2024年2月22日KADOKAWA出版より発売中

 

医師医学博士整形外科専門医身長先生こと田邊です。

本日も全身全霊で身長に関することを配信していきたいと思います。

 

今回のテーマは「朝の身長は夕方の身長よりも高いか」についてです。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

【目次】

 

 

朝の身長は夕方の身長よりも高い？

 

朝の身長は夕方の身長よりも高いかというと、過去の論文のデータから朝のほうが高いことが分かっています。

 

約3年前にYoutubeで「朝と夕方どちらが本当の身長か？【身長先生】」でも紹介しています。

当時だと2017年のガーナの論文「A study of diurnal height changes among sample of adults aged 30 years and above in Ghana」のデータについてお話していました。

ガーナの人の朝と夕方の身長差を調べた論文になります。

 

内容としては、「朝のほうが1～3cm身長が高い」というデータが出ていました。

なかなか強烈なデータかと思います。

 

それ以降はその論文のデータを参考にしてカウンセリングをずっと行っていましたが、久しぶりに改訂版としてお話したいと思います。

今回は23名の当院のスタッフに朝と夕方に実際に測定してもらったオリジナルデータの結果をご紹介します。

 

実際のデータを紹介

 

今回は、以下の項目を記録してデータを集めました。

 

• 年齢
• 性別
• 朝身長
• 計測時間
• 夕身長
• 計測時間
• 朝体重
• 夕体重
• 朝夕身長差
• 朝夕体重差

 

体重に関しては女性は測りたくないという希望もあり、男性を中心には測っていただきました。

 

具体的に結果を見ていきたいと思います。

 

22歳女性の場合

 

• 朝の身長＝153.1cm
• 夕の身長＝152.8cm
• 身長差＝0.3cm

 

24歳女性の場合

 

• 朝の身長＝154.2cm
• 夕の身長＝154.2cm
• 身長差＝0cm

 

38歳女性の場合

 

• 朝の身長＝156.5cm
• 夕の身長＝155.8cm
• 身長差＝0.7cm

 

これらの一部のデータからも分かるように、基本的には夕方の身長のほうが低いです。

ただし、ガーナの論文よりは差が少ない印象でした。

 

全体的にデータを確認してみても、身長差が大体1cmあるかないかのところで数字が推移していました。

 

表1

 

今回、朝の男性の平均身長は172.7cm、女性は159.7cmでした。(表1)

日本人の平均身長は男性が171cm、女性が158cmであり、サンプルデータとしても妥当な数字かと思います。

 

平均年齢は男性が29.5歳、女性は31歳です。

 

表2

 

続いて、夕方のデータです。(表2)

夕方の平均身長は男性が172.0cmで、朝に比べて-0.7cmという結果でした。

女性は159.3cmで、朝に比べて-0.4cmとなりました。

 

男性のほうが身長がより低くなる結果だったことが分かります。

ただし、この点については、身長のベースが大きければ差も大きいといえるかと思います。

％評価としても、夕方の身長は朝の身長と比べて男性は99.6％、女性は99.6％となっていますが、重要なデータというよりはちょっとしたデータという認識で良いかと思います。

 

体重差に関しては差は出ませんでした。

 

これらのデータは参考程度にしていただけたら良いかと思います。

 

まとめ

 

今回は、朝の身長は夕の身長より高いのかについてデータとあわせてお話しました。

データでは、朝と夕の身長差は男性は0.7cm、女性は0.4cmと朝のほうが高い結果でした。

ちなみに私自身の計測の結果だと、朝は174.0㎝、夕は173.3cmで、差が0.7cmでした。

 

いかがでしたでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。 

 

 

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簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。

 

 

 

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