骨端線と身長の関係:成長期に知っておきたいポイント
子どもの身長が伸びる余地、「骨端線」について詳しく知りたいとお考えですか?
身長の伸びは成長期の大きな関心事ですよね。
本記事では、骨端線がどのように身長に影響するのかを解説します。
骨端線の役割やその調べ方、成長ホルモンや性ホルモンがどのように関わるのかなど、具体的な情報を豊富に紹介します。
お子さんの成長をサポートするための情報が満載ですので、ぜひ読み進めてみてください。
【目次】
骨端線とは?
骨端線とは、骨の両端に存在する隙間のことを指します。
人間の体には合計206個の骨があり、ほとんどの骨にこの骨端線が見られます。
骨端線は、身長が伸びる余地を示しており、隙間がある限り身長は伸び続けますが、閉じてしまうと成長は止まるとされています。
つまり、骨端線は「成長の期限」を決める重要な要素なのです。
骨端線の調べ方
骨端線の状態を確認するためには、手のレントゲン撮影が行われます。
手には多数の骨端線が存在するため、1枚のレントゲンで多くの骨端線の状態を観察できます。
年齢とともに骨端線の隙間は狭くなり、最終的に閉じます。
ただし、すべての骨端線が同時に閉じるわけではなく、例えば10本のうち3本だけが閉じることもあれば、8本が閉じることもあります。
この割合を見て、医師は骨年齢を判断します。
実年齢が14歳で骨年齢が15歳の場合、成長のタイムリミットが1年早まるとされています。
手根骨は骨年齢の判断材料
手のレントゲン撮影では、手根骨も重要な観察ポイントの一つです。
手根骨は手首の骨で、小さな子どもではまだ未発達です。
しかし、中学生くらいになると手根骨は十分に発達し、これが骨年齢の判断材料となります。
骨端線はいつまで存在する?
一般的には、男性は16歳ごろ、女性は15歳ごろに骨端線が閉じるとされています。ただし、晩熟タイプでは高校生になっても身長が伸びる場合があります。
基本的に、骨端線は指先から閉じていき、一度閉じると再び開くことはありません。
骨端線と思春期
思春期前は「成長ホルモン」と「栄養」が身長を伸ばす主な要因とされています。
成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されるタンパク質で、分泌量の個人差が身長の高低に影響します。
思春期には、「性ホルモン」が強力な成長推進力として加わります。
性ホルモンの分泌が始まると、乳房や生殖器の発達、体毛の増加、初潮の開始などが見られ、身長も急激に伸びます。
同時に、性ホルモンは骨端線を閉じる作用も持ち、特に女性ホルモンはその影響が強いため、女性の方が男性よりも身長が低い傾向にあります。
まとめ
本記事では、骨端線と身長の関係について詳しく解説しました。
骨端線は骨の両端に見られる隙間であり、これが存在する限り身長は伸び続けます。
骨端線は成長の余地を示すものであり、閉じてしまうと成長が止まります。
思春期前は成長ホルモンと栄養が、思春期には性ホルモンが身長の伸びに大きく影響します。
特に女性ホルモンは骨端線を早く閉じる作用が強いため、女性の身長が男性より低くなる傾向があります。
お子さんの身長についての悩みや治療方法については、専門家のアドバイスを参考にすることが重要です。
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