肩の付け根が痛い?ズキズキする原因と対処法を解説!
肩の付け根が痛いと感じたことはありませんか?
ズキズキとした痛みが続くと、日常生活や仕事に大きな影響を及ぼします。特に長時間同じ姿勢を取ることが多い方々にとって、肩の痛みは避けて通れない問題です。
この記事では、肩の付け根に痛みを感じる原因やその対処法、そして再発を防ぐためのセルフケアについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
肩の付け根が痛む原因
肩の付け根にズキズキとした痛みを感じる原因と、日常生活での予防法や対処法について詳しく解説します。
ズキズキする痛みの理由
肩の付け根がズキズキと痛む原因にはいくつかの要因が考えられます。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)や腱板損傷・腱板断裂、石灰性腱炎があります。
最も一般的なのは肩周辺の筋肉や腱が過度に緊張している状態です。
特に、長時間のデスクワークやパソコン作業が続くことで肩甲骨周りの筋肉が硬直し、血流が悪くなるケースがあります。
その結果、筋肉や腱に負担がかかりズキズキとした痛みが生じることがあるでしょう。
また、姿勢の悪さも重要な要因であり、前かがみの姿勢や猫背は、肩や首に余計なストレスを与え、痛みを引き起こすことが多いです。
さらに、年齢と共に肩関節の可動域が狭くなり関節炎や腱板損傷といった問題が発症することも考えられます。
それにより、肩の付け根に鋭い痛みや慢性的な痛みが現れることがあるでしょう。
ストレスや睡眠不足も、痛みを増幅させる要因として無視できません。
適切なケアを怠ると、それらの痛みは慢性化し日常生活に支障をきたす可能性が高いです。
日常生活が引き起こす肩の痛み
日常生活のなかで肩の付け根が痛くなる原因としてデスクワークやパソコン作業が挙げられます。
長時間同じ姿勢でいると肩周りの筋肉が緊張し、血流が悪化してしまいます。
これが肩の付け根にズキズキする痛みを引き起こすことが多いです。
さらに、姿勢が悪いままで作業を続けると、肩や首にかかる負担が増加し、痛みがさらに悪化する原因です。
また、ストレスが溜まると筋肉が硬直しやすくなり肩こりや痛みが増してしまうのが現状です。こうした痛みを予防するためには、適度なストレッチや休息が必要です。
簡単にできるストレッチや姿勢の改善を意識することで、痛みを軽減できるでしょう。
肩の痛みを和らげる方法
肩の付け根の痛みを軽減するための自宅でできるストレッチや治療法について、効果的な方法を解説します。
自宅でできるストレッチ
肩の付け根が痛いとき、自宅で手軽にできるストレッチは効果的です。
※炎症が強い時は控えてください。
まず、肩甲骨周りの筋肉をほぐすために「肩甲骨回し」をおこないましょう。
両肩を前後に大きく回すことで肩周りの血流が改善し筋肉の緊張が和らぎます。
また、腕を肩の高さで水平に伸ばし反対の手で軽く引っ張る「クロスボディストレッチ」もおすすめです。
この動きは、肩関節の可動域を広げ、痛みの緩和に役立つでしょう。
さらに、壁を使った「壁ストレッチ」も効果的です。
壁に手を当て、身体を反対方向にねじることで肩や胸の筋肉が伸ばされ痛みが軽減されます。
上記のストレッチを毎日続けることで肩の付け根の痛みを予防し、デスクワークによる負担を軽減することができるでしょう。
肩の痛みを軽減する治療法
肩の付け根が痛い場合、いくつかの治療法が痛みの軽減に効果的です。
肩の痛みを軽減する治療法は以下の3つがあります。
- 温熱療法
- 鎮痛剤
- 理学療法
それぞれの特徴について、みていきましょう。
温熱療法
温熱療法は筋肉の緊張を和らげ血流を促進するため痛みの緩和に役立ちます。
温かいタオルやホットパックを肩に当てるだけで痛みが和らぐでしょう。
