小学6年生の身長を男子女子別に解説!1年で10cm伸びる?身長が止まるサイン・最終予測を解説 | 低身長治療・再生医療なら東京神田整形外科クリニック
「小学5〜6年生で急に身長が伸びたけれど、このまま早く止まってしまうの?」と不安に感じる保護者の方も多いかもしれません。
急な伸びは成長スパートの表れであることが多いものの、周囲より極端に早い場合は成長の進み方を確認することが大切です。
この記事では、小学6年生の平均身長や身長が止まるサイン、最終身長の予測方法、今からできる対策を解説します。
小学6年生の男子女子の平均身長と体重はどのくらい?
小学6年生になると、体の成長には個人差が大きく表れ始める時期です。
特に身長や体重は、男子と女子で発育のタイミングが異なるため、平均値は成長を見守る重要な目安となります。
この章では、文部科学省の統計をもとに、男子と女子それぞれの平均身長・体重についてくわしく解説していきます。
小学6年生男子の平均身長と体重
| 12歳 | 平均身長(cm) | 標準偏差(cm) | 平均体重(kg) | 標準偏差(kg) |
| 0ヶ月 | 150.5 | 7.69 | 43.1 | 9.9 |
| 1ヶ月 | 151.1 | 7.76 | 43.6 | 10 |
| 2ヶ月 | 151.7 | 7.82 | 44 | 10.1 |
| 3ヶ月 | 152.4 | 7.89 | 44.5 | 10.2 |
| 4ヶ月 | 153 | 7.96 | 44.9 | 10.3 |
| 5ヶ月 | 153.7 | 8.02 | 45.4 | 10.4 |
| 6ヶ月 | 154.3 | 8.09 | 45.8 | 10.5 |
| 7ヶ月 | 154.9 | 8.04 | 46.2 | 10.5 |
| 8ヶ月 | 155.5 | 7.99 | 46.7 | 10.5 |
| 9ヶ月 | 156.1 | 7.94 | 47.1 | 10.6 |
| 10ヶ月 | 156.7 | 7.89 | 47.5 | 10.6 |
| 11ヶ月 | 157.3 | 7.84 | 47.9 | 10.6 |
参照:文部科学省「学校保健統計調査」
小学6年生女子の平均身長と体重
| 12歳 | 平均身長(cm) | 標準偏差(cm) | 平均体重(kg) | 標準偏差(kg) |
| 0ヶ月 | 150.5 | 7.69 | 43.1 | 9.9 |
| 1ヶ月 | 151.1 | 7.76 | 43.6 | 10 |
| 2ヶ月 | 151.7 | 7.82 | 44 | 10.1 |
| 3ヶ月 | 152.4 | 7.89 | 44.5 | 10.2 |
| 4ヶ月 | 153 | 7.96 | 44.9 | 10.3 |
| 5ヶ月 | 153.7 | 8.02 | 45.4 | 10.4 |
| 6ヶ月 | 154.3 | 8.09 | 45.8 | 10.5 |
| 7ヶ月 | 154.9 | 8.04 | 46.2 | 10.5 |
| 8ヶ月 | 155.5 | 7.99 | 46.7 | 10.5 |
| 9ヶ月 | 156.1 | 7.94 | 47.1 | 10.6 |
| 10ヶ月 | 156.7 | 7.89 | 47.5 | 10.6 |
| 11ヶ月 | 157.3 | 7.84 | 47.9 | 10.6 |
参照:文部科学省「学校保健統計調査」
小学6年生の男子女子の身長は1年で10cm伸びることがある?
小学6年生の時期は、思春期に差しかかる重要な成長段階です。
とくに「成長スパート」と呼ばれる急激な身長の伸びが始まるタイミングと重なりやすく、男女ともに1年で8〜10cm以上身長が伸びることがあります。
男子の場合、この成長スパートは11〜13歳頃に訪れることが多く、小学6年生から中学1年生にかけて、1年で10cm以上、なかには15cm以上伸びる子もいます。
これは体の内側で成長ホルモンの分泌が活発になり、骨の伸びが一気に進むからです。
一方、女子は男子よりも早く思春期を迎える傾向があります。
小学5年生から6年生頃が成長スパートのピークになることもあり、この時期に一気に8〜10cmほど伸びることもめずらしくありません。
ただし、女子のほうが早く成長が落ち着く傾向にあるため、小学6年生で身長の伸びがゆるやかになる場合もあります。
参照:文部科学省「成長スパートってなに?」
小学5年6年で身長が伸びてしまったらどうする?
