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肩甲骨の右内側に痛みがある時の原因は?ズキズキする痛みは内臓?

肩甲骨の内側に痛みが続いて治らない。

肩甲骨の右内側に痛みがある時の原因は?ズキズキする痛みは内臓?

 

肩甲骨の右内側に痛みが続いて治らない。

そもそも肩甲骨の右内側が突然痛くなる原因はなんなの?

肩甲骨の右内側がズキズキ痛い時は内臓が危険

もし内臓に危険があるならば、何科に相談すればいいの?

 

そんな不安をお持ちのあなたに、なぜ突然肩甲骨の右内側にズキズキとした痛みが起こるのか?

また実際に内臓かもしれない場合は何科に相談したらいいのか、簡単な対処法までまとめてお話しいたします。

肩甲骨というよりはもっと奥の方が痛いな、背中の方が痛いな。

という方にも納得いただける内容になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

左側が痛い方はこちらの記事で解説しています。

>>肩甲骨の内側が痛い原因とは?左側が痛い方は内臓の病気に要注意!?

 

 

 

 

 

肩甲骨の右内側に突然痛みがある時の原因はコレだ!

 

まず、肩甲骨の内側がわからない人はこちらをご覧ください。

 

肩甲骨の内側に痛みがある時の原因は?何科に相談すればいい?

 

この天使のはねの部分の内側、赤丸の部分に痛みがある時、特に右側の肩甲骨内側が痛い場合についてお話ししていきます。

その原因は以下の可能性が考えられます。

 

1.肩甲骨周囲や背中の筋肉

肩甲骨の右内側に凝った感じの痛みがある。

リスクは少ないので、まずは自分でストレッチやデスクワークの環境設定を行なって対処する。

我慢できない場合は無理せず整形外科へ受診する。

 

2.胸椎〜肋骨の関節周辺

肩甲骨の右内側にズキズキした痛みや腕にしびれが出る。

リスクは中程度、自己対応は避ける。

なるべく早く整形外科を受診する。

 

3.心臓・血管

肩甲骨の右内側を含む、肩や顔、お腹側まで広範囲に痛い。

命に関わる重大なリスクがあるので、即座に救急車を呼ぶ。

 

それぞれ痛みの原因になっている部分によって対処方法や緊急性が異なるので、3.の場合は早期に対応を行いましょう。

それ以外の方は以下の詳しい原因までご覧になってください。

 

肩甲骨の右内側に突然ズキズキした痛みが出る原因をさらに詳しく解説

解説の前に、実際肩甲骨の右内側がどうなっているのかを考えていきましょう。

 

肩甲骨の内側に痛みがある時の原因は?何科に相談すればいい?

*Thanks to Visiblebody

 

こうして体表から肩甲骨の内側をみてみると、まずは肩甲骨の内側の筋肉が目に入ってきます。

 

肩甲骨の内側に痛みがある時の原因は?何科に相談すればいい?

*Thanks to Visiblebody

 

次に筋肉を除去すると、両方の肩甲骨に挟まれる形で、背骨(胸椎)や肋骨が見えてきます。

 

肩甲骨の内側に痛みがある時の原因は?何科に相談すればいい?

*Thanks to Visiblebody

 

さらに骨を除去していくと背中の骨、肩甲骨の内側の部分は特に心臓(赤丸部分)と、心臓から出る大きな血管(青丸部分)などが目に入ります。(見えにくく申し訳ございません)

 

心臓は左のイメージが強いと思いますが、実際は左に向いている程度で割と真ん中に近い位置にあるのが分かるかと思います。

ですので、右の肩甲骨の内側が痛いから心臓と関係がないわけではないというのが分かるかと思います。

 

ココまでをまとめると、肩甲骨の右内側に突然のズキズキした痛みが出現しうるトラブルの元は以下の3つが挙げられます。

1.肩甲骨周囲や背中の筋肉が痛みの由来

2.胸椎、肋骨の関節周辺が痛みの由来

3.心臓・血管が痛みの由来

 

これらを一つずつ解説していきます。

 

1.肩甲骨周囲や背中の筋肉が痛みの由来の場合

まず、この場合の肩甲骨の右内側や背中に感じる痛み筋肉痛のコリのような感じです。

 

肩甲骨の右内側や背中の痛みをともないながら、不快でむずむずする。

また、首を下に向けたり、背中を丸めると突っ張る感じがするのも筋肉由来の痛みの特徴になります。

 

主な原因としては、姿勢不良が挙げられます。

 

背中が曲がり、頭が前に出るような姿勢でデスクワークを繰り返していると、背中側、今回で言うところの肩甲骨の右内側背中の痛みになりやすいです。

 

特に右側に出る場合は、

  • バッグを右側ばかりに持つ
  • 頸が右側に傾いている
  • 右の肘置きばかりを使う
  • 立っていても右足で重心を取りやすい

 

など日常生活から肩甲骨の右内側に過負荷がかかっている場合が多いです。

 

筋肉で言うと、

  • 大菱形筋
  • 小菱形筋
  • 肩甲挙筋
  • 僧帽筋
  • 広背筋
  • 最長筋
  • 肩甲下筋

その他にもこのあたりは筋肉がたくさんあり、これらがコリの原因であることが多いです。

 

この場合には重大なリスクはありません

しかし、ココまで調べて読んでいただいている方は我慢するにももう限界といったところなのではないでしょうか?

対処法としては筋肉を動かしたり、伸ばしたりすることが改善への近道です。

 

こちらのブログでは肩甲骨周りのトラブルについて、対処法まで説明していますのでご覧ください。

>>肩甲骨はがしのやり方3選!座りながらできて簡単なストレッチを紹介!

