身長の遺伝は決まる?母と父の両親どっちの影響を受けやすい?男女で違う? | 医療法人社団 東整会 東京神田整形外科クリニック
「親の身長が低いと、子どもの身長も遺伝で決まってしまうの?」「母親と父親、どちらの影響が強いの?」「男女で違いはある?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、身長は遺伝の影響を受けますが、それだけで決まるわけではなく、環境や成長過程によって伸ばせる余地は十分にあります。
この記事では、身長と遺伝の関係、両親どちらの影響を受けやすいのか、遺伝身長の考え方や遺伝以上に身長を伸ばすためにできる具体的な方法を、医学的視点から分かりやすく解説します。
身長はどのくらい遺伝で決まるの?

身長について調べ始めると、「遺伝がどのくらい関係するのか」は多くの方が最初に気になるポイントです。
親の身長を見て、子どもの将来を心配している方も少なくありません。
ここでは、身長と遺伝の関係を整理し、「どこまでが遺伝で、どこからが成長次第なのか」を分かりやすく解説していきます。
遺伝の影響は一部受ける
身長には、両親から受け継ぐ体質が関係しています。
骨の伸びやすさや成長のペース、成長期が始まる時期などには、遺伝的な影響が見られることがあります。
ただし、遺伝だけで最終身長が決まるわけではありません。
実際の成長では、成長期における栄養のとり方や睡眠時間、体の使い方、成長ホルモンの分泌状況など、後天的な要素が大きく関わります。
これらの影響の受け方には個人差があり、同じ両親から生まれた子どもでも身長に違いが出ることは珍しくありません。
遺伝はあくまで土台の一つであり、その後の成長次第で結果は変わると考えることが大切です。
遺伝以外に身長を伸ばせる要素は十分にある【身長が伸びる仕組み】
身長は遺伝だけでなく、成長期の体の仕組みと生活習慣によって大きく左右されます。
骨の両端には骨端線と呼ばれる部分があり、成長期にはこの部分で骨が作られ、縦方向に伸びていきます。
この働きを支えるのが成長ホルモンで、主に睡眠中に分泌が高まることが知られています。
また、思春期前後には成長スパートと呼ばれる急激な伸びの時期が訪れ、ここでの過ごし方が最終身長に影響します。
この成長の仕組みを支えるためには、日々の栄養、十分な睡眠、適度な運動が欠かせません。
これらが整うことで、骨の成長がスムーズに進みやすくなります。反対に、生活リズムが乱れた状態が続くと、成長の力を十分に引き出しづらくなります。
遺伝を理由に諦めるのではなく、成長期にできることを積み重ねる姿勢が、身長の伸びを考えるうえで重要です。
身長の遺伝は母親と父親どっちの影響を受けやすい?

身長の遺伝について、「母親と父親のどちらの影響が強いのか」と疑問に思う方は多いでしょう。
結論からお伝えすると、どちらの影響を受けやすいと断定することはできません。
身長は、母親と父親の両方から受け継ぐ複数の遺伝的要素が組み合わさって決まるためです。
ここで少し視点を変えて、身長の遺伝を「大きな集団」で考えてみます。
たとえば、日本人全体という大きな母集団で見た場合、日本人の平均身長は毎年大きく変動することはありません。
今年も来年も、その先も大きな差は出ないと考えられます。
これは、集団全体として見ると、身長が世代を超えて安定して受け継がれている、つまり遺伝の影響が強く働いていることを示しています。
一方で、個人レベルに目を向けると話は変わります。
実際には、「両親の身長が高いのに、思ったほど身長が伸びなかった」「両親の身長は低いのに、予想以上に身長が伸びた」というケースも少なくありません。
このように、個人単位で見ると、身長の伸び方にはさまざまなパターンがあります。
この違いは、遺伝でおおよその身長の範囲が決まる一方で、その範囲の中でどこまで伸びるかは、成長期の過ごし方や体の成長リズムによって左右されるためです。
一般的には、男の子では遺伝身長を中心に前後約9cm、女の子では前後約8cm程度の幅が生じることがあるとされています。
このように考えると、身長は「母親か父親のどちらか一方に似る」と単純に決まるものではなく、両親から受け継いだ体質と、その後の成長環境が重なり合って形づくられるものだといえるでしょう。
身長の遺伝計算【両親の身長をもとにした最終身長】
