成長期遅い特徴5選を紹介!あなたは晩熟?それとも早熟?
あなたは成長期が遅い人の特徴をご存知ですか?
成長期がくる時期は人によって違います。
成長期が早い人もいれば遅い人もいます。
平均より成長期が早い人を早熟、成長期が遅い人を晩熟と呼びます。
その特徴とは一体何なのでしょうか。
今回は成長期が遅い人の特徴について解説していきます。
- 成長期遅い特徴
・両親も成長期が遅い
・小学生の時は遺伝身長より低い
・思春期症状が遅れてくる
・骨年齢が若い
・高校生になっても身長が伸びる
・最終身長は高くなることが多い - 成長期が遅い人が身長を伸ばすためにやったほうがいいこと
・最終身長予測
・質の良い睡眠
・栄養バランスの良い食事
・運動 - まとめ
成長期遅い特徴
成長期が遅い人の特徴は以下の6つです。
・両親も成長期が遅い
・小学生の時は遺伝身長より低い
・思春期症状が遅れてくる
・骨年齢が若い
・高校生になっても身長が伸びる
・最終身長は高くなることが多い
一つずつ詳しく解説していきます。
両親も成長期が遅い
成長期が遅い人の特徴1つ目は、両親も成長期が遅いことです。
大人になった時の最終身長は親の遺伝の影響を受けます。
勿論例外はありますが、身長が高い親からは身長が高くなる子どもが生まれることが多いです。
同様に、身長の伸びる時期やピークは遺伝による影響を受けます。
両親のどちらか、もしくは両方の成長期が遅いと、その子どもも成長期が遅くなることが多いです。
つまり、親が晩熟型の場合はその子どもも晩熟になる傾向が多いということです。
成長期が遅いと感じた場合は、家族の成長期が早かったのか遅かったのかを確認するといい目安になるかもしれません。
小学生の時は遺伝身長より低い
成長期が遅い人の特徴2つ目は、小学生の時身長が遺伝身長より低いことです。
遺伝身長とは、両親の身長から子どもが最終的にどのくらいまで身長が伸びるかを計算で予測する方法です。
遺伝身長の計算の仕方は以下の通りです。
男子予測身長=(父親の身長+母親の身長+13)/2 ±9
女子予測身長=(父親の身長+母親の身長−13)/2 ±8
遺伝身長がわかったら成長シートを用いて、自分と同じ遺伝身長の人がどのような推移で身長が伸びているか確認します。
成長シートは、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
例えば、父親171cm・母親157cmの男子の場合
遺伝身長男子=170.5cm
となります。
これを成長シートに当てはめてみると、遺伝身長が170.5cmの人は
7歳:120cm
8歳:125cm
9歳:131cm
という風に身長が伸びていくことがわかります。
自分の年齢・身長と比べてみて、自分の方が2~3cm低ければ成長期が遅れている、即ち晩熟と言えるでしょう。
成長シートの詳しい使い方はこちらをご覧ください。
思春期症状が遅れてくる
成長期が遅い人の特徴3つ目は、思春期症状が遅れてくることです。
思春期症状は男女それぞれいくつかありますが、今回は比較的わかりやすい指標として男子は陰毛が生えること、女子は胸が膨らみ始めること、について解説します。
その他の思春期症状について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
男子の陰毛が生えるのは平均12歳11ヶ月ごろと言われており、14歳以降だと晩熟という評価になります。
女子は平均10歳半頃から胸が膨らみ始めると言われており、12~13歳以降だと晩熟という評価になります。
骨年齢が若い
成長期が遅い人の特徴4つ目は、骨年齢が若いことです。
実年齢に比べ骨年齢が若いということは、身体の成長スピードが晩熟傾向、すなわち成長期が遅いということになります。
ここでの骨年齢とは、骨端線が1個1個が単純に開いているか開いていないかをスケーリングしていった時の、総合的に見て何歳程度かということを指します。
骨年齢はレントゲンを撮ることで評価することができます。
骨端線の評価は骨端線がある部位ならどこでも行うことができますが、1枚のレントゲン写真で多くの骨端線の評価が行えるため、手の骨のレントゲン撮影することが一般的です。
骨年齢、骨端線について詳しく解説した記事がこちらです。
高校生になっても身長が伸びる
成長期が遅い人の特徴5つ目は、高校生になっても身長が伸びることです。
多くの人は身長が大幅に伸びる時期は小学生後半から中学生の間に来ることが多いです。
