五十肩リハビリページ
五十肩リハビリについて
このページは五十肩リハビリ治療責任者 石山が直接記載しております。
1五十肩概要
1-1五十肩とは
五十歳前後で起こる肩の痛みや運動障害の総称を、整形外科では大まかに肩関節周囲炎と呼びます。
これをさらに大衆的に言い換えたものが五十肩です。
ちなみにですが四十肩と呼ばれるものとも同義です。
当然ですが六十歳、七十歳でも起こりえますし、稀に三十歳代の患者さんもいらっしゃいます。
簡単に言い換えると「概ね五十歳前後で起こりやすい肩の動かしにくさや痛み」=五十肩です。
ではなぜ五十肩が発生するのか。その発生には多くの因子が絡むことから、実は完全に断定できてはいません。
以下現段階で分かっていることや私の知見です。
まず肩関節についてご説明します。
肩というのは主に上腕が肩甲骨、鎖骨に収まってその間を筋肉や靭帯などの組織とくっついて構成されています。
他の関節と大きく異なるのは、関節の自由度がとても大きいということです。
ルーツをたどると、四足歩行から二足歩行に進化する際に、自由になった前足が発達したものが、私たちの腕、肩です。
先人たちは腕を自由に使えることで、木の上の高いものを取ったり、石を投げて狩猟できるようになりました。
このように肩関節は前後左右やひねりなど、多彩な可動方向を持つことに加え、現代では野球ボールを160km/hで投げる芸当までやって
のける。つまり可動範囲も確保しながら、力も発揮できるということです。
柔軟性と剛性という矛盾した二つをこんなにも兼ね合わせた関節は他にはありません。
しかしながらこれは決していいことばかりではありません。
大きな可動範囲があるということは、裏を返せば不安定であるともいえます。
四足歩行でそもそも地面についていた前足は、二足歩行になり腕が、肩甲骨、鎖骨にぶら下がっている構造に変化しました。
そのため常に肩甲骨、鎖骨側から腕を支え関節に引き付けておかなければならなくなりました。
腕の重さを常に支え続けるということは、短時間ならば何ら大した負担ではありませんが、数十年単位、それも五十年近くなってくると、筋肉や関節に徐々に負担がたまっていき、損傷、炎症を起こします。
また、柔軟性と剛性の矛盾する二つを兼ね備えているということは制御機構がとても複雑です。
その複雑さ故、一度損傷を受けると狂った制御系を元に戻すのはとても難しいのです。
今度は損傷を受けた組織をかばって使う部位があったり、逆に全く使えなくなってしまう筋肉などもあり、損傷部位以外にも多大な影響を起こします。
これらによって肩の運動は大きく阻害され、絡まった糸を解くかの如く難しく、複雑な病態となってしまうのです。
これに加え、持病の有無や個体差、生活習慣・仕事環境、心因性ストレスなど様々な影響を受けて、五十肩になると考えられています。
五十肩についてお話させていただきました。 動画はコチラから↓
1-2「五十肩治療に対する私の思い」を聞いてください。
患者さんからはよくこのようなご意見を頂きます。
✔動かした方がいいと言われたがどうすればいいのかわからない…
✔今なぜ痛みがあるのか不調があるのか説明をきちんと受けたい…
✔在宅勤務になってから肩こりや首の痛みが強い…
✔痛みがつらくて夜寝られないことがある…
✔検査しても、老化です。と言われて終わってしまった…
✔自分でどう対処したらいいのか、何に気をつければいいのかわからない…
✔「放っておけばそのうちよくなるよ」と言われたが症状が悪くなってしまっている
そんな患者さんを多く担当させていただいて分かったことは。
しっかりと話を聞いてもらえていない。
治療者側が話を拾えていない。
この状態で治療に向かうため見当違いの検査や治療を受けている。
と言うことでした。
これらの問題を初回の問診、評価をしっかりと行うことで、解決してきた実績があります。
時間をかけて問診、評価から導き出された答えを説明し、正しく理解して頂くこと。