小学5〜6年生で身長が急に伸びても、それだけで悪い状態と考える必要はありません。
多くは思春期に伴う成長スパートであり、体が順調に成熟している表れだからです。
一方、同学年の子どもよりかなり早い時期から急激に伸び始めた場合は、思春期が早く来ている可能性もあります。
大切なのは、急に伸びたことだけに注目せず、伸び始めた時期、年間の伸び率、二次性徴の進み方を合わせて見ることです。
まず母子健康手帳や学校の測定記録を使い、過去数年の身長を成長曲線に記録しましょう。
1回の測定値ではなく、曲線がいつから上向きになったのかを確認すると、思春期の始まりを捉えやすくなります。
急な伸びは喜ばしい変化ですが、早熟の場合は成長スパートが早く終わる可能性があります。
思春期が進むと骨の成熟も進み、身長を伸ばす骨端線が次第に閉じるためです。
現在背が高くても、成長できる期間が短くなれば、最終身長が当初の予測より低くなるケースはあり得ます。
男子では陰毛、声変わり、脇毛や髭などの時期を確認します。
男子は11〜12歳頃から陰毛が生え、12〜13歳で声変わりが始まり、14歳頃には脇毛や髭が目立つのが一般的です。
これらが平均よりかなり早く現れているときは、骨年齢を含む評価が役立つでしょう。
女子では乳房の発達や初経の時期を確認します。
女子は男子より思春期が早いため、小学校高学年の伸びが成長スパートのピークに当たることも少なくありません。
初経前後の経過と年間の伸び率を記録することが重要です。
家庭では食事、睡眠、運動を整えながら、3〜6ヶ月ごとに同じ条件で身長を測りましょう。
ただし、すでに早熟を疑う変化がある場合は、何年も様子を見るのではなく早めに専門的な評価を受けてください。
当院では初回の来院を身長先生の身長診断®︎から始めます。
成長曲線、思春期の症状、必要な検査をもとに、現在の成長段階と今後の伸びしろを個別に確認します。
小学6年生で身長止まることはある?【男子】
男子が小学6年生で完全に身長が止まることは、一般的には稀です。
男子の成長スパートは11〜13歳頃に訪れることが多く、小学6年生では大きく伸びている途中、またはこれから伸びる子どもが多いためです。
ただし、中枢性思春期早発症などで思春期が早く始まると、骨年齢も早く進みやすくなります。
その結果、骨端線が早い段階で閉じ、成長できる時間が短くなる可能性があるのです。
治療を受けた男子92名の研究では、平均2.7年間の治療中に、実年齢に対する骨年齢の進みが平均1.1年短くなりました。
最終成人身長は平均173.6cmで、遺伝的な標的身長の平均172.4cmを上回っています。
これは治療対象者の研究結果であり、すべての小学生に同じ結果が当てはまるわけではありません。
声変わりが進み、脇毛や髭も目立ち、年間の伸びが急に小さくなっている場合は、成長の終盤に近づいている可能性があります。
見た目だけで断定せず、成長記録、骨年齢、血液検査を組み合わせた評価が有効でしょう。
参照:Annals of Pediatric Endocrinology & Metabolism
小学6年生で身長止まることはある?【女子】
女子は小学6年生で身長の伸びがゆるやかになることがありますが、初経を迎えた直後に完全に止まるとは限りません。
女子は男子より早く成長スパートを迎え、一般に初経の約1年前に身長の伸びが大きくなる傾向があるためです。
健康な女子793名の研究では、初経後の身長の伸びは平均8.0cmでした。
範囲は0.2cmから31.1cmまでと非常に広く、初経後の伸びには大きな個人差があります。
12歳未満で初経を迎えた女子の初経後の伸びの中央値は12.8cm、14.2歳以上で初経を迎えた女子では3.1cmでした。
ただし、初経後の数字だけでなく、初経までの成長や骨年齢も含めて考える必要があります。
初経の時期、初経前後の年間の伸び、現在の骨年齢を合わせて確認してください。
3〜6ヶ月単位で正確に測り、成長曲線の傾きを見ることが大切です。
小学6年生の子どもの身長が止まるサインは本当?
