脊柱側弯症を治すと身長が伸びるのは本当?放置すると伸びない?
脊柱側弯症という病名をご存知でしょうか?
背骨が横に湾曲している状態のことを指すのですが、この脊柱側弯症を治すと身長が伸びるのではないか?と疑問に思われる方も多いと思います。
今回は脊柱側弯症を治すと身長は伸びるのかどうか、また放置すると身長が伸びないのかについて解説していきます。
脊柱側弯症を治すと身長が伸びるのは本当?
早速結論ですが、脊柱側弯症を治すと身長が伸びるのは本当です。
まず脊柱側弯症は読み方の通り、背骨が横に湾曲してしまっている状態で、10°以上の湾曲を伴うと湾曲症と言われます。
脊柱側弯症の状態が悪化している場合は手術することになるのですが、湾曲している背骨を強制的に真っ直ぐにするので、約3〜4cmは身長が伸びます。
しかし手術の適応となるのが、側弯症が45°〜50°以上となる場合に限ります。
側弯症が25°未満は軽度であり、定期的なX線検査と整形外科医による診察で経過観察を行います。
側弯症が20°〜45°程度の中等度の場合は、進行防止のためにコルセットを使用します。
脊柱側弯症の注意点
注意点として、コルセットは根本的治療ではなく、側弯の進行を防止する役割になります。
脊柱を真っ直ぐに矯正するものではありません。
したがって、脊柱側弯症を治すと身長が伸びるのは、脊柱側弯症の状態が悪化している方(湾曲45〜50°以上)が手術した場合に限るということです。
しかしコルセットをすることで側弯の進行を防止できるということは、成長期のお子様にとってはかなり有効です。
成長期とともに側弯症も悪化していく恐れがありますので、コルセットでその悪化を防ぐという点で考えると、身長にとってプラスとも言えるでしょう。
また、側弯症があるにも関わらず医師の診断を受けず放置した場合、側弯症が悪化して身長が伸びない可能性も考えられます。
側弯症が悪化しても将来的に手術をすれば身長を伸ばす事は可能ですが、もちろんリスクも伴います。
手術をしない事が1番良いので、気になる方は整形外科を早めに受診しましょう。
まとめ
以上、脊柱側弯症を治すと身長は伸びるのかどうか、解説していきましたがいかがだったでしょうか。
簡単にまとめます。
脊柱側弯症が悪化し、湾曲が45°〜50°以上の方を対象とした手術をした場合、3〜4cm程度身長が伸びると考えられます。
側弯症が45°未満では手術は行わず、コルセットで側弯症の進行を防止します。
コルセットは脊柱を真っ直ぐに矯正するものではありませんが、成長期のお子様にとっては悪化する恐れのある側弯症を防ぐということから、身長にとってプラスとも言えるでしょう。
側弯症を放置すると本来伸びるはずであった身長まで伸びない可能性があるため、側弯症が気になる方は早めに整形外科を受診しましょう。
当院では、身長治療の初診でレントゲン検査を行い、側弯症の確認を行っております。
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