身長を伸ばすための生活習慣とは?
1食事栄養指導とサプリメント
食事は身体を作るもとになりますため、お子様の健康は勿論のこと身長に関係していることは皆様も想像いただく通りかと存じます。
戦後日本の平均身長はかなり伸びましたが、それを可能にしたのは戦後の栄養状態の改善ではないでしょうか?
また一方で、小児内分泌学会から身長を伸ばすサプリメントは効果がないという明言がなされてしまうなど、サプリメントの中には商用としての要素が強くなりすぎているものも
いくつかあるのが現状です。
食事栄養指導”だけ”でなりたい身長に簡単になれるわけではありません、ただし一方でやはり無視出来ない存在にもなって参ります。
成長ホルモン補充療法を行うも、治療効果に個人差があるのは事実でありその個人差を産み出しているものの一つの要素として食事栄養状態が関係あると思います。
この動画では、論文を用いて栄養状態・食事摂取内容によって身長に影響を与えているという内容を解説しております。
是非一度ご覧くださいませ。
アルギニン等のサプリメントに対する院長の見解(2021年1月)
2運動習慣と身長の関係について
栄養の次に身長に関係する生活習慣といえば運動習慣になるかと存じます。
これも、食事栄養指導と同様に、運動さえすれば身長が伸びるというものでもありませんが、やはり
健やかに育つという観点からも無視できない習慣と考えられます。
適度な運動は、適切な食欲や睡眠にも繋がるため必須と考えます。
また運動自体によって成長ホルモン分泌が促されるのも事実になり(下記動画参照)ますため、
少なくとも身長に対してマイナスに働くとは考えられず適切な運動習慣が求められると考えます。
3質の高い睡眠のために
そして、身長を効率よく伸ばすために大事な生活習慣の一つが睡眠時間になります。
睡眠は成長ホルモン分泌を促すとともに、休息の役割を果たし健やかな成長には欠かせない要素になります。
睡眠を阻害され続ければ大きく身長をロスしてしまう可能性だってあると考えられます。
睡眠を考える上において大事なのは、まずは睡眠時間であり、次に睡眠の質になります。
適切な睡眠時間に関しては下記の動画を是非ご覧ください。National Sleep Foundationの論文をもとに解説しております。
また時間だけでなく睡眠の質を向上させることも大事になって参ります。
ここでは一つだけ睡眠の質を上げるポイントを紹介させて頂きます。それは入眠する90分前にお風呂に入ることです(厳密には120分くらい前に入り初めて90前に出る)。
それによって、適切な入眠体温になり質の高い睡眠を得ることがスタンフォード大学の研究によって知られています。是非参考にしてみてください。