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五十肩にロキソニンは効果ある?痛み止めとして飲み続けて大丈夫?

  • 五十肩でロキソニンを処方されたけど効果はあるの?
  • 五十肩でロキソニンを飲み続けるのは大丈夫?
  • ロキソニンの副作用や、依存性が心配!

 

今回は五十肩でロキソニンの効果が本当にあるのか気になっている方、飲み続けることで起こる副作用が不安な方に向けてお送りします。

ぜひ最後まで読んでいただいて、五十肩にロキソニンは効果があるのか?

痛み止めとして飲み続けても大丈夫なのかをご理解いただければと思います。 

 

 

 

 

 

 

五十肩にロキソニンは効果がある? 

 五十肩にロキソニンは効果がある?について結論から申し上げます。

ロキソニンの効果あります

 

日本の診療ガイドラインを見てみましょう。 

診療ガイドラインとは簡単に言うと世界中の論文をぐっと集めてきて、その中でこんな治療はおすすめですよとか、こういう風に治療をしていったらいいのでは?などをまとめたものになります。 

 

それによると五十肩の非ステロイド性抗炎症薬は、一般的なリハビリ理学療法と同じレベルで推奨できると言われています。 

また、そのもとの論文となったアメリカとタイの論文

 

C. Melzer, S. Hoffmann, T. Wallny & C. J. Wirth :Frozen shoulder—treatment and results,Archives of Orthopaedic and Trauma Surgery volume 114, p87–91 ,1995.

K Pajareya,et al:Effectiveness of physical therapy for patients with adhesive capsulitis: a randomized controlled trial,J Med Assoc Thai.2004.

 

を見てみると、以下のような事が書かれていました。 

・理学療法と併用することで単独の治療より短期で効果がある 

・麻酔科受動術という手術より効果的

 

ステロイドよりも副作用が比較的少ないので、併用して飲み続けられるのはいいところです。 

 

ちなみにステロイドの副作用についても、他の記事でお話ししていますので参考にしてみてください。 

>>五十肩のステロイド・キシロカイン注射とは?ヒアルロン酸についても! 

 

 

 

五十肩でロキソニンを痛み止めとして飲み続けるのは大丈夫? 

五十肩でロキソニンを痛み止めとして飲み続けるのは大丈夫? についてお話しします。

これは大丈夫ではありません。

 

詳しく説明いたします。

 

ロキソニン非ステロイド性抗炎症薬と言われています。 

副作用が比較的強いとされるステロイド こちらもよく効くことで有名です。

 

説明が難しいところですが、非ステロイド性抗炎症薬は、ステロイドほどではないけれども、それに準ずるぐらいの効果があるという認識で良いかと思います。

 

整形外科でも様々な痛みを軽減させる目的で、よく一般的に出される薬の中の1つだと思います。 

皆さんもロキソニンはかなり耳馴染みがあるのではないでしょうか。 

 

最近ですと、コロナワクチンの副反応を抑えるためにロキソニンの市販薬なども、厚生省のホームページで使用を推奨されています。 

(厚生労働省HP 新型コロナワクチンQ&Aより) 

 

「そんなにいいものなのに、なぜロキソニンだけ飲み続けてはダメなの?」と思っている方も多いと思います。 

ロキソニン痛み止めとして飲み続けるのが大丈夫ではない理由が、副作用です。 

いくらステロイドよりも副作用の懸念がないとはいえ、同じ薬を飲み続けるというのはやはりリスクがあります。

 

具体的には 

  1. 胃痛・胸焼けなどの胃腸障害
  2. 腎臓障害由来によるむくみ 

 

があります。 

薬を服用していていい作用だけを得る、副作用全くなしという事はやっぱり難しいです。 

実際に「もう症状がないから薬いらないな」とか、「飲んでいてちょっと副作用っぽいものが出てきてるな」という事がありましたら、なるべくすぐに処方していただいている医師に相談しましょう 

 

くれぐれもロキソニンはずーっと飲み続ける薬でないことは覚えておいてください。

 

 

五十肩でロキソニンだけを飲み続けても効果が出ない理由 

五十肩でロキソニンだけを飲み続けていても効果が出ないと言われる方も多いです。

この理由はロキソニンが痛みの改善には有効であることは先にお伝えした通り有効なのですが、動きの改善にはならないからです。 

 

五十肩の初期の炎症の痛みとして特徴的なものは 

・寝ていても痛い 
・じっとしていても痛い 

そういった五十肩の痛みにロキソニンは有効なんです。 

 

しかしながらもう少し中盤の拘縮期に差し掛かると、今度は痛みだけではなく筋肉関節の硬さによって肩が動かないという症状が主になってきます。 

肩が拘縮で動かない時に必要なものは、薬ではなく運動になります。 

 

薬と運動の併用は先程に紹介した論文からも有効ですが、薬のみで治すことは絶対的に異なります 

これは本当に注意しましょう! 

>>五十肩でロキソニンを飲んで効かない人の特徴!最大効果を得るには?

 

ちなみに五十肩の運動ですが、過去にたくさん紹介していますので、過去の記事や動画を参考にしてみてください。 

 

五十肩にロキソニンは効果がある?痛み止めとして飲み続けても大丈夫?まとめ 

五十肩でロキソニンは効果がある?痛み止めとして飲み続けても大丈夫?のまとめです。 

 

  • 五十肩にロキソニンは効果があります!
  • しかし、ロキソニンは胃腸障害などの副作用があるため飲み続けることは推奨しません。
  • 五十肩にロキソニンは効果がないと感じている場合は、痛み止めの薬に動きの改善までを求めている場合が多いです!
  • 必要な時期だけはロキソニンを飲み、あとは五十肩の改善運動と併用する、もしくは運動を中心に行うということを推奨しています。 

 

五十肩にロキソニンは効果がある?痛み止めとして飲み続けても大丈夫?について解説してきました。 

 

引き続き五十肩について発信していきますので、記事のチェックをお願いいたします。 

五十肩専門YouTubeチャンネルではすでに数多くの動画をアップしていますので、チャンネル登録や高評価などよろしくお願いいたします。 

 

実際に五十肩リハビリを行ってみたい方は、ぜひ理学療法士の石山こと石Pをご指名ください! 

 

以上、理学療法士の石Pでした! 

 

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