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15歳の平均身長を男女別に公開!骨年齢15歳3ヶ月やや早熟の子どもはあと何cm伸びる? 【モニターの症例を解説】 | 低身長治療・再生医療なら東京神田整形外科クリニック

[2023.09.13]

 

 

2024年2月22日KADOKAWA出版より発売中

 

「15歳になっても背があまり伸びていない気がする…このまま止まっちゃうのかな?」そう思う方もいるかもしれません。

身長の伸びには個人差があり、15歳でも成長が続くケースは多くあります。特に生活習慣や骨年齢の状態を把握することが重要です。

15歳の平均身長や成長の特徴、効果的な生活習慣、骨年齢が15歳3ヶ月でやや早熟な子どもの予測身長まで、データと症例を交えて詳しく解説します。

 

15歳の男子と女子の平均身長【月齢別のデータを公開】

15歳になると身長の伸びが落ち着いてくる子もいれば、まだ成長を続ける子もいます。平均と比べて自分がどの位置にいるのかを知ることは、今後の過ごし方を考える上でとても大切です。ここでは、15歳の男女それぞれの平均身長を月齢ごとに紹介します。

 

15歳の平均身長

15歳の平均身長は、次のとおりです。

 

  • 男子:約167.5cm〜169.4cm
  • 女子:157cm〜157.5cm

参照:文部科学省「学校保健統計調査」

 

もちろん個人差はありますが、おおよその目安としてこの範囲内に収まるケースが多いとされています。

このあと紹介する表では、より詳細に、15歳の男女それぞれの身長を月齢別に確認できますので、自分やお子さんがどの位置にいるかを参考にしてみてください。

 

15歳男子の平均身長

15歳

平均身長

標準偏差

-2SD

-2.5SD

0ヶ月

167.5

6.22

155

151.9

1ヶ月

167.7

6.17

155.3

152.3

2ヶ月

167.9

6.12

155.7

152.6

3ヶ月

168.1

6.07

156

152.9

4ヶ月

168.4

6.03

156.3

153.3

5ヶ月

168.6

5.98

156.6

153.6

6ヶ月

168.8

5.93

156.9

154

7ヶ月

168.9

5.92

157.1

154.1

8ヶ月

169

5.9

157.2

154.3

9ヶ月

169.2

5.89

157.4

154.4

10ヶ月

169.3

5.88

157.5

154.6

11ヶ月

169.4

5.86

157.7

154.7

15歳女子の平均身長

15歳

平均身長

標準偏差

-2SD

-2.5SD

0ヶ月

157

5.37

146.3

143.6

1ヶ月

157.1

5.37

146.3

143.6

2ヶ月

157.1

5.37

146.4

143.7

3ヶ月

157.2

5.37

146.4

143.7

4ヶ月

157.2

5.37

146.5

143.8

5ヶ月

157.3

5.37

146.5

143.8

6ヶ月

157.3

5.37

146

143.3

7ヶ月

157.3

5.37

146.6

143.9

8ヶ月

157.4

5.37

146.6

143.9

9ヶ月

157.4

5.37

146.7

144

10ヶ月

157.4

5.37

146.7

144

11ヶ月

157.5

5.37

146.7

144.1

参照:文部科学省「学校保健統計調査」

 

15歳の身長はどう伸びる?成長の特徴

15歳の時期は、身長の伸び方に個人差が大きく出るタイミングです。ここでは、15歳ならではの成長の特徴や、どのような仕組みで身長が伸びていくのかをわかりやすく解説します。

15歳の成長の特徴

15歳は、思春期の後半から終盤にあたる時期で、心身ともに大きく変化する年齢です。とはいえ、成長のスピードや体の発達具合には個人差が大きく、「もう止まったのかもしれない」と感じる子もいれば、「これからさらに伸びそう」と感じる子もいます。

 

男の子の場合、成長スパートのピークは一般的に11〜15歳ごろとされており、15歳はちょうど“伸びのラストスパート”にあたる子が多いです。この時期に年間で5〜7cmほど伸びるケースも見られます。肩幅が広がったり、筋肉がつきやすくなったりと、体つきも徐々に大人に近づいていきます。声変わりも落ち着くころでしょう。

 

