14歳ぐらいで生えてきますので、判定するにはあまり参考になりません。
ただこれが何歳くらいで陰毛が生えてきたかという情報があると、私の方もコメントできるかなというところです。
次は「口髭が最近濃くなってきた」ということですが、そこの髭に関していうと
早熟:13歳0ヶ月未満
超晩熟:16歳0ヶ月以上
という表現ができます。
どちらかというとここの様子だけ見たら、少し晩熟よりかなという印象です。
次は「顎髭は全く濃くない」ということで、晩熟の場合は17歳0ヶ月以上なので、ここら辺も今回データとしては判別するのは難しいかなと思います。
少なくとも超早熟というわけではないのかな、という感じでしょう。
声変わりに関しても、晩熟であっても15歳0ヶ月までには完了する方が多いです。
この方に関していうと超晩熟ということはなくて、ちょっと晩熟を期待したいみたいな表現だと思います。
改めて先程の成長シートを見てみても、13歳6ヶ月から右に出てくるタイプですので、普通の方よりもピークが遅かったということを考えると、比較的晩熟という予測が立ちます。
ですので現在に関していうと、例えば166.6cmとか、167.3cmとか、それぐらいであれば期待はできるかもしれません。
ただし14歳6ヶ月〜16歳1ヶ月までの2年半に関していうと、比較的平均的な身長の伸び率を成しているわけですので、極端にここからめちゃくちゃ伸びるということを期待するような感じでもないのかなと思います。
今日付の予想としては、165.3cm〜167.3cmと予想します。
もちろん諦めずに最後まで私と一緒に身長を伸ばしていきましょう!
Q10.14歳から夜更しをやめても意味はありますか?
14歳から夜更しをやめても意味はありますか?
A.
これは受験に例えると分かりやすいかなと思っています。
例えば受験が2月だと考えると、当然夏場とかの時期が勝負になってくると思いますが、では冬だから勉強するには遅いかというと、そんなことはないですよね。
試験の1週間前だから勉強するには遅いかというとそんなことはないですし、試験の前日だって勉強できればした方が合格する確率は上がると思います。
それと同じですので、14歳からでも遅すぎることはないです。
できることを最後までしっかりやるというのは身長だけではなくて、人生においてもすごく大事ですね。
最後まで諦めないで下さい!
身長を伸ばすために最適な睡眠についてまとめた記事があるので気になる方はこちらをご覧ください。
Q11.親知らずと身長の伸びは関係がありますか?
親知らずと身長の伸びは関係がありますか?
A.
歯の成長も体の年齢を表す部分がありますので、関係性があると言っても良いと思います。
ただし私の方で親知らずの年齢のデータがあるとか、そういったことはないです。
ただし一般的には、乳歯の生え変わる年齢は早熟傾向・晩熟傾向の判別には有効だと言われています。
Q12.肥満気味だと身長は伸びない?
現在中3、162cm・67kg
やや肥満気味だと思います。
もう少し痩せないと身長は伸びないでしょうか?
A.
「身長は伸びないでしょうか?」ということは、今すでに止まっているのでしょうかね?
そこの表現が少し難しいですけども、肥満であることは身長にとって良いとは言い難いと言えます。
有名な話ですと、肥満だと少し早熟傾向が早まるというデータもあったりするわけですので、162cm・67kgと考えるともう少し痩せた方が良いかなと思います。
ただし太っているから身長が伸びないとか、そういったデータがあるわけではないので、そこも少し勘違いしないように注意して下さい。
Q13.思春期症状がバラバラの場合晩熟と早熟のどちらでしょうか?
思春期症状がバラバラ、12歳と14歳の時の場合は晩熟か早熟のどちらでしょうか?
A.
これはどういう意味ですかね。
例えばそれは陰毛が生えてきたのが12歳で、脇毛が生えてきたのが14歳とかそういった意味でしょうか?
もしそうだとしたら、それは至って普通という表現だと思います。
ただし12歳の時点で何かしらの思春期症状が出た場合ですと、晩熟の可能性は非常に低いでしょう、という風にお伝えするのが正しいかなと思います。
まとめ
子どもの成長期は、身長がぐんと伸びる大切な時期です。男の子と女の子では成長スパートの始まりや伸び方に違いがあり、一般的に男の子は11〜13歳頃、女の子は10〜12歳頃に大きな成長のピークを迎えるとされています。
この限られた期間にどのような生活を送るかが、最終的な身長に大きな影響を与えると考えられています。十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事、無理のない適度な運動を積み重ねることで、成長期の伸びを最大限に生かすことができます。
・両親の身長が低く、子どもの発育に不安がある
・身長を伸ばしたいが適切なサポート方法を知りたい
・他の医院では、「特に治療の必要はありません」と断られた
東京神田整形外科クリニックの小児身長治療ならば、将来160センチまで成長する予定のお子さんが、しっかり治療を受ければ最大で+15センチぐらいの身長を目指せます。
5〜15歳のお子さんを対象に治療を提供しておりますので、今後も身長について悩まれるときは、ぜひご検討ください。
また、身長先生こと、医院長の田邊がお子さんの将来の身長を予測する「身長先生の身長診断」も完全予約制でご用意しています。お子さんの身長を伸ばしていきたいと考えるときは、ご確認ください。
監修者
院長 (全日出勤)
田邊 雄 (たなべ ゆう)
経歴
2011年 金沢医科大学卒業
2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得
2018年 順天堂大学博士号取得
2020年 東京神田整形外科クリニック開業
再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)
横田 直正 (よこた なおまさ)
経歴
平成11年3月 国立浜松医科大学医学部卒業
平成11年4月~平成18年12月 東京大学医学部整形外科在籍
平成11年5月~平成11年12月 東京大学医学部付属病院整形外科
平成12年1月~平成12年6月 東京逓信病院麻酔科
平成12年7月~平成13年6月 三楽病院整形外科
平成13年7月~平成14年12月 都立広尾病院整形外科
平成15年1月~平成16年6月 東芝林間病院整形外科
平成16年7月~平成17年9月 多摩北部医療センター整形外科
平成17年10月~平成18年9月 都立墨東病院リウマチ膠原病科
平成18年10月~平成19年12月 東京逓信病院整形外科
平成19年7月~平成27年2月 太秦病院整形外科リウマチ科
平成27年3月~平成29年3月 富士見病院整形外科
平成28年6月~平成29年3月 東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)
平成29年4月~令和3年4月 東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)
令和3年5月~ 総合クリニックドクターランド、新山手病院など
医師 (水曜日勤務)
斎藤 吉由 (さいとう よしゆき)
経歴
1989年 久留米大学 医学部卒業
1990-2000年 久留米大学整形外科医局
2000年-
クリニックヨコヤマ 副院長
泉ガーデンクリニック 整形外科医長
東京ミッドタウンクリニック 整形外科部長
医療法人財団 百葉の会 銀座医院 副院長 等を歴任