子どもの身長の成長期が訪れる時期|成長の特徴と最終身長が決まるのはいつ?| 低身長治療・再生医療なら東京神田整形外科クリニック
「うちの子、同い年の子より小さい気がする…。身長の成長期っていつ来るの?」そう思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、身長の成長期は男女で時期が異なり、思春期のタイミングで最終身長がおおよそ決まります。早すぎても遅すぎても伸びに影響するため、正しい理解が重要です。
この記事では、成長期の仕組みや平均的な伸び方、低身長の基準、生活習慣や小児身長治療など、子どもの身長を最大限に伸ばすために知っておきたいポイントを解説します。
身長の成長期はいつ訪れる?成長の仕方を解説

子どもの身長がどのように伸びていくのかは、親にとって大きな関心ごとです。
成長期と呼ばれる時期には、骨の成長が活発になり、わずか1年で数センチ伸びることもあります。
しかし、成長のスピードやタイミングは男女で異なり、個人差も大きいものです。
ここでは、身長が伸びるメカニズムと成長期の特徴についてわかりやすく解説します。
子どもの成長の基礎知識
子どもの身長は、常に一定のペースで伸びるわけではありません。
発育には、ぐんと伸びる「成長スパート期」と、比較的ゆるやかに伸びる「安定期」があり、それぞれの段階で体の仕組みや成長のスピードが異なります。
生まれてから思春期を経て身長が止まるまでの流れを理解することは、成長のサポートに欠かせません。
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成長段階 |
年齢の目安 |
年間の伸び幅 |
特徴 |
|
乳幼児期 |
0〜5歳ごろ |
約7〜10cm |
成長ホルモンの分泌が盛んで、1年で大きく伸びる時期。十分な睡眠と栄養が身長の基盤をつくる。 |
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学童期(安定成長期) |
6〜9歳ごろ |
約4〜6cm |
伸びはゆるやかだが、生活習慣や栄養バランスを整えることで、思春期に備えた体づくりができる重要な時期。 |
|
思春期(成長スパート) |
女子:10〜12歳前後 男子:11〜13歳前後 |
約7〜10cm |
骨の成長が急激に進み、身長が最も伸びる。ホルモンの働きで骨端線が活発になり、成長のピークを迎える。 |
乳幼児期は特に変化が大きく、栄養や睡眠リズムが発育に直結します。
生活リズムが乱れやすい時期でもあるため、早寝・早起き・バランスの取れた食事を意識したい時期です。
学童期に入ると、成長のスピードは一時的に落ち着きます。
この期間は「安定成長期」と呼ばれ、骨や筋肉がしっかりと成長の準備を整える時期です。
この段階で栄養バランスの良い食事や適度な運動習慣を身につけることが、思春期の伸びに大きく影響します。
思春期を迎えると、体の内部でホルモン分泌が活発になり、身長が一気に伸び始めます。
女子は男子よりもおよそ1年早く成長スパートを迎える傾向があり、同じ学年でも男女差が顕著に見られるようになります。
この時期はわずか1年で7〜10cm伸びることもあり、身長の最終的な高さを左右する非常に重要な段階です。
このように、子どもの成長は段階ごとにリズムが異なります。それぞれの時期に合わせた生活習慣や環境づくりを意識することで、身長の伸びを最大限に引き出すことができると言われています。
参照:文部科学省「成長スパートってなに?」
参照:日本思春期学会『「高校1年ですが、初経がまだありません」』
参照:日本小児内分泌学会「日本人小児の体格の評価」
身長の成長期が訪れる時期
身長の成長期が訪れる時期は、男女で異なります。
女子は男子よりも約1年早く始まり、成長スピードや体の変化にも違いがあります。
女子では10〜12歳ごろに成長期を迎えることが多く、胸のふくらみや初経などが始まる時期と重なります。
この頃は1年間で約7〜9cm伸びることもあり、成長スパートのピークです。
ただし、初経を迎えると成長は徐々に落ち着き、1〜2年ほどで止まる傾向があります。