「すね毛が濃くなった」「最近あまり伸びていない気がする」と感じても、見た目だけで身長が止まったとは判断できません。
ここでは、よく挙げられる3つのサインと、本当に確認すべき指標を解説します。
すね毛が濃くなると身長が止まる?
すね毛が濃くなっただけで、身長が止まったとはいえません。
体毛は思春期が進んでいることを示す補助的なサインであり、骨の成長終了を直接証明しないためです。
当院のYouTube動画でも、顎髭や脇毛は思春期終盤のサインになり得る一方、毛だけで成長終了と判断すべきではないと解説しています。
優先したいのは、年間の伸び率、ALP値、レントゲンで見る骨端線です。
レントゲンで骨端線が見えないと身長が止まる?
レントゲンで骨端線が見えない状態は、骨が伸びる過程がほぼ終わっていることを示す重要な所見となります。
骨端線は骨の端にある軟骨部分で、ここで新しい骨が作られることで骨が長くなる仕組みです。
思春期が進むと骨端線は徐々に薄くなり、最終的には閉じるものです。
完全に閉じた後は、骨が縦方向へ大きく伸びることは基本的に期待しにくいでしょう。
ただし、画像を家庭で判断することはできません。
成長曲線、年間の伸び率、思春期の進行、血液検査も合わせて評価する必要があります。
ALP値は成長期に500程度まで上がることもあり、175を下回ると最終身長が近づいてきたサイン、113を切ると成人の範囲で骨の成長がほぼ終了に近づいている目安となります。
数値だけを自己判断せず、診察時に確認してください。
爪半月が残っていないと身長が止まる?
爪半月が見えないことを、身長が止まる医学的なサインとして扱う根拠はありません。
指定動画でも、科学的な指標として爪半月は挙げられていません。
爪半月がなくなったから止まった、残っているから必ず伸びる、という判断はいずれもできません。
3〜6ヶ月ごとの身長、成長曲線、二次性徴の時期、必要に応じた骨年齢や血液検査を優先してください。
小学6年生男子女子の最終身長を予測する方法【症例を紹介】
小学6年生になると、「将来どれくらいの身長になるのか?」と気になる方も多いでしょう。
最終身長を予測するには、現在の身長、過去の成長データ、骨年齢、ホルモンの数値などさまざまな要素を総合的に見る必要があります。
たとえば、骨端線がまだ開いていれば、身長が伸びる余地があると考えられます。
ホルモンでは、テストステロンやALP(成長関連酵素)の数値も成長の目安です。
ご両親の身長から割り出す「中間身長」も参考になるでしょう。
一般的な計算は、次のとおりです。
(父165cm+母158cm+13)÷2=168cm
また、成長のタイミングによっては「晩熟」や「超晩熟」といった個人差があり、思春期が遅れて始まる子は中学以降に大きく伸びることもあるでしょう。
平均的な予測では165〜166cm程度ですが、栄養や生活習慣を整えることで170cm近くまで伸びる可能性もあるとされています。
また、当クリニックの「成長シート」でも、最終身長予測を確認できます。
身長先生が監修している身長予測を確認したいときは、ぜひご活用ください。
LINEから無料でダウンロードできます。
小学6年生の男子の症例を紹介
ここでは、12歳7ヶ月で身長164.9cmだった男子の症例を紹介します。
現在の身長が高くても、成長が早く進んでいる場合は、これから伸びられる期間が短くなっている可能性があります。
この症例は、5歳頃には日本人平均よりやや高い位置で推移していました。
ところが9歳6ヶ月以降、成長曲線が高い方向へ大きく移動し、11歳半頃には声変わりなどの思春期症状が終盤に入っていました。
この経過から、単に背が高いだけではなく、早熟傾向があると評価できます。
レントゲンで調べた骨年齢は14歳0ヶ月でした。
実年齢の12歳7ヶ月より1年5ヶ月進んでおり、一部の骨端線は閉じ始めています。
現在164.9cmあっても、骨の成熟という点では成長の終盤へ近づいていることがわかります。
血液検査ではALP値が389で、成長のピークを過ぎて低下している段階と評価されました。
テストステロンは4.0で、体が成人へ近づいていることを示す結果です。
一方、亜鉛は65、フェリチンは29で不足が認められ、ビタミンDは33.5で比較的足りていました。
両親の身長から求めた遺伝身長の期待値は170.5cmでした。
骨年齢に基づく予測は171.9〜172.8cmで、総合的な最終身長予測は169.1〜172.8cmです。
