ALPの数値は注意したほうがいいのは何歳頃から?
皆さん、こんにちは。身長先生です。
本日は久しぶりに、ALP(アルカリホスファターゼ)についてお話ししようと思います。
ALPは、皆さんもよくご存知かと思いますが、今日はその重要性について詳しく解説していきます。
ではさっそく行ってみましょう。
【目次】
ALPについての解説
写真1
ALPとは何か
ALP(アルカリホスファターゼ)は、骨の成長に関わる重要な指標です。
例えば、車がどれだけ走れるかを聞かれたら、速さと時間の掛け算で距離がわかります。
車が60km/hで30分走ると、30km進むというように、身長の伸びもこれに似ています。
身長=ALP×骨年齢と表すことができます。
身長がどれだけ伸びるかは、骨端線がどれくらい残っているかによって決まります。
ALPは、車で例えるとスピードを示すもので、車の速さが50km/hなのか、100km/hなのかを判断する指標になります。
身長の伸びとALPの関係
ALPは、骨の成長のスピードを示すものとして非常に重要です。
具体的には、ALPが高いと骨の成長速度も速くなります。
ただし、全ての人がALPを気にする必要があるわけではありません。
特に、思春期前の子どもについては、ALPの値をそれほど気にする必要はありません。
例えば、5歳や6歳、7歳の子どもであれば、ALPの数値が極端に低い(30など)場合や、逆に非常に高い(700など)場合を除いて、通常の範囲内であればあまり問題にはなりません。
ALPの重要性
ALPの値が100程度や200程度で大きく変化するかというと、厳密には変わるかもしれませんが、成長に大きな影響を与えるほどではありません。
したがって、思春期に入るまでは、ALPの値をそれほど心配する必要はありません。
成長に関わる要因は他にも多いため、ALPだけに依存することなく、全体的な成長のバランスを考えることが大切です。
思春期前後のALPの違い
ALPが最も重要になるのは、思春期に入ってからです。
思春期に入ると、骨の成長が急速に進むため、ALPの値が成長速度の指標として大きな意味を持ちます。
したがって、思春期に入る前まではALPの値を気にする必要はあまりありませんが、思春期以降はその値をしっかりと確認しておくことが重要です。
まとめ
ALPは、骨の成長速度を示す重要な指標ですが、思春期前の段階ではそれほど気にする必要はありません。
特に極端に低いか高い場合を除いて、通常の範囲内であれば心配する必要はないでしょう。
ただし、思春期に入るとALPの値が重要になり、その値に基づいて成長の状況を判断することができます。
成長期の子どもをお持ちの方は、この点を頭に入れておいてください。
それではまた次回お会いしましょう。
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