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低身長治療はいつからすべき?中学生や高校生は手遅れ?

低身長治療はいつからするべきかご存知でしょうか?

 

小学生では早い気がするし・・・

でも中学生や高校生だと手遅れという話も聞くし・・・

 

などと、悩まれている親御さんは多いかと思います。

この記事では低身長治療はいつからするべきなのかを解説しつつ、当院で行っている成長ホルモン注射について、自費でいくらかかるかなどについても紹介していきます。

 

 

 

 

1低身長治療はいつからすべき?

1-1早ければ早いほど良い

低身長治療をいつからすべきか?と言う質問を受ければ、出来るだけ早い方が良い!と答えるのが適切と考えます。

これは低身長に限らず全てのことにおいて早期発見早期治療が良い結果を産みます。

まずは、少しでも身長のことが気になったら専門のドクターにご相談下さい。

 

私個人の意見としては、全てのお子様が定期的に最終身長になるかを診療し予測するのが良いのではないかと思っているほどです。

予測は基本的には、成長の記録とたった一枚のレントゲンで行えることから、予測しておいて損はないと思います。

その上で、治療介入するのか経過を見るのかを検討すれば良いと思います。

 

1-2一つの目安は小学生

もう少し具体的にご提案させて頂くとなると、それは”小学生”と言う答えになると思います。

 

小学生と言うと、随分早いなと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし思春期開始時の身長がその子の最終身長を決めるとも言われており、思春期開始が男の子12歳女の子11歳ころと考えると小学生のうちに治療を開始するのが適切とも考えます。

 

一方で、世間的には小学生何てまだまだ!と言う風潮も強く、治療が”手遅れ”になってしまいがちなのも事実でもございます。

 

2低身長とは

低身長とは、身長が低いことを指します。

国や性別、時代などによって大きくその基準は異なるためあまり数値だけで判断することは適切とは思いませんが、現在の日本における基準は成人身長

男性159cm未満

女性147cm未満

を指します。

 

低身長の基準についてはこちらのページで詳しく解説しております。

低身長の基準とは?大人は何センチからなのかチェック!

 

3低身長治療で出来ること

3-1栄養生活指導

日本の平均身長が戦後急激に伸びたのは諸説ありますが、基本的には栄養の十分な充足に起因するのではないかと考えますがいかがでしょうか。

 

またミネラルやビタミンの欠乏は低身長の原因となることから、それらを採血してモニタリングし、適正範囲に収めることは有効と考えます。

 

一方で、サプリメントの中には商用の要素が強く、効果以上の宣伝文句をうたっているものも多く注意が必要です。

 

3-2成長ホルモン治療

最終身長を有意の伸ばすことの出来る治療が成長ホルモン治療になります。

 

成長ホルモンは脳の下垂体と言うところから分泌され骨を成長させる働きがあります。

 

非常に多くの論文によって成長ホルモンによって体質性低身長(特発性低身長)に対して有効であることが証明されております。

 

一方で非常に高額な治療であることも注意が必要です。

成長ホルモン補充療法 (小児)

詳しくは上記ページをご覧下さい。

 

 −成長ホルモン治療の価格

【保険診療】

・ターナー症候群

・軟骨無形成症、軟骨低形成症

・プラダー・ウィリ症候群

・ヌーナン症候群

・下垂体機能低下症(先天性、後天性)

・慢性腎不全による低身長

・成長ホルモン分泌不全性低身長症と

”診断”された場合には保険適応がなされますため、保険診療に準じます。

 

【自費診療】

特発性低身長(idiopathic short stature 体質性低身長)と呼ばれるような、病気ではない方に関しましては基本的に自費診療になります。

また、場合によっては治療の適応がない場合もございますのでご注意下さい。

 

特に、院長の身長治療の中でもさらに専門は”特発性低身長”や"低くはないがもっと伸ばしたい方”になります。

他の病院で治療適応がない(病気ではない)が、どうしても身長を伸ばしたいという方は一度ご相談下さいませ。

 

また自費診療の場合、目安は7-40万/月程度になります。

日本製成長ホルモン(1本:10mg) 7万円(税込み)

※安価すぎる成長ホルモン製剤や効果のない成長ホルモン、副作用の強い成長ホルモンもあるためご注意下さい。

当院で使用している成長ホルモンは、院長自身が使用経験の豊富で安全性の高いと判断したもののみを採用しております。

 

高容量成長ホルモン療法(自費)価格目安

体重20kg:月14万円~(年間168万円~)

体重30kg:月21~万円(年間252万円~)

体重40kg:月28~万円(年間336万円~)

体重50kg:月35~万円(年間420万円~)

あくまでも目安であり、投与方法は診察した上で決定致します。

 

 

 