男子は11〜13歳ごろに成長期を迎え、陰毛の発生や声変わりなどがサインになります。
この時期の伸び幅は年間約8〜10cmで、体つきも一気に変化します。
また、成長期の前には「よく眠るようになる」「食欲が増す」などの変化が見られることがあります。
これらは成長ホルモンの働きが高まっているサインです。
参照:文部科学省「成長スパートってなに?」
参照:日本思春期学会『「高校1年ですが、初経がまだありません」』
身長の成長期が終わる時期
身長の成長期が終わる時期も、男女で異なります。
一般的に、女子の成長期は男子より早く始まる分、終了も早い傾向にあります。
女子の場合、成長期は10〜12歳ごろに始まり、14〜15歳ごろにはほとんどの人で終わるとされています。
初経を迎えた後は成長スピードが落ち、そこから1〜2年ほどで身長の伸びが止まることが多いです。
男子は11〜13歳ごろに成長期が始まり、16〜17歳ごろまで続きます。
声変わりや髭の発生、体つきの変化が進むと成長の終わりが近いサインと考えられています。
成長スパートは平均して2〜3年続くとされ、この期間に最も大きく伸びます。
成長期が終わるサインとしては、次のような変化が見られます。
- 以前より急な身長の伸びが見られなくなる
- 食欲や睡眠時間が落ち着いてくる
- 成長痛が減少する
成長期を少しでも長く保つためには、十分な睡眠・栄養・適度な運動が欠かせません。
特に睡眠中は成長ホルモンの分泌が最も活発になるため、夜更かしを避け、毎日同じリズムで休むことが重要です。
個人差はありますが、女子は15歳前後、男子は17歳前後を目安に成長期が終了すると言われています。
成長期の終盤こそ、生活習慣を整えることで、最終身長を最大限に伸ばすチャンスが残されています。
参照:文部科学省「成長スパートってなに?」
最終身長は思春期の訪れる時期に決まる
最終身長は、思春期が訪れるタイミングによって大きく左右されます。
思春期は成長ホルモンや性ホルモンの分泌が急激に増える時期で、身長の伸びが最も活発になりますが、同時に「骨端線(こったんせん)」と呼ばれる骨の成長部分が閉じる準備も進みます。
思春期が早く始まる場合は、身長の伸び始めも早く訪れますが、成長板が早く閉じてしまうため、最終身長が低くなる傾向があると言われています。
反対に、思春期がやや遅れて始まる場合は、成長スパートが後ろ倒しになる分、骨端線が閉じる時期も遅くなり、成長できる期間が長く確保されるため、最終身長が高くなるケースもあります。
つまり、「思春期がいつ始まるか」は、最終的な身長を左右する重要な要素の一つです。
思春期の始まりを早めすぎないよう、生活リズムや栄養バランスを整え、ホルモンの働きが自然なタイミングで訪れるようにサポートすることが大切です。
また、現時点でお子さまの最終身長の目安を確認したい場合は、「身長先生®︎の成長シート」を活用すると良いでしょう。
東京神田整形外科クリニックの公式LINEから簡単にアクセスでき、お子さまの現在の成長データをもとに、将来の予測身長を確認できます。
最終身長に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
平均的な身長の伸び方|男女月齢別の平均身長
子どもの成長を理解するうえで、月齢ごとの平均身長を知っておくことはとても重要です。
成長のスピードには個人差がありますが、年齢や性別ごとにおおよその目安を知ることで、「順調に伸びているかどうか」を把握しやすくなります。
ここでは、生まれてから思春期を経て身長の伸びが落ち着くまでの期間について、男女別の平均身長をまとめました。
お子さまの成長を確認する際の参考として、次の表をチェックしてみてください。
|
年齢 |
男子 |
女子 |
|
0歳 |
67.8 |
66.2 |
|
1歳 |
80.5 |
79.4 |
|
2歳 |
89.6 |
88.4 |
|
3歳 |
96.9 |
95.8 |
|
4歳 |
103.5 |
102.7 |
|
5歳 |
110 |
109.5 |
|
6歳 |
116.7 |
115.8 |
|
7歳 |
122.5 |
121.7 |
|
8歳 |
128.1 |