鎮痛剤
軽度の痛みには非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの鎮痛剤を使用することも効果的であり、炎症が抑えズキズキする痛みが軽減されます。
理学療法
理学療法も治療の一環として効果的です。
理学療法士による専門的なマッサージやストレッチを受けることで肩の柔軟性が向上が期待でき、姿勢や動作の指導を受けることで再発を防ぐことができるでしょう。
痛みが続く場合や症状が悪化する場合は、早めに専門医に相談することが重要です。
肩の痛みが続くときの対処法
肩の付け根の痛みが改善しない場合や強い痛みが続くとき、専門医に相談するタイミングと対応法を詳しく解説します。
痛みが改善しない場合の対応
肩の付け根が痛い状態が続き改善が見られない場合、自己判断で放置するのは避けるべきです。
まず、痛みが続く原因は筋肉や腱の損傷、関節の炎症などの深刻な問題が考えられるため、早めに医療機関を受診し専門的な診断を受けることが重要です。
一時的な痛み止めや市販薬で対処しても、根本的な問題が解決されなければ症状は再発する可能性があります。
痛みが続くと日常生活に支障をきたすだけでなく心理的なストレスも増大します。
専門医の診察を受け、X線検査やMRIなどの検査を受けることで正確な原因を特定し適切な治療を受けることができます。
上記で述べたように、早期の対応が良い状態を維持するためのポイントとなるでしょう。
専門医に相談するタイミング
肩の付け根が痛い状態が長期間続いたり、ズキズキとした強い痛みが日常生活に支障をきたす場合は、まずは待ち時間の少ない整形外科クリニックに受診しましょう。
特に、ストレッチや自己治療法を試しても改善が見られない場合や痛みの原因が明確でない場合は、早めの受診が重要です。放置することで症状が悪化し、痛みが慢性化し、ほかの疾患を引き起こす可能性もあります。
専門医の診断を受けることで適切な治療法を見つけ出し、早期に痛みを解消することができるでしょう。
痛みを再発させないために
肩の付け根の痛みを防ぐための毎日の予防習慣とセルフケア方法を紹介し、良い状態を維持するコツを解説します。
毎日の予防習慣
肩の付け根が痛くなるのを防ぐためには日常生活での予防習慣が重要です。
肩が前に出た猫背の姿勢は肩こりや痛みの原因となるので、意識して肩甲骨を寄せて正しい姿勢を保つことは予防に役立ちます。
就寝時には適切な枕を選び、首や肩への負担を軽減することも大切です。
また、毎日の運動習慣を取り入れることで肩周りの筋肉を強化し痛みを未然に防ぐことができるでしょう。
痛みを防ぐセルフケア
肩の付け根の痛みを防ぐためには、日常的にセルフケアを取り入れることが重要です。
まず、デスクワーク中に適度な休憩を取り肩や首をリラックスさせることが効果的です。
1時間ごとに立ち上がり軽いストレッチをおこなうことで、筋肉の緊張を緩和し血流を促進できます。
肩の痛みを和らげる方法の項目で述べたストレッチも痛みを防ぐセルフケアとして役立つでしょう。
日常生活のなかでセルフケアを習慣化することで、肩の付け根が痛くなるリスクを大幅に減らすことができます。
定期的な運動やストレッチを組み合わせることで良い状態を維持しやすくなるでしょう。
まとめ
肩の付け根の痛みは多くの方が経験する問題ですが、適切な対処と予防方法をおこなうことで痛みを軽減し再発を防ぐことが可能です。
痛みの原因を理解し、日常的にストレッチや正しい姿勢を意識することで、肩や首への負担を減らせます。
また、痛みが続く場合には早めに専門医に相談することが重要です。
肩の状態を守るためにセルフケアを取り入れ快適な日常生活を取り戻しましょう。
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