身長が伸びるか伸びないか分かる方法【男子・女子】爪を見ると分かる?
あなたは誰かに身長を追い抜かれた経験はありますか?
身長が伸びる時期は個人によって異なります。
だからこそ、今の身長よりもっと伸びる可能性があるのか、それとも成長は既に終わっているのか気になる方も多いことでしょう。
爪を見ただけでわかる、なんて話も聞きますが実際はどうなのでしょうか?
この記事では、身長が伸びるか伸びないかわかる方法について、男子と女子による違いや具体的な手法をお伝えします。
身長が伸びるか伸びないかわかる方法は、知っておくべき大切な情報です。
ぜひ最後までご覧ください。
- 1.身長が伸びるか伸びないかわかる方法
・成長曲線に当てはめる
・遺伝身長を計算する
・血液検査をする
・レントゲンを撮る
・男子と女子による違い
・爪を見るとわかる? - 2.身長を伸ばすためにやれること
・質の良い睡眠をとる
・運動をする
・栄養バランスの良い食事
・成長ホルモン投与 - 3.身長が伸びる時のサイン、身長が止まる時のサイン
・身長が伸びる時のサイン
・身長が止まる時のサイン - 4.まとめ
身長が伸びるか伸びないかわかる方法
身長が伸びるか伸びないかわかる方法は以下のものが挙げられます。
- 成長曲線に当てはめる
- 遺伝身長を計算する
- 血液検査をする
- レントゲンを撮る
個人によって身長の伸びる時期は異なるため、自分の身長が伸びる伸びないか気になることでしょう。
一部では爪を見るだけで身長の伸びがわかると言われていますが、それは本当なのでしょうか?
身長が伸びるか伸びないかを判断する手段について詳しくお伝えします。
成長曲線に当てはめる
身長が伸びるか伸びないかわかる方法の一つ目の方法は「成長曲線に当てはめる」ことです。
成長曲線はたくさんの子どものデータを基に各年齢の身長・体重の平均値をつないで作ったグラフであり、自身の身長の伸び具合を確認するのに役立ちます。
成長曲線の中で自分の年齢と身長がどのあたりに位置するか把握することで、今後の成長予測が可能です。
当院では成長曲線を元にした成長シートを活用しています。
成長シートを使うことで身長の予測がよりわかりやすくなります。
成長シートに関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。
遺伝身長を計算する
身長が伸びるか伸びないかわかる方法二つ目は「遺伝身長を計算する」ことです。
遺伝身長は両親の身長から予測される身長のことであり、遺伝的な要素が身長に与える影響を知る上で重要です。
遺伝身長の計算は男女によって異なり、計算式は以下の通りです。
男子予測身長=(父親の身長+母親の身長+13)/2 ±9
女子予測身長=(父親の身長+母親の身長−13)/2 ±8
遺伝身長を計算することによって、自分の身長の可能性や限界を把握することができ、身長が伸びるか伸びないかわかります。
血液検査をする
身長が伸びるか伸びないかわかる方法三つ目は血液検査をすることです。
血液検査では成長ホルモンや骨の成長に関連する指標をチェックし、発育や成長の状態を評価します。
骨の代謝を表す数値のALP(アルカリフォスファターゼ)の数値を見るとこれから身長があとどのくらい伸びるのか評価出来ます。
ALPが350以上あれば、最終身長としてはあと3cm以上は伸びると考えられます。
そしてALPが113以下であると、大人と同じような値になります。
ALPが113以下だと、基本的には現在の身長が最終身長になります。
350以上→+3cm以上
175以上→+1〜2cm程度
113以下→ほとんど伸びない
採血結果から最終身長を予測する方法とALPについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
レントゲンを撮る
身長が伸びるか伸びないかわかる方法四つ目はレントゲンを撮ることです。
レントゲンを撮ることで骨端線を評価できます。
骨端線とは骨の細胞が密集している軟骨の部分であり、この軟骨部分にある細胞が活性化し、硬い骨に置き換わることで骨が伸びます。
ある年齢になると活性化が止まり、骨端線はみられなくなり、骨の伸びも止まります。
これを骨端線が閉じるといいます。
骨端線が残っている場所が多いとまだ身長が伸びやすく、骨端線が閉じている場所が多いと身長が伸びにくいという評価になります。
骨端線についてこちらの記事で詳しく解説しています。
骨端線が閉じても伸びる理由! 〜いつまで身長が伸びるのか?〜
男子と女子による違い
ここまで、身長が伸びるか伸びないかわかる方法について説明してきました。
加えて、男子と女子では身長の成長パターンに違いがあることも知っておくべきです。
男子は女子よりも成長期が長く、成長スパートがより遅く訪れる傾向があります。
女子は10歳半頃から胸が膨らみ始め、身長の伸びのピークが大体11歳頃やってきます。
そしてその後、半減期的に身長の伸びが落ちて15~16歳くらいを過ぎると伸びが止まります。
男子は11歳半ぐらいから思春期症状が始まり、身長の伸びのピークは大体13歳頃に来て17~18歳前後で伸びがとまります。
しかしこれには個人差があり、ズレが生じます。
平均より成長期が早く来るタイプを早熟型、成長期が遅れて来るタイプを晩熟型といいます。
爪を見るとわかる?