早熟傾向と骨端線の状態を踏まえると、現在高身長でも伸びしろは無限ではありません。
この症例には、9時間以上の睡眠、寝る1時間前からのデジタル機器制限、1日60分以上の全身運動が提案されました。
食事ではタンパク質を中心にバランスを整え、不足している亜鉛と鉄を補う方針です。
症例からわかるのは、現在の身長だけでは最終身長を正確に判断できないという点です。
成長曲線、骨年齢、骨端線、血液検査を総合すれば、今後の見通しと課題を具体化できます。
小学6年生の男子女子の身長を伸ばすためにできること
小学6年生は、成長スパートの最中または直前に当たる重要な時期です。
身長は遺伝の影響を一部受けますが、食事、睡眠、運動、姿勢、心理面など、成長を支える環境も無視できません。
ここでは、家庭で取り組める生活習慣と、専門的な治療を検討するときの考え方を順番に解説します。
バランスの良い食事で“伸びる体”をつくる
身長を伸ばすためには、骨や筋肉を作る材料を毎日の食事から十分に摂ることが基本です。
小学6年生は必要なエネルギーが増える時期ですが、量だけを増やすのではなく、タンパク質、カルシウム、亜鉛、ビタミンDなどをバランスよく揃える必要があります。
なかでもタンパク質は、骨や筋肉の土台になる重要な栄養素です。
指定動画では、肉、魚、卵、牛乳などの動物性タンパク質をしっかり摂ることが勧められています。
主食だけで食事を終えず、毎食に主菜を加えることが第一歩です。
タンパク質は一度にまとめて摂るより、朝、昼、夕に分けることが大切です。
動画では、1回に利用できる量には限界があるため、3食へ分散する考え方が紹介されています。
朝食を抜くと昼食と夕食だけで補うことになりやすいため、卵、魚、乳製品などを朝にも取り入れましょう。
カルシウムは骨の健康を支え、ビタミンDはカルシウムの利用に関わります。
亜鉛も成長期に欠かせないミネラルです。
動画では、ビタミンDが不足すると伸び率に差が出るデータも紹介されています。
食材は、肉、魚、卵、乳製品、小魚、きのこ類などを組み合わせるとよいでしょう。
特定の食品だけを大量に摂れば身長が伸びるわけではありません。
主食、主菜、副菜を揃え、年齢と活動量に見合ったエネルギーを確保することが前提です。
動画では実践例として、牛乳を1日3杯、卵を1日2個という目安が紹介されています。
ただし、アレルギー、乳糖不耐、体格、他の食事内容によって適量は変わります。
数字をそのまま全員へ当てはめず、1日の食事全体で不足と過剰がないかを確認してください。
肥満傾向が強いと、思春期が早まり、伸びる期間が短くなる可能性があります。
反対に痩せすぎてエネルギーが足りなければ、成長に回す材料が不足するかもしれません。
体重を極端に増減させず、成長曲線で身長と体重の推移を一緒に見ましょう。
十分な睡眠で成長ホルモンを最大限に活かす
小学6年生の成長を支えるには、十分な睡眠時間と、眠り始めに深く眠れる環境の両方が重要です。
成長ホルモンは睡眠中に多く分泌され、特に入眠後の最初の約90分に深い眠りへ入ることが大切だからです。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、小学生に9〜12時間の睡眠が推奨されています。
起床時刻から逆算し、必要な睡眠を確保できる就寝時刻を決めましょう。
朝起きられない、休日に極端な寝だめが必要、授業中に眠いという状態は、睡眠不足を見直すきっかけになります。
当院のYouTube動画でも、成長ホルモンが睡眠中に多く分泌されること、入眠後の最初の90分が重要であることを解説しています。
長く布団にいるだけではなく、寝付きを良くして深い睡眠を得る工夫が必要です。
就寝前はスマートフォン、ゲーム、動画視聴を早めに終えましょう。
入浴、歯磨き、読書、消灯という順番を毎日そろえると、体が眠る準備へ入りやすくなるでしょう。
朝は決まった時刻に起きて光を浴び、朝食を摂ります。
日中に体を動かすことも、夜の自然な眠気につながります。
平日と休日のリズムを大きくずらさないことが大切です。
参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
運動習慣で骨にしっかり刺激を与える
適度な全身運動は、成長期の体づくりと睡眠を支える生活習慣です。
ただし、特定の競技をすれば直接身長が伸びるわけではなく、運動量、栄養、休養のバランスが欠かせません。
指定動画では、運動時間として1回60分程度が紹介されています。
