成長ホルモン治療を受けたら実際何センチ身長が伸びる?【身長先生式成長ホルモン治療解説⑥】
成長ホルモン治療を受けたら実際何センチ身長が伸びる?【身長先生式成長ホルモン治療解説⑥】
医師医学博士、整形外科専門医・身長先生こと田邊です。
今回も全身全霊で身長に関することを配信していきます。
今回お話しするのは「身長先生式成長ホルモン治療の治療効果について」です。
では早速いってみましょう。
【目次】
身長先生式成長ホルモン治療で何cm上乗せできるのか
何cm上乗せできるのかというのはよく聞かれるのですが、これに関してはご年齢や早熟・晩熟かなどといったところで変わってきます。
ですので今回は総合的にご理解いただくために、少しざっくりとした説明にさせていただきます。
結論から言うと+3cm〜10cmくらいです。
+3cm〜10cと言うとずいぶん幅が広いと思われるかもしれません。
+3cmというのはどういうことを意味しているのかと言うと、約1年間成長ホルモンを投与することで+3cmできるという意味です。
例えば物のデータによると、2年間治療することで1SD改善するとも言われています。
1SDとは男性だと6cmくらい、女性だと5cmくらいなので、例えば6cmを2年間で獲得して、それを2年間で割ると3cmとなります。
ただし、1年目の治療効果は高く、2年目に比べると2倍の効果があり、+6cmのうち+4cmくらいを大体1年目に獲得します。
そういった意味でも+3cmくらいは十分獲得できるだろうと説明することがあります。
一方で+10cmという例では、いくつかの条件が整う必要があります。
5年6年と長期的に治療すれば+10cmとなる可能性はあると思います。
ただ、なかなかそうすることは高額ですし難しいことが多いです。
その一方非常に効果が高いのは、年齢が若い時です。
例えば5歳・6歳からすると成長シートでグラフがどんと移動します。
それを見ると非常に治療効果が高いなと感じます。
また、早熟のお子さんに関しても治療効果が高いです。
というのもベースの予想が低くなってしまうので、その差が大きいと言うことです。
単純な成長ホルモン治療だけでいくと、早熟と晩熟を比べると晩熟の方が治療効果が高いです。
なぜかというと早熟だと成長時期はすぐに終わってしまうからです。
ただし、身長先生式成長ホルモン治療というのは
- 成長ホルモン投与
- 思春期コントロール
- 栄養補充(サプリメント)
- 生活習慣
全部包括的に治療していくので、逆に早熟の子に関しては治療効果が非常に高いです。
例えば1番良いタイミングできてもらえると、男性ホルモンをしっかりと抑えてあげて、成長ホルモンを投与し、栄養補充・生活改善をすることで非常に差が出てきます。
160cmになると予想された子が170〜175cmになったというケースも当院ではあります。
なので最大10cmほど伸びると考えていただいて良いです。
まとめ
今回は身長先生式成長ホルモン治療をすると身長を何cm上乗せできるのかについてお話ししました。
結論、+3cm〜+10cmの上乗せが可能です。
年齢が若い時や、早熟の方は特に治療効果が高くなっています。
身長先生式成長ホルモン治療は成長ホルモン投与だけでなく、思春期コントロール・栄養補充・生活習慣なども包括的に治療していきます。
身長を伸ばしたい方は是非身長先生の外来へお越しください。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
成長シートご希望の方は、身長先生の公式LINEからご自身でダウンロードすることができます。
簡単に身長が予測できるようなシートになりますので、ぜひお試しください。
↑2024年2月22日 KADOKAWA出版より発売↑