 

 

また、慢性化することで肩にも負担がかかっていき、五十肩に移行する可能性も十分にあり得ます。

対策はぜひこちらの動画をご覧ください。

>>五十肩巻き肩解消エクササイズ

 

またデスクワーク環境を改善することで、さらに長期的に痛みの改善も望めます。

こちらの対策動画ではデスクワーク周りのセッティング方法をお伝えしています。

合わせてご覧いただけると、効果もより出やすいのでぜひご覧ください。

 

>>テレワーク五十肩は◯◯で防げ!

 

また動画のエクササイズを実践しても改善しない場合には、整形外科を受診することをおすすめいたします。

そもそも、痛みの感じが上記で説明したものと全く異なる場合は、以下の可能性が考えられます。

 

2.胸椎〜肋骨の関節周辺が痛みの由来

 

肩甲骨の右内側の痛みを伴いながら、しびれ感もあり、腕の方まで力が入らないなど、先ほどの特徴よりも広範囲で症状が出る場合はこの可能性があります。

少し似ているのですが、上を向いた時などに姿勢の変化でしびれがより強くなったりするのが特徴です。

 

主な原因は、先ほどと同様に姿勢不良加えて加齢があげられます。

背中が曲がり、頭が前に出る姿勢でのデスクワークを長期にわたり行っていたことで、関節の変形や椎間板の変性を伴っていることが考えられます。

 

先に紹介した筋肉由来の痛みと似ている部分も多いのですが、この場合に異なるのはリスクです。

 

骨、関節が由来の症状ですと先ほどと異なりリスクがややあります

しびれ症状などは筋肉由来の痛みよりも生活に影響を及ぼしやすく、手指がうまく動かせなくなってしまったり、寝る時も痛くて眠れなくなってしまうなど、より強い症状に発展する場合もあります。

 

診断名としては、

 

  • 頚椎、胸椎変形性関節症
  • 頚椎、胸椎ヘルニア
  • 頚椎、胸椎捻挫
  • 頚椎、胸椎椎間関節障害

 

などの可能性が挙げられます。

実際に肩甲骨に問題がなくても肩甲骨右内側の痛み、もしくは背中の痛みのように感じることがあるというのは覚えていただきたいところです。

 

対処法としては、自己判断をしないことです。そもそも運動することでリスクを増大させてしまう危険があるので、なるべく早く整形外科を受診しましょう。

 

この2つの症状でも全く当てはまらない方は、以下にご紹介するさらに危険な症状の可能性もあります。

 

3.心臓・血管など内蔵が痛みの由来

まず、先に紹介した2つと痛みの質としては先ほどと全く異なります。

肩甲骨右内側だけでなく、背中、左右の腕など広範囲にズキズキとした激痛が生じ、息苦しさなども併発する場合もあります。

 

とにかく体験したことのない、到底我慢できないようなズキズキとした痛みが特徴です。

先ほどまでの症状の場合は首の曲げ伸ばしや、姿勢によって痛みの変化などがありましたが、今回に関しては姿勢を変えても全く変化がないこともまた特徴です。

 

主な原因としては、なんとも恐ろしい心血管系のトラブルが挙げられます。

ここで一つ疑問に思う方もいると思うのですが、心臓は内臓なのになぜそんなに広範囲で痛むの?と言うことです。

 

心臓に限らず内臓の痛みというのは、実際に問題が起きている体の中ではなく、体表面の痛みに感じることが多いです。

 

今回で言うと心臓の痛みはもちろん内臓だけれども、実際に感じる痛みは肩甲骨、背中を含む広範囲にズキズキと強烈な痛みを感じることが一般的です。

さらに右肩や顎や、みぞおちの方まで痛みが出るという報告もあります。

 

この内臓の痛みを患部だけでなく、体表面に広範囲に感じることを

「関連痛」(または放散痛)

といいます。

 

診断名としては、

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 大動脈解離

 

などが挙げられます。

 

対処法としては、心臓のことですから命に関わる場合もありますので、とにかく迅速な対応が求められます。

なるべく早く救急車を呼ぶなどし、救急対応の行える医療機関を受診しましょう。

 

肩甲骨の右内側が痛い時の原因!ズキズキする痛みは内臓?まとめ

肩甲骨の右内側に痛みがある時の対応についてまとめます。

 

1.肩甲骨周囲や背中の筋肉

肩甲骨の右内側に凝った感じの痛みがある。

リスクは少ないので、まずは自分でストレッチやデスクワークの環境設定を行なって対処する。

我慢できない場合は無理せず整形外科へ受診する。

 

2.胸椎〜肋骨の関節周辺

肩甲骨の右内側にズキズキした痛みや腕にしびれが出る。

リスクは中程度、自己対応は避ける。

なるべく早く整形外科を受診する。

 

3.心臓・血管

肩甲骨の右内側を含む、肩や顔、お腹側まで広範囲に痛い。

命に関わる重大なリスクがあるので、即座に救急車を呼ぶ。

 

それぞれ痛みの原因になっている部分によって対処方法や緊急性が異なるので、3.の場合は早期に対応を行いましょう。

 

以上、肩甲骨の右内側の痛みの原因は?ズキズキする痛みは内臓?でした!

 

もしご質問がございましたら、YouTube上で質問も承っております!

 

‘あなたの肩 私に診せてください‘いしPでした!

 

ではまた!

 

 

執筆者:いしP

資格:理学療法士 ロコモコーディネーター、安眠インストラクター

キャリア:理学療法士14年目、累計治療者数 2万人以上

現在は、月に500人以上の五十肩患者が通う東京神田整形外科クリニックで、主任兼五十肩治療リハビリ責任者

日々の治療を行う傍ら、100本以上のYouTube、ブログを通じて、五十肩の知識を多くの患者さんに届け、五十肩で東京No1になる。をモットーに活躍中!

 

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