【五十肩なのに脳!?】なぜストレッチばかりでは治らないの!?【知識編】
五十肩って肩だけ直せばいいって思ってませんか?
実はあなたの脳も一緒に衰えているかもしれません。
運動ではなかなか改善しにくい方も、もしかしたら脳の影響を受けているかも、と思うはずです。
東京神田整形外科整形外科クリニック、理学療法士主任の石山こと石Pです。
ということで「なんで五十肩なのに脳?」ですよね。
それについて解説していきます。
五十肩が脳を衰えさせる
そもそも人が進化の過程で腕を移動の手段ではなくて、手先を器用に使えることで脳が進化したというのは皆さんもご存知ですね。
もともと肩とか腕の動きというのが、脳にも深く関連しているわけです。
なのに五十肩になったらどうでしょう。
やむを得ないこととはいえ、長い期間だと半年程度痛みが続いている場合がありますし、治療も年単位になることはあります。
その間、腕を使えないということは、脳も使えていない可能性があるわけです。
実際にこんな論文があります。
こちらも京都大学大学院の論文では、疼痛を予測して肩を動かせなくなってしまうことにより、脳の可塑的変化が起こると書かれています。
その結果、脳の皮質レベルで感覚運動野領域が減少するといわれています。
簡単に言うと、脳の中でも肩の運動に関わる部分が悪い学習を構築してしまって衰えてしまう、ということです。
めちゃくちゃ恐ろしくないですか。
他の問題と一緒に、実は脳も進行しているわけです。
さらに最悪なのは、この中でも五十肩を放っておいてる人、あなたです!
ほとんどの人は可動域が広がれば、だんだん肩を使う頻度が増えます。
それに伴って運動も再開していくので、脳の衰えというのも次第に改善していくんです。
しかしなんとなくなってきているのに「いやもっと休んでないと治んないよ」とか、動かしてちょっとでも痛みがあればもうそこで諦めてやめてしまうだとか、まさにその時、脳も一緒に衰えているわけです。
私がいつも時期を見て、問題がなければ運動を少しずつ再開しましょうと言ってるのは、そういう理由なんです。
肩だけの問題じゃないんです。
五十肩が痛い時はどうすればいいのか
じゃあどうするか。
こちらの記事で中期に当てはまる方というのは、すぐに肩を動かし始めましょう。
まだ動かすと痛いよという方も、こちらの記事で紹介している運動は少しずつしていきましょう。
>【ゼロから始める五十肩リハビリ】たった3つの運動で改善【五十肩 初期】
あとは脳トレです。
先ほどご紹介した論文では、リハビリととある脳トレを併用した患者さんは、リハビリだけの患者さんよりも治りが早かった、優位に可動域が改善したと記載されています。
この五十肩の脳トレ、私が責任を持って動画にします。
今できる運動・対処法を行いながら、しばらくお待ちください。
少しでも「あ、私かも・・・」と危機感を持った方、過去のブログや五十肩のYouTubeチャンネルのチェックをお願いいたします。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
引き続き五十肩について発信していきますので、記事のチェックをお願いいたします。
五十肩専門YouTubeチャンネルではすでに数多くの動画をアップしていますので、チャンネル登録や高評価などよろしくお願いいたします。
すぐにでも脳トレやってみたいよという方はですね、毎月1回土曜日の午後にですね、五十肩治療体験説明会をやっております。
ここでもですね、脳トレをやります。
詳細はこちらのページからご覧ください。
以上、理学療法士の石Pでした!