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【11歳11ヶ月152.8cm男】最終身長は?そして身長を伸ばす方法は?〜やや早熟編〜

[2022.06.21]

 

さて今回お話しさせていただくのは、11歳の身長を伸ばす方法です! 

12〜14歳とモニターさんの方をこれまで発表していきました。 

今回は11歳男性のモニターさんの内容を皆さんと共有させていただいて、11歳の身長を伸ばす方法、最終身長予測をどうやってやっていくのかについて、解説していきます。 

 

11歳のお子様、もしくは11歳前後のお子様をお持ちのお父様・お母様、ぜひ最後までご覧いただいて、身長を伸ばすのに役立ててください。 

 

 

 

 

 

 

最終身長予測について

 

それでは最終身長をまず予測していきましょう。 

最終身長を予測する時は5つの項目から予測します。 

①現在の身長 
②過去の身長 
③レントゲン検査 
④思春期症状 
⑤両親の身長 

 

それぞれについて当てはめていきましょう。 

 

①現在の身長

 

今回の方は11歳11ヶ月で152.8cmですので、平均的に身長が伸びていったらどうなるのか、成長シートを見ていきましょう。 

成長シートが欲しい方は、公式LINEに「成長シート希望」と送ってください。 

 

表1 

 

表には11歳11ヶ月の欄がないので、近似的に12歳0ヶ月のところに当てはめて見ていきます。 

もし仮に、平均的に身長が伸びていくと173.6〜174.5cm、こういった数値に向かっていくという表現になります。 

この表は、日本人の平均的な身長の伸びを表にしたものです。 

この表の中で、 

 

真下に降りていくタイプ:平均的 
右にシフトするタイプ:晩熟 
左にシフトするタイプ:早熟 

 

この3つに分けることができますので、これらを2番目以降に検討していくような形になります。 

 

それではまず1つ目の項目としては、現在11歳11ヶ月152.8cmであれば、173.6〜174.5cmのペースになってくるわけになります。 

ただし「平均的」という表現がありますので、当然個人差があるわけですから、どれぐらい個人差が出てくるのかというのを2番目以降で予測していくという形になります。 

 

②過去の身長

 

今日の身長に対して昔の身長はどうだったのか、検討していきたいと思います。 

昔の身長がこちらになります。 

 

 写真1 

 

こちらの方を先ほどと同様に成長シートに当てはめます。 

 

表2 

 

こちらを見ると、まずは3歳〜7歳ぐらいまでの時は、丸の位置にいらっしゃる形になります。 

左側の「0」の欄は平均171cmになるペースですので、それよりも少し大きめのところで成長していただいていることが分かります。 

それに対して7歳0ヶ月で121.3cm辺りから伸びてきていて、9歳0ヶ月136.9cm、10歳0ヶ月143.6cmでトップをついて落ちてきているということが分かります。 

これらのことから、かなり早熟傾向なのではないかと心配するわけです。 

 

仮に単純なグラフを想定すれば、このようなグラフが成り立ってきます。 

 

表3 

 

比較的直線的に下りてくるというのが早熟のグラフの傾向としてあります。 

ただし、もし仮にこれが成り立つとすればかなり身長が低くなるタイプになります。 

果たして本当なのかなというところが、私としては疑問に思いました。 

 

仮に早熟の過程が正しいとすれば、160.0cmに向かうわけになります。 

ただし思春期が限りなく早く始まっているパターンだと、そういったこともなくはないです。 

表の右側に行く様子が思春期に伴うものであれば、最終身長が低くなる可能性があるということで、非常に注意が必要です。 

 

ということで、2番目の項目としては非常に早熟傾向が強くて、①の予測よりも低くなることが予想されますが、本当正しいのかなと思いながら見ているような印象になります。 

計測の記録が単純に違っていただけかもしれないですし、色んなことが想定されるわけになります。 

3番目以降で、本当にそれが正しい方向なのかを検討していきます。 

 

③レントゲン検査

 

3つ目は骨のレントゲンですね。 

私の判定では、骨年齢は12歳2ヶ月程度ということで、実年齢と3ヶ月程度しか変わりませんでした。 

先ほどの早熟論に対して、非常に矛盾を生じている印象になってきます。 

 

写真2 

 

