高校生の身長を伸ばす方法!身長先生に聞け総集編10【高校生編】
今回は高校生の身長を伸ばす方法、ということで高校生の皆様から寄せられた身長に関する質問をまとめた内容になります。
高校生の日常において、身長は自信や人間関係に大きな影響を与えます。
成長期の高校生にとって身長を伸ばすことは悩みの一つかもしれませんが、心配いりません。
この記事では科学的なアプローチを通じて、高校生の身長を伸ばす方法を紹介します。
この記事は身長先生のYoutubeチャンネル内の動画「身長先生に聞け総集編10【高校生編】高校生の身長を伸ばす方法!」の内容を元に作成しています。
- Q1.病気ではない人でも成長ホルモン投与はできますか?
- Q2.分割睡眠で成長ホルモンの分泌に違いや身長への影響はありますか?
- Q3.筋肉痛か成長痛か判断する方法はありますか?
- Q4.筋トレしすぎると身長は伸びなくなりますか?
- Q5.タンパク質摂取をするときどのように調整すればいいですか?
- Q6.早熟は生まれつきである程度決まっていますか?
- Q7.日光を浴びる時間が長いほど身長が伸びますか?
- Q8.脇毛が高2で生えました身長と関係しますか?
- Q9.タンパク質はどのぐらいの量を摂取するといいですか?
- Q10.晩熟だと18歳以降も伸びますか?
- Q11.1年早熟の場合は高校生でどのくらい伸びる?
- Q12.統計的に見て遺伝身長がプラス・マイナスになる人はどちらが多い?
- Q13.膝が痛くなるのは2回目ですが身長が伸びる予兆ですか?
- まとめ
他の身長に関する悩みや疑問がある方はこちら
身長に関するおよそ350の質問に回答
Q1.病気ではない人でも成長ホルモン投与はできますか?
A.
投与は可能ですが保険診療の対象外となり、自費診療扱いとなります。
私が思うに歯科矯正にすごく似ているかなと思います。
例えば歯が変な方向に向いていたら、それは治療してあげたらいいと思います。
人によっては、1本だけ歯が少しずれているだけでもものすごく気にする人もいます。
治療する人はするでしょうし、治療しない人はしないと思います。
いわゆる自費診療の世界になっています。
万人に成長ホルモン投与が推奨されるべきかというと、もちろんそんなことは絶対にないと思います。
ただ、非常に悩まれていて、成長ホルモン投与によって人生が非常に明るくなることが推定されるのであれば、副作用・費用などを考慮して行うのは1つの選択肢としてありだと思います。
本人にとって人生最大のコンプレックスなのであれば、医療介入というのも検討してもいいのかなと思います。
以前動画で800万円で身長を伸ばす手術というお話をしましたが、それも同じですよね。
最終的に個人の人生観によると思います。
Q2.分割睡眠で成長ホルモンの分泌に違いや身長への影響はありますか?
A.
これも明確なデータが存在するような内容ではありませんので、明確な答えはありません。
ただし簡単な答えとしては、2回で分割して睡眠することは特におすすめしません。
証明されているわけではないのですが、2回に分割して睡眠した場合に、何か健康指数が上がるようなことがあれば、すでにおそらく何かしらの形で発表されていると思います。
また、子供だけでなく大人にもおそらく良いと言われたりすると思います。
分割することによって成長ホルモンの分泌がよりプラスになるというのは、少し考えにくいのかなと思います。
おすすめの睡眠についての記事はこちら
>>スタンフォード式最高の睡眠の要約!身長先生目線で徹底解説!
Q3.筋肉痛か成長痛か判断する方法はありますか?
A.
太ももや足首が痛いことが成長痛になるかというと、少し微妙な気がしないでもないかなと思います。
どちらかというと、成長痛は関節で起こります。
太ももというのは関節ではなく、どちらかというと筋肉の部分になってくるので、あまり関係ないかなという気がします。
足首に関していうとそこには関節がありますので、もしかしたら成長痛かもしれません。
ぜひ受診して調べていただくと良いのではないでしょうか。
Q4.筋トレしすぎると身長は伸びなくなりますか?