身長は遺伝の影響を一部受けることがわかってきています。
その考え方をもとに、両親の身長から「目安となる最終身長」を計算する方法があります。
これは将来の身長を断定するものではありませんが、成長の見通しを考える一つの参考になります。
まず、男の子と女の子では計算式が異なります。
- 男の子の場合
遺伝身長の目安
{(父親の身長+母親の身長+13)÷2}±9
- 女の子の場合
遺伝身長の目安
{(父親の身長+母親の身長-13)÷2}±8
男女で計算式が異なる理由は、平均的な男女の身長差を考慮しているためです。
計算式に出てくる「13」は、その差を調整するための数値と考えるとわかりやすいでしょう。
また、男の子では±9、女の子では±8という幅を持たせている点も重要です。
これは、同じ両親から生まれた場合でも、成長の仕方によって最終身長に幅が出ることを示しています。
たとえば、父親の身長が170cm、母親の身長が158cmの場合を考えてみます。
この両親から生まれた男の子では、
{(170+158+13)÷2}±9=170.5±9
となり、おおよそ161.5〜179.5cmが目安になります。
同じ両親から生まれた女の子の場合は、
{(170+158-13)÷2}±8=157.5±8
となり、149.5〜165.5cmが一つの目安になります。
このように、遺伝身長の計算を行っても、実際にはある程度の幅があることがわかります。
そのため、この数値だけで将来の身長を判断するのではなく、成長期の過ごし方や体の成長リズムも含めて考えることが大切です。
参照:Clinical Pediatric Endocrinology
身長の遺伝をパターン別で解説
身長の遺伝は、両親の身長の組み合わせによって、ある程度の傾向を読み取ることができます。
ここでは、よく見られる4つのパターンに分けて、最終身長の考え方を整理します。
ご自身やお子さんの状況に近いケースを参考にしてください。
① 両親が平均的な身長の場合
両親がともに平均的な身長である場合、お子さんも平均的な身長に落ち着く可能性が高いと考えられます。
極端に低身長や高身長になるケースは少なく、遺伝身長の中心値付近に収まりやすい傾向があります。
たとえば、父親が170cm、母親が158cmの場合、男の子の遺伝身長の目安は170.5cmを中心とした範囲になります。
理論上は前後に幅がありますが、最も低い数値や最も高い数値に到達するケースは稀です。
多くの場合、中心値に近い身長になると考えられます。この考え方は女の子の場合でも同様です。
② 両親が高身長の場合
両親ともに高身長である場合、お子さんも高身長になる可能性が高くなります。
成長の土台となる体質が、身長が伸びやすい方向に受け継がれるためです。
たとえば、父親が180cm、母親が168cmの場合、男の子の遺伝身長の目安は180cm前後になります。
理論上は前後に一定の幅がありますが、実際には中心値付近に落ち着くことが多いと考えられます。
③ 両親が低身長の場合
両親ともに低身長である場合、お子さんも低身長になる可能性が高くなります。
この場合も、遺伝身長の中心値付近に収まるケースが多く見られます。
たとえば、父親が160cm、母親が148cmの場合、男の子の遺伝身長の目安は160cm前後になります。
理論上は幅がありますが、極端に高身長になるケースは少ないと考えられます。
④ 両親が高身長と低身長の場合
両親の一方が高身長で、もう一方が低身長の場合は、最終身長の予測が最も難しくなります。
この組み合わせでは、低身長にも高身長にもなる可能性があり、振れ幅が大きくなりやすい点が特徴です。
たとえば、父親が180cm、母親が148cmの場合、男の子の遺伝身長の中心値は平均的な身長に近くなります。
ただし、父親の体質を強く受け継いだ場合は高身長になる可能性があり、母親の体質を強く受け継いだ場合は低身長になる可能性も考えられます。
その中間として、平均的な身長に落ち着くケースもあります。
このように、身長の遺伝は単純に数式だけで決まるものではなく、両親の組み合わせによって傾向が変わります。
あくまで目安として捉え、成長期の過ごし方も含めて総合的に考えることが大切です。
両親が高身長と低身長の場合の最終身長予測
両親の一方が高身長で、もう一方が低身長の場合、遺伝身長の計算式だけで最終身長を予測することは簡単ではありません。
