正座をすると子どもの身長は伸びにくくなる?足が短くなるのかを解説| 低身長治療・再生医療なら東京神田整形外科クリニック
「毎日正座していると、身長が伸びなくなるって本当?」と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、正座そのものが身長の伸びを止めることはありません。ただし、姿勢の崩れや血流の悪化が続くと、成長に影響を与える可能性があります。
この記事では、正座が身長に与える影響、成長期に気をつけたい座り方、そして身長を伸ばすための生活習慣について解説します。
正座をすると身長が伸びにくくなる?

「正座をすると背が伸びない」「足が短くなる」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかし、医学的に見ると、正座そのものが身長の伸びを止めるという根拠はありません。
身長は、骨の両端にある「骨端線(こったんせん)」と呼ばれる軟骨部分が伸びることで高くなっていきます。
つまり、座り方そのものが骨の成長を直接妨げるわけではないのです。
ただし、長時間の正座によって足の血流が滞ったり、姿勢が前かがみになったりすると、体に負担がかかりやすくなります。
その結果、一時的に成長ホルモンの分泌や体の代謝が低下する可能性があるといわれています。
成長期に背を伸ばしたい場合は、「正座をしないこと」よりも、「正しい姿勢を保ち、しっかり体を動かすこと」が大切です。
体をまっすぐに伸ばす習慣をつけ、血流を良くすることが、健やかな成長につながると考えられています。
正座が身長に与える影響

正座が身長にどのような影響を与えるのか、気になる方も多いでしょう。
「姿勢が悪くなる」「足がしびれる」といった印象を持たれがちな正座ですが、実際には体への影響は時間や姿勢の取り方によって異なります。
ここでは、正座の姿勢や時間が体の成長や血流にどのように関係しているのかを詳しく見ていきます。
正座の姿勢が身長に与える影響
正座は、日本の伝統的な座り方として知られていますが、体の構造的には股関節やひざを深く曲げた状態で長時間過ごす姿勢です。
この体勢を長く続けると、上半身が前に倒れやすくなり、骨盤の位置が後ろに傾いてしまうことがあります。
その結果、背骨全体のバランスが崩れ、猫背や反り腰などの姿勢の乱れを招く場合があります。
こうした姿勢の崩れが続くと、実際に身長が縮むわけではありませんが、見た目として“背が低く見える”印象を与えることがあります。
一方で、短時間の正座は体に悪いわけではなく、むしろ背すじを伸ばし、腹筋や背筋といった姿勢を支える筋肉(姿勢筋)を自然に使うトレーニングになります。
背中や体幹を意識して正しい姿勢を維持することで、姿勢の安定や集中力の向上につながるといわれています。
つまり、正座そのものが成長を妨げるわけではなく、「どのくらいの時間」「どんな姿勢で」行うかが重要です。
長時間の無理な姿勢を避け、時々足を伸ばしたり、立ち上がって体を動かしたりすることで、血流や姿勢のバランスを保つことができます。
正しい姿勢を意識しながら行う正座は、身長や健康に悪影響を与えるものではないと考えられています。
成長期にずっと正座をしたときの影響
成長期の子どもが、1日何時間も正座を続ける生活をしていると、脚の血流が滞ったり、ひざ関節や足首の動きが制限されることがあります。
長時間の正座は下半身への負担が大きく、血液や酸素の循環が悪くなることで、筋肉や骨に十分な栄養が行き届きにくくなる可能性があるといわれています。
特に、学校や家庭で長時間座っているうえに、体育や外遊びなどの運動時間が少ない場合には、体を動かす機会が減ってしまいます。
これにより、成長に関わる「成長ホルモン」の分泌が低下し、間接的に身長の伸びに影響を与えるおそれがあるとも考えられています。
しかし、日常生活の中で正座をする程度であれば、身長の伸びに大きな悪影響を与えることはありません。
むしろ、短時間の正座は姿勢を整えたり、礼儀作法を身につけたりするよい機会にもなります。
大切なのは、長時間同じ姿勢を続けないことと、成長期にはしっかりと体を動かす時間を確保することです。
つまり、「正座そのもの」が身長を妨げるのではなく、「正座ばかりで体を動かさない生活」が問題といえます。
1時間ごとに立ち上がって軽くストレッチをしたり、外で思いきり体を動かしたりすることで、血流が改善し、健康的な成長につながります。
