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男の子の最終身長を両親の身長から予測する計算式を紹介!

[2021.06.30]

両親の身長から男の子の身長を予測する!【身長先生】

 

今回は、両親の身長から予想される最終身長について説明していきます。

大きく分けて、この3つの項目を紹介します。

 

  1. 両親の身長から予測される男の子の身長の計算式の紹介
  2. 計算式の持つ意味
    -極端な例
    -1990年の初代の歴史
    --身長データの歴史
  3. 計算式を拡大解釈した場合、165、170、175、180cmのお子様のために必要な両親の身長の紹介
  4. まとめ

 

 

 

1:両親の身長から予測される男の子の身長の計算式の紹介

 

まずは両親の身長から予測される、男の子の身長の計算式について紹介していきます。

参考文献となる論文はこちらです。

 

論文名

Target Height and Target Range for Japanese Children: Revisited

 

2007年に、現在の浜松医科大学教授である緒方先生が発表した論文になります。

この論文から、こちらの身長を導き出す計算式が発表されました。

 

男子予測身長=(父親の身長+母親の身長+13)/2

 

この計算式に、

  • 男性:平均身長170.6cm
  • 女性:平均身長157.9cm

(※令和元年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)参照)

この平均身長を当てはめてみると

男の子=(170.6cm+157.9cm+13)/2

   =341.5cm/2

   =170.75cm

このように、平均的な父親と平均的な母親からは、平均的な子供が生まれるということが、こちらの計算式から分かります。

逆に言うと、平均的な父親と平均的な母親から平均的な子供が生まれると仮定した場合に、どんな式になるのか?を考えられて作成された式になります。

 

次のポイントは

 

男の子=((父親の身長+母親の身長+13)/2)±9

 

式の最後に±9がつくところです。

先程の計算式の結果に当てはめてみると

170.75cm±9

となるので

161.75cm〜179.75cm

ということになります。

かなり幅の広い結果となります。

日本人の一般的な身長を160cm〜180cmと表現するなら、その20cm誤差の中の18cm(161.75cm〜179.75cmの差)の中に入ってくるという、ある意味当たり前の式とも言えます。

逆に言えば、当たり前の数値になるように作成されているとも言えるのです。

 

当たり前が当たり前にされなかったら、どういうことが起きるかと言いますと、例えば、170cmの父親と157cmの母親から、4m50cmの子供が生まれる、という式ではないと言うことです。

そのような式は意味をなしません。

つまり占い的な式ではなくて、生物学的に意味をなす式、というような表現もできます。

 

2:計算式の持つ意味

 

続いて計算式の持つ意味について説明していきます。

 

男の子=((父親の身長+母親の身長+13)/2)±9

 

この式に入る「13」という数値は、平均的な男女の身長差を表しています。

こちらは論文中の表になります。

表1

 

表の1番左から、このような数値を表しています。

Year=年
Boys=男性
Girls=女性
D=男女の身長差

17.5歳の男女の身長と、その身長差を表した表になります。

1番上を見てみましょう。

表2

 

1985年における男性の身長が170.2cm、女性の身長が157.6cm、男女の身長差が12.6cmということを表しています。

続いて2000年以降のデータを見てみましょう。

表3

 

2000年〜2005年の男女の身長差は、12.7cm〜12.9cmとなっています。

平均をとるならば、12.8cmとなります。

しかし17.5歳からの身長の伸びは男子の方が女子よりも見込めること、また区切りのよい数字である方が実用性が高いため、13という数値が採用されています。

最初にお伝えしたとおり、身長を導き出す計算式に平均身長を当てはめてみると

男の子=(170.6cm+157.9cm+13)/2

   =341.5cm/2

   =170.75cm±9

ということになり、

男性:平均身長170.6cm 女性:平均身長157.9cm

161.75cm〜179.75cm

平均170.75cm

このような数値が導き出されます。

 

極端な例(+2SD、−2SD)

 

上記では、平均的な身長を当てはめてみたのですが、極端な例でも見てみましょう。

 

+2SD(上位2.5%)では

  • 男性+2SD:182.8cm
  • 女性+2SD:167.5cm

その差は15.3cmであり、予想される身長は181.65cmという数値が導き出されます。

 

―2SD(下位2.5%)では

  • 男性―2SD:159.1cm
  • 女性―2SD:147.6cm

その差は11.5cmであり、予想される身長は159.85cm

 

つまりこの計算式は、平均的な組み合わせで最も精度が高く、平均から離れると予想精度が落ちるということになります。

また、こちらの例を見てみて下さい。

  • 両親A:父親180cm、母親140cm
  • 両親B:父親165cm、母親155cm

このように、両親の身長差が大きい両親Aと、両親の身長差が平均的な両親Bを比べてみます。

この計算式では、ともに男子子供の身長は

166.5±9cm

と予想されます。

しかし実際には、両親Aの方がより高身長にも低身長にもなりやすく、一方で両親Bの方が無難に166.5cmになりやすいという傾向があると考えられます。

 

1990年の初代の計算式

 

実は今回紹介した論文の計算式は、改新された計算式となっており、1990年に初代の計算式が発表されています。

それがこちらです。

 

男の子=((父親の身長+母親の身長+13)/2)+2

 

式の最後の数値が、「+2」でした。

これはどういうことかと言いますと、1世代でプラス2cm程度、日本人の身長が年々伸びていたためです。

つまり、父親よりも息子の方が2cm程度高かったため、それを加味して+2cmという計算式になっていました。

現在ではそういった現象は起きていませんので、「+2」がない計算式が正しい式となります。

 

身長データの歴史

 

ここで歴史を紐解いてみます。

 

厚生労働省の20歳男性の国民健康栄養調査のデータになります。

1950年:161.5cm
1960年:161.1cm
1970年:165.9cm
1980年:170.4cm

このことからも、1900年代に発表された論文の時代では、1世代でプラス2cm程度、日本人の身長が年々伸びていたと言えるでしょう。

 

一方で、1990年頃から日本人の平均身長はあまり変わっていません。

一部、日本人女性の妊娠中のダイエットなどの影響によって、身長が低くなっているというデータもあるようです。

 

3:計算式を拡大解釈した場合、165、170、175、180cmのお子様のために必要な両親の身長の紹介

 

例えばですが

父親:身長160cm、母親150cm

計算結果=161.5cm±9

最高で170.5cm?

このように計算式を拡大解釈すると、この両親の身長から子供の身長は、最大で170.5cmになり得るということになります。

この考えをもとに、165、170、175、180cmにいくために必要な最低身長を計算してみましょう。

まとめるとこのようになります。

 

両親の合計身長が299cmあれば、子供は165cmを超える可能性がある

両親の合計身長が309cmあれば、子供は170cmを超える可能性がある

両親の合計身長が319cmあれば、子供は175cmを超える可能性がある

両親の合計身長が329cmあれば、子供は180cmを超える可能性がある

 

ただし、今ほど示した数値はあくまでも確率論の掛け合わせです。

机上の空論であるので、ファンタジー程度にお楽しみ下さい。

 

まとめ

 

以上、両親の身長から予想される最終身長について説明いたしましたが、いかがだったでしょうか?

 

また、当院では身長治療を行っております。

興味のある方は、こちらをご覧ください。

 

身長治療

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