この組み合わせでは、成長のパターンによって結果が大きく変わるため、より多くの情報をもとに判断する必要があります。
このような場合には、身長先生の成長シート®︎を活用することで、身長の伸び方を客観的に整理しやすくなります。
身長先生の成長シート®︎は、身長先生の公式LINEからダウンロードでき、現在の身長推移をもとに将来の伸び方を考えるための資料です。
特別な操作は不要で、誰でも使いやすい内容になっています。
成長シートを使う際のポイントは、大きく分けて2つあります。
まず1つ目は、両親の身長の伸び方と比較することです。
お子さんの身長の推移を、両親がどのような成長曲線をたどってきたかと照らし合わせて見ていきます。
たとえば、高身長の父親が幼少期から思春期まで平均的なペースで身長が伸びていた場合、その成長曲線は成長シート上で大きな偏りのない形になります。
一方、低身長の母親が、ある時期に急激に身長が伸び、その後早めに伸びが止まった場合は、成長シート上で一度大きく動いたあとに落ち着く形になります。
お子さんの身長の推移が、どちらのパターンに近いかを見ることで、将来的に高身長寄りになるのか、低身長寄りになるのかを考える材料になります。
平均的なペースで伸び続けている場合は高身長の親に近い可能性があり、特定の時期に急激な伸びが見られる場合は低身長の親に近い可能性が考えられます。
2つ目は、両親の思春期症状の開始時期と比較することです。
思春期の始まりと身長の伸び方は密接につながっています。
そのため、お子さんの思春期症状がいつ頃から見られるかを、両親と比べてみることが参考になります。
たとえば、高身長の父親が思春期症状の開始が遅い、いわゆる晩熟タイプだった場合、その体質を受け継いでいれば、お子さんも成長のピークが遅れ、高身長につながる可能性があります。
反対に、低身長の母親が思春期症状の開始が早い、早熟タイプだった場合、その影響を受けると、成長のピークが早く訪れ、最終身長が伸びきらない可能性も考えられます。
一般的な傾向としては、晩熟のほうが身長は高くなりやすく、早熟の場合は身長が伸びきりにくいとされています。
思春期症状の現れ方にも個人差はありますが、身長予測を考えるうえで重要な手がかりになります。
このように、両親が高身長と低身長の場合は、単純な数値だけで判断するのではなく、成長の経過や思春期のタイミングを含めて総合的に考えることが大切です。
成長の見通しを整理したい場合には、身長先生の身長診断®︎や身長先生の成長シート®︎を活用しながら、今後の成長を見守っていくことが役立ちます。
遺伝身長よりも伸ばすためにできること

ここまで遺伝身長の考え方を紹介してきましたが、最終身長は遺伝だけで決まるものではありません。
遺伝身長よりも少しでも高く成長するためには、成長期の生活習慣が重要な役割を果たします。
特に意識したいのが、睡眠・食事・運動の3つです。
これらは一見すると当たり前のことに思えるかもしれません。
しかし、それぞれの意味や正しい取り組み方を理解し、継続して実行できている方は多くありません。
睡眠は成長ホルモンの分泌と深く関係しており、量だけでなく質も大切です。
食事では、成長期に必要な栄養を不足なくとれているかが身長の伸びを左右します。
運動についても、やみくもに体を動かすのではなく、成長を妨げにくい適度な運動を取り入れることが重要です。
これら3つの生活習慣を整えることで、成長の力を引き出しやすくなり、結果として遺伝身長以上の伸びにつながる可能性があります。
身長をできるだけ伸ばしたいと考えている場合は、まず生活習慣を見直すことが欠かせません。
生活習慣に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
栄養バランスの取れた食事をとる
身長を伸ばすための食事で大切なのは、特定の食品だけを多くとることではありません。
適切なエネルギー量を確保しながら、必要な栄養素をバランスよくとることが、成長を支える基本になります。
成長期の体では、骨や筋肉が日々作られているため、その材料が不足すると、身長の伸びにも影響が出やすくなります。
まず、身長の成長に関わる主な栄養素と役割を整理します。
|
栄養素 |
主な役割 |
多く含まれる食品例 |