一方、女の子は多くの場合、成長のピークはすでに過ぎていることが多いです。ただし、それでもあと2〜3cm程度の伸びが期待できる子もいます。体は丸みを帯び、大人らしい体型に変化していく時期です。生理周期も安定し、ホルモンバランスも少しずつ整っていく段階に入ります。

身長が伸びる仕組み

身長が伸びる仕組みは、実は「骨が伸びること」によって起こります。中でも重要なのが、骨の端にある「成長板(骨端線)」と呼ばれる部分です。

 

成長板は、骨の両端に存在する軟骨の層で、ここで細胞分裂が活発に行われています。この分裂によってできた軟骨は、やがて骨へと変化していきます。この一連の過程を「骨化」と呼び、骨が縦方向に長くなることで、結果として身長が伸びるのです。

 

しかしこの成長板は、ずっと開いたままではありません。思春期の後半に差しかかると、少しずつ閉じはじめ、最終的には完全に固まってしまいます。成長板が閉じてしまうと、そこから先は大きな身長の伸びは期待できなくなります。

 

この成長の過程を支えているのが、脳にある「下垂体」という部分から分泌される成長ホルモンです。成長ホルモンは成長板に働きかけ、細胞の分裂を活性化する役割を持っています。つまり、身長を伸ばすには、骨の状態と成長ホルモンの分泌が大きく関わっているということです。

子どもの成長曲線

成長曲線は、子どもの身長や体重の平均的な推移を表したグラフです。自分の身長が平均と比べてどうなのか、どのくらい伸びているのかを視覚的に確認できます。

 

15歳は、成長のスピードに個人差が大きく出る時期です。成長曲線を見れば、早く成長が進んだ子と、これから伸びる子の違いがわかりやすくなります。


参照:厚生労働省

 

15歳の身長を伸ばすためにできること【身長先生によるアドバイス】

15歳は、すでに成長のピークを過ぎた子もいれば、これからさらに伸びる可能性を持つ子もいます。ここでは、身長の伸びをサポートするために見直したい生活習慣や日常のポイントについて、具体的に解説します。

睡眠のゴールデンタイムを逃さない

成長ホルモンは、身長を伸ばすために欠かせない存在です。特に眠り始めた瞬間から最も多く分泌されます。特に、お子さんが寝始めてからの90分間はゴールデンタイムとなります。

 

単に長く眠ればよいというわけではなく、睡眠の“質”が重要です。深いノンレム睡眠の状態になることで、成長ホルモンの分泌がより活発になります。15歳の子どもには、8〜10時間の睡眠を目安にすることが推奨されています。

 

そのためには、なるべく22時までに就寝し、寝る前はスマートフォンやゲームを控えて、心と体を落ち着けることが大切です。軽いストレッチなどを取り入れて、深く質の良い眠りを意識してみましょう。

 

睡眠に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。

 

成長を支える栄養をしっかりとる

身長を伸ばすには、骨や筋肉の材料となる栄養素をしっかりとることが大切です。15歳は活動量が多く、栄養不足になりやすい時期なので、バランスのよい食事が成長を支えます。

 

特に朝ごはんを抜かず、1日を元気に始めることが重要です。タンパク質(肉・魚・卵)、カルシウム(牛乳・小魚)、ビタミンD(鮭・きのこ・日光浴)、亜鉛やマグネシウム(ナッツ・海藻)を意識してとりましょう。

 

なお、大豆製品に含まれるイソフラボンは、早熟を促す可能性があるため、摂りすぎには注意が必要です。

骨に刺激を与える運動を続ける

身長を伸ばすには、骨の成長を促す適度な運動も大切です。特に「骨にやさしい刺激」を与えることが、成長板の働きを活性化させると言われています。

 

ジャンプやランニング、縄跳びなどの軽い衝撃をともなう運動は、骨に適度な刺激を与えることができます。こうした動きは、骨に圧力がかかることで細胞の働きが高まり、成長をサポートするとされています。

 

毎日少しでも体を動かす習慣をつけることで、成長しやすい環境を整えることができます。無理をせず、楽しく続けられる運動を取り入れていきましょう。

 

運動に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。

 

成長を妨げるNG習慣を見直す

どれだけ良い睡眠や栄養を意識していても、成長を妨げる生活習慣があると、その効果は十分に発揮されません。特に15歳の時期は、生活リズムの乱れや偏った食習慣が身長の伸びに影響を及ぼすことがあります。