それに対してパソコンで解析すると、13.69歳・13.80歳ということで、実年齢よりも1年以上早熟という結果になりました。 

かなり早熟傾向が強いということに対して矛盾が生じませんので、今回は私の目視よりもパソコンで解析した方が、実際の骨年齢をよく反映しているという表現ができるかもしれません。 

 

ということで、骨年齢は13.6歳とか13歳9ヶ月、こういったところも可能性はあるというところですね。 

やはり173.6〜174.5cmというよりも、かなり低くなることが予測されということが、①②③で推定される形になります。 

 

④思春期症状

 

そして4番目は思春期症状です。 

今回少し髭が生えてきているかなというところで、ここも少しあやふやです。 

産毛の様子でもあるんですけども、非常に注意が必要になってきます。 

 

髭の早熟・晩熟目安はこちらです。 

早熟:13歳0ヶ月未満 
晩熟:16歳0ヶ月以上 

 

このことから、さらに早熟傾向と疑うわけですので、最終身長に関して言うと身長に見ていく必要があるということになります。 

 

⑤両親の身長

 

最後はご両親の身長から計測します。 

今回お父様が170cm、お母様が154cmです。 

遺伝身長を算出する計算式はこちらです。 

 

男の子の遺伝身長=(父の身長+母の身長=13)÷2 

        =(170+154+13)÷2 

        =168.5cm 

 

ですので、遺伝身長は168.5cmになります。 

 

ここで注意ですが、最後に「÷2」をした後に「+2」するようなパターンのものが散見されます。 

それに関していうと、基本的には間違いだと思ってください。 

それは高度成長期の時は「+2cm」を最後にしていたのですが、現状はほとんど世代間による差がないため、「+2cm」をしてはいけません 

 

表4 

 

こういう風に見てみると、最近形成されていたデータは遺伝的にも少しオーバーパフォームという印象を受けます。 

そうするとどこかで辻褄を合わせる動きが出てくる、つまり早熟傾向であるということが矛盾がないように生じるわけになりますので、やはりこれからは左にシフトするということが妥当性が比較的高いという表現になってきます。 

 

それに対して一番厳しく見てみましょう。 

骨年齢が13歳9ヶ月という説をそのまま使用し、13歳9ヶ月152.8cmのお子様を仮にいらっしゃると仮定して見てみると、164.5〜169.8cmが最終身長となります。 

 

表5 

 

ということで、この時点ですと今回の予測は164.5〜169.8cmが最終身長と予測できます。 

これは採血をしない状態での予測になります。 

 

骨のレントゲン

 

ここで骨のレントゲンを実際に見てみましょう。 

まずは骨の年齢・骨端線を評価する時に手のレントゲンをもって評価をするわけですが、なぜ手のレントゲンを用いるといいのか、説明していきたいと思います。 

 

手のレントゲンを撮影すると、非常に多くの骨を見ることができます。 

例えば指の先しか写っていないレントゲンを撮った場合、骨の数は限られており、誤差が生じやすいです。 

手の全体のレントゲンを撮ることで、たくさんの骨を一度に評価できるため誤差が生じにくく、スケーリングしやすいと言えます。 

 

では実際にどういう風に評価しているのかを少しお見せしたいと思います。 

例えば橈骨という骨です。 

 

 写真3 

 

この骨は非常に重要な骨になってきます。 

左端っこの部分を見てみると、2つの線が見えると思います。 

これは2重という表現をするのですが、2重になっていると骨の成長がしてきているというのがよく分かりますので、そういったところを我々は見るわけになります。 

 

それに対して尺骨を見ていきましょう。 

 

写真4 

 

○のところに重なりが出てきています。 

重なりが出てくるというのがどういう意味かというと、骨が立体構造化してきたという意味になります。 

骨は元々、点みたいな存在が形を帯びていくわけです。 

まるで受精卵が人間の形を取っていくように、どんどん立体構造化していくというのが成長の過程だと定番中の定番になるわけですが、そういったことが骨1個1個で現象として起きるわけです。 

 

写真5 

 

そうやって見ると、こういう風に多重構造になっている、さらに○のところですね。 

こういったのは成長していきているという表現になります。 

 

写真6 

 

それに対して、このように隙間が空いていることを骨端線と言います。 

成長はもちろんしているのですが、隙間は残っていて十分に身長が伸びる、そういう風に評価していくわけになります。 

 