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タンパク質 |
骨や筋肉の材料となり、成長ホルモンの働きを支える |
肉、魚、卵 |
|
カルシウム |
骨を丈夫にし、骨密度を保つ |
乳製品、小魚 |
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ビタミンD |
カルシウムの吸収を助ける |
魚、きのこ、日光を浴びる習慣 |
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亜鉛 |
成長に関わる酵素の働きを支える |
肉、魚介類 |
|
鉄分 |
血液を通じて全身に酸素を運ぶ |
赤身の肉、魚 |
これらの栄養素は、どれか一つを多くとれば良いわけではありません。
バランスが取れてこそ、成長に役立ちます。
たとえば、ビタミンDが不足するとカルシウムを十分に活かせず、骨の成長が進みにくくなります。
また、鉄分が不足すると体全体の働きが低下し、成長のスピードが落ちる可能性があります。
次に意識したいのが、1日3食のリズムです。
特に朝食を抜いてしまうと、成長のためのエネルギーや栄養をとる機会が1回減ってしまいます。
タンパク質は一度に大量に吸収できないため、朝・昼・夜に分けてとることで、体に使われやすくなります。
昼食や夕食だけでまとめてとるよりも、3食に分散させることが重要です。
また、エネルギー量にも注意が必要です。
運動量が多いにもかかわらず食事量が不足すると、体はエネルギーを優先的に消費に回してしまい、骨の成長まで十分に行き届かなくなります。
最適な栄養摂取は、例えるなら家を建てるための材料と、その作業を進めるためのエネルギーを、過不足なくそろえることです。
材料が足りなくても、エネルギーが足りなくても、体は大きく育ちません。
だからこそ、日々の食事を整えることが、身長を伸ばすための土台になります。
睡眠時間を確保する
身長を伸ばすための睡眠で大切なのは、単に長く眠ることではありません。
重要なのは、眠り始めの質を高め、成長ホルモンの分泌が活発になる状態をつくることです。
特に、入眠してからの時間の使い方が、成長に大きく関わります。
まず意識したいのが、眠りについてから最初の90分間です。
この時間帯は、深い眠りに入りやすく、成長ホルモンの分泌が最も高まるとされています。
最初の90分でしっかりと深い睡眠に入れるかどうかが、骨や筋肉の成長を左右します。
この時間帯に目が覚めてしまうと、成長ホルモンの分泌量が低下しやすくなるため、途中で起こされない環境づくりが重要です。
次に注意したいのが、夜更かしの習慣です。
就寝時刻よりも睡眠の質が大切とはいえ、夜更かしが続くと生活リズムが乱れやすくなります。
その結果、成長ホルモンの分泌が安定しづらくなり、思春期症状が早く現れる可能性も考えられます。
思春期が早く始まると、成長スパートの期間が短くなり、最終身長が伸びきらないリスクにつながります。
睡眠の質を高めるためには、就寝前の過ごし方も欠かせません。
寝る直前までスマートフォンやテレビを見ていると、光の刺激によって眠りが浅くなりやすくなります。
そのため、就寝の1時間前を目安に画面を見る時間を減らすことが大切です。
また、シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣を取り入れることで、体温の変化がスムーズになり、自然な入眠を助けます。
寝室は暗く静かな環境を整え、安心して眠れる状態をつくりましょう。
年齢に応じた目安となる睡眠時間は、次のとおりです。
|
年齢 |
目安となる睡眠時間 |
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0〜3ヶ月 |
14〜17時間 |
|
4〜11ヶ月 |
12〜15時間 |
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1〜2歳 |
11〜14時間 |
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3〜5歳 |
10〜13時間 |
|
6〜13歳 |
9〜11時間 |
|
14〜17歳 |
8〜10時間 |
|