正座以外の座り方が身長に与える影響

正座だけでなく、あぐらや体育座り、椅子に座る姿勢など、日常でとる座り方はさまざまです。
これらの座り方も、長時間続けることで姿勢や血流に影響を与えることがあります。
ここでは、それぞれの座り方が身長や体の成長にどのように関係しているのかをわかりやすく解説します。
あぐら
あぐらはリラックスしやすい座り方ですが、骨盤が後ろに傾きやすく、背中が丸まりやすい姿勢です。
特に床に直接座ると、腰への負担が大きくなり、背骨の自然なS字カーブが崩れてしまうことがあります。
このような姿勢を長時間続けると、背中が丸まった状態が習慣化し、見た目として「背が低く見える」原因になることがあります。
また、骨盤が後傾すると胸の位置も下がり、呼吸が浅くなる傾向があります。
これにより血流や代謝が低下し、成長期の体に必要な栄養や酸素が行き届きにくくなるともいわれています。
とはいえ、短時間のあぐらは問題ありません。
背すじをまっすぐに伸ばし、骨盤を立てる意識を持つことで、正しい姿勢を維持できます。
長時間同じ姿勢でいるときは、クッションをお尻の下に敷いたり、定期的に足を伸ばしたりするのがおすすめです。
姿勢をこまめに変えることで、体への負担を減らし、成長に悪影響を与えずに過ごすことができます。
体育座り
体育座りは、学校生活の中でよく見られる座り方ですが、背中が丸まりやすく、胸やお腹が圧迫される姿勢です。
この姿勢を長く続けると、呼吸が浅くなり、体に十分な酸素が取り込めなくなることがあります。
酸素の供給が減ると血流も悪くなり、成長に必要なエネルギーや栄養が体全体に行き届きにくくなる可能性があるといわれています。
また、体育座りは骨盤が後ろに傾くため、背骨のカーブが崩れ、姿勢のクセがつきやすくなります。
特に成長期の子どもは、骨や筋肉が柔らかいため、長時間この姿勢をとると背中が丸まった状態が習慣化しやすいと考えられています。
短時間であれば問題ありませんが、長く続けるのは避けましょう。
勉強やテレビを観るときなどは、できるだけ椅子に座って背すじを伸ばす姿勢を心がけることが大切です。
もし体育座りをする場面がある場合は、定期的に足を伸ばしたり、軽くストレッチを挟んだりして、血流を保つように意識しましょう。
椅子
椅子に座るときは、背すじをまっすぐに伸ばし、足の裏がしっかりと床につく高さのものを使うのが理想的です。
足が浮いてしまうと骨盤が不安定になり、背中が丸まりやすくなるため、成長期の子どもには特に注意が必要です。
正しい姿勢で座ることで、肺がしっかりと広がり、呼吸が深くなります。
呼吸が整うと血流が良くなり、体のすみずみまで酸素や栄養が行き渡るようになります。
これは成長ホルモンの分泌や代謝の働きを助け、健やかな発育にもつながると考えられています。
また、背もたれに体を預けすぎず、軽く腰を引き締めるように意識することで、自然と姿勢を保つ筋肉が使われます。
長時間座る場合は、時々立ち上がってストレッチをしたり、深呼吸をしたりして体をリセットすると良いでしょう。
正しい椅子の座り方を習慣にすることで、姿勢の安定だけでなく、見た目の印象や集中力の向上にもつながります。
身長を伸ばしたいときにおすすめの座り方

身長を伸ばしたいときに意識したいのは、「背すじをまっすぐに保ち、骨盤をしっかり立てて座ること」です。
背中が丸まったり、骨盤が後ろに傾いたりすると、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、血流や代謝が低下しやすくなります。
正しい姿勢を維持することは、成長ホルモンの分泌を妨げず、体が自然に伸びていくための環境を整えるうえでとても大切です。
椅子に座るときは、浅く腰掛けて背もたれに頼りすぎないようにしましょう。
自分の筋肉で姿勢を支えることで、腹筋や背筋などの姿勢筋が自然と鍛えられます。
背中を壁につけて座ったり、座面に浅く座って骨盤を立てるように意識すると、より正しい姿勢を保ちやすくなります。
また、長時間同じ姿勢を続けると、血流が滞りやすくなるため、1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かすのがおすすめです。
正しい座り方を習慣づけることで、見た目にも「背が高く見える」印象を与えられるだけでなく、体のバランスや集中力の向上にもつながります。
