エクソソームは有効?46歳男性の膝をもとに解説②
神林
皆さん、こんにちは。
東京神田整形外科クリニック膝治療責任者理学療法士主任神林です。
今回は、膝への1000億エクソソーム治療の2回目を受けられる46歳男性のMさんをスペシャルゲストにお迎えして、体験談をうかがっていきたいと思います。
膝への1000億エクソソーム治療を検討されている方や現在膝の痛みを抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
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半月板損傷で内視鏡手術を受けたあとの経過とは
神林
Mさんは小学生のときに膝を遊具に打ち付けて痛めてしまい、それ以来40年以上の膝の痛みを抱えていらっしゃいました。
そうしたなかで2023年3月に「変形性ひざ関節症」「半月板損傷」と診断され、9月には内視鏡のクリーニング手術を受けられています。
手術をしたことで、「引っかかり感」はとれましたか?
Mさん
「引っかかり感」はすごく取れました。
神林
痛みはいかがでしょうか?
Mさん
術後2ヶ月ほど足を着いてはいけない状態だったのですが、その後リハビリを始めて1ヶ月くらいまで痛みをほぼ感じていませんでした。
ですが、リハビリの強度が上がっていくにつれて、「あれ?痛みが出てきたかな」と言う感じでした。
神林
当院でもリハビリの強度は、体重をかけないノーウェイトというリハビリから3分の1、3分の2、フルウェイトと体重かけるリハビリをしていきます。
Mさんも経験されたように、そうして段階を上げていくのは大変な過程だと思います。
再生医療の適応について
神林
再生医療は物理的な問題を排除して、膝の軟骨をなめらかにする特徴があります。
半月板損傷で内視鏡手術を受けられた方には、とても適応のある治療です。
ちなみに、ヒアルロン酸注射は受けましたか?
効果はいかがだったでしょうか?
Mさん
ヒアルロン酸注射は、「効果あるな」と感じたときもありますが、徐々に効果を感じにくくなってきている印象でした。
神林さん
実はヒアルロン酸注射を打って効果があった方は、再生医療の適応がある状態といえます。
1000億のエクソソームの膝に対する効果とは
神林
Mさんは、5月8日に1000億のエクソソームを左膝に注入しました。
率直な感想はいかがでしたか?
Mさん
実は、あまり効果を感じていません。
ただ、夜中寝ているときに起きてしまう痛みを感じる回数は減りました。
それ以外は大きな効果は感じていなかったので、今回の2回目の注射をとても楽しみにしていました。
神林
前回受診された時、Mさんは夜寝ているときに痛みがあるとおっしゃっていましたね。
夜寝ているときの痛みの頻度の改善について、詳しくおうかがいできたらと思います。
Mさん
夜寝ているときの痛みについては、治療を受けてから最初の週が2回、翌週が1回、3週目の今週は0回です。
神林
経時的に改善がみられていますね。
ここで皆さんに「国際基準のKOOS(膝関節評価スコア)」の結果も共有させていただきたいと思います。
前回(5月8日)と本日(5月27日)の状態を比較していきます。
「①膝の痛みの頻度はどれぐらいか?」は、5月8日と5月27日はどちらも「いつも痛い」で変化はありませんでした。
「②膝をひねったり回す時の痛みは?」は、5月8日と5月27日はどちらも「少し痛い」で変化はありませんでした。
「③膝を完全に伸ばす時の痛みは?」は、5月8日と5月27日はどちらも「全く痛くない」で変化はありませんでした。
「④膝を完全に曲げる時の痛みは?」は、5月8日は「少し痛い」、5月27日は1段階悪化し「ある程度痛い」でした。
「⑤平らな場所を歩く時の痛みは?」は、5月8日は「少し痛い」、5月27日は1段階改善し「全く痛くない」でした。
歩く時の痛みは、「全く痛くない」とのことですが、いかがでしょうか?
Mさん
常にある慢性的な痛みは感じてはいますが、歩くのに全く不自由はないです。
神林
続いて、「⑥階段を上り下りする時の痛みは?」は、5月8日は「ある程度痛い」、5月27日は1段階改善し「少し痛い」でした。
階段昇降は負担が強い動きとして代表的なものです。
その部分が数値を見ても分かるように、痛みが改善していると評価できるでしょう。
「⑦夜寝ている時の痛みは?」は、5月8日は「ある程度痛い」、5月27日は1段階改善し「少し痛い」でした。
夜間の痛みは、頻度も程度も改善しているということでした。
今後6回投与していく先は、楽しみにして良いと思います。
「⑧座っている時、横になっている時の痛みは?」は、5月8日と5月27日はどちらも「ある程度痛い」で変化はありませんでした。
「⑨まっすぐ立っている時の痛みは?」は、5月8日は「少し痛い」、5月27日は1段階悪化し「ある程度痛い」でした。
全体を通して数値的には改善していると考えて良いでしょう。
今回は2回目ですが、これから3、4、5、6回目と経時的な変化を追っていきたいと思います。
Mさんがおっしゃっていた「旅行に行きたい」といた目標が達成できるよう動きの強度を上げても痛みのないような膝の状態に持っていけたら良いと考えています。
今回の2回目の治療に対する気持ちはいかがですか?
Mさん
前回ドクターから診察を受けた際、「とても信頼できるドクターだな」と感じました。
今回1回目であまり効果を感じなかったケースでも、複数回重ねるごとに効く場合もあると聞いているので、とても楽しみにしています。
神林
6回投与することがとても重要なポイントです。
私たちも6回投与に関するデータを持っていますが、やはり6回目が一番良い結果となっています。
Mさんも1回目を終えてこれから2回目ですが、回数を重ねるごとに良くなると考えています。
まとめ
神林
今回は、膝への1000億エクソソーム治療の2回目を受けられる46歳男性のMさんに、1回目の治療に関する実体験をうかがいました。
- 膝への1000億エクソソーム治療1回目の効果は、夜間の痛みの頻度が減少した
- 1回目投与後は、膝の慢性的な痛みはあるものの、歩くのに不自由はない状態へ
- 「国際基準のKOOS(膝関節評価スコア)」の経過も全体的に数値に改善がみられた
- 過去のデータからも、今後治療回数を重ねるにしたがって、痛みが改善していくと予測される
- 膝への1000億エクソソーム治療は6回打つことが重要
1000億個のエクソソームには、元々は1890万個のスタンダードエクソソームから始まりました。
そこから、プレミアムエクソソーム(30億個)を膝関節に投与してKOOSが改善したデータがあります。
そのエクソソームの含有量30億個から1000億個に変えたときに、膝の経緯はどのようにたどっていくのか、今後も皆さんに発信していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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