例えばこの骨を評価してみます。 

 

写真7 

 

上側の骨が1cmなのに対して、下の骨が1.15cmということで下側の骨の方が大きいわけです。 

こういったのも成長の過程において非常に重要になります。 

つまり下の骨と上の骨の比率を見て、骨年齢を判定しています 

 

ということで、骨年齢を私の方で目視でやると12歳2ヶ月、ただしパソコンで解析すると13歳後半ということで、早熟を疑ったわけになります。 

 

それでは次は採血の項目に移りたいと思います。 

 

採血の結果

 

今度は採血のお話をさせてください。 

採血に関して言うと、このお子さんは非常に重要になるわけです。 

なぜかと言えば、内容が難しすぎて複雑な症例だということになります。 

具体的に言うと、今回のように成長シートの表でカーブを形成した時、このカーブを形成した理由が非常に大事になります。 

一番考えられるのは7〜9歳ぐらいで男性ホルモンを検出することによって大きく右側にシフトして、ある程度検出し終わってから減少していくというのがよくあります。 

 

仮に男性ホルモンが今の時点で結構なボリュームが出ていれば、今回は間違いなく左にシフトしていくと予想することができます。 

それに対して全く男性ホルモンが検出していない場合は、今回のカーブがどうして形成されたのかというのが説明がつかなくなるわけですね。 

そういう風に説明がつかない場合は、特発性体質性という表現ができると思います。 

そうすると今回、採血上で男性ホルモンが検出していなければ普通に真下にいく可能性だったり、もしくは右側に行く可能性だってゼロではないという形になります。 

ただこういう風に矛盾する場合ですと、どちらかというと平均的というところが予測としては正しくなってくることが多いですが、今回は少し複雑な印象になってきます。 

ということで、答え合わせをしてみましょう。 

 

男性ホルモンは0.03ということで、検出していないですね。 

非常に最終身長を予測するのが難しいです。 

ただし1回検査しただけでたまたま検出しないパターンもありますので、ここはかなり注意深く見ていく必要があります。 

こういった方は、定期的に採血をして男性ホルモンが検出していないか見ていくことをおすすめします 

 

続いていつもお伝えしているALPです。 

ALPは骨の代謝を表します。 

簡単にいうと高い方がいいという風にご理解ください。 

それが440ということで、結構ピーク値に近い値を示しているわけです。 

なので今後もこれが減少していくような方向であれば、やはり左側にシフトしていくということになります。 

今から500〜600という風に凸を打っていくのであれば、真下に降りていくことも考えられます。 

そこら辺も厳密に見ていくといいでしょう。 

 

それでは他の栄養状態も見てみましょう。 

亜鉛が81ということで、基準値が80〜130なので下限値ギリギリですね。 

理想は100以上を目指しましょう。 

 

ビタミンDが21.6ということで、20以下だと欠乏でああり、40〜60ぐらいを目安に補充しましょう。 

 

鉄が28ということで、基準値が17〜321なのでやや低めです。 

少し改善していくといいでしょう。 

鉄に関して細かい話をさせてください。 

 

TIBC」という単語があります。 

TIBC総鉄結合能 

鉄欠乏性貧血の場合などで高くなります。 

ですので、高いと潜在的にもしくは相対的に欠乏しているという評価ができるわけなんですが、今回に関していうとこの値が398でした。 

基準値が239〜367です。 

鉄が補充されているかどうかというのはフェリチンという値で見るのですが、そこではそんなに欠乏していない、ただどちらかといえば低い方という評価でした。 

TIBCに関していうと、値が上昇していて相対的に欠乏という評価だと言えます。 

 

それに対してヘモグロビンという値、貧血の具体的な値です。 

そちらが14.3ということで、大人の基準値が13.6〜18.3ですので、全く欠乏しているという評価ではないのですが、相対的に欠乏していてこういったところも少し改善してあげると、より身長を伸ばすのには有利な状態を作ってあげることができる、そういった評価になってきます。 

実際に伸ばす時は、こういったところも一緒に改善していきましょう。 

 

まとめ

 

今回は少し難しかったと思いますが、11歳のモニターがこの方だけだったので、紹介させていただきました。 

よくあるタイプの11歳のモニターさんの内容もお伝えしていきたいと思いますので、ぜひ今後もブログのチェックをお願いいたします。 

 

 

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