127.5 |
|
9歳 |
133.6 |
133.3 |
|
10歳 |
139.1 |
139.3 |
|
11歳 |
145.3 |
145.9 |
|
12歳 |
152.9 |
151.6 |
|
13歳 |
160 |
154.9 |
|
14歳 |
165.5 |
156.7 |
|
15歳 |
168.6 |
157.3 |
|
16歳 |
170.1 |
157.7 |
|
17歳 |
170.8 |
157.8 |
参照:厚生労働省「学校保健統計調査」
身長の成長期が気になる時に知りたい低身長について

子どもの身長が平均より低いと感じたとき、「もしかして低身長かも?」と心配になる方も多いでしょう。
実際、成長には個人差があり、一時的に伸びが緩やかになる時期もあります。
ただし、医学的に「低身長」とされる基準があるのも事実です。
ここでは、低身長の定義や判断の目安をわかりやすく解説します。
低身長とは
低身長とは
低身長とは、同じ年齢・性別の子どもと比べて身長が著しく低い状態を指します。
医学的には、平均身長より−2SD(標準偏差)以下に該当する場合を「低身長」と定義することが多いです。
これは、全体のおよそ2.3%にあたる範囲であり、決して珍しいものではありません。
成長のペースには個人差があるため、一時的に伸びがゆるやかでもすぐに異常とは限りませんが、身長の伸びが継続的に遅れている場合は、原因を確認することが大切です。
参照:日本小児内分泌学会「低身長」
低身長の種類
低身長には大きく分けて「体質性低身長」と「病的低身長」の2種類があります。
体質性低身長は、遺伝や体質的な要因で身長が低めに推移している状態で、健康上の問題がないタイプです。
成長曲線上では−2SD付近で安定しており、「体質性低身長」と呼ばれます。
一方、病的低身長は、成長ホルモンの分泌不足や甲状腺の異常、慢性疾患など、医学的な原因によって身長の伸びが妨げられているケースを指します。
参照:日本小児内分泌学会「低身長」
低身長になる原因
低身長の原因はさまざまで、主に以下の3つが挙げられます。
1つ目は遺伝的要因で、両親の身長が低めの場合、子どもも低くなる傾向があります。
2つ目はホルモンや内分泌の異常で、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌が不足すると、骨の成長が妨げられることがあります。
3つ目は栄養や生活習慣の影響で、十分な栄養・睡眠・運動が確保できていないと、成長ホルモンの分泌リズムが乱れ、身長の伸びに影響することがあります。
このように、低身長には体質的なものから医学的な要因まで幅広い原因があり、まずは成長曲線をもとに「正常な範囲内か」「緩やかな遅れか」を見極めることが大切です。
参照:日本小児内分泌学会「低身長」
低身長の基準
低身長の判断には、単に「クラスの中で背が低い」という主観的な印象ではなく、統計的な基準が用いられます。
医学的には、同じ年齢・性別の子どもたちの平均身長より−2SD(標準偏差)を下回る場合に「低身長」とされます。
−2SDとは、全体の約2.3%にあたる範囲で、つまり100人の中で2〜3人ほどが該当する水準です。
この数値を確認することで、現在の身長が「一時的な個人差」なのか、「医学的な低身長の範囲」に入るのかを把握できます。
次に示す表では、男女別・年齢別における−2SDの目安身長をまとめています。
お子さまの年齢と照らし合わせて、成長曲線のどの位置にあるかを確認してみましょう。
|
年齢 |
男子 |
女子 |
|
0歳 |
63.1 |
61.6 |
|
1歳 |
74.9 |
73.9 |
|
2歳 |
83.1 |
82.1 |
|
3歳 |
89.5 |
88.8 |
|
4歳 |
94.3 |
94.8 |
|
5歳 |
101.8 |
100.8 |
|
6歳 |
107.5 |
106.8 |
|
7歳 |
112.9 |
112 |
|
8歳 |
118 |
117.1 |
|
9歳 |
122.9 |
121.9 |
|
10歳 |
127.4 |
127.8 |
|
11歳 |
132 |
135 |
|