 

たとえば、夜ふかしやスマートフォンの長時間使用、甘いお菓子やジュースのとりすぎ、極端なダイエットや偏食、そして猫背などの悪い姿勢は、成長を妨げる要因となることがあります。姿勢が悪いと、内臓の位置や骨の発達にも影響することがあるため注意が必要です。

 

「夜はスマホを寝る1時間前には切る」「毎食バランスよく食べる」など、できることから少しずつ見直していくことが大切です。小さな改善の積み重ねが、成長の土台を支えます。

 

小児身長治療を検討する

生活習慣を見直しても「もうこれ以上伸びないのでは…」と感じたときは、小児身長治療という選択肢も視野に入れてみてください。特に15歳前後は、成長のラストチャンスにあたることもあるため、専門機関に相談することで将来の可能性を広げることができます。

 

東京神田整形外科では、生活指導に加え、必要に応じて成長ホルモンの補助や栄養サポートを行うことで、身長の伸びをサポートしています。治療は主に5〜15歳の成長期のお子さまが対象で、成長率を維持したり、落ち込みを防ぐ効果が期待されます。

 

将来160cm程度まで伸びると予測されたお子さまが、適切な治療を受けることで、+10cmほどの最終身長アップを目指せるケースもあります。

 

成長への不安がある場合は、早めに専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。詳しい治療内容や相談の流れについては、東京神田整形外科にお気軽にお問い合わせください。

 

小児身長治療に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。

 

骨年齢15歳3ヶ月やや早熟例の子どもは何cm伸びる?【モニターさんの身長予測】

ここでは、実際に骨年齢が15歳3ヶ月とやや早熟だったお子さんの例をもとに、今後どれくらい身長が伸びるのかを予測した内容をご紹介します。カウンセリングの流れや最終身長の予測方法、成長サポートの内容についても具体的に解説します。

 

 

カウンセリングの流れ

小児身長のカウンセリングでは、まず現在の身長や体の成長状況を確認したうえで、過去の成長データや生活習慣について丁寧にヒアリングします。そのうえで、必要に応じて骨年齢やホルモンの状態を評価し、最終身長の予測を行います。

 

カウンセリングの目的は、成長の進み具合を客観的に把握し、将来どのくらい身長が伸びる可能性があるかを知ることです。不安や疑問があっても、専門家の視点から状況を整理してもらえるため、今後の対応方針を考えるうえでの安心材料となります。

 

目標身長

カウンセリングではまず、保護者やお子さまの希望として「将来的にどのくらいの身長を目指したいか」という目標を確認します。明確な数値があることで、現状とのギャップや今後の成長可能性を具体的に把握しやすくなります。

 

たとえば、「最終的に170cmを超えたい」「両親が低めなので平均身長までは届きたい」といった目標をもとに、現在の骨年齢や成長スピードを踏まえたうえで、現実的に達成可能な範囲を一緒に考えていきます。

 

身長を伸ばしたい理由

目標身長とあわせて確認するのが、「なぜ身長を伸ばしたいのか」という理由です。これは、お子さま自身の思いや保護者の希望など、人によってさまざまです。

 

たとえば、「スポーツで有利になりたい」「周囲と比べて低いことが気になっている」「将来の自信につなげたい」など、成長に対する動機を明確にすることで、今後の生活習慣の見直しや治療方針を考える上での指針になります。

 

本人の気持ちに寄り添いながら、将来に向けた目標を共有することが、身長サポートの第一歩です。

 

診察にかかる時間

初回の診察では、身長診断から始まり、通常30分〜1時間程度かかります。問診やヒアリングに加えて、必要に応じてレントゲンや採血を実施する場合もあります。

 

時間にはゆとりを持って予約を取り、お子さまの緊張をほぐしながら、丁寧に状態を確認していくのが一般的です。2回目以降の診察では、治療の経過確認や生活習慣の相談が中心となるため、所要時間はやや短くなります。

 

最終身長予測

カウンセリングや検査をもとに導き出す「最終身長予測」は、将来どのくらいまで身長が伸びる可能性があるかを示す重要な指標です。現在の身長だけでなく、過去の成長の推移や骨年齢、思春期の進み具合、ご両親の身長など、複数の要素を組み合わせて総合的に判断します。

 

