お菓子を食べると身長が伸びないのは本当?現役医師が解説!
お菓子は色んな種類があり、とても美味しいですよね。
しかしお菓子を食べると身長が伸びない、という噂があるのをご存知ですか?
もしこれが本当であれば、成長期の子には食べさせてはいけないことになってしまいますよね。
実際はどうなのでしょうか?
今回はお菓子を食べると身長が伸びないのは本当なのかについて解説します。
- お菓子を食べると身長が伸びないのは本当?
・①食べる時間によっては成長ホルモン分泌を阻害する可能性がある
・②食べすぎて他の必要な栄養素を摂取できない可能性がある
・③食べすぎて肥満になると思春期を早める可能性がある - まとめ
お菓子を食べると身長が伸びないのは本当?
早速結論ですが、お菓子を食べると身長が伸びないというのは、おおよそ本当です。
ただし身長が伸びなくなる可能性がある、という表現が正しいかもしれません。
時と場合によっては身長が伸びなくなる可能性がある、という事ですね。
その理由は以下の3つです。
- ①食べる時間によっては成長ホルモン分泌を阻害する可能性がある
- ②食べすぎて他の必要な栄養素を摂取できない可能性がある
- ③食べすぎて肥満になると思春期を早める可能性がある
それぞれ詳しく解説していきますね。
①食べる時間によっては成長ホルモン分泌を阻害する可能性がある
お菓子を食べると身長が伸びない理由1つ目が、食べる時間によっては成長ホルモン分泌を阻害する可能性があるためです。
もし寝る前にお菓子を食べてしまった場合、睡眠の質が低下する可能性があります。
お菓子の種類にもよりますが、カフェインや砂糖が入っているお菓子であれば興奮作用、香辛料の入ったお菓子や揚げ物のお菓子でゃ消化不良などが起き、睡眠の質に低下に繋がります。
以前お伝えしているように、寝始めた90分間で多くの成長ホルモンが分泌されることが分かっています。
>>スタンフォード式最高の睡眠の要約!身長先生目線で徹底解説!
その成長ホルモンは睡眠の質によって変化し、睡眠の質が高ければ高いほど、成長ホルモンを多く得ることができます。
成長ホルモンをいかに多く獲得できるかが、身長を伸ばす上で大事なポイントになってきますので、寝る前にお菓子を食べるのは控えましょう。
②食べすぎて他の必要な栄養素を摂取できない可能性がある
お菓子を食べると身長が伸びない理由2つ目が、食べすぎて他の必要な栄養素を摂取できない可能性があるためです。
例えば夕食前にお菓子をたくさん食べたとします。
そうするとお菓子でお腹が満たされ、夕食はあまり食べることができないかもしれません。
それによって、他の必要な栄養素を摂取できない状態に陥ってしまいます。
身長を伸ばすためには栄養のバランスがとても大事ですので、成長期にはしっかり3食を食べることをおすすめしています。
お菓子を食べすぎると栄養のバランスが崩れ、必要な栄養素が満足に摂取できない事に繋がりますので、お菓子の食べすぎは気をつけましょう。
③食べすぎて肥満になると思春期を早める可能性がある
お菓子を食べると身長が伸びない理由3つ目が、食べすぎて肥満になると思春期を早める可能性があるためです。
お菓子はカロリーが高く、必要以上にカロリーを摂取してしまう可能性があります。
摂取カロリー分、運動で消費できれば肥満になりませんが、なかなか消費できるものではありません。
結果、肥満に繋がります。
以前お伝えしているように、女性の肥満は思春期を早める可能性がありますので、特に女性は注意が必要です。
では男性は肥満になってもいいのかというと、それは違います。
肥満になっている時点で栄養バランスは偏っているので、身長への影響も十分考えられます。
例えば身長を伸ばすために必要な栄養素として、鉄が挙げられます。
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄が存在し、ヘム鉄の方が吸収効率が高いと言われています。
ではヘム鉄を含む食材は何なのかと言うと、
・豚レバー
・かつお
・いわし
などです。
豚レバーが最も多くヘム鉄が含まれているのですが、豚レバーは少し苦いですよね。
かつおやいわしなども、もちろん甘くはありません。
お菓子を食べすぎて肥満になっている人は、恐らく甘いものが好みだと考えられます。
したがって、お菓子を食べすぎて肥満になっている人は、豚レバーやかつおにいわしなど、鉄を多く含む食材が苦手な可能性が高いです。
このことからも、肥満の人は栄養バランスが偏っている可能性が非常に高く、身長を伸ばすために必要な栄養素が欠乏していると考えられます。
少し話がずれてしまいましたが、お菓子の食べすぎは男女問わず身長への悪影響が考えられるのでなるべく控えましょう。
まとめ
以上、お菓子を食べると身長が伸びないのは本当なのかについて解説しました。
お菓子を食べると身長が伸びない可能性が考えられる理由は3つありました。
- ①食べる時間によっては成長ホルモン分泌を阻害する可能性がある
- ②食べすぎて他の必要な栄養素を摂取できない可能性がある
- ③食べすぎて肥満になると思春期を早める可能性がある
お菓子は絶対に食べてはいけないということではなく、食べる時間と食べる量に気をつけましょう。
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