12歳 |
138.1 |
140.9 |
|
13歳 |
146.4 |
144.4 |
|
14歳 |
153.1 |
146 |
|
15歳 |
156.9 |
146 |
|
16歳 |
158.7 |
147 |
|
17歳 |
159 |
147.1 |
参照:厚生労働省「学校保健統計調査」
参照:日本小児内分泌学会「低身長」
最終身長を伸ばすために身長の成長期を遅らせることができる【小児身長治療について】

子どもの最終身長を左右する大きな要素のひとつが、「成長期がいつ始まるか」です。
思春期の訪れが早いと、一時的に身長は伸びても成長板が早く閉じてしまい、最終身長が低くなる傾向があります。
そこで注目されているのが、小児身長治療による成長期のコントロールです。
医師の管理のもとで思春期の進行をゆるやかにし、成長期間をできるだけ長く確保することで、最終身長をより高く伸ばすことを目指します。
ここでは、その仕組みや治療の考え方について解説します。
小児身長治療が最終身長を伸ばせる理由
小児身長治療が最終身長を伸ばせる理由は、「成長を止める要因を遅らせ、伸びる期間を長く確保する」ことにあります。
東京神田整形外科クリニックの身長先生®︎による身長治療は、主に成長ホルモン補充療法・思春期コントロール・栄養補充療法の3つを組み合わせて行います。
成長ホルモンを補うことで骨端線の働きを促し、思春期を遅らせる治療で成長板が閉じる時期を後ろ倒しにします。
さらに、鉄・亜鉛・ビタミンDなどの栄養を補うことで、ホルモンが十分に働ける体の状態を維持します。
このように、成長の「伸び率」と「期間」の両方をコントロールすることで、最終身長を最大で+15cm程度改善できる可能性があるとされています。
東京神田整形外科クリニックの身長治療の流れと期間
東京神田整形外科クリニックの身長先生®︎による身長治療は、成長中の5〜15歳のお子さまを対象に行われています。
治療の目的は、成長率を高めながら伸び率の低下を防ぎ、最終身長をできるだけ高く導くことです。
まず初めに、現在の身長や成長ペースを正確に把握するため、身長測定・骨年齢・思春期症状など6項目を基準に将来の予測身長を算出します。
この分析結果に基づいて、最適な治療プランを立てていきます。
治療の流れは、主に3つのアプローチを組み合わせる形で進められます。
1つ目は成長ホルモン補充療法で、骨端線が閉じる前にホルモンを補い、伸び率を高めます。
2つ目は思春期コントロールで、薬を用いて性ホルモンの働きを一時的に緩やかにし、成長期間を延ばします。
3つ目は栄養補充療法で、鉄・亜鉛・ビタミンDなどの栄養を補い、ホルモンが十分に働ける体の状態を整えます。
治療期間は2〜5年が一般的です。
短期間では効果が限定的なため、少なくとも1年以上継続することが推奨されています。
また、「身長治療で最も大切なのは、本人と家族が同じ目標を持つこと」を目標に、初診時には60ページ以上の説明資料や動画教材を通じて、家族が治療の内容と目的をしっかり理解できるようにしています。
このように、東京神田整形外科クリニックでは科学的根拠と家族の理解を両立させた体系的な治療を行い、最終身長の最大化を目指しています。
小児身長治療にかかる費用
小児身長治療にかかる費用は、お子さまの年齢や体重、治療内容によって大きく異なります。
東京神田整形外科クリニックでの年間の目安は、約100万円〜500万円程度です。
この費用には、成長ホルモン補充療法・思春期コントロール・栄養補充療法といった複合的な治療が含まれます。
成長ホルモンの使用量は体重に比例して増えるため、成長段階が進むほどコストも上がる傾向にあります。
ただし、身長治療は病気の治療ではなく、あくまで成長を望むための選択のため、無理に勧めるものではありません。
大切なのは、どれほどの価値をその身長に感じるかという家族の意思です。
短期間での効果は限定的であり、しっかりとした成果を得るには少なくとも1年以上、理想的には2〜5年の継続が必要です。
治療費は決して安くはありませんが、目標を明確にし、家族全員で納得した上で取り組むことが、成功の第一歩となります。