爪を見ることで身長が伸びるか伸びないかわかるという話がありますが、実際には科学的な根拠が乏しいです。
爪の状態や成長速度は個人の健康状態や栄養摂取と関連していますが、直接的に身長の伸びを示すものではありません。
そのため、爪だけで身長の伸びを判断するのはあくまで一つの参考程度にとどめましょう。
身長を伸ばすためにやれること
身長を伸ばすためにやれることは以下の4つです。
- 質の良い睡眠をとる
- 運動をする
- 栄養バランスのよい食事
- 成長ホルモン投与
身長が伸びるか伸びないかわかることは、自身の成長に対する理解を深める上で重要です。
それを踏まえた上で、身長を伸ばすために実践できることについて詳しく紹介していきます。
質の良い睡眠をとる
身長をよく伸ばすために大事な生活習慣の一つが睡眠になります。
睡眠は成長ホルモン分泌を促すとともに、休息の役割を果たし健やかな成長には欠かせない要素です。
睡眠の質を上げることにより、より多くの成長ホルモンの分泌が期待できます。
睡眠の質を上げるポイントは以下の通りです。
ぜひ今日から実践してください。
①シャワーではなく湯船に浸かる(寝る2時間前に入るのがベスト)
②日中にスポーツを行う
③歯磨きをしてから寝る
④パジャマに着替える
⑤ソファーで寝ない
⑥夜更しは控える
⑦寝る前はスマホのブルーライトに注意する
年代別の適切な睡眠時間に関しては下記の記事にて詳しく解説しています。
是非ご覧ください。
運動をする
身長を伸ばすためには運動は大事です。
運動して体を動かすことで睡眠時の寝つきが良くなり、成長ホルモンの分泌に繋がります。
身長を伸ばすにあたって、60分前後の運動を継続して行うことが最適です。
身長と運動の関係性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
栄養バランスの良い食事
身長を伸ばすのに重要なのが栄養のバランスです。
成長期に不足しがちな栄養素はいくつかありますが、特定のある栄養素だけ過剰に摂取することは身体にとっていい事ではありません。
バランスの良い食事をとった上で、もし不足している栄養素があればサプリメント等でカバーしていくのが良いでしょう。
おすすめの食事の取り方についてはこちらの記事にて解説しています。
成長ホルモン投与
成長ホルモンの分泌量は人によって様々で、適切な運動や食事、睡眠を行ったとしても思うように身長が伸びない場合があります。
そういった方のために成長ホルモンを外部から体内に取り入れる成長ホルモン補充療法と言う治療が存在します。
当院は成長ホルモン補充療法を行っております。
こちらの記事をご覧ください。
身長が伸びる時のサイン、身長が止まる時のサイン
身長が伸びるか伸びないかわかる方法をこれまで紹介してきたので、ここでは身長が伸びる時のサイン、身長が止まる時のサインについて説明していきます。
身長が伸びる時のサイン
身長が伸びる時のサインは男子と女子によって違いがあり、以下のようになります。
・男子の身長が伸びる時のサインは精巣容量が4mlを超えた時
・女子の身長が伸びる時のサインは胸が膨らみ始めた時
身長が伸びる時のサインについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
身長が伸びる時のサインを解説!男子と女子の成長期の始まりについて
身長が止まる時のサイン
身長が伸びる時のサインがあるのと同様に、成長期の終わりが来たことを示す身長が止まる時のサインもあります。
男子は声変わりの終わり、女子は初潮が来たことが身長が止まる時のサインです。
詳しくはこちらの記事にて解説しています。
まとめ
身長が伸びるか伸びないかわかる方法は以下の通りです。
- 成長曲線に当てはめる
- 遺伝身長を計算する
- 血液検査をする
- レントゲンを撮る
以上参考になりましたでしょうか。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
当院では身長治療を行っております。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
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簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。