これら元に目標を設定し、治療に向かうことで初めて問題が解決すると考えます。
ご自身で十分に現状を理解して頂き、その上で行う「治療によって効果が出た」
「自分の身体が良くなった」という体験は患者さんにとって一生モノです。
お悩みの方はぜひ一度リハビリをご体験いただければと存じます。
また当院は東京No1クリニックを目指しております。
それを支える私も東京の五十肩リハビリNo1を目指しております。
少しでもNo1に近づくためには日夜、五十肩の知識、技術をアップデートし、患者さんに還元し、これを繰り返すことが必要だと考えています。
YouTubeや実際のリハビリで少しでも皆様に医療価値を提供し、治療の役に立てますよう日々漸進して参ります。
ぜひ五十肩リハビリをご希望の際は、東京五十肩リハビリNo1を目指す石山をご指名ください。
最近YouTubeをご覧になってからの来院が非常に増えています。いつもありがとうございます。
2五十肩理学療法リハビリの方法
五十肩は主に3つの段階に分けられます。
上記のフェーズごとにリハビリの内容はもちろん、気をつけること、やって良いことが全く異なります。
ですのでリハビリ側としても、患者さん側としても、現状はどのフェーズなのかを把握することが大事になってきます。リハビリの初回はこのフェーズを把握するための検査や問診にもしっかりとお時間をいただいております。ご了承ください。
2-1 五十肩 炎症期 (初期)
時期で言うと痛み出して、3週間以内、症状で言うと、夜間に寝ていて痛む、日中何もしていなくても痛む、日常生活の様々な場面で肩が痛くて使えない。肩をバンザイしたときの可動域が90°に満たない、といったところでしょう。
この時期は炎症による痛みが強いため、肩を積極的に動かすことは原則禁止となります。そしていかにこの時期を短時間で終わらせるかが大事になってきます。臨床上この時期が長い人ほど治療の予後が長引くことが多いです。
リハビリではくれぐれも痛みが出ない範囲で僅かな運動指導を行います。あとはどう肩に負担がかからないように生活するか、快眠できるかと言うところをご説明させていただくことに時間をかけております。それくらいこの時期は運動をして可動域を拡げるよりも、肩をしっかりと管理し、負担を減らし、回復力を引き出す方が非常に大事になってきます。
したがって、ダンベルやセラバンドで負荷をかけて運動する。なんていうのはもってのほかです。
五十肩で寝られないほどの激痛がある方はコチラで私が説明しております動画をご覧ください。
単純に日中痛い、寝ていても痛いと言うのは生活に支障を及ぼすほど耐え難いので、服薬、注射、リハビリでの管理指導など、病院で行えることはすべて駆使して少しでも早く次の段階へ向かいたいところです。
2-2 五十肩 拘縮期(中期)
時期で言うと痛み出して3週間〜3か月程度、症状で言うと、夜間の痛み、安静時の痛みはないですが、動かしている途中に痛みがある。生活動作は一部(ex.高いところのものをとる 背中を掻くなど)で困ることがある。肩をバンザイした時の可動域は120°前後といったところでしょう。
この時期は痛みや動きの範囲に応じて、段階的に運動の割合を増やしていく時期です。比較的この中期に滞在している時間は長く、来院される患者さんでもここに当てはまる方が最も多いかなという印象です。
五十肩 初期では肩の痛みが強く、それを保護するように無意識的に肩の筋肉に力を入れてしまっているため動きが出ない場合がほとんどですが、中期では痛みが減り、肩の力が抜けてきているにもかかわらず上げにくさが残ります。
というのも痛みが出てからの時間経過によって、いよいよ筋肉や肩周囲の組織が固まってしまっているせいで動きが出なくなってしまっています。これを拘縮性運動障害と呼称します。固まって動かせない状態ということは、安静にして動かさない、という初期で最も大事にしていた行動が、中期では逆に最も悪い行為になります。五十肩 中期は積極的に運動すべきであり、安静が一番の毒といえます。