日常のちょっとした姿勢の工夫が、成長をサポートする第一歩です。
身長を伸ばすための生活習慣
身長を伸ばすためには、正しい座り方だけでなく、日々の生活習慣も大きく関係しています。
睡眠・食事・運動の3つのバランスを整えることで、成長ホルモンの分泌が促され、骨の発育がスムーズになります。
ここでは、成長期に特に意識したい生活習慣のポイントを紹介します。
座りっぱなしのときにはストレッチをおこなう|身長を伸ばすおすすめストレッチ
長時間同じ姿勢で座っていると、血流が悪くなり、体に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。
これが続くと、成長ホルモンの分泌や代謝にも影響が出るおそれがあります。
そのため、1時間に1回を目安に立ち上がり、体をしっかりと伸ばすことが大切です。
ここでは、身長を伸ばしたい人におすすめのストレッチを順を追って紹介します。
① お腹びよ〜んストレッチ
体幹を伸ばして姿勢を整えるストレッチです。
やり方
- 両手を耳の横まで上げる
- ゆっくりと後ろに体を反らす
- そのまま20秒キープ
お腹の前側がしっかり伸びるように意識しましょう。背すじをまっすぐに保つことで、猫背の改善にもつながります。
② 脇腹びよ〜んストレッチ
脇腹から体幹までを伸ばすストレッチです。
やり方
- 両手を耳の横まで上げる
- 右にゆっくり体を倒し、20秒キープ
- 左も同じように20秒キープ
脇腹を伸ばすことで、姿勢を支える筋肉のバランスを整え、呼吸が深くなります。
③ 足びよ〜んストレッチ①
股関節を柔らかくし、下半身の血流を促すストレッチです。
やり方
- 足を肩幅より広く開く
- 手を太ももの上に置き、体重を前にかける
- その状態で20秒キープし、反対側も同様に行う
股関節まわりを柔らかく保つことで、姿勢の安定と代謝アップに役立ちます。
④ 足びよ〜んストレッチ②
ふくらはぎや足の裏を伸ばすストレッチです。
やり方
- 四つん這いの姿勢になる
- お尻を上げ、逆Vの字になるように膝を伸ばす
- かかとを床につけたまま20秒キープ
ふくらはぎの筋肉をしっかり伸ばすことで、下半身の血流を促し、むくみ予防にもつながります。
⑤ スーパーマンストレッチ
全身を伸ばし、背中と体幹の筋肉を活性化させるストレッチです。
やり方
- うつ伏せになって両手を前方に伸ばす
- 手と足を同時に少し持ち上げる
- そのまま20秒キープ
背中や腰、脚の裏側がしっかりと伸びていることを感じながら行いましょう。
これらのストレッチはどれも短時間ででき、勉強や仕事の合間にも取り入れやすい方法です。
こまめに体を伸ばすことで、血流を保ち、成長ホルモンの働きをサポートすることができます。
習慣にすることで、姿勢も改善され、自然と「背が伸びて見える」体づくりにつながります。
睡眠
身長を伸ばすために最も重要な生活習慣のひとつが「睡眠」です。
成長ホルモンは、寝ているあいだに多く分泌されます。
特に、就寝から約90分後に訪れる最初の「ノンレム睡眠(深い眠り)」の時間帯に最も多く分泌されるといわれています。
この時間に深く質の高い睡眠をとることが、身長の伸びに欠かせません。
眠りの質を高めるためには、就寝前のスマートフォンやゲームを控え、照明を落としてリラックスした環境を整えることが大切です。
また、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることで、体のリズムが整い、成長ホルモンの分泌も安定しやすくなります。
年齢ごとに理想的な睡眠時間の目安は次の通りです。
|
年齢 |
推奨睡眠時間 |
|
0〜3ヶ月 |
14〜17時間 |
|
4〜11ヶ月 |
12〜15時間 |
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1〜2歳 |
11〜14時間 |
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3〜5歳 |
10〜13時間 |
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6〜13歳 |
9〜11時間 |
|
14〜17歳 |
8〜10時間 |
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18〜25歳 |
7〜9時間 |
