思春期早発症に対する成長ホルモン補充療法について
医師医学博士、整形外科専門医・身長先生こと田邊です。
今回のテーマは「思春期早発症に対する成長ホルモン補充療法について」です。
ズバリですが、非常に有効です。
非常に私としてはおすすめの治療になっています。
思春期早発症と診断された方はもちろんのこと、思春期早発症でなくても思春期が非常に早いと診断された方もぜひ参考にしてください。
思春期早発症とは?
思春期早発症とは、思春期が非常に早く来てしまったという表現になります。
例えば男性の思春期早発症の目安は、
- 9歳までに精巣が発達
- 10歳までに陰毛が生える
- 11歳までに脇毛やヒゲが生えて声変わりなどが行われる
といったところが1つの判断基準になります。
また女性の思春期早発症の目安は、
- 7歳までに乳房が発達
- 8歳までに陰毛や脇毛が生える
- 10歳6ヶ月までに脇毛・ヒゲ、声変わりが出てくる
こういった方ですと、思春期早発症の疑いが出てくるので、速やかに受診していただく必要があります。
もし仮にそういった診断を受けた場合、多くの場合は病院に行くと、男性であれば「あなたのお子様は160cmに到達するのは難しいですよ」、女性であれば「148cm未満の身長になってしまうでしょう」といったことがほとんどの場合ですとお伝えされるケースになってきます。
それに対して思春期を遅らせるような治療を保険診療でやることができますので、そういった治療をやりましょうという流れになってくると思います。
思春期早発症の治療方法
思春期を遅らせるような、主に注射の治療が行われます。
注射治療を行うことによって思春期を抑え、最終身長の改善が見込めます。
ただしそれで身長がすごく改善されるかと言うと、すごくすごくという程度でもなくて、それなりに改善するという表現になってきます。
そこで自費にはなってしまうのですが、成長ホルモンを併用すると、身長がすごく上乗せされるというのを私も何度も経験しています。
超早熟の場合
結論から言うと、思春期早発症と診断された方は、自費の成長ホルモンを検討されると良いでしょう。
今ほど思春期早発症について説明したのですが、例えば早発症ではなくても超早熟と言われる子も同じようにして、思春期をコントロールして成長ホルモンを投与することにより大幅に身長の改善が見込めます。
例えば女性であれば、
- 初潮が11歳未満
- 乳房発達が9歳未満
男性であれば、
- 陰毛が11歳未満
- 声変わりが12歳未満
であれば超早熟という判定になってきます。
そういった方々に関して言うと、思春期をコントロールして成長ホルモンを投与することで大幅に最終身長の改善が見込めます。
まとめ
以上参考になりましたでしょうか。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
当院では身長治療を行っております。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
成長シートご希望の方は、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。