五十肩の見分け方を紹介!3段階に分類して詳しく解説!
【簡単!3段階】あなたの五十肩見極めます!【知識編】
東京神田整形外科クリニック、五十肩リハビリ治療責任者・理学療法士の石山こと石Pです。
今回は、自分の五十肩の状態をどのように把握するかについて、説明してきます。
五十肩の時期について
五十肩の状態というのは、主に以下の3つに分けられます。
・初期
・中期
・後期
その時期によってやっていいこと・やってはいけないことというのが異なりますので、それぞれ説明してきます。
これを間違えてしまうと、症状を増悪させてしまう可能性があるので、状態を把握するというのはとても大事なことになります。
自分の状態を把握して、適切な管理やケアが行えるようにしましょう。
五十肩の初期
五十肩の初期対応というのは非常に大事です。
初期の症状としては以下の通りです。
・とにかく痛い
・じっとしていても痛い
・動かすことはできない
その他、生活にもすごく多大な影響が出ていて、大体肩を上げても正面で90度、もしくはそれに満たないぐらいの高さしか上がらないといった状態です。
教科書的には大体1週間ぐらいと言われていますが、それよりも長くて2週間、もしくは1ヶ月とかそれより長く続いている方もいらっしゃいます。
初期は主に炎症で痛みが出ているので、ここで強い運動をしてしまうと炎症をかえって増悪させてしまい、治療の期間が余計に長引くケースがありますので、注意していきましょう。
とにかく生活に支障がある・痛い・寝れないと言った三重苦ですので、一刻も早くこの状態を改善できるようにしていきます。
ですので、初期で一番大事なのは以下の3つです。
①無茶はしないこと
②しっかり良眠できるように
③一刻も早くこの状態を脱却する
初期の自己管理や運動、医師の診断につきましてはこちらを参考にしてみてください。
五十肩の中期
五十肩の中期は時期で言うと2週間〜4週間程度と言われています。
症状で言うと、夜は寝られるようになってじっとしていても痛い、ということはなくなったが、生活に一部支障が出ているといったような状態です。
腕は大体100度〜140度ぐらい、といったところでしょうか。
電車のつり革が届かない、背中が上手くかけないとか、女性であれば下着をつけるのが大変といった症状になります。
中期は初期と違いまして炎症はほとんどなくなってきていますが、安静にしていたせいで方肩の周りが固まって動かない状態になっています。
これを拘縮(こうしゅく)と言います。
拘縮によって腕が上げられないというのは、いよいよリハビリの腕の見せどころになってきます。
私たちが一番大事なことになってきますね。
ですので、初期では安静というのをすごくお願いしていたんですけども、中期は全然逆で、中期で大事なのは以下の2つです。
①安静はNG
②今できる範囲から運動を始める
五十肩の後期
五十肩の後期は時期で言うと2〜3ヶ月程度となります。
生活にはほとんど困らないですが、趣味やスポーツを行う際にはちょっと困るという程度ですね。
肩の可動域は140度〜160度ぐらい、もうちょっとでバンザイ全部できるかなという程度です。
組織の硬さが一部で残っていたり、肩や肩甲骨の動きだけでなく、背骨や肩のアンバランスで肩が最後まで上がらない状態になります。
中期に引き続きリハビリがかなり大事で、積極的に行った方がいい時期です。
この時期の注意点はほとんどありません。
中期と同じように積極的に動かしていき、段階的にはなってしまいますが、スポーツ・趣味というのも徐々に再開していきましょう、といった時期です。
①中期よりも更に安静NG
②休んでいたスポーツ・趣味活動を徐々に再開する
この2つのポイントに加え、もちろんリハビリも大事ですね。
まとめ
以上の初期・中期・後期で3つの段階をお伝えしてきましたが、あなたはどの段階だったでしょうか?
実際はなんとなく症状は中期のような症状で、夜間痛が残っているといった肩が多いです。
こういった時に、私は中期なのか初期なのかどっちか分からない、という方もいらっしゃると思います。
そういう方はより下の段階に合わせた方がいいです。
中期の症状っぽいけど初期症状もあるという方は、初期の症状に合わせてみて下さい。
夜間痛の痛みの対策でタオルを入れてもらうとか、運動は小さいものにするとか、まずはそういったところから初期症状をなくして、それから中期の運動を行うといったのが推奨です。
もしくは一度病院にお越し頂けると、その辺りの状態について「今はどの段階なんだよ」というのはお伝えできるかなと思います。
これからも段階別に運動や管理の方法などをどんどんアップしていく予定です!
YouTubeチャンネルではすでに数多くの動画をアップしていますので、チャンネル登録や高評価などよろしくお願いいたします。
また、リハビリをご希望の際は、理学療法士の石山こと石Pをご指名下さい!
世の中の五十肩で悩む人の役に立ち、少しでも解決できるようにこれからも務めさせていただきます。
理学療法士・石山こと、石Pでした!