肩の付け根の痛みの原因を徹底解説!ズキズキ痛みから解放されるためのアプローチ
肩の付け根が痛いと感じたことはありませんか?
仕事や日常生活で肩に負担がかかり、思わぬ痛みに悩まされている方も多いでしょう。
この記事では、肩の付け根の痛みの原因から、効果的なセルフケア、そして専門家による治療法までを解説します。
ぜひ、参考にしてください。
目次
肩の付け根が痛い時に考えられる疾患
肩の付け根が痛いケースでは、痛みの程度や位置によって異なります。
大きく以下4つに分類されます。
- 肩関節や肩の問題
- 筋肉や腱の問題
- 神経の問題
- 血管の問題
それぞれの問題の特徴をみていきましょう。
1. 肩関節や肩の問題
肩関節周囲炎(五十肩)
肩関節周囲の組織が炎症を起こす状態。
肩インピンジメント症候群
肩関節内での組織の挟まることにより起こる炎症。
肩関節の脱臼または亜脱臼
肩関節が正常な位置から外れる状態。
変形性肩関節症
肩関節の軟骨がすり減ることによる痛み。
肩関節の感染症
細菌感染による関節の炎症。
2. 筋肉や腱の問題
腱板損傷
肩の腱板の損傷や断裂。
石灰沈着性腱炎
腱にカルシウムが沈着して炎症を引き起こす。
過度の使用や筋肉疲労
肩の筋肉や腱の過度の使用や疲労による痛み。
3. 神経の問題
頸椎疾患(頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症)
頸椎の問題が肩に放散痛として現れる。
4. 血管の問題
心臓疾患(心筋梗塞など)
左肩の痛みが心臓からの関連痛として現れる。
冷えや血行不良
肩周辺の血行不良が筋肉の緊張を引き起こし、痛みが生じる。
肩の付け根の痛みの原因を知る
痛みの一般的な症状
肩の付け根の痛みは、鈍い痛みからズキズキした激痛まで、さまざまな症状があります。
多くの場合は、腕を動かすと痛みが増す、または夜間に痛みが強くなるというケースがあります。
肩の痛みにより、可動域が制限されるため日常生活に支障をきたすことが多いです。
また、肩こりとは異なり、肩の前面や上部に集中した痛みが特徴的です。
これらの症状は、肩関節の炎症や筋肉の緊張などが原因と考えるでしょう。
なぜ肩の付け根がズキズキするのか
肩関節痛の主な原因として、肩の筋肉や腱の使いすぎや姿勢悪さが挙げられます。
特に、デスクワークや長時間のスマホ操作は、肩に過度な負担をかけ筋肉の緊張や腱の炎症を引き起こします。
また、加齢による関節の摩耗や肩の血行不良も痛みの原因となります。
これらの要因が重なると、肩の付け根にズキズキとした痛みを感じることが増えるかもしれません。
痛みを悪化させる要因
肩の付け根の痛みを悪化させる要因には、長時間の同じ姿勢や無理な動作が挙げられます。
特に、デスクワークの姿勢や重い荷物を持つことは、肩関節に過度の負担をかけます。
また、ストレスや疲労も筋肉の緊張を引き起こし痛みの要因となります。
これらの要因が積み重なると肩の付け根の痛みが慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性が高まるでしょう。
肩の付け根の痛みの改善方法とセルフケア
肩の付け根の痛みを和らげるための簡単なストレッチや日常生活で取り入れられる方法を紹介します。
肩の付け根の痛みに効く簡単ストレッチ
肩甲骨回し
肩甲骨周りの筋肉をほぐすために両肩を前後に大きく回す。
クロスボディストレッチ
腕を肩の高さで水平に伸ばし、反対の手で軽く引っ張る。
肩関節の可動域を広げ、痛みの緩和に役立つ。
壁ストレッチ
壁に手を当て身体を反対方向にねじる。
肩や胸の筋肉を伸ばして痛みを軽減する。
日常生活で取り入れられるセルフケア
温める
肩周辺をホットタオルや温熱パッドで温めて血行を促進し、筋肉の緊張を緩和させる。
姿勢
正しい姿勢を保ち、深呼吸を取り入れて肩周辺の緊張を和らげる。
肩の付け根の痛みを和らげる姿勢の工夫
デスクワーク
