高校で身長が伸びる人の特徴!晩熟型は16歳以降どれくらい伸びる?
本日説明させて頂くのが、高校で身長が伸びる人の特徴です。
高校生の16歳から18歳の間、身長がどのくらい伸びるのか気になる方は多いと思います。
最終身長を予測する上で大事なポイントの一つが、身長の伸びのピークが何歳ごろに来るのか、即ち晩熟なのか早熟なのか、です。
晩熟とは、最後に伸びてくるタイプです。
競馬で言うと、追い込みタイプになります。
例えば10頭の馬がいた場合、最終コーナーまでは半分よりも後ろにいますが、最終コーナーを過ぎてから一気に伸びて、そこから抜き去って最後優勝していく、そういうようなタイプの馬です。
この記事では、高校で身長が伸びる人の特徴と高校生はどれくらい身長が伸びるのか、について解説していきます。
- 高校で身長が伸びる人の特徴
・小学校の時は遺伝身長に比べて低い
・思春期症状の出現が遅い(陰毛など)
・身長の伸びのピークが遅い - 高校生で身長はどれくらい伸びる?
・高校生になってもグングン伸びる
・高校を卒業しても伸びる - まとめ
高校で身長が伸びる人の特徴
高校で身長が伸びる人の特徴は以下の項目になります。
・小学校の時は遺伝身長に比べて低い
・思春期症状の出現が遅い(陰毛など)
・身長の伸びのピークが遅い
一つずつ解説していきます。
小学校の時は遺伝身長に比べて低い
高校で身長が伸びる人の特徴1つ目は、小学校の時は遺伝身長に比べて低いことです。
遺伝身長を表す式はこちらです。
遺伝身長男子=(父親の身長+母親の身長+13)/2
遺伝身長女子=(父親の身長+母親の身長−13)/2
このように表すことができます。
例えば、父親171cm・母親157cmの場合
遺伝身長男子=170.5cm
となります。
170.5cmとは、日本人男性の平均身長です。
この平均身長になるペースをさかのぼって見てみると、
7歳:120cm
8歳:125cm
9歳:131cm
このような身長となります。
高校で身長が伸びる人のような晩熟タイプの場合、これよりも3〜6cm低いことが多いのではないでしょうか。
思春期症状の出現が遅い
高校で身長が伸びる人の特徴2つ目は、思春期症状の出現が遅いことです。
思春期症状というのも色々ありますが、陰毛が一番分かりやすいかと思います。
例えば男子ですと、14歳〜15歳で陰毛が生えてくる方の場合は、晩熟タイプという風に表現できるかもしれません。
こちらが思春期症状の一覧表になります。
表1
左が女性、右が男性になります。
女性の場合、乳房の膨らみから始まります。
男性の場合は11歳〜14歳ぐらいまで、表の上から4段目のところに陰毛が生えると書いていますが、この時期の思春期の症状として検討することが多いです。
具体的に何歳ぐらいから生えてくるのか、見ていきましょう
表2
こちらは、室谷先生が作って下さった表になります。
1993年に松尾先生が発表した論文と、2009年に大山先生が発表した論文をまとめた表になります。
男子の上から3段目が陰毛発生、つまり陰毛が生えてくる時期を表しています。
大山先生の論文では13.5歳前後、松尾先生の論文では12.5歳前後、ということで12歳〜13歳位だと考えられますね。
続いてこちらのデータを見ていきましょう。
図1
こちらのデータによりますと、11.5歳で陰毛が生えてくると考えられています。
先程のデータと合わせますと、11歳〜14歳位の間に陰毛が生えてくると考えられ、かなり幅の広い表現となってしまいます。
陰毛の生える年齢の報告は様々であり、なんとも評価が難しいですが、14歳以降であれば晩熟と言ってもよいかと思います。
身長の伸びのピークが遅い
高校で身長が伸びる人の特徴3つ目は、身長の伸びのピークが遅いことです。
先程の図1のデータを再度見てみますと、13歳頃に身長の伸びのピークがやってくるという風に言われています。
身長の伸びは小学校位の時はずーっと淡々と伸びていきますが、中・高生の思春期の時にぐーんと伸びて、そして逆にぐーんと伸びなくなってきます。
そのピークがいつかというところを見てみるのも、晩熟タイプ・早熟タイプを判別するのに有効かもしれません。
一般的には13歳頃と言われていますので、15歳・16歳で身長のピークを迎えるような方であれば、ほぼ間違いなく晩熟タイプという風に言えるのではないでしょうか。
高校生で身長はどれくらい伸びる?
この章では、高校生で身長はどれくらい伸びるのかについて説明していきます。
一般的な男子高校生は高校1年生から高校3年生の間で身長が平均1〜2cm伸びると言われています。
女子の場合はほとんど変わらないです。
ここで挙げたのはあくまで平均的な方の場合で、高校で身長が伸びる晩熟タイプはこの後紹介した様になります。
高校生になってもグングン伸びる
16歳から身長は何センチ伸びますか?
と質問を受けるとすると、16歳からの1年間は平均で見てみると、実は1.5cmしか伸びません。
皆さんのイメージ的には、高校生1年生位の時はもっと伸びるイメージがあるかもしれません。
しかし平均で見てみると、1.5cmしか伸びないのが現状です。
晩熟タイプはこの年齢でも、3cm以上伸びる方が多いかと思います。
高校を卒業しても伸びる
高校を卒業しても身長が伸びるような方は、明らかに晩熟と言えるでしょう。
「身長は何歳まで伸びる?25歳まで伸びるのは本当なのか解説!」でも解説したように、大体1cm程度しか伸びないという風に一般的に考えられています。
しかし、晩熟タイプはさらに伸びると考えられます。
例えば、NBAの八村塁選手は高校卒業時、199cmでした。
しかし現在、203cmあるということで、高校を卒業してから最低でも4cm位は伸びていることが分かります。
このように、高校卒業後に身長が伸びることで、晩熟と判断することができます。
こちらの動画でも詳しく解説しています。
まとめ
高校で身長が伸びる人の特徴は以下の項目になります。
・小学校の時は遺伝身長に比べて低い
・思春期症状の出現が遅い(陰毛など)
・身長の伸びのピークが遅い
参考になりましたでしょうか?
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