この予測によって、あと何cmほど伸びる可能性があるのかが見えてくるため、生活習慣の見直しや必要なサポートを検討する材料となります。具体的な数値を知ることで、将来への不安が軽減され、前向きに行動するきっかけにもつながります。

 

①現在の身長

最終身長を予測するうえで、まず基準となるのが現在の身長です。現在の身長が平均と比べてどの位置にあるのかを把握することで、これまでの成長のペースや、今後の伸びしろを考える参考になります。

 

同じ15歳でも、月齢や成長スパートの時期によって大きく差が出るため、単純な数値だけでなく、個人の成長曲線に沿って評価することが重要です。医療機関では、成長曲線と照らし合わせながら、適切な目安を示してくれます。

 

②過去の身長

現在の身長だけでなく、過去の身長の推移を確認することも、最終身長の予測には欠かせません。年単位でどのくらい伸びてきたかを見ることで、成長のスピードやタイミングを把握できます。

 

たとえば、小学校高学年で急に伸び始めたのか、中学生になってから緩やかに伸びているのかといった成長パターンによって、今後の予測も大きく変わります。母子手帳や学校の身体測定の記録などがあると、より正確な判断につながります。

 

③骨年齢からの予測

骨年齢とは、実年齢とは別に「骨の成熟度」を示す指標で、レントゲン画像をもとに判断されます。骨年齢が実年齢より進んでいる場合は成長のピークが早めに訪れていることが多く、逆に遅れている場合はこれから伸びる余地が残されている可能性があります。

 

最終身長の予測では、この骨年齢の情報が非常に重要になります。たとえば、15歳で骨年齢が14歳相当であれば、まだ成長期が続くと考えられます。成長スピードと骨の発達具合を照らし合わせることで、より正確な予測が可能になります。

 

④思春期症状

思春期にあらわれる体の変化も、最終身長の予測に関わる重要な要素です。たとえば、声変わりや体つきの変化、月経の開始などは、成長スパートの進行度合いを知る手がかりになります。

 

これらの症状がすでに顕著であれば、成長のピークが過ぎている可能性もあります。一方、まだ思春期の初期段階であれば、今後の伸びしろが十分に残っていると考えられます。

 

見た目の変化だけでなく、時期や程度を客観的に確認することで、より精度の高い身長予測が可能になります。

 

⑤ご両親の身長

最終身長の予測には、ご両親の身長も重要な参考になります。遺伝的な影響は大きく、両親が高身長であれば、子どもも同じように高くなる傾向があるといわれています。

ただし、遺伝だけですべてが決まるわけではなく、生活習慣や成長スピード、思春期の進行状況なども関係します。そのため、ご両親の身長はあくまで「予測の目安」として活用され、他の要素と組み合わせて総合的に判断されます。

 

①〜⑤を踏まえて総合的な最終身長予測

これまでに確認した①現在の身長、②過去の成長データ、③骨年齢、④思春期症状、⑤ご両親の身長といった情報をもとに、総合的な最終身長の予測が行われます。

どれか一つの要素だけで判断するのではなく、すべての情報を組み合わせて成長の傾向や残りの伸びしろを見極めることで、より現実的な予測が可能になります。

この予測をもとに、生活習慣の見直しや必要な対策を検討することができるため、将来への備えとしても非常に役立つ指標となります。

 

⑥採血での補正

最終身長の予測をさらに正確にするために、必要に応じて採血によるホルモン検査が行われることもあります。採血では、成長ホルモンや性ホルモンの分泌量、栄養状態などを確認でき、体の内側から見た「成長の準備状態」を知ることができます。

これにより、見た目や骨年齢だけでは判断しきれない成長のポテンシャルを補正し、予測の精度を高めることができます。特に成長の停滞が見られるケースでは、こうした検査が重要な判断材料になることがあります。

 

最終身長予測まとめ

最終身長の予測は、現在の身長や過去の成長データ、骨年齢、思春期の進行度、ご両親の身長、さらには採血によるホルモン値まで、さまざまな情報を組み合わせて行われます。

これらのデータをもとにした予測は、単なる平均値ではなく、その子どもに合った「現実的な成長の見通し」を示してくれるものです。不安を解消し、今後の対応を前向きに考えるためにも、客観的なデータに基づく予測は非常に有用です。

 

