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子供の身長予測の計算法と考え方!女の子の両親からの遺伝身長編!

[2021.07.02]

 

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最近の日本人の平均身長は昔を比べると高くなっていると言われていますが、子供の身長予測の方法があるのか気になりますよね。

 

いくつか方法はありますが、最も簡単なのが、両親の身長から子供の遺伝身長を計算する方法です。

男の子と女の子では計算式が異なりますので、今回は両親の身長から予想される遺伝身長について、女の子をメインに解説していきます。

 

男の子の身長についてはこちらで解説しています!

>>子供の身長予測の計算法!男の子の両親からの遺伝身長を解説!

 

 

  1. 両親の身長から予測される女の子の身長の計算式の紹介
  2. 計算式の持つ意味
  3. 計算式を拡大解釈した場合、155、160、165、170cmのお子様のために必要な両親の身長の紹介
  4. まとめ

 

 

 

1:両親の身長から予測される女の子の身長の計算式の紹介

 

まずは両親の身長から予測される女の子の身長の計算式を紹介していきます。

参考文献となる論文はこちらです。

 

論文名

Target Height and Target Range for Japanese Children: Revisited

引用元:National Library of Medicine

 

2007年に、現在の浜松医科大学教授である緒方先生が発表した論文になります。

この論文から、こちらの身長を導き出す計算式が発表されました。

 

女子予測身長=(父親の身長+母親の身長−13)/2

 

この計算式に、

  • 男性:平均身長170.6cm
  • 女性:平均身長157.9cm

(※令和元年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)参照)

この平均身長を当てはめてみると

女の子=(170.6cm+157.9cm−13)/2

   =315.5cm/2

   =157.75cm

このように平均的な父親と平均的な母親からは、平均的な子供が生まれるということが、こちらの計算式から分かります。

逆に言うと、平均的な父親と平均的な母親から平均的な子供が生まれると仮定して作成された式でもあります。

 

次のポイントは

 

女の子=((父親の身長+母親の身長−13)/2)±8

 

式の最後に±8がつくところです。

生まれてくる子供は、必ずしも同じ身長とは限りません。

兄弟でも身長差が出ていることから分かるように、もちろん個人差が生じます。

その個人差の誤差が、±8cmということになります。

先程の計算式の結果に当てはめてみると

157.75cm±8

となるので

149.75cm〜165.75cm

ということになります。

ざっくりですが、この身長は日本の女性の平均身長に当てはまる、という意味を持ちます。

つまり、平均的なご両親から平均的な子供が生まれてくるということです。

さらにその子は誤差(個人差)があるが、その個人差は日本人全体のよくある身長に収まるということになります。

 

皆さんは占い的に、最終身長は157cm!と言い切って欲しいと思います。

しかし、医学的・学問的・生物学的にはなかなか言い切ることは難しいと言えます。

 

2:計算式の持つ意味

 

続いて計算式の持つ意味について説明していきます。

 

女子予測身長=((父親の身長+母親の身長−13)/2)±8

 

この式に入る「13」という数値は、平均的な男女の身長差を表しています。

男性の場合は「+13」、女性の場合は「−13」となります。

こちらは論文中の表になります。

表1

 

表の1番左から、このような数値を表しています。

Year=年
Boys=男性
Girls=女性
D=男女の身長差

17.5歳の男女の身長と、その身長差を表した表になります。

続いて2000年以降のデータを見てみましょう。

表2

 

2000年〜2005年の男女の身長差は、12.7cm〜12.9cmとなっています。

平均をとるならば、12.8cmとなります。

しかし17.5歳からの身長の伸びは男子の方が女子よりも見込めること、また区切りのよい数字である方が実用性が高いため、13という数値が採用されています。

 

また、今回紹介した最終身長を予測する式は、日本人の平均をベースに作成されています。

つまりこの式は、平均的な組み合わせで最も精度が高く、平均から離れると予測精度が落ちるということになります。

 

また、こちらの例を見てみて下さい。

  • 両親A:父親180cm、母親140cm
  • 両親B:父親165cm、母親155cm

このように、両親の身長差が大きい両親Aと、両親の身長差が平均的な両親Bを比べてみます。

この計算式では、ともに女子子供の身長は

153.5±8cm

と予想されます。

しかし実際には、両親Aの方がより高身長にも低身長にもなりやすく、一方で両親Bの方が無難に153.5cmになりやすいという傾向があると考えられます。

 

3:計算式を拡大解釈した場合、155、160、165、170cmのお子様のために必要な両親の身長の紹介

 

例えばですが

父親:身長170.6cm、母親157.9cm

計算結果=157.75cm±8

最高で165.75cm?

このように計算式を拡大解釈すると、父親170.6cmと母親157.9cmからは、お嬢様の身長は最大で165.75cmになり得る、ということになります。

この考えをもとに、お嬢様が155、160、165、170cmになれる可能性のある両親の身長を計算していきましょう。

まとめるとこのようになります。

 

両親の合計身長が307cmあれば、子供は155cmを超える可能性がある

両親の合計身長が317cmあれば、子供は160cmを超える可能性がある

両親の合計身長が327cmあれば、子供は165cmを超える可能性がある

両親の合計身長が337cmあれば、子供は170cmを超える可能性がある

 

ただし、今ほど示した数値はあくまでも確率論の掛け合わせです。

机上の空論であるので、ファンタジー程度にお楽しみ下さい。

 

まとめ

 

以上、両親の身長から予想される最終身長について説明いたしましたが、いかがだったでしょうか?

男の子の身長についてはこちらで解説しています!

>>子供の身長予測の計算法!男の子の両親からの遺伝身長を解説!

 

これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログ身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。 

 

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