30分より60分で成長ホルモンの分泌が多くなる一方、120分に延ばしても60分との差は大きくないためです。
頻度は週2〜5回程度が示され、毎日激しい運動をして疲労を蓄積させることは勧められていません。
運動は、走る、跳ぶ、方向を変えるといった全身運動が向いています。
バスケットボールやバレーボール、縄跳び、鬼ごっこなどは、楽しみながら全身を動かせるでしょう。
一方、高重量のダンベルやマシンを使った筋力トレーニングは慎重に考えます。
自分の体重を使う程度の運動は可能ですが、フォームを守り、痛みや強い疲労が出るまで追い込まないことが大切です。
競技量が多い子どもは、消費したエネルギーを食事で補えているかも確認してください。
運動は長ければ長いほどよいわけではなく、十分な食事と睡眠をセットにする必要があります。
姿勢を整えて“伸びるチャンス”を逃さない
姿勢を整えると、本来の身長をまっすぐ測りやすくなり、背骨や関節へ偏った負担がかかりにくくなります。
ただし、ストレッチで骨端線を伸ばしたり、遺伝的な最終身長を直接変えたりできるとは断定できません。
指定動画では、背骨を伸ばす「身長びよ~んストレッチ」を紹介しています。
手順は次の通りです。
1. 両手を真上へ高く上げ、指先から体側まで伸ばしてください。
2. 両手を上げたまま、体を片側へゆっくり倒しましょう。
3. 中央へ戻り、反対側も同じように伸ばします。
4. 最後に胸を開き、無理のない範囲で体を後ろへ反らします。
回数や保持時間は動画で厳密に指定されていません。
反動をつけず、痛みが出ない範囲で心地よく伸ばしてください。
腰痛、背中の痛み、しびれがある場合は無理に反らさず中止しましょう。
思春期の心と体に寄り添いながらサポートを
小学6年生は、体の成長とともに心の面でも大きな変化が起きる時期です。
思春期の入り口に差し掛かるこの時期は、友だち関係や学校生活への不安が増え、心が不安定になりやすいものです。
そして、こうしたストレスは成長ホルモンの分泌にも影響を与えることがあると言われています。
そのため、身長を伸ばすためには体のサポートだけでなく、心のケアも欠かせません。
たとえば、「失敗しても大丈夫」「そのままでいいよ」といった言葉をかけ、子どもが安心できる環境をつくることが大切です。
悩みがあれば、口をはさまずに耳を傾ける姿勢も必要です。
身長先生式成長ホルモン治療を検討する
生活習慣を整えるだけでなく、現在の伸びしろを確認したうえで、身長先生式成長ホルモン治療®︎を検討する選択肢もあります。
この治療は、成長ホルモンだけに頼るのではなく、伸び率と成長できる時間の両方を考える集学的な治療です。
指定動画では、身長の伸びをグラフの面積として捉えています。
縦軸は1年間の伸び率、横軸は身長が伸びる期間で、この面積が最終身長に相当するという考え方です。
縦軸と横軸を子どもの状態に合わせて整え、最終身長を可能な限り高めることを目指します。
治療は、成長ホルモン治療、思春期の進行を調整する治療、栄養補充、生活指導を組み合わせます。
全員に同じ治療を行うわけではなく、早熟か晩熟か、骨端線、栄養状態によって内容は変わります。
そのため、治療を考える前に、まだ伸びる可能性があるかを正確に判断することが欠かせません。
当院では初回の来院を身長先生の身長診断®︎から始め、成長曲線、骨年齢、血液検査、二次性徴などを確認します。
治療による伸びには個人差があり、希望する身長を必ず達成できるわけではありません。
開始時期や骨の成熟度によって選択肢が変わるため、骨端線が閉じる前に評価を受けることが重要です。
身長先生式成長ホルモン治療の症例【小学6年生が15cm身長アップした事例】
ここでは、身長先生式成長ホルモン治療®︎によって、当初の予測から15cm以上の改善が示された男子の症例を紹介します。
これは予測身長の変化を追った1症例であり、すべての子どもに同じ効果を保証するものではありません。
初診は2022年8月で、年齢は12歳11ヶ月でした。
骨年齢は13歳8ヶ月と実年齢より進んでおり、早熟と判定されています。
初診時の最終予測身長は160〜163.8cmでした。
この症例では、成長ホルモン治療、栄養補充、食事指導、思春期を遅らせる治療、生活習慣の改善を組み合わせました。
治療開始後、予測身長は段階的に上がりました。
2023年4月には163cmから166cmへ改善し、2023年8月には167.3cmから169.1cmへ変化しています。