身長治療内容

ここでは、最終身長の予測をふまえて提案される「身長治療」の内容について解説します。治療といっても、無理に身長を伸ばすものではなく、生活指導や栄養の見直しを中心に、必要に応じて成長ホルモンの補助などを行い、自然な成長をサポートするものです。

子どもの状態に応じて、どのような方法が最適かを医師が判断し、段階的に進めていきます。ここからは、具体的な治療の内容や流れについて紹介します。

 

①治療の概略

身長治療は、子どもの成長を自然な形でサポートすることが目的です。基本的には、生活習慣の改善や栄養指導をベースにしながら、必要に応じてホルモン補助やサプリメントの活用なども検討されます。

治療の進め方は、個々の成長状態や骨年齢、ホルモンの分泌状況によって異なります。無理に身長を伸ばすのではなく、今ある成長の可能性を最大限に引き出すという考え方で進められるのが特徴です。

 

②治療内容

治療内容はお子さまの成長状態に応じて個別に組み立てられますが、主に次の3つのアプローチが中心となります。

1つ目は生活習慣の指導です。睡眠の質を高める工夫や、スマートフォンの使い方、日々の運動量などを見直し、成長ホルモンが分泌されやすい環境を整えます。

2つ目は栄養サポートです。骨の成長に必要な栄養素(たんぱく質、カルシウム、ビタミンDなど)を効率的に摂取できるよう、食事の内容やタイミングをアドバイスします。必要に応じてサプリメントの提案も行われます。

3つ目は、成長ホルモンの補充です。ホルモン分泌が不足している場合に限り、専門的な管理のもとで成長ホルモンの補充を行うことがあります。これは医師による慎重な判断のうえで実施されます。

 

③治療期間

治療期間は、成長の状況や骨年齢の進み具合によって異なりますが、一般的には半年から1年程度を目安に進められることが多いです。成長がまだ十分に見込める場合は、さらに長期的にサポートを継続することもあります。

治療の初期段階では、生活習慣や食事の改善を中心に進めながら、定期的に身長の推移や骨年齢をチェックし、成長の変化を確認していきます。治療の効果はすぐに現れるものではないため、焦らず継続的に取り組むことが大切です。

 

④治療の費用

身長治療にかかる費用は、治療内容や通院頻度によって異なります。生活習慣や栄養指導が中心の場合は、比較的費用を抑えられる傾向がありますが、成長ホルモンの補助や専門的な検査を行う場合には、月に数万円〜十数万円程度の費用がかかることもあります。

保険適用の有無や、実際の検査項目・通院回数によっても大きく変動するため、カウンセリングの段階で事前に見積もりを確認することが大切です。無理なく続けられるプランを選ぶことで、継続的な成長サポートにつながります。

 

⑤通院期間

通院期間は、お子さまの成長の進み具合や治療内容によって変わりますが、一般的には月に1回程度の通院を半年から1年ほど続けるケースが多く見られます。

身長の伸びや生活習慣の改善状況を定期的に確認しながら、必要に応じて治療内容を調整していきます。成長スピードに合わせて、通院の頻度や期間が短縮・延長されることもあります。無理のないペースで続けられるよう、医師と相談しながら進めることが大切です。

 

15歳の子どもの身長に関するよくある質問

ここでは、15歳前後の子どもの身長に関して、よく寄せられる疑問や不安についてまとめました。平均との比較や成長のタイミング、具体的な対策についてのヒントも含めて解説します。気になる項目があれば、ぜひ参考にしてください。

 

日本で一番15歳の子どもの身長が高い都道府県はどこですか?

2024年度に文部科学省が発表した学校保健統計調査によると、15歳男子の身長が最も高い都道府県は秋田県でした。秋田県の15歳男子の平均身長は169.7cmで、全国平均の168.6cmと比べて約1cm以上高いことになります。

地域差には、遺伝的な要因だけでなく、食文化や生活習慣、気候なども影響していると考えられています。とはいえ、個人差が大きいため、都道府県ごとのデータはあくまで参考程度にとどめ、自分自身の成長に目を向けることが大切です。

 

高校生になると身長は伸びないですか?