身長治療に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。
身長を伸ばすために意識したい生活習慣

身長を伸ばすためには、医療的なサポートだけでなく、日々の生活習慣が大きく関わっています。
特に、睡眠・食事・運動の3つは成長ホルモンの分泌を左右する重要な要素です。
成長期の体をしっかりサポートするために、どんな習慣を意識すべきかを見ていきましょう。
睡眠について
身長が伸びる仕組みの中心にあるのが、骨の端に存在する「成長板(骨端線)」です。
ここでは軟骨細胞が分裂と増殖を繰り返し、新しい骨をつくることで身長が伸びていきます。
しかし、この成長板が閉じてしまうと、骨の伸びは止まり、それ以上の身長の成長は見込めません。
成長板の働きを支える要素には、いくつかの生理的メカニズムがあります。
|
要素 |
役割 |
|
成長ホルモン |
成長板の軟骨細胞に作用し、骨の伸びを直接促す。特に睡眠中に多く分泌される。 |
|
性ホルモン |
思春期に分泌が増え、短期間で成長を加速させるが、過剰に早まると成長板の閉鎖を早める。 |
|
栄養 |
タンパク質、亜鉛、ビタミンDなどが細胞分裂や骨形成の材料となり、成長を支える。 |
|
運動と骨刺激 |
ジャンプや走る動作など、骨への刺激が成長板を活性化させる。 |
|
睡眠・生活リズム |
深い眠り(ノンレム睡眠)時に成長ホルモンが最も多く分泌される。夜更かしや不規則な生活は分泌を妨げる。 |
このように、身長の成長は「成長板が活動する→ホルモンが作用する→栄養と運動が支える→睡眠で分泌が最大化される」という連鎖で進んでいます。特に睡眠は成長ホルモンの分泌を最も強く左右する要素であり、夜の22時〜翌2時の時間帯に深い眠りを確保することが重要です。
規則正しい生活リズムを整え、十分な睡眠時間を確保することが、成長板の働きを最大限に引き出す第一歩といえるでしょう。
参照:The Journal of Clinical Investigation
子どもの身長を伸ばしたいのならば睡眠・食事・運動も意識

身長を伸ばすためには、特別な方法よりも、まず日常の基本習慣を整えることが大切です。
睡眠で成長ホルモンをしっかり分泌させ、食事で栄養を補い、運動で骨に刺激を与える。
この3つのバランスが整ってこそ、成長の土台がつくられます。
ここでは、それぞれのポイントを具体的に解説します。
睡眠
成長ホルモンは、眠り始めてからすぐに分泌が高まります。
特に眠りについた最初の90分間(深いノンレム睡眠)で分泌量が最も多くなるため、この時間帯にしっかり熟睡できるかどうかが身長の伸びを左右します。
そのためには、眠る環境を整えることが大切です。
- 寝る1時間前からスマートフォンやタブレットのブルーライトを避ける
- 湯船につかって体を温める(深部体温を下げやすくするため)
- 夜更かしを控え、毎日同じ時間に寝る習慣をつける
- これらを意識するだけでも、成長ホルモンの分泌が安定し、成長をサポートできます。
また、年齢ごとの適正な睡眠時間は以下の通りです。
|
年齢 |
推奨睡眠時間 |
|
0〜3ヶ月 |
14〜17時間 |
|
4〜11ヶ月 |
12〜15時間 |
|
1〜2歳 |
11〜14時間 |
|
3〜5歳 |
10〜13時間 |
|
6〜13歳 |
9〜11時間 |
|
14〜17歳 |
8〜10時間 |
|
18〜25歳 |
7〜9時間 |
特に成長期にあたる6〜17歳では、最低でも8〜10時間の睡眠を確保することが望ましいとされています。
睡眠の「長さ」と「質」を両立させることで、成長ホルモンの分泌を最大限に引き出し、身長の伸びをサポートすることができます。
参照:The Journal of Clinical Investigation
参照:京田辺市「睡眠とスマートフォンの関係」
参照:繊維機械学会誌「快適ライフのための睡眠」
食事
身長を伸ばすためには、特定の食品に偏るのではなく、必要な栄養素をバランスよく摂取することが重要です。
特に成長期の体は骨・筋肉・ホルモンの材料を多く必要とするため、日々の食事が身長の伸びを左右します。
以下は、身長の成長に関わる主な栄養素とその働き、代表的な食材です。