18〜25歳 |
7〜9時間 |
睡眠は、体がその日に取り入れた栄養を使い、成長を進めるための大切な時間です。
特に最初の90分を深く眠れるよう、毎日の生活リズムを整えることが、身長を伸ばすための土台になります。
参照:The Journal of Clinical Investigation
参照:京田辺市「睡眠とスマートフォンの関係」
適度な運動を取り入れる
身長の成長を支える運動とは、激しいトレーニングではなく、成長ホルモンの分泌を促し、骨に適度な刺激を与える運動です。
走る、跳ぶ、ボールを追いかけるといった全身を使う動きは、成長期の体にとって効果的と考えられます。
縄跳びや鬼ごっこ、バスケットボールなど、ジャンプ動作を含む運動はその代表例です。
運動時間の目安は、平日で30〜60分程度です。
特別なスポーツに取り組まなくても、外で体を動かす習慣を持つだけでも成長を支えるきっかけになります。
大切なのは、毎日続けられる範囲で行うことです。
一方で、運動は多すぎても逆効果になる場合があります。
過度な負荷や疲労が強い状態が続くと、成長よりも回復が優先され、身長の伸びにつながりにくくなります。
また、運動量に対して食事量が不足すると、成長に必要なエネルギーが足りなくなる可能性もあります。
適度な運動を、栄養や睡眠とバランスよく取り入れることが、身長の成長を考えるうえで重要です。
参照:Journal of Applied Physiology
小児身長治療を検討する
生活習慣を整えても、「将来もう少し身長を伸ばしたい」「競技で上を目指しているため、成長の可能性を最大限に活かしたい」と考える場合には、小児身長治療という選択肢があります。
病気ではないために他院で対応が難しかったケースでも、当院では成長の可能性を評価したうえで対応しています。
東京神田整形外科クリニックでは、身長先生式成長ホルモン治療®︎を通じて、成長期のお子さん一人ひとりの状態に合わせたサポートを行っています。
この治療では、単に身長を伸ばすことを目的とするのではなく、成長の仕組みを理解し、無理のない範囲で将来の身長を目指していきます。
身長先生式成長ホルモン治療®︎で行う主な内容は、次のとおりです。
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項目 |
内容 |
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現状の把握 |
身長先生の身長診断®︎により、現在の身長の伸び方を確認 |
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将来予測 |
身長先生の成長シート®︎を用いて、最終身長の目安を整理 |
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成長の評価 |
成長スピードや思春期の進行状況を踏まえた検討 |
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治療方針 |
お子さんの状態や目標に応じた成長ホルモン治療の提案 |
まず大切なのは、今どのようなペースで身長が伸びているのかを正しく知ることです。
そのため、初回では身長先生の身長診断®︎からスタートし、将来の伸びしろを整理します。
現状を把握したうえで、治療が適しているかどうかを検討していきます。
「まだ治療が必要か迷っている」「まずは将来の身長を知りたい」という場合には、身長先生の成長シート®︎を活用することも一つの方法です。
成長シートは、身長先生の公式LINEから確認でき、今後の成長を考えるきっかけとして役立ちます。
成長の可能性を逃さないためにも、早めに現状を知ることが重要です。
小児身長治療に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
遺伝と身長に関するよくある質問

身長と遺伝について調べていると、「ここがよくわからない」「自分のケースはどう考えればいいのか」と感じる点が出てくる方も多いでしょう。
ここでは、遺伝と身長に関して特に質問の多いポイントを取り上げ、考え方の整理につながるよう分かりやすく解説していきます。
遺伝身長にはどのくらい誤差がありますか?