高校生になっても、成長板(骨端線)が閉じていなければ身長は伸びる可能性があります。成長板とは、骨の端にある軟骨の層で、ここが開いている間は骨が縦に成長し、身長が伸び続けることができます。

特に男子の場合は、成長のピークが遅れることもあり、高校生になってから急に5〜10cm伸びるという例も珍しくありません。見た目や年齢だけでは判断できないため、「もう伸びない」とあきらめず、自分の成長の状態を正しく理解することが大切です。

 

中3男子の身長が伸びません。どうしたらいいですか?

中学3年生で身長があまり伸びていないと不安になるかもしれませんが、まだ成長スパートがきていないだけという可能性も十分にあります。男の子は一般的に13〜15歳ごろに急激に背が伸びる時期を迎えることが多く、中3でそのタイミングがまだ来ていない「後伸びタイプ」の子も少なくありません。

 

また、遺伝だけですべてが決まるわけではありませんが、家族に「高校生になってから一気に伸びた人」がいる場合、その傾向を受け継いでいる可能性もあります。焦らず、今できる生活習慣の見直しや栄養・睡眠の工夫を続けながら、成長のタイミングを待つことが大切です。

 

まとめ

15歳は、身長の伸びが緩やかになってくる時期でもあり、「もう伸びないのでは」と不安になることも少なくありません。しかし、成長のタイミングには個人差があり、ここから数cm伸びる可能性を持つ子どもも多くいます。

 

今からできる生活習慣の見直しや、栄養・睡眠・運動のバランスを整えることは、成長の土台を支える重要なポイントです。それでも不安がある場合は、東京神田整形外科の小児身長外来のような専門機関で、成長の進み具合や最終身長の予測を確認しておくことをおすすめします。

 

現在の状態を客観的に知ることで、無理のないサポートができるだけでなく、お子さまの将来への不安も軽減されます。気になる方は、一度専門医に相談してみてください。適切なタイミングで行動することが、成長のチャンスを最大限に引き出す第一歩になります。

 

・身長を伸ばしたいが適切なサポート方法を知りたい

・他の医院では、「特に治療の必要はありません」と断られた

 

東京神田整形外科クリニックの小児身長治療ならば、将来160センチまで成長する予定のお子さんが、しっかり治療を受ければ最大で+10センチぐらいの身長を目指せます。

 

5〜15歳のお子さんを対象に治療を提供しておりますので、身長について悩まれるときは、ぜひご検討ください。

また、身長先生がお子さんの将来の身長を予測する「身長先生の身長診断」も完全予約制でご用意しています。お子さんの身長を伸ばしていきたいと考えるときは、ご確認ください。


 

監修者

 

 

 

 

 

 

 

院長 (全日出勤)

田邊 雄 (たなべ ゆう)

 

経歴

2011年 金沢医科大学卒業

2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得

2018年 順天堂大学博士号取得

2020年 東京神田整形外科クリニック開業

ベンベン先生、身長先生の詳細はコチラ!

 

 

 

 

 

 

 

再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)

横田 直正 (よこた なおまさ)

 

経歴

平成11年3月          国立浜松医科大学医学部卒業 

平成11年4月~平成18年12月     東京大学医学部整形外科在籍 

平成11年5月~平成11年12月   東京大学医学部付属病院整形外科

平成12年1月~平成12年6月    東京逓信病院麻酔科

平成12年7月~平成13年6月    三楽病院整形外科

平成13年7月~平成14年12月   都立広尾病院整形外科

平成15年1月~平成16年6月     東芝林間病院整形外科

平成16年7月~平成17年9月     多摩北部医療センター整形外科

平成17年10月~平成18年9月   都立墨東病院リウマチ膠原病科

平成18年10月~平成19年12月    東京逓信病院整形外科

平成19年7月~平成27年2月     太秦病院整形外科リウマチ科

平成27年3月~平成29年3月    富士見病院整形外科

平成28年6月~平成29年3月   東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)

平成29年4月~令和3年4月      東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)

令和3年5月~           総合クリニックドクターランド、新山手病院など

 

 

 

 

 

 

 

医師 (水曜日勤務)

斎藤 吉由 (さいとう よしゆき)

 

経歴

1989年 久留米大学 医学部卒業
1990-2000年 久留米大学整形外科医局
2000年-
クリニックヨコヤマ 副院長
泉ガーデンクリニック 整形外科医長
東京ミッドタウンクリニック 整形外科部長
医療法人財団 百葉の会 銀座医院 副院長 等を歴任

 

 

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