パソコン作業中は肩をリラックスさせ、椅子の高さを調整し肘が90度に曲がるようにする。
日常生活
掃除や洗濯物を干す際は、肩ではなく腕を使い肩より高い位置での作業を避ける。
専門的な治療と対処方法
整形外科での肩の付け根の痛みの診断
肩の付け根の痛みが慢性化している場合、整形外科での診断が必要です。
まず、問診で痛みの経過や生活習慣を確認します。
その後、触診で肩の動きや痛みの部位を特定し、必要に応じて画像診断が行われます。
これにより、肩関節痛の原因が骨や筋肉、腱にあるかどうかが判断されます。
診断結果をもとに、適切な治療法が提案されるので早めの受診が大切です。
専門家が推奨する肩の付け根の痛みの治療法
肩の付け根の痛みが慢性化し、セルフケアで改善しない場合には、専門的な治療が必要です。
整形外科で行う治療法は大きく3つに分けられます。
物理療法
痛みの緩和や炎症の軽減をするために、温熱療法や超音波療法などを用いて、筋肉の緊張を和らげることが行われます。
リハビリテーション
肩の付け根の痛みを軽減することを目的に、理学療法士によるストレッチや筋力トレーニングが行われ、肩の可動域を改善します。
薬物療法
痛みや炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や関節内注射が使用されることがあります。
状況によっては、注射療法や手術が検討される場合もあります。
上記で述べてたように、さまざまな方法から専門家と相談し、自分に合った最適な治療法を見つけることが大切です。
いつ医師に相談すべきか
肩の付け根の痛みが持続的に続く、または、急激に悪化する場合は早めに医師に相談することが重要です。
特に、夜間に痛みが強くなる、腕を動かすことが困難な場合は注意が必要です。
これらの症状は、深刻な問題や病気の原因となる可能性があります。
また、セルフケアやストレッチを行っても改善が見られない場合も専門家の診断を受けましょう。
早期の診断と適切な治療が、症状の悪化を防ぐ重要なポイントとなります。
肩の付け根の痛みから解放されるために
肩の付け根の痛みを防ぐための日常ケアやセルフケアと専門的治療のバランスの取り方を紹介します。
痛みを予防するための日常のケア
- 姿勢の改善を心がける。デスクワーク中は背筋を伸ばし、肩をリラックスさせる。
- 長時間同じ姿勢を避けるため、1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチを行う。
- 適度な運動を取り入れ、肩周りの筋肉を鍛えて肩関節への負担を軽減する。
セルフケアと専門的治療のバランスを保つ
- 日常のストレッチや姿勢の改善を継続して行う。
- 症状が改善しない場合や悪化する場合は、整形外科での診断と治療を受ける。
- 専門家のアドバイスを受けながらセルフケアを取り入れる。
快適な日常生活を取り戻すための次のステップ
- 正しい姿勢を保ち、定期的なストレッチを取り入れる。
- 痛みが改善しても再発を防ぐために、肩の筋力を維持するトレーニングを続ける。
- 無理をせず、少しずつ肩周りの筋肉を鍛える。
肩の付け根の痛みを予防するためには、姿勢改善やストレッチ、適度な運動を取り入れつつ、セルフケアと専門的な治療のバランスを保つことが大切です。
まとめ
肩の付け根の痛みの原因は、肩関節、筋肉や腱、神経、血管に関連する問題など、さまざまです。
痛みを感じる原因を把握し悪化を防ぐことが大切です。
セルフケアとしては、簡単なストレッチや姿勢の改善が有効であり、特に、デスクワークや日常生活での工夫が痛みの軽減に役立ちます。
もしセルフケアで改善しない場合は、整形外科での診断や治療を受けることが重要です。
専門的な治療とセルフケアのバランスを保ちながら、日常生活を快適に過ごせるように心がけましょう。
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