遺伝身長は、両親の身長をもとに将来の身長を推定する方法ですが、あくまで目安となる参考値です。
そのため、実際の最終身長とは一定の誤差が生じる可能性があります。
身長の成長には個人差があり、遺伝身長を中心に上下に幅が出ることは珍しくありません。
成長のスピードや成長スパートの時期、生活習慣の違いなどによって、同じ遺伝身長でも結果は変わります。
遺伝身長より高く成長する場合もあれば、思ったほど伸びない場合もあります。
また、成長期における栄養や睡眠、運動の状況によっても、身長の伸び方は左右されます。
そのため、遺伝身長の数値だけで将来の身長を判断するのではなく、成長の経過を見ながら考えることが大切です。
遺伝身長はあくまで一つの目安として捉え、今後の成長を考える材料の一つとして活用しましょう。
遺伝身長より高くなる場合と低くなる場合は何が影響していますか?
遺伝身長はあくまで目安であり、実際の最終身長がそれを上回る場合も、下回る場合もあります。
その違いには、成長期の過ごし方や体の成長リズムが大きく関わっています。
遺伝身長より高くなりやすいケースでは、成長期に栄養・睡眠・運動のバランスが整っていることが一つの要因になります。
成長ホルモンが十分に分泌され、成長スパートの時期を長く、安定して迎えられた場合、身長が伸びやすくなります。
また、思春期の始まりが比較的遅い場合は、成長期間が長く確保されるため、最終身長が高くなる可能性があります。
一方で、遺伝身長より低くなりやすいケースでは、生活習慣の乱れが影響することがあります。
睡眠不足や食事量の不足、過度な運動による疲労の蓄積などが続くと、成長の力を十分に引き出しづらくなります。
思春期が早く始まる場合も、成長スパートの期間が短くなり、身長が伸びきらない要因になることがあります。
また、成長の遅れや体の状態が関係する場合もあります。成長のペースが極端にゆっくりであったり、身長の伸び方に大きな変化が見られたりする場合には、生活習慣だけでなく、体の成長全体を総合的に確認する視点が必要です。
遺伝身長との差が気になるときは、数値だけにとらわれず、成長の経過を丁寧に見ていくことが大切です。
まとめ
身長は遺伝の影響を一部受けますが、それだけで最終身長が決まるわけではありません。
成長期の栄養、睡眠、運動といった生活習慣や、成長スパートの時期、成長ホルモンの働きによって、身長の伸び方には大きな個人差が生じます。
そのため、「遺伝だから仕方ない」と決めつけてしまうのではなく、今どのようなペースで成長しているのかを正しく知ることが重要です。
東京神田整形外科クリニックでは、まず身長先生の身長診断®︎を行い、現在の身長の伸び方や将来の身長の目安を整理します。
そのうえで、生活習慣の見直しや、成長の可能性をより引き出したい場合には、身長先生式成長ホルモン治療®︎という選択肢も検討できます。
病気ではないことを理由に他院で対応が難しかったケースでも、成長の経過を踏まえたサポートを行っています。
お子さんの身長について不安がある場合は、身長先生の身長診断®︎から、今後の成長を一緒に考えましょう。
監修者

院長 (全日出勤)
田邊 雄 (たなべ ゆう)
経歴
2011年 金沢医科大学卒業
2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得
2018年 順天堂大学博士号取得
2020年 東京神田整形外科クリニック開業

再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)
横田 直正 (よこた なおまさ)
経歴
平成11年3月 国立浜松医科大学医学部卒業
平成11年4月~平成18年12月 東京大学医学部整形外科在籍
平成11年5月~平成11年12月 東京大学医学部付属病院整形外科
平成12年1月~平成12年6月 東京逓信病院麻酔科
平成12年7月~平成13年6月 三楽病院整形外科
平成13年7月~平成14年12月 都立広尾病院整形外科
平成15年1月~平成16年6月 東芝林間病院整形外科
平成16年7月~平成17年9月 多摩北部医療センター整形外科
平成17年10月~平成18年9月 都立墨東病院リウマチ膠原病科
平成18年10月~平成19年12月 東京逓信病院整形外科
平成19年7月~平成27年2月 太秦病院整形外科リウマチ科
平成27年3月~平成29年3月 富士見病院整形外科
平成28年6月~平成29年3月 東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)
平成29年4月~令和3年4月 東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)
令和3年5月~ 総合クリニックドクターランド、新山手病院など