2024年4月には171cmから174.5cmへ上がり、直近では172.8cmから176.3cmへ到達しました。
当初160cmだった予測の下限と直近の176.3cmを比べると、15cmを超える改善です。
重要なのは、実際に一度で15cm伸びたという意味ではなく、治療経過のなかで最終予測身長が15cm以上改善した症例だという点です。
身長治療では、治療前に予測された将来の最終身長から+15cmを目指せる場合があります。
一方、骨端線、早熟・晩熟、治療開始時期、栄養状態、治療への反応は一人ひとり異なります。
まず身長先生の身長診断®︎で現在の伸びしろと予測を確認することが大切です。
小学6年生の男子女子の身長に関するよくある質問
「まだ身長が伸びるかはどう確かめる?」「すね毛を剃ると伸び方が変わる?」「声変わり後にも伸びる?」と疑問を感じる方は多いでしょう。
小学5年生で130cmの場合に、すぐ受診すべきか迷う保護者の方もいるかもしれません。
ここでは、小学6年生前後の身長についてよく寄せられる質問にお答えします。
まだ身長が伸びるか確かめる方法はありますか?
「この先、まだ身長は伸びるのか?」と心配になる保護者の方は多いかもしれません。
思春期の症状がまだ見られず、成長スパートが訪れていない場合は、今後も伸びる可能性が十分にあります。
ただし、現在の身長が平均より低い場合は、成長スパートでどれくらい伸びるのかご不安に思うかもしれません。
そんなときは、専門機関に相談することで、お子さまの今後の成長の見通しを具体的に知ることができます。
東京神田整形外科では、「身長先生の身長診断」という完全予約制の診断サービスがあり、将来の身長予測を含めた的確なアドバイスが受けられます。
すね毛を剃ると子どもの身長の伸びは変わりますか?
「すね毛を剃ったら成長が止まるのでは?」といった声を聞くことがありますが、すね毛を剃ることと身長の伸びには、医学的に根拠のある関係はありません。
すね毛は思春期のサインのひとつであり、体の成長に伴って自然に現れるものです。
ただ、それを剃ったからといって、身長の伸びが止まることも、逆に伸びやすくなることもないとされています。
見た目を気にする年頃の子どもが、すね毛を剃ること自体は自然なことですが、成長への影響を心配する必要はないでしょう。
保護者としては、正しい知識を持ち、安心して見守ることが大切です。
男子の身長が止まるサインは?
男子の身長がそろそろ止まるかもしれないと感じたとき、いくつかの目安となるサインがあります。
まず注目したいのは「成長スピードの変化」です。
これまで1年で5〜10cm伸びていたのに、最近は2〜3cmしか伸びていないという場合、成長スパートが終わりに近づいている可能性があります。
さらに、レントゲンで「骨端線」が閉じ始めているかどうかも重要な判断材料です。
骨端線が見えなくなっている場合、骨の成長がほぼ終了していると考えられます。
そのほか、声変わりが完全に終わっていたり、体毛や筋肉の発達が大きく進んでいる場合は、第二次性徴がほぼ完了している状態といえるでしょう。
また、両親の身長から予測される最終身長にすでに近づいている場合も、これ以上大きく伸びる可能性は低くなります。
声変わりしてから身長は伸びる?
声変わりが始まっても、身長が直ちに止まるわけではありません。
声変わりの開始は、男子の身長が最も速く伸びる時期の前後に現れるサインだからです。
男子を継続的に調べた研究では、声変わりの開始は、年間の身長増加が最大になる時期の平均0.2年前でした。
調査対象のうち、声変わりの時期を確認できた98名中60名は、身長が最も大きく伸びる年間に声変わりを始めています。
一方、完全に大人の声になるのは、身長が最も速く伸びる時期の平均0.9年後でした。
この頃には成長速度が減速し始めていることが示されました。
つまり、声変わりの開始と完了では、残された伸びしろの考え方が異なるのです。
声変わりが始まったばかりなら、その後も数cm程度伸びる余地があるかもしれません。
ただし、伸びの終盤へ向かうサインの1つでもあり、具体的な伸び幅を声だけで予測することはできません。
年間の伸び率や骨年齢、骨端線の状態によって個人差が大きいためです。
まだ身長を伸ばしたい場合は、声が完全に変わり、年間の伸びが小さくなってから考えるより、骨端線が開いているうちに評価を受けることが重要です。
参照:Acta Odontologica Scandinavica
小学5年生で130cmは小さいですか?
