腕がピクピクする原因は?痛みがなくても注意するべきポイントを解説!
「痛みはないものの腕が勝手にピクピクするが、何かの病気なのか」
「腕がピクピクする原因や病気について知りたい」
自分の意思と反して突然腕がピクピクすると不快感があり、このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、痛みがなく腕がピクピクする症状の原因や対策、受診するべき診療科について解説します。
腕がピクピクする症状でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
痛みがなく腕がピクピクする原因
痛みがなく、自分の意思と反して腕がピクピクする症状は、次のような原因が考えられます。
- ストレス・疲労
- 鉄分の欠乏・腎疾患
- 脳や神経の異常
- 頸椎の異常
それぞれ順番に解説していきます。
原因①:ストレス・疲労
痛みがなく腕がピクピクする原因の一つとして、ストレスや疲労が関係している可能性があります。
ストレスや疲労によって自律神経が乱れ、脳からの信号に不具合が起こる場合があるからです。
次のような心当たりがあれば、ストレスや疲労によって症状が起こっている可能性が高いでしょう。
- 睡眠不足
- デスクワーク等の同じ姿勢での長時間作業
- 同じ姿勢でのスマートフォンの長時間使用
- プレッシャーの大きい仕事を抱えている
- 前日に激しい運動をした
睡眠不足や運動といった単純な疲労やストレスだけでなく、同じ姿勢を長時間続けることによって筋肉に疲労が溜まる場合もあるので、まずは自身の環境を振り返ってみましょう。
原因②:鉄分の欠乏・腎不全
痛みがなく腕がピクピクする原因の一つとして、睡眠中に腕がピクピクする場合は「周期性四肢運動障害(PLMD) 」によって症状が起こっている可能性があります。
周期性四肢運動障害(PLMD)とは、四肢の筋肉が急速に収縮と弛緩を繰り返す疾患であり、原因は鉄分の欠乏や腎不全による場合が多いです。
また、次のような特徴がある人は周期性四肢運動障害(PLMD)が起こりやすいとされています。
- 貧血(鉄欠乏)
- 糖尿病
- 重度の慢性腎疾患・慢性肝疾患
- 糖尿病
- カフェイン等の刺激物の多量接種
周期性四肢運動障害(PLMD)は薬による治療が可能です。
痛みがなくとも腕のピクピクによって睡眠が妨げられ、生活に支障が出ているようであれば医療機関を受診しましょう。
原因③:脳や神経の異常
痛みがなく腕がピクピクする原因の一つとして、脳や神経に異常が隠れているおそれもあります。
腕がピクピクする症状を伴う具体的な脳神経疾患の例は以下のとおりです。
- 抹消神経障害
- 脳卒中
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
脳神経疾患による場合は腕のピクピクに限らず、痛みやしびれといった他の症状が見られるケースもあります。
脳や神経の異常に起因する腕のピクピクはリスクが高いため、早急に医療機関を受診しましょう。
原因④:頸椎の異常
痛みがなく腕がピクピクする原因の一つとして、頸椎の異常が関係している場合があります。
頸椎が変形することによって、神経が圧迫されるためです。
頸椎の変形は次のような原因によって起こります。
- 加齢による変形
- 重労働やスポーツによって繰り返される圧迫
- スマートフォン・パソコンの使用によるうつむき姿勢
頸椎の異常は痛みやしびれなどの症状を伴う場合が多いです。しかし、初期は腕のしびれのみというケースもあるので、ご注意ください。
腕のピクピクを改善させる方法
自身の意思に反して腕がピクピクする症状は、次のような方法によって改善が見られる可能性があります。
- 適度な運動
- 規則正しい生活
- 生活習慣の見直し
- ストレスを減らす
- 姿勢改善・ストレッチ
ただし、これらが有効なのはストレスや疲労、姿勢によって症状が起こっている場合です。
脳や神経に異常があったり、頸椎に異常があったりするケースでは医療機関の受診が必要となりますので、ご注意ください。
腕がピクピクする場合は何科を受診するべき?
痛みがなく、腕のピクピクが短時間でおさまるようであれば、緊急性は低いでしょう。
しかし、自分の意思ではなく腕がピクピクしていたら「放置してよいのだろうか」と心配になりますよね。
腕がピクピクする場合に受診するべき診療科は整形外科または脳神経内科です。
詳細を詳しく見ていきましょう。
整形外科
前述のように、腕がピクピクする原因は様々ですが、心当たりがないようでしたらまずは整形外科の受診がおすすめです。
レントゲンやMRI、筋電図といった検査をすることで原因が判明する場合もあります。
仮に整形外科の分野ではなかったとしても、検査の結果によってしかるべき診療科を勧められるケースも。
腕がピクピクする症状で、受診する診療科を迷うようであればまずは整形外科を訪れるとよいでしょう。
脳神経内科
整形外科を受診しても原因が分からなかったり、整形外科で異常がないにもかかわらず症状が改善しなかったりする場合は脳神経内科を受診しましょう。
腕がピクピクする症状は、脳や神経の異常によって起こっている可能性があるためです。
前述のように脳卒中や筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった脳神経疾患でも筋肉がピクピクする症状が見られます。
症状が長引く場合は、脳神経外科の受診も選択肢の一つとして覚えておきましょう。
痛みがなくても症状が長引く場合は医療機関を受診しよう
痛みがなく 腕がピクピクする症状は以下のような原因が考えられます。
- 疲労やストレスといった心身の負荷
- 鉄分の不足・腎不全
- 脳や神経の異常
- 頸椎の異常
痛みがないようであれば緊急性は低く、姿勢の改善や生活習慣の見直しによって改善が見られるケースもあります。
ただし、症状が長引く場合や、腕がピクピクする以外の症状も見られるようであれば、別の病気が隠れているおそれもあるので、整形外科または脳神経内科をご受診ください。
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