A.
筋トレ身長伸びない説にはいくつかポイントがあります。
まず最初の1つ目で、これだけは絶対に覚えていただきたいのが、筋トレは成長ホルモン分泌を促すということです。
どちらかというと身長にとってはプラスな側面です。
そういった意味だと、筋トレはGOODということになります。
一方で筋トレが懸念される内容です。
筋トレをすることによって筋繊維が破壊されます。
そこに栄養が補充されて、筋肉が成長して太くなっていくという形になります。
そういった意味だと、栄養をたくさん吸収したのに筋肉にどんどん栄養を持って行かれてしまうと、身長が伸びにくくなるという形になります。
筋トレは伸びる側面と伸びない側面があるということになります。
ではどうすればいいのかということですが、2021年4月の時点ですと、自重筋トレはOKで高重量の筋トレはおすすめしていません。
やるのであれば、腕立て・腹筋・スクワットなど、自重でやる程度であれば良いという表現になります。
筋トレはやらなくてはいけないというわけではないので、どちらかというと全身運動が良いですね。
サッカー・バスケ・水泳などの全身を使った運動をやっていただいた方が、先ほどの理論からいくと、成長ホルモンを分泌して筋破壊をそんなに起こさないというところで理にかなっていると思います。
Q5.タンパク質摂取をするときどのように調整すればいいですか?
A.
これは一般的な見解と似ていると思います。
日本人の食が欧米化しているというのは何十年も前から言われていることだと思います。
つまり、牛肉などをたくさん食べるようになって、生活習慣病・肥満コレステロールが悪化するのがデメリットとして挙げられます。
どういうふうに調整すればいいかということですが、大人と同じでしょう。
牛肉などは脂質が比較的多く摂取する場合もあるわけですが、その中でも脂質の低い牛肉を食べると良いでしょう。
これはかなり高額で手に入れることが難しいのですが、一部で流行っているものであれば、グラスフェッドという、きれいな牧草だけを食べて育った牛肉を食べるとより一層体に良いなどと言われています。
私が知る限り、グラスフェッドの牛肉を手に入れるのは非常に難しいです。
何回か見たことはありますが、値段も相当上がるというところになります。
現実的なところを言えば、脂肪分の少ない牛肉を取っていただいたりというところかなと思います。
乳製品も同じですね。
例えば牛乳を飲んだ方が身長が伸びるというデータがありますが、その中で牛乳の懸念点の1つとして、動物性脂質が比較的高いということが挙げられますので、注意が必要になります。
ここら辺はケースバイケースになります。
例えば、痩せている子であればそこまで脂質制限をする必要はないと思います。
体が横に大きい方に関していうと、脂質制限というか、牛肉であれば脂質の低いものを取ったり、牛乳でも低脂肪のものを摂取するなどの工夫があっても良いかもしれません。
卵に関していうと、コレステロールは子供に関しては上がりすぎる心配はそこまでないと思いますが、過剰摂取をしない程度でやっていくというところになります。
Q6.早熟は生まれつきである程度決まっていますか?
A.
基本的には決まっているという表現でいいと思います。
全てのことがほとんどそういうふうに表現できると思うのですが、先天的に持っているものと後天的に持っているもので、早熟もある程度、先天的な部分と後天的な部分があると思います。
ただし、先天的なものの方がウエイトとしては大きいでしょう。
それに対して後天的な部分、具体的にいうと肥満だったりが少し関係あるというのが通説という表現でいいと思います。
Q7.日光を浴びる時間が長いほど身長が伸びますか?
A.
日光のメリットをまずご理解いただきたいと思います。
私の方で頭の中で思いつくのは2つになります。
- ①ビタミンDの合成には日光に当たる必要がある
- ②サーカディアンリズム・体内時計が整う
というところです。
日光を浴びていないために夜更かしになってしまって、睡眠の時間や質が落ちてしまうと言われていますので、この2つが日光を浴びるメリットになります。
では、日光を浴びる時間が長ければ長い程いいかという質問ですね。
ここが次のポイントになります。
ここに関していうと、「NO」という結論でいいと思います。
例えば、骨粗鬆症と呼ばれるような、骨が弱くなるため日光に当たりましょうと推奨されている時間は、たかだか数十分程度と言われたりもします。
それくらい当たれば十分にビタミンDは合成されるというふうに言われています。
もう一つ、サーカディアンリズムに関していうと、めちゃくちゃ日光を浴びるというよりは、適度な太陽光の中で生活していれば十分という表現になります。
ただ、1日中家にいるということは好ましくないようにも思います。
Q8.脇毛が高2で生えました身長と関係しますか?