成長期の子どもは、体が作られる大切な時期です。
しっかりと睡眠をとることで、成長ホルモンの働きが最大限に発揮され、骨の成長や筋肉の回復を助けてくれます。
質の高い睡眠は、身長の伸びだけでなく、集中力や体調管理にも良い影響を与えると考えられています。
食事
身長を伸ばすためには、毎日の食事から必要な栄養をしっかりと摂ることが欠かせません。
特定の食材だけを食べるのではなく、体の成長に必要な栄養素をバランスよく取り入れることが大切です。
成長に関わる主な栄養素は、次のように整理できます。
- たんぱく質:筋肉や骨、臓器をつくる材料となる基本の栄養素。肉・魚・卵などに多く含まれます。
- カルシウム:骨を強くし、身長を伸ばす土台となる栄養素。牛乳、ヨーグルト、小魚などから摂取できます。
- 亜鉛:細胞分裂を助け、成長ホルモンの働きをサポートします。牡蠣、赤身の肉、ナッツ類に多く含まれます。
- ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける栄養素。鮭、卵黄、きのこ類などがおすすめです。
- マグネシウム:カルシウムとともに骨の形成を支える重要なミネラル。海藻類や豆類に多く含まれます。
これらの栄養素を、1日3食を基本に、主食・主菜・副菜をそろえながらバランスよく摂ることが理想です。
朝食を抜いたり、偏った食事を続けたりすると、栄養バランスが崩れ、成長に必要なエネルギーが不足してしまいます。
また、間食をうまく活用するのもポイントです。
おにぎりやチーズ、ゆで卵など、栄養を補える軽食を選ぶとよいでしょう。
しっかり食べて、栄養を体に届けることが、健康的な成長と身長アップにつながります。
食事に関しては、こちらのYouTubeで身長先生®︎が詳しく解説しました。合わせてご確認ください。
運動
身長を伸ばしたいときに欠かせないのが「運動」です。
体を動かすことは、骨や筋肉に刺激を与え、成長ホルモンの分泌を促すといわれています。
特に、ジャンプやランニングのように全身を使う運動は、骨の両端にある「骨端線」に適度な刺激を与え、骨の発育をサポートします。
成長期の子どもであれば、1日30分程度を目安に、体をしっかり動かす時間をつくることが理想です。
特別なトレーニングでなくても構いません。
縄跳びやボール遊び、鬼ごっこなど、遊びの延長で自然に全身を動かせる活動でも十分効果があります。
また、運動は筋肉や骨を強くするだけでなく、血流を良くし、睡眠の質を高める効果もあります。
これにより、成長ホルモンがより効率よく分泌され、身長を伸ばす環境が整います。
ただし、激しすぎる運動を長時間続けると、体に過度な負担がかかり、逆に疲労がたまって成長を妨げることもあります。
大切なのは、無理なく、毎日続けられる運動を習慣にすることです。
適度な運動習慣を持つことで、体のバランスが整い、健やかな成長へとつながります。
正座と身長に関するよくある質問

正座と身長の関係については、昔からさまざまな噂があります。
「正座をすると足が短くなる」「身長が伸びにくくなる」といった声もありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ここでは、正座に関してよく寄せられる質問と、その答えをわかりやすく解説します。
正座は足が短くなる?
「正座をすると足が短くなる」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、医学的にそのようなことはありません。
正座をしても足の骨が短くなることはなく、骨の長さは遺伝や成長期の発育環境によって決まると考えられています。
ただし、長時間正座を続けると、ひざや足首の関節が曲がった状態のまま固定され、関節まわりの柔軟性が一時的に低下することがあります。
また、体重が下半身に集中するため血流が滞りやすく、足がしびれたり、むくみやすくなったりすることもあります。
このような一時的な循環の悪化や筋肉のこわばりが、「足が短くなったように感じる」原因になることもあります。
ですが、これらは姿勢を変えたり、軽くストレッチをしたりすれば自然に回復します。
つまり、正座が足そのものを短くすることはありません。ポイントは、同じ姿勢を長く続けないことです。
1時間に1度は立ち上がり、軽く足を伸ばして血流を促すことで、健康的な脚の状態を保つことができます。
正座は身長を伸ばしたいときしないほうがいい?
