低身長の相談に行ったが病院でどうしようもないと言われた方へ【身長先生】
医師医学博士、整形外科専門医・身長先生こと田邊です。
今回も全身全霊で身長に関することを配信していきます。
今回は身長の相談に行ったが、病院でどうしようもないと言われた方へというテーマでお話ししていきます。
身長が低くて悩まれている、もしくは身長が伸びるのかなと心配して病院に行ったけどどうしようもないと言われた方は非常に多いのではないかと思います。
ほとんどのケースがどうしようもない、どうしようもないと言うよりその病院では何もできないということです。
そこも含めて説明していきたいと思います。
目次
病院でどうしようもないと言われるケース
病院でどうしようもないと言われるケースは9つあります。
- ①骨端線が閉じている
- ②身長の伸びが止まっている
- ③ALPが大人の値
- ④低身長ではないため治療できない
- ⑤病気ではない
- ⑥成長ホルモンが十分に出ている
- ⑦14歳を超えている
- ⑧保険適用ではない
- ⑨超早熟だが思春期早発症とまでも言わない
では、それぞれお話ししていきます。
①骨端線が閉じている
病院でどうしようもないと言われるケースの1つ目は骨端線が閉じている場合です。
現状、骨端線が閉じていると言われてどうしようもないと言われたパターンとしては当院に来ても結構難しいです。
ただ、骨端線が閉じるギリギリで「今更治療を受けてもダメだよ」と言われた方は、当院でちゃんと治療をすると上乗せできるケースは結構あります。
そういった場合はご相談いただいても良いと思います。
例えば橈骨の骨端線があと数ヶ月で閉じるというレベルだと最大で3cm上乗せできることもあります。
②身長の伸びが止まっている
病院でどうしようもないと言われるケースの2つ目は身長の伸びが止まっている場合です。
これは結構厳しくて、当院に来ても厳しいです。
もうゼロはゼロというか、止まっているものは止まっています。
止まりかけであればギリギリ何かできるかもしれません。
ただ、年間成長率が1cmなどになってくると上乗せできても1〜2cm程度になります。
③ALPが大人の値
病院でどうしようもないと言われるケースの3つ目はALPが大人の値になってしまっている場合です。
これに関して言うと非常に難しく、例えば骨端線がしっかりと開いていてALPだけが低い場合であれば治療することにより、ALPを無理矢理あげることができるのですごく伸ばせるケースもあります。
もちろん厳しいと言う場合もあるかと思います。
④低身長ではないため治療できない
病院でどうしようもないと言われるケースの4つ目は低身長ではないため治療ができない場合です。
これはあるあるで、低身長というのは医学の世界では-2SD以下という表現をされますが、現状それ以上に身長が高いという場合ですね。
当院では低身長(-2SD以下)でなくても治療を行うことができます。
⑤病気ではない
病院でどうしようもないと言われるケースの5つ目は病気ではない場合です。
これも当院では治療を行うことができます。
私の方では体質性低身長(特発性低身長)と言って、病気ではないけれど身長が低い子に対する治療しか行っていませんので、そういった方は当院で治療できます。
⑥成長ホルモンが十分に出ている
病院でどうしようもないと言われるケースの6つ目は成長ホルモンが十分に出ている場合です。
これも当院では治療を行うことができます。
体質性低身長(特発性低身長)は基本的には成長ホルモンが出ています。
そういった方にどういった投与をするとどういった結果が得られるのか・どういった安全性が得られるのかというのは私はたくさん知っています。
是非ご相談いただければと思います。
⑦14歳を超えている
病院でどうしようもないと言われるケースの7つ目は14歳を超えている場合です。
これに関しては2パターンあり、実際に私の方に来た14歳以上の方で結構厳しい方が多いのも事実です。
コスパという表現をするのであればコスパは非常に悪く、効率的ではありません。
ただ、どうしようもないかと言われるとまだ治療できるかもしれません。
もし早熟だったりするともうなかなか難しいというケースもあると思います。
ですので、14歳以上の方は早めにご相談ください。
⑧保険適用ではない
病院でどうしようもないと言われるケースの8つ目は保険適用ではないという場合です。
これも非常に多いと思います。
皆さん気をつけていただきたいのですが、それは保険診療の先生が悪いのではなく保険診療あるあるです。
身長治療を保険適用でするには-2SD以下でないといけないなど条件があります。
保険診療の先生と患者さんとの間で目標が違うということが多いです。
当然、保険診療の場合だと病気を治すことが目的です。
例えば患者さんが身長が165cmにいかず治療したいという気持ちがあっても、それを汲み取ってくれることはなかなかありません。
なので、その辺りの目標をしっかりと患者さんと医師側で共有することが非常に重要だと思っています。
⑨超早熟だが思春期早発症とまでも言わない
病院でどうしようもないと言われるケースの9つ目は超早熟だが思春期早発症とまでも言わない場合です。
これを言われるパターンは結構多いと思いますが、この場合は基本的に思春期早発症並に思春期が早いわけです。
ですので、思春期が早い方に関しては治療によって改善することができます。
まとめ
今回は病院に行ったらどうしようもないと言われた方に対してお話ししました。
病院でどうしようもないと言われるケースは以下の9つでした。
- ①骨端線が閉じている
- ②身長の伸びが止まっている
- ③ALPが大人の値
- ④低身長ではないため治療できない
- ⑤病気ではない
- ⑥成長ホルモンが十分に出ている
- ⑦14歳を超えている
- ⑧保険適用ではない
- ⑨超早熟だが思春期早発症とまでも言わない
実際にどうしようもないケースもありますが、なんとかなるケースもあります。
なんとかなるパターンに当てはまった方に関しては是非当院にご来院ください。
今後も全身全霊で身長に関することを配信したいと思いますので、これからも是非ブログもYouTubeチャンネルもチェックしてくださいね。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
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