ですので現状どの角度まで動かせるかを確認し、まずは制限の原因となっている組織を断定します。原因となっている組織に対して運動療法、徒手療法、物理療法を行い可動域の拡大を進めていきます。
アプローチ後には肩の可動域が上がりますが、またある一定の所で止まります。その時は改めて、制限の原因を断定し、治療し、効果判定をします。こうして後期にむけて少しずつ可動域を広げていくのです。
その際に段階的に趣味やスポーツを再開していくのもよい事です。もちろん無理はできませんが、先ほどもお伝えしたように、安静が最も悪い事ですので、スポーツや趣味の再開は体にとっても、自らのリフレッシュ、気分転換にも良い事であると考えています。
2-3 五十肩 回復期(後期)
時期で言うと痛み出して4ヶ月〜5ヶ月程度、症状でいうと、生活にはほとんど困らない、趣味やスポーツを行うのに多少不自由がある。肩の可動域が140°~160°くらい、最終域近くで痛みやつまり感が出るといったところでしょう。
この時期は気を付けることはほとんどありません。積極的にリハビリはもちろん、趣味やスポーツも8割方再開していくことは問題ありません。中期と同じく安静にすることが毒ですので、どんどん肩を使い、動かしてきたい時期です。
後期ではまだ組織の硬さが一部で残っており、あとは肩甲骨の動きや、背骨の動き、筋力低下、動かし方のアンバランスなどの影響で最終可動域まであと少し上がらないといった、機能低下によって可動域制限が残っている状態です。
ですので肩の周りだけでなく肩甲骨や胸郭、背骨のあたりも含めた、ダイナミックな運動や、荷重をかけたトレーニングも行っていきます。
この時期には症状がない肩と比較して9割ほどの可動域が確保できるようにしましょう。
2-4 五十肩リハビリの実際
実際にいらっしゃる患者さんは上記に述べたとおりにきれいに3段階に分かれていないことも多いです。
例えば、時期は1か月ほど経過(中期症状)していますが、夜間痛(初期症状)が残存している場合などです。
このような場合はまず下の期間の内容に準じてリハビリを進めていきます。
上記の例でしたら五十肩 初期と捉え、自己管理方法の指導を行い、疼痛を伴う動きを禁止し、最小限の運動にとどめるといった内容になります。
こうしてみるとすべての段階(特に中期以降)でリハビリが大きく関わっていることがわかると思います。
五十肩保存療法で大きな割合を占めるのはリハビリです。
実際に自分がどの段階に当てはまるのかわからないという方はぜひ一度、診察にいらしてください。
五十肩診察に関してはコチラ↓リハビリの大切さについてもお話ししてくれています。
2-5 五十肩リハビリ5回での治療モデル
下記は一例ですが、リハビリ5回での五十肩治療のモデルです。
痛みの長引き方、肩周囲の組織の硬さなどによって差異があります。
3五十肩物理療法リハビリ
当院では主に3つの物理療法を行っております。
スーパーライザー(高出力レーザー)
アクアタイザー(ウォーターベッド)
ソニックタイザー(超音波)
4五十肩セルフケア方法
五十肩の患者さんの介入一回目に必ずご説明する内容です。
まずはコチラを実践していただくと、症状の軽減はもちろんリハビリでのやり取りもスムーズに行えます。
その他 週に1本程 五十肩リハビリ治療責任者として動画をアップしておりますのでぜひご覧ください。
YouTube:五十肩治療といえば東京神田整形外科クリニック
チャンネル登録もお願いいたします。
最新動画
5ご予約方法
リハビリには医師の診察が必要になりますので診察予約はコチラから。
その際に、リハビリ希望、理学療法士は
ぜひ東京五十肩リハビリNo1を目指す。石山をご指名ください。
五十肩リハビリに従事してきた経験を生かして、皆様それぞれの目標、ご希望になるべく最短で到達できるように取り組ませていただきます。