A.
ある程度は関係あると思います。
こちらでも早熟・晩熟の目安を発表したいと思います。
男子ですと、
- 陰毛=11歳
- 脇毛=13歳
- 鼻の下の髭=13歳
- 顎下の髭=14歳
で生えてくると、かなり早熟です。
一方で、
- 陰毛=14歳
- 脇毛=16歳
- 鼻の下の髭=16歳
- 顎下の髭=17歳
で生えてくると、かなり晩熟という表現ができると思います。
この方ですと、高2に入ってから脇毛が生えてきたということで、仮に17歳だとして考えると、比較的晩熟傾向にあるように推定されます。
ただ、他の情報も加味しながら実際は検討していくことになると思います。
脇毛と身長に関する記事はこちら
Q9.タンパク質はどのぐらいの量を摂取するといいですか?
A.
タンパク質の摂取量に関していうと、語弊が出ると困りますので、難しいところですね。
例えば厚生労働省の、日本人の食事摂取基準2015年度版を見てみましょう。
男性のタンパク質の食事摂取基準は、
- 3〜5歳:25g
- 6〜7歳:35g
- 8〜9歳:40g
- 10〜11歳:50g
- 12〜14歳:60g
- 15〜117歳:65g
- 18〜29歳:60g
というのが一つの推奨量で、女性であれば、
- 3〜5歳:25g
- 6〜7歳:30g
- 8〜9歳:40g
- 10〜11歳:50g
- 12〜14歳:55g
- 15〜117歳:55g
- 18〜29歳:50g
といったことになります。
こういった基準値に関していうと、多くの場合は厚生労働省の方で発表されていることが多いです。
皆さんも同じような疑問を感じた場合は、まずは厚生労働省で検索してみるといいかもしれません。
Q10.晩熟だと18歳以降も伸びますか?
A.
「高校生になった今」ということで、そういった時期に10cm伸びているということは、超むちゃくちゃ晩熟タイプということになります。
通常であれば18歳以降は約1cm弱程度の期待値しか伸びない評価になるのですが、この方に関していうともう少し伸びるでしょう。
この数字だけでいくと、3〜4cm伸びそうな勢いになってくると思います。
Q11.1年早熟の場合は高校生でどのくらい伸びる?
A.
平均的に見たら高校生16歳0ヶ月は2cm程度なので、1年くらい早熟の方の場合は1cm程度しか伸びないでしょうというところが答えだと思います。
Q12.統計的に見て遺伝身長がプラス・マイナスになる人はどちらが多い?
A.
統計的に見ればそれは間違いないのですが、プラスの人とマイナスの人が同等に存在するということですね。
そうでないと、どんどん式が成り立たなくなってきます。
あとは統計的に見た時に、プラスの人が多ければ身長は高くなっていきます。
今は日本人の平均身長はあまり年間を通して変わらないところを見ると、プラスの人とマイナスの人は同じくらいの量だと考えられます。
Q13.膝が痛くなるのは2回目ですが身長が伸びる予兆ですか?
A.
これに関していうと予兆という表現は難しいと思うのですが、このお子さんに関してはすごく晩熟ですので、17歳からでも身長が伸びることが期待できるかもしれません。
ただ、一般的には、2回膝が痛くなるということは成長痛という表現ではあまり考えにくく、他の要素で膝が痛いのかなという気がします。
この人に関していうと伸びる可能性はまだあると思います。
まとめ
今回は高校生の身長を伸ばす方法、ということで高校生の皆様から寄せられた身長に関する質問に答えていきました。
以上参考になりましたでしょうか。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
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