成長ホルモン補充療法の費用は基本的には体重によって投与量が決まるため、単純に50kgのお子様は25kgのお子様よりも費用が倍かかる計算になります。

あとは、当然ですが体重あたりの投与量をどうするかになりますが、そこは医師が診察の上ご提案させて頂くことになります。

投与量決定方法にはたくさんの手法があり、どれを選択するかがとても大事になります。

 

その他以下雑費がかかります。

アルコール綿100個:1000円

ヘキシジンワンショット60個:600円

(アルコールでかぶれるかたのための消毒綿)

針70本:3000円

成長ホルモン注射ペン(ブック付き):5000円

保冷バックセット:200円

 

3-3その他

成長ホルモンは身長を伸ばす働きをもたらしますが、リュープリン製剤やプリモボランなどでは思春期の進行を遅らせる効果があります。

 

思春期は身長の伸びをスパート化させる働きがあるのと同時に骨端線を閉じる働きがあるため、思春期の進行を遅らせることで最終身長を改善出来ることが知られています。

 

また、プリモボランはタンパク同化作用もあり、体を大きくする作用もありそれも身長を高くするためにプラスに働いていると考えられます。

 

4低身長治療はいつからすべき?

4-1概要

さて、上記の通りではありますが、原則治療は早いことに越したことはなく、小学生のうちに始めると言うのが一つの目安になります。

まずはご相談頂き、一緒にお子様の最終身長が何センチになるのかを予測致しましょう。

 

4-2小学生になる前(6歳未満の方へ)

小学生になる前6歳未満の方は、まずは成長の記録をしっかりとつけましょう。

成長の記録はしっかりと保管することが大事です。

 

そしてまずは健やかに成長することが当然大事ですので、健康第一で生活を続けましょう。

 

この時点で一度ご受診頂き最終身長が何センチになるのかを一度予測しておくとさらに良いと考えます。

 

この時期に治療を行う方もいらっしゃいます。

この時期に行うメリットとしては、成長ホルモン量は体重に依存するため、まだ体の小さいこの時期を少量の成長ホルモンで治療効果を得られるため有効です。

 

一方で、お子様自身が治療内容について理解することは難しく、採血や毎日の成長ホルモン注射が精神的に大きな負担になってしまうこともあり、サポートが必要です。

 

4-3小学生の方へ(6-12歳)

小学生の間は最も身長治療に適していると考えます。

 

お子様自身も身長治療に対してある程度理解が出来、また身長を伸ばしたいと言う気持ちも出てくること。

思春期開始前のため治療効果が高く望めること

中高生と比べると体が小さく成長ホルモン必要量が少なくすむため、費用も若干抑えることが可能になります。

 

以上より、この時期にご相談頂くことをお勧め致します。

 

4-4中学生の方へ(12-15歳)

中学生の時期は思春期到来し、お子様もかなり自我が芽生え、人によっては恋をして多感な時期となり、身長に対してかなり敏感になります。

スポーツにおいても、身長が高いだけで有利なことも多く、身長に対する価値観がかなり高まって参ります。

 

一方で、ご両親に身長の悩みを相談出来ずにいるお子様も多いため、注意が必要です。

治療効果に関して言えば、思春期前半であれば十分効果が期待でき、一方で思春期後半になるとやや効果が落ちてくる時期になり、思い立ったら吉日!

一日でも受診が早い方が良いことになります。

 

また、特に女の子の場合は最終身長にかなり近くため注意が必要です。

 

4-5高校生の方へ(15-18歳)

高校生になるとかなり最終身長に近づきます。

 

16歳0ヶ月から最終身長まで平均で何センチ伸びるかご存知でしょうか?

男性で約2cm

女性で約0.5cm

になります。

 

つまり、成長ホルモン治療などによって成長率が2倍になったとしても

男性で治療効果が2cm

女性で治療効果が0.5cmと言う予測になります。

 

ですが、伸ばせない訳ではないため身長を何としてでも伸ばしたい!

と言う方は最後まで諦めずに身長治療をトライする価値はあります。

 

4-618歳以上の方へ

18歳以上の場合は身長治療には一般的には適しておりません。

ですがまれに18歳以降も非常に伸びる方はいらっしゃいます。

 

下記の動画では一般的に18歳以降で身長が何センチ伸びるかを詳しく

解説しております。

 

 

5ご予約方法

ご予約はお電話03-5295-2020もしくは公式LINEにてお願い致します。

身長の初診はお時間がかかるため原則、ご予約をお願いしております。

 

6主なリスク、副作用等に関する事項

糖尿病の悪化・腫瘍性疾患の悪化・末端肥大症などが考えられます

 

 

 

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上記の文章はベンベン先生こと、院長の田邊が直接記載しております。

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