通常16歳以降では、男子は1~2センチ程度、女子はほとんど身長は伸びません。
しかし成長期の遅い人は後ろから他の人を追い抜くように、後から身長が伸びます。
16歳以降で3センチ以上身長が伸びる方は成長期が遅い晩熟傾向の方と言えます。
高校生になっても身長が伸びる方について別でまとめた記事はこちらです。
興味のある方はご覧ください。
最終身長は高くなることが多い
成長期が遅い人の特徴6つ目は最終身長は高くなる傾向が多いです。
全例とは言えませんが、所謂高身長、と呼ばれるような人は周りに比べて成長期が遅いことが多いです。
身長が高くなるために重要なことは、いかに骨端線が閉じて骨の成長が止まってしまう前に骨を大きく成長させられるかです。
成長期が遅いということは、成長が止まってしまうまでの猶予が他の人に比べて長いと言えます。
成長期の遅い人は前述の通り、小学生の頃は周りに比べて身長が低いことが多いため、不安になられる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、むしろチャンスだと捉え身長を伸ばすための努力を重ねることで、最終的には高身長になる可能性があります。
成長期が遅い人が身長を伸ばすためにやったほうがいいこと
成長期が遅い人の特徴がわかったところで、次は成長期が遅い人がやったほうがいいことを紹介していきます。
成長期が遅い人がやったほうがいいことは以下の項目です。
・最終身長予測
・質の良い睡眠
・栄養バランスの良い食事
・運動
一つずつ解説していきます。
最終身長予測
成長期が遅い人がやったほうがいいこと1つ目は、最終身長予測です。
最終身長予測を行い、自分はあとどのくらい身長が伸びるのかを知ることは、身長を伸ばしたい方にとっては重要なことです。
最終身長予測は、前述の成長シートとご自身の現在と過去の身長の記録などを用いて、自分で行うことができます。
統計データと比べてみることで、自分の成長スピードが早熟傾向なのか、晩熟傾向なのか調べることができます。
実際に患者さんの最終身長予測を行っている手順を記した記事があるので、成長シートの使い方と合わせてご覧ください。
最終身長予測は当たる?当たらない?あと何センチ伸びるか5つの症例を解説
最終身長予測は採血の結果やレントゲン写真の評価を合わせることにより、さらに正確なものにすることができます。
採血やレントゲン撮影はご自身ではできないため、専門の医療機関の受診が必要です。
当院では身長に関する特別外来を行っています。
正確な最終身長予測を行いたい、もっと身長を伸ばしたい、そういった方はぜひご相談ください。
質の良い睡眠
成長期が遅い人がやったほうがいいこと2つ目は、質の良い睡眠です。
質の良い睡眠をとることで、身長を伸ばすのに必要不可欠な成長ホルモンの分泌を促すことができます。
身長と睡眠について詳しく解説している記事があるのでそちらをご覧ください。
栄養バランスの良い食事
成長期が遅い人がやったほうがいいこと3つ目は、栄養バランスの良い食事です。
成長期に不足しがちな栄養素はいくつかありますが、特定のある栄養素だけ過剰に摂取するのではなく、全体のバランスが大事です。
おすすめの食事の取り方についてはこちらの記事にて解説しています。
運動
成長期が遅い人がやったほうがいいこと4つ目は、運動です。
運動をして身体を動かすことでも成長ホルモンが分泌されます。
60分程度の継続的な運動が、より効率の良く成長ホルモンを分泌するために望ましいとされています。
身長と運動の関係性についてはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回の記事では成長期が遅い人の特徴について紹介してきました。
成長期が遅い人の特徴は以下の5つです。
・両親も成長期が遅い
・小学生の時は遺伝身長より低い
・思春期症状が遅れてくる
・骨年齢が若い
・高校生になっても身長が伸びる
・最終身長は高くなることが多い
以上参考になりましたでしょうか。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
当院では身長治療を行っております。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
成長シートご希望の方は、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。