重いものを持つと身長が伸びない?170cmに到達できるのか?
今回も皆さんからの頂いた、身長に関する質問にお答えしていきます。
- 質問1:重いものを肩で背負うと身長が伸びにくくなる?
-回答 - 質問2:14歳8ヶ月で162cmですが170cmにいけますか?
-回答 - 質問3:小学校6年生で154cmですが165cmにいけますか?
-回答 - 質問4:先生が知っている驚いた成長記録を教えて下さい
-回答 - まとめ
質問1:重いものを肩で背負うと身長が伸びにくくなる?
重いものを肩で背負うと身長が伸びにくくなるのは本当ですか?
回答
そこまで大きな影響はないと思います。
ただし、重いものを持つことを推奨するかというと、そういったことでもないと思います。
もの凄い強い外力を加える、矯正を加えると、確かにある程度抑制されるといったような、矯正されたような形になります。
例えば側弯症の人であれば、側弯のコルセットを作るというのは、それに対して期待を持ってやっているわけです。
そういった何かしらの外力が働くと、その方向にある程度影響は考えられるというふうに思います。
一方で、日常生活でリュックを背負うことや、バッグを持つ、買い物袋を持つなど、そういったようなレベルで身長に影響を与えるかというと、それはあまり関係ないのではないかと考えられます。
質問2:14歳8ヶ月で162cmで170cmにいける?
170cmにいけるのかどうか
12歳で145.5cm
13歳で155cm
14歳5ヶ月で160.3cm
14歳8ヶ月で162cm
回答
こちらの成長シートを使いながら紹介していきます。
表1
表2
成長シートご希望の方は、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。
簡単に例を上げて、こちらの成長記録シートの見方を説明します。
14歳で163.0cmのお子さんがいらっしゃった場合、日本人の平均的に身長が伸びると仮定すると、同じ列の一番下である171cmが最終身長だと予測できる、そういった表になります。
こちらの表を使うことで、そのお子さんが将来何cmになるのか予測することができます。
それではこちらの表を使って説明していきます。
・12歳で145.5cm
このデータだけを見ると、このお子さんは将来168.5cmになることが予想されます。
・13歳で155cm
こちらのデータだけを見ると、将来169.8cmになることが予想されます。
・14歳5ヶ月で160.3cm
こちらのデータだけを見ると、将来167.3cmになることが予想されます。
・14歳8ヶ月で162.0cm
こちらのデータだけを見ると、将来167.3cm〜168.5cmになることが予想されます。
これらの4つデータをかけ合わせると、167.3cm〜169.8cmになると予想することができます。
170cmを絶対に目指せないわけではないので、是非頑張って頂いて170cmを超えて頂きたいと思います。
質問3:小学校6年生で154cmですが165cmにいけますか?
現在小学校6年生で154cmです。
小5でから生理が始まり、そこからあまり伸びていません。
将来165cmにいけますか?
現在11歳7ヶ月で154cm
9歳7ヶ月で140cm
10歳7ヶ月で149cm
回答
またこちらの成長記録シートを用いて説明していきます。
表3
表4
・現在11歳7ヶ月で154cm
こちらのデータだけを見てみると、将来164.3cmになることが予想されます。
つまり、もし日本人の平均的な身長の伸びをした場合、現在の予測は164.3cmということになります。
これに対して、過去の成長記録を同様にこの表に当てはめてみましょう。
・9歳7ヶ月で140cm
こちらのデータだけを見てみると、将来163.0cmになることが予想されます。
・10歳7ヶ月で149cm
こちらのデータだけを見てみると、将来164.3cmになることが予想されます。
ここで一度成長が上がっていることが分かります。
そしてこの時期に生理が来ており、思春期症状が出てきてしまっています。
また、遺伝身長の計算をしてみましょう。
父親が173cm、母親が159cmということなので、計算をしてみると
女子予測身長=(173cm+159cm−13)÷2
=319cm÷2
=159.5cm
つまり、この女の子の遺伝身長は159.5cmということになります。
また、女性は思春期症状が出現してから最終身長に迎えるまでのスピード感が、男性よりも明らかに早くなってきます。
ということは、成長記録シートを見ると、将来163.0〜164.3cmと予想できますが、遺伝身長を加味すると、その値よりも少し低くなることが予測されます。
165cmになるには、10歳7ヶ月の時の成長スピードに乗らなければいけません。
つまり、その時の成長スピードにどのようにして乗せていくかがポイントとなってきます。
質問4:先生が知っている驚いた成長記録を教えて下さい
先生が知っている驚いた成長記録を教えて下さい。
回答
またこちらの成長記録シートを使って紹介していきます。
表5
どのような成長をすれば驚くか、という点に関して説明していきます。
例えば15歳で171cmのお子さんがいた場合、最終身長が174.5cmとなると、平均通りなので全く驚かないですね。
1つ右にずれて176.3cmにいくと少し驚く程度、もう1つ右にずれて178.0cmだと、かなり伸びたと言えるでしょう。
大体ですが、こちらの表の1コマぐらいまでは、全然誤差範囲内です。
ただ2コマぐらいになりますと、かなり驚くような数値となります。
(15歳は最終身長に近いため)
つまり、15歳で171cmのお子さんが、最終身長178cmに到達すると十分驚く数値ということですね。
さらに右に2つ進み、181cmになった場合は、また更に驚く数値となります。
また更に、平均最終身長から右に6マス進み、184cmになった場合は、あり得ないぐらいとんでもない成長だったということが言えます。
まとめ
今回は成長シートを供覧して説明してみました。
実際に私はこのように
- 日本人の平均に対してどうなのか
- 両親の身長に対してどうなのか
こちらに加えて、もしご来院頂ければ
- レントゲン撮影
- 採血
こちらも加味して、成長記録シートから左にシフトしていくのか、右にシフトしていくのか、高い精度で予測することができます。
今回はそういった形で診察していることが紹介できたかなと思います。
参考になりましたでしょうか?
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
当院の身長治療について、こちらで更に詳しく解説しています。
成長シートご希望の方は、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。