|
栄養素 |
働き |
含まれる主な食材 |
|
タンパク質 |
骨・筋肉・ホルモンの材料となる。成長の基礎をつくる。 |
肉、魚、卵 |
|
カルシウム |
骨の主成分。強くしなやかな骨を作る。 |
牛乳、チーズ、小魚、小松菜 |
|
ビタミンD |
カルシウムの吸収を助け、骨の形成を促進。 |
鮭、しらす、きのこ類、日光浴 |
|
亜鉛 |
成長ホルモンの分泌を助け、細胞分裂を促進。 |
牡蠣、レバー、ナッツ類 |
|
鉄分 |
酸素を運び、エネルギー代謝を支える。 |
赤身肉、ほうれん草、ひじき |
|
マグネシウム |
カルシウムとともに骨の形成をサポート。 |
豆類、ナッツ、海藻 |
|
ビタミンC |
コラーゲン生成を助け、骨のしなやかさを保つ。 |
果物、野菜(いちご、ブロッコリーなど) |
成長期には、これらの栄養を1日3食しっかり摂ることが基本です。
特に朝食を抜くと、午前中の代謝が低下し、成長ホルモンの働きも鈍くなります。
また、タンパク質とカルシウムを同時に摂取すると骨の形成がより効果的に進むといわれています。
栄養バランスの整った食事を意識することが、成長ホルモンの働きを支え、身長を伸ばす土台を作るポイントです。
運動
身長を伸ばすための運動は、特別なトレーニングである必要はありません。
成長期の体にとって重要なのは、骨や筋肉に適度な刺激を与えることです。
骨は衝撃や負荷がかかることで強くなり、成長板(骨端線)も活発に働くようになります。
日常生活の中でできる運動としては、外での遊びやジャンプ動作を多く取り入れることがおすすめです。
縄跳びやかけっこ、ボール遊びなど、楽しみながら体を動かすことで骨に自然な刺激が加わります。
また、姿勢を保つ筋肉を育てることで、見た目のスタイル改善にもつながります。
ただし、過度な運動は逆効果です。激しいトレーニングを長時間続けると、体がストレスを感じて成長ホルモンの分泌が抑えられてしまうことがあります。
目安としては、平日は30〜60分程度、休日は少し多めに体を動かすくらいが理想的です。
運動は「量」よりも「継続」が大切です。毎日少しでも体を動かす習慣をつくることで、成長ホルモンの分泌が促され、健康的な身長の伸びをサポートできます。
参照:Journal of Applied Physiology
身長の成長期に関するよくある質問

身長の成長期に関しては、「いつまで伸びるの?」「どのくらい伸ばせるの?」といった疑問を持つ方が多いものです。
ここでは、保護者の方からよく寄せられる質問をもとに、成長期の仕組みや身長の予測、成長のサインなどについてわかりやすく解説します。
身長があと何センチ伸びるか診断してもらえますか?
お子さまの「あとどのくらい身長が伸びるのか」を知りたい場合、東京神田整形外科クリニックで専門的な「身長先生の身長診断®︎」を受けることができます。
この診断では、手のレントゲン撮影や採血検査などを行い、骨の成長度(骨年齢)やホルモン状態を分析したうえで、将来の最終身長を予測します。
診断結果は、単なる数値ではなく、成長の「今のペース」がどの段階にあるかを視覚的に把握できるようにまとめられています。
診断の仕組みは、身長先生®︎が解説しているように、気象予報のように「複数のデータを総合的に判断して未来を予測する」イメージです。
現在の身長だけでなく、これまでの成長記録、両親の身長、骨年齢、ホルモン値などをもとに、個別に将来の成長曲線を算出します。
この身長診断は、通常価格55,000円のところ、モニター価格33,000円(税込)で受けることが可能です。価格には採血・レントゲン・診断書などすべての検査費用が含まれており、追加料金はかかりません。
さらに、クリニックの公式LINEでは「身長先生®︎の成長シート」を無料で配布しており、自宅でも成長傾向を簡易的に確認できます。
本格的な診断を希望する場合は、東京だけでなく大阪・愛知・群馬・埼玉など全国5拠点で受けることができるため、通いやすい場所を選択できます。
「あと何センチ伸びるか」を正確に知ることは、成長期のサポート方針を決めるうえで大きな手がかりになります。
身長がとまるサインは?