小学5年生で130cmは、同年齢の平均と比べると低めです。
ただし、130cmという1回の数値だけで低身長症や将来の最終身長を判断することはできません。
文部科学省の令和6年度学校保健統計によると、10歳の平均身長は男子139.7cm、女子141.1cmです。
130cmは男子平均より9.7cm、女子平均より11.1cm低い位置となります。
身長には個人差があり、思春期が遅い晩熟タイプで、後から大きく伸びる子どももいます。
身長は遺伝の影響を一部受けますが、両親が低いから必ず低くなる、平均より低いから今後も伸びない、とは限りません。
確認したいのは、成長曲線上の位置と傾きです。
体質性低身長とは、身長が-2SD以下で推移している状態を指します。
以前は同じ曲線に沿っていたのに、最近になって下向きに外れてきた場合は、成長速度が低下している可能性があります。
母子健康手帳や学校の記録から過去数年の身長を集め、1年に何cm伸びているかを確認しましょう。
-2SD以下で推移している、成長曲線が下向きに外れる、年間の伸びが明らかに小さい場合は、専門医へ相談することをおすすめします。
130cmという数字だけで不安を強める必要はありません。
一方、晩熟だろうと自己判断して長期間待つのも適切ではないため、客観的な記録に基づいて判断してください。
参照:文部科学省「令和6年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)確定値」
まとめ
小学5〜6年生で急に身長が伸びることは、多くの場合、成長スパートの表れです。
男子は11〜13歳頃に大きく伸びることが多く、女子は男子より早くピークを迎える傾向があります。
ただし、二次性徴が周囲より早く進んでいる場合は、早熟によって骨年齢が先行している可能性も考えられるでしょう。
すね毛や爪半月など、1つの見た目だけで判断せず、成長曲線、年間の伸び率、骨年齢、骨端線、血液検査を総合的に確認することが大切です。
家庭では、バランスの良い食事、小学生で9〜12時間を目安とする睡眠、無理のない全身運動を整えましょう。
それでも残りの伸びしろが心配な場合は、推測を続けるより現在地を確認することをおすすめします。
当院では初回の来院を身長先生の身長診断®︎から始め、成長段階と今後の可能性を個別に評価します。
骨端線が閉じる前に正確な情報を得ることが、お子さんに合った支援を選ぶ第一歩です。
「身長を伸ばしたいけど、東京まで通うのは難しい…」
大阪・名古屋などにお住まいの方でも、身長先生式成長ホルモン治療を受けられるようになりました。
遠方で治療を諦めていた方も、無理なく通院いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
監修者

院長 (全日出勤)
田邊 雄 (たなべ ゆう)
経歴
2011年 金沢医科大学卒業
2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得
2018年 順天堂大学博士号取得
2020年 東京神田整形外科クリニック開業

再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)
横田 直正 (よこた なおまさ)
経歴
平成11年3月 国立浜松医科大学医学部卒業
平成11年4月~平成18年12月 東京大学医学部整形外科在籍
平成11年5月~平成11年12月 東京大学医学部付属病院整形外科
平成12年1月~平成12年6月 東京逓信病院麻酔科
平成12年7月~平成13年6月 三楽病院整形外科
平成13年7月~平成14年12月 都立広尾病院整形外科
平成15年1月~平成16年6月 東芝林間病院整形外科
平成16年7月~平成17年9月 多摩北部医療センター整形外科
平成17年10月~平成18年9月 都立墨東病院リウマチ膠原病科
平成18年10月~平成19年12月 東京逓信病院整形外科
平成19年7月~平成27年2月 太秦病院整形外科リウマチ科
平成27年3月~平成29年3月 富士見病院整形外科
平成28年6月~平成29年3月 東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)
平成29年4月~令和3年4月 東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)
令和3年5月~ 総合クリニックドクターランド、新山手病院など


