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禁断のステロイドで身長を伸ばす方法【身長先生】

[2023.07.07]

医師医学博士、整形外科専門医・身長先生こと田邊です。 

 

今回のテーマは「禁断のステロイドで身長を伸ばす方法」です。

 

今回はズバリ、プリモボランについてお話しさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

プリモボランとは?

 

まずはプリモボランというお薬についてお話ししたいのですが、まずは「どういった薬なのか?」ということを説明させてください。

 

プリモボランは一応、「アナボリックステロイド」というふうに言ったりする薬になります。

アナボリックステロイドという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

多くの場合はアナボリックステロイドというのは、いわゆるドーピングの時に使うことですね。

 

アナボリック=同化、になります。

モノは作るか壊すかどちらかしかないのですが、同化というのは作るという意味になります

 

このアナボリックステロイドの一種がプリモボランという形になります。

 

同化というくらいですから、アナボリックステロイドにはモノを作る(体を大きくする)作用があるということになります。

 

プリモボランの特徴

 

例えば、先ほどドーピングの話をしましたが、いわゆるスポーツの世界でもドーピングとして使う選手がいるわけですよね。

なのでドーピングの指定する薬剤になるわけです。

 

ただし、この同化に関して言うと、現実問題としてはそんなに強くないというふうに言われたりもします。

同化作用が強い薬剤と言えば、当然一番有名なのは成長ホルモンです。

だから成長ホルモンは非常に身長が伸びます。

 

それに対してアナボリックステロイドは、「同化するような作用を持っているステロイド」と言われていますが、一方で同化の作用がそこまで強いわけでもないというのもアナボリックステロイドの特徴です。

 

その上でどうしてこの薬が使われるかをご説明していきます。

プリモボランというお薬の特徴としては、男性ホルモンを抑えるような作用があるというのが1つです。

 

別の表現を使うと実は、男性ホルモンの類似物質ということがわかっていて、内因性ですね。

内因性というのは自分から出ることを意味します。

 

プリモボランを投与することで、内因性の男性ホルモンの分泌を抑制することに繋がります。

 

プリモボランの特徴的なのは、普通の男性ホルモンは骨端線に働きかけて骨端線を閉じる働きをするのに対し、プリモボランは骨端線を閉じる働きが低い・ないと言われています

 

そこが大きく違う点になります。

 

プリモボランの注意点

 

ここでひとつ注意点なのですが、プリモボランは全く骨端線に影響がないかというと、わずかには関係あるのではないかと私は考えています。

 

プリモボランは必要最低限の投与量である必要があるというのがここからわかると思います。

 

それに対して結構考え方はまちまちで、他の先生なんかは思春期に入るか入らないかの段階で使う先生もいれば、思春期に入っていない段階で使っている先生もいると聞いたことがあります。

 

私の考え方としては、それは絶対にダメです

 

そうではなくて、しっかりと思春期に入って、しかも思春期に入っているというのを採血上で確認できるレベルが非常に重要になってきます。

思春期に入っているというのは非常に曖昧なんですよね。

 

「4月1日に高校に入学しました!」というのはすごくわかりやすいですよね。

4月1日から本当に入学している方です。

思春期は何月何日に入りました、というのが誰にもわからないんです。

 

その中で曖昧と何かの指標を持って、「入ったんでしょう」という憶測で全てが語られるわけですね。

 

例えば思春期に入った基準の1つとして、男性の場合は精巣の容量が大きくなったなどを判別の材料とすることもします。

 

私はそういった意味だと数字が好きな人間ですので、男性ホルモンですね。

採血上で男性ホルモンが明確に検出されたところを1つの基準としています。

 

先生によって基準とするタイミングも少し異なったりもするところにもなります。

私に関しては、男性ホルモンが検出された段階でプリモボランを使用する、というのが1つ目のポイントです。

 

そして投与する量に関して言うと、基本的には男性ホルモン類似物質なんですけども、過剰に摂取するのは逆効果になってしまうので要注意です。

 

あとは早熟であるということも当然重要で、早熟の方にプリモボランを使うのはすごくいい適用です。

 

それに対していわゆる晩熟のお子さんに関して言うと、こういったものを使うのはあまり意味がないと考えていますのでその点も注意です。

 

さらにもっと細かく言いますと、早熟の方で思春期がある程度始まっていて、進みすぎていても逆にあまり意味がなくなってしまいます

進み方が中程度くらいの人にプリモボランをやって、しっかりと内因性の男性ホルモンを抑えて、成長ホルモンを投与したりすると、極めてすごく効果が高いです。

 

そういうことも過去に経験していますので、そういった薬剤であるということをぜひ覚えていただくといいかなと思います。

 

禁断のステロイドの理由

 

こういったプリモボランというお薬で身長を伸ばす方法もあるということです。

 

ただし一般的なステロイドに関して言うと、身長にとってマイナスになる可能性もありますので、禁断のステロイドという表現をしました。

この禁断のステロイドを適正な形で使うことによって、最終身長を伸ばすことができます。

 

皆さんもどうしても身長を伸ばしたい人というのは、こういった薬剤についても勉強されてもいいのではないかと思います。

 

まとめ

 

以上参考になりましたでしょうか。 

 

これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログ身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。 

 

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