身長を伸ばしたい時期に「正座はしないほうがいいのでは?」と心配する方もいますが、短時間の正座であれば問題ありません。
医学的にも、正座そのものが骨の成長を止めたり、身長の伸びを妨げたりするという根拠はありません。
むしろ、成長に大切なのは「どのように座るか」よりも、「生活全体のバランス」です。
十分な睡眠をとり、バランスの良い食事を心がけ、毎日しっかり体を動かすことが、成長ホルモンの分泌を促す上で重要といわれています。
正座をしても、途中で足を伸ばしたり、体を動かしたりして血流を保てば問題ありません。
反対に、長時間同じ姿勢を続ける生活のほうが、血行不良や運動不足を招きやすく、結果的に成長に悪影響を与える可能性があります。
つまり、「正座を避ける」よりも「生活リズムを整える」ことが大切です。
運動・睡眠・食事の3つをバランスよく整えることで、成長期の体は自然に伸びやすい環境になります。
正座するメリットとデメリットは?
正座には良い面と注意したい面の両方があります。体に負担をかけすぎないように、メリットとデメリットを理解して上手に取り入れることが大切です。
【メリット】
- 姿勢を整える効果がある
背すじをまっすぐに保つ姿勢になるため、自然と体幹が鍛えられ、姿勢を支える筋肉を使うことができます。
- 集中力が高まりやすい
静かな状態で背すじを伸ばす姿勢は、呼吸を整え、気持ちを落ち着ける効果があるといわれています。
- 礼儀作法を学べる
日本の文化的な所作として、礼儀やマナーを身につける機会にもなります。
【デメリット】
- 血流が悪くなりやすい
ひざを深く曲げることで下半身の血行が滞り、足のしびれやむくみを感じることがあります。
- 関節に負担がかかる
長時間続けると、ひざ関節や足首に圧力がかかり、痛みや違和感につながることがあります。
- 姿勢の崩れにつながることもある
上半身が前のめりになる姿勢を続けると、猫背が癖づき、見た目として背が低く見えることがあります。
短時間であれば、正座は姿勢を整えるよい習慣にもなります。
無理に長時間続けず、途中で足を伸ばしたりストレッチを取り入れたりしながら、体に負担をかけない範囲で行うようにしましょう。
まとめ
「正座をすると身長が伸びない」「足が短くなる」といった話を耳にすることがありますが、医学的な根拠はありません。
正座そのものが骨の成長を止めることはなく、身長の伸びに直接的な影響を与えることもないと考えられています。
ただし、長時間の正座を続けると血流が滞ったり、姿勢が崩れたりすることがあります。
こうした状態が続くと、体のバランスが乱れやすく、見た目として「背が低く見える」原因になることもあります。
身長を伸ばすために重要なのは、「正座を避けること」ではなく、「生活全体のバランス」を整えることです。
- 質の高い睡眠をとる
- バランスの良い食事を意識する
- 毎日30分以上体を動かす
これらを習慣にすることで、成長ホルモンの働きが活発になり、自然と身長を伸ばす環境が整います。
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監修者

院長 (全日出勤)
田邊 雄 (たなべ ゆう)
経歴
2011年 金沢医科大学卒業
2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得
2018年 順天堂大学博士号取得
2020年 東京神田整形外科クリニック開業

再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)
横田 直正 (よこた なおまさ)
経歴
平成11年3月 国立浜松医科大学医学部卒業
平成11年4月~平成18年12月 東京大学医学部整形外科在籍
平成11年5月~平成11年12月 東京大学医学部付属病院整形外科
平成12年1月~平成12年6月 東京逓信病院麻酔科
平成12年7月~平成13年6月 三楽病院整形外科
平成13年7月~平成14年12月 都立広尾病院整形外科
平成15年1月~平成16年6月 東芝林間病院整形外科
平成16年7月~平成17年9月 多摩北部医療センター整形外科
平成17年10月~平成18年9月 都立墨東病院リウマチ膠原病科
平成18年10月~平成19年12月 東京逓信病院整形外科
平成19年7月~平成27年2月 太秦病院整形外科リウマチ科
平成27年3月~平成29年3月 富士見病院整形外科
平成28年6月~平成29年3月 東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)
平成29年4月~令和3年4月 東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)
令和3年5月~ 総合クリニックドクターランド、新山手病院など