身長がとまる大きなサインは、「成長板(骨端線)」が閉じることです。
成長板は骨の端にある軟骨組織で、ここが新しい骨を作ることで身長が伸びています。
しかし、思春期の終わりに性ホルモンの影響でこの成長板が徐々に硬くなり、最終的に閉じると、それ以上の成長は見込めなくなります。
成長が止まる時期の目安は、男女で少し異なります。
女子:初経を迎えてからおよそ2年ほどで身長の伸びが落ち着くことが多いです。
男子:声変わりや体毛の発達が始まってから2〜3年ほどで成長が止まる傾向があります。
ただし、見た目の変化だけでは正確な判断は難しく、実際に成長が終わったかを確認するには、骨年齢検査(レントゲン)で成長板の状態を調べるのが確実です。
成長が止まるタイミングを知ることは、治療や生活習慣の見直しを行ううえでも大切な目安になります。
身長を1年で20cm伸ばすには何をすればいいですか?
結論から言うと、1年間で20cm伸ばす方法は存在しません。
医学的に見ても、成長スパートの時期であっても年間の伸び幅は8〜12cm程度が一般的とされています。
無理に短期間で伸ばそうとするよりも、成長を支える生活習慣を整え、体が自然に成長できる環境をつくることが大切です。
身長をしっかり伸ばすためには、次の4つを意識することが基本になります。
- 規則正しい生活リズムを保ち、夜更かしを避ける
- 成長ホルモンの分泌が高まる深い睡眠(ノンレム睡眠)を十分にとる
- タンパク質・カルシウム・ビタミンD・亜鉛をバランスよく含む食事を摂る
- ジャンプ・ランニング・ストレッチなど、骨に刺激を与える適度な運動を続ける
こうした基本的な習慣を1日ずつ積み重ねていくことが、結果的に最終身長を高くする最も確実な方法です。
さらに、より専門的なサポートを求める場合は、小児身長治療を組み合わせることで、成長期を最大限に活かす選択もあります。
まとめ
身長の成長期は、子どもによって始まる時期も終わる時期も異なります。
一般的には、女子が10〜12歳ごろ、男子が11〜13歳ごろに成長スパートを迎えるとされ、この時期にどれだけ生活習慣を整えられるかが最終身長を左右します。
成長を支える鍵は、
- 十分な睡眠(特に寝始めの90分間)
- バランスの取れた食事(タンパク質・カルシウム・ビタミンD・亜鉛など)
- 適度な運動(外遊びやジャンプなどの骨刺激)
の3つです。
一方で、成長が緩やかであったり、周囲より背が低いと感じる場合には、骨年齢検査や身長診断で現状を確認することが有効です。
「もっと身長を伸ばしたい」「周囲と差があることが気になる」といった場合には、小児身長治療という選択肢も検討することができます。
他の医院では、「特に治療の必要はありません」と断られた場合も、東京神田整形外科クリニックへご相談ください。
東京神田整形外科クリニックの身長先生®︎による小児身長治療ならば、将来160センチまで成長する予定のお子さんが、しっかり治療を受ければ最大で+15センチぐらいの身長を目指せます。
5〜15歳のお子さんを対象に治療を提供しておりますので、身長について悩まれるときは、ぜひご検討ください。
身長先生®︎がお子さんの将来の身長を予測する「身長先生の身長診断®︎」も完全予約制でご用意しています。お子さんの身長を伸ばしていきたいと考えるときは、ご確認ください。
監修者

院長 (全日出勤)
田邊 雄 (たなべ ゆう)
経歴
2011年 金沢医科大学卒業
2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得
2018年 順天堂大学博士号取得
2020年 東京神田整形外科クリニック開業

再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)
横田 直正 (よこた なおまさ)
経歴
平成11年3月 国立浜松医科大学医学部卒業
平成11年4月~平成18年12月 東京大学医学部整形外科在籍
平成11年5月~平成11年12月 東京大学医学部付属病院整形外科
平成12年1月~平成12年6月 東京逓信病院麻酔科
平成12年7月~平成13年6月 三楽病院整形外科
平成13年7月~平成14年12月 都立広尾病院整形外科
平成15年1月~平成16年6月 東芝林間病院整形外科
平成16年7月~平成17年9月 多摩北部医療センター整形外科
平成17年10月~平成18年9月 都立墨東病院リウマチ膠原病科
平成18年10月~平成19年12月 東京逓信病院整形外科
平成19年7月~平成27年2月 太秦病院整形外科リウマチ科
平成27年3月~平成29年3月 富士見病院整形外科
平成28年6月~平成29年3月 東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)
平成29年4月~令和3年4月 東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)
令和3年5月~ 総合クリニックドクターランド、新山手病院など


