成長ホルモン治療は年齢制限あり?何歳までに受診すればいい?【身長先生式成長ホルモン治療解説⑦】
医師医学博士整形外科専門医身長先生こと田邊です。
本日も全身全霊で身長に関することを配信していきたいと思います。
今回のテーマは「男子14歳以上、女子13歳以上の身長先生式ホルモン治療の効果」についてです。
身長先生式ホルモン治療を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
男子14歳以上、女子13歳以上の場合の受診の現状とは
まず、始めにお話させていただきたいのですが、14歳以上の男子や13歳以上の女子の場合だと正直治療は厳しいというのが現実です。
身長に関していうと、皆さんが思っているよりも早い時期に最終身長は決まります。
正直なところ、当院では男子14歳以上・女子13歳以上の場合の受診はおすすめしていません。
しかし、「それでもなんとか伸ばしたい」「どうしても伸ばしたい」という方は、ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。
思春期と最終身長との関係
14歳の男子や13歳の女子というのは、最終身長まで近づいている時期です。
いわゆる思春期が進んでいる年齢であり、そこから思春期を遅らせても手遅れなことが多い場合もあります。
身長の伸び率もだいぶ低下しており、治療を行っても成果を出すのが難しい時期といえます。
女子よりも男子のほうが身長が伸びる可能性がある?
男の子のほうが身長を伸ばすことができるでしょう。
例えば、14歳の男子が受診された場合で、骨年齢が15歳半ほどで上乗せ4~5cmできたケースもあります。
ただ、これに関していうと、身長先生式ホルモン治療でなければ実現できません。
成長ホルモン投与や栄養補充療法、思春期コントロール治療、生活の改善などそれぞれ単体で行ってもだめでしょう。
すべて包括的にやらないと実現できません。
身長先生式ホルモン治療を行い、4~5cm上乗せできた例もあるため、諦める必要はありません。
ただし、一般的にはそのような年齢は、男子13歳以上・女子14歳以上であれば、上乗せできても2~3cm程度であることが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、身長先生式ホルモン治療で14歳以上の男子や13歳以上の女子の場合の治療効果の現状についてお話しました。
- 14歳以上の男子や13歳以上の女子の場合、現状としては治療効果はあまり望めない
- 男子の14歳以上や女子の13歳以上の時期は思春期が進んでおり、最終身長に近づいている時期
- 女子よりも男子のほうが身長が伸びる可能性はある
- 成長ホルモン治療・栄養補充療法・思春期コントロール治療・生活の改善をすべて包括的に治療をすることが重要
もし、男子14歳以上や女子13歳以上に近い年齢のお子様で身長先生式ホルモン治療を迷われている場合は、今すぐに受診しないと間に合わない場合が多いことをご理解ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
これからも身長に関することを全身全霊で配信していきますので、身長先生ブログや身長先生YouTubeのチェックをお願いいたします。
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