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低身長の治療とは?成長ホルモン補充療法の流れ、費用、治療に適した時期【身長先生】| 低身長治療・再生医療なら東京神田整形外科クリニック

低身長治療はいつから始めるのがベストかをご存知でしょうか?

 

「小学生でホルモン治療は早い気がするし・・・」

「でも中学生や高校生だと手遅れという話も聞くし・・・」

 

などと、悩まれている親御さんは多いかと思います。

 

この記事では低身長治療はいつからするべきなのかを解説しつつ、当院で行っている成長ホルモン治療について、自費でいくらかかるかなどについても紹介していきます。

 

 

 

低身長とは

低身長とは、身長が低いことを指します。

 

国や性別、時代などによって大きくその基準は異なるためあまり数値だけで判断することは適切とは思いませんが、現在の日本における基準は、下記の成人身長を指します。

 

男性159cm未満
女性147cm未満

 

低身長の基準についてはこちらのページで詳しく解説しております。

低身長の基準とは?大人は何センチからなのかチェック!

 

低身長治療の開始に適した時期

低身長の治療を考える際に、最も大切なのは「いつ始めるのが良いのか」という点です。

成長には限られた期間があり、その時期を逃してしまうと十分な効果が得られにくいと言われています。

 

特に成長期に入る前やその初期段階での取り組みは、将来の身長に大きな影響を与える可能性があります。

 

小学生の時期は「まだ早いのでは」と考える親御さんも少なくありませんが、実際には思春期に近づくほど骨の成長が進み、治療の選択肢が狭まっていきます。

そのため「気づいたときに一度検査を受ける」という行動が、結果的に安心につながることもあります。

 

ここからは、低身長治療の開始に適したタイミングについて、より具体的に見ていきましょう。

 

低身長の治療開始は早ければ早いほど良い

低身長治療をいつからすべきか?と言う質問を受ければ、出来るだけ早い方が良いと答えるのが適切と考えます。

 

これは低身長に限らず全てのことにおいて早期発見早期治療が良い結果を産みます。

 

まずは、少しでも身長のことが気になったら専門のドクターにご相談下さい。

 

私個人の意見としては、全てのお子様が定期的に最終身長になるかを診療し予測するのが良いのではないかと思っているほどです。

 

予測は基本的には、成長の記録とたった一枚のレントゲンで行えることから、予測しておいて損はないと思います。

 

その上で、治療介入するのか経過を見るのかを検討すれば良いと思います。

 

低身長の治療開始の一つの目安は小学生

もう少し具体的にご提案させて頂くとなると、それは”小学生”と言う答えになると思います。

 

小学生と言うと、随分早いなと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし思春期開始時の身長がその子の最終身長を決めるとも言われており、思春期開始が男の子12歳女の子11歳ころと考えると小学生のうちに治療を開始するのが適切とも考えます。

 

一方で、世間的には小学生なんてまだまだ!と言う風潮も強く、治療が”手遅れ”になってしまいがちなのも事実です。

 

低身長の原因



低身長と一口に言っても、その背景にはいくつかの要因があると言われています。

体質のように先天的なものもあれば、生活習慣や心身の状態が関係することもあります。

また、体の仕組みに関わる病気や骨の成長に関する問題が影響する場合もあります。

 

ここでは、低身長に結びつく主な原因について順を追って見ていきましょう。

 

体質

低身長の原因のひとつとして「体質」が挙げられると言われています。

身長は必ずしも遺伝だけで決まるわけではありませんが、両親の身長が低い場合には、子どもの身長も低めに推移することがあると考えられています。

 

これを「体質性低身長」と呼び、平均身長よりも明らかに低い値で推移しやすい特徴があります。

具体的には、統計上の基準で平均よりも−2SD(標準偏差)以下に当たる場合に、この範囲に含まれると説明されることが多いです。

 

体質性低身長は病気によるものではなく、遺伝的な影響や成長のスピードの違いから生じるものであるため、日常生活に直ちに問題が出るとは限りません。

ただし、成長のピークに入る時期が遅い場合や、思春期を迎える前の段階で著しく低い状態が続く場合には、専門的な検査で成長の状況を把握しておくことが望ましいとされています。

 

参照:日本小児内分泌学会「低身長

 

栄養不足

成長期に必要な栄養素が不足すると、身長の伸びが停滞することがあると言われています。

体の発達には多くの栄養素が関わりますが、とくにカルシウムやタンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンDは骨や筋肉の成長に不可欠とされています。

これらが不足すると、骨の形成や筋肉の発達が十分に行われず、結果的に身長の伸びが妨げられる可能性があります。

 

また、偏食や食事量の不足が続くと、必要な栄養をバランスよく摂取できないため、低身長の一因となることがあります。

たとえば、肉や魚を避けてしまうとタンパク質や鉄が不足しやすく、牛乳や乳製品をほとんど摂らないとカルシウム不足につながりやすいと考えられます。

さらに、外遊びの時間が少なく日光を浴びる機会が減ると、ビタミンDの生成が不十分になり、骨の成長に影響することもあるのです。

 

そのため、日常生活では食事のバランスを意識することが大切です。

主食・主菜・副菜を揃えることに加えて、乳製品や果物を取り入れることで、成長に必要な栄養素を効率よく補うことができます。

栄養不足は一見わかりにくいものですが、成長期の子どもにとっては大きな影響を及ぼす要因のひとつとされています。

 

睡眠不足

成長期において、睡眠は身長の伸びと深く関わる要素のひとつとされています。

成長ホルモンは夜間の深い睡眠時に多く分泌されるため、夜更かしや不規則な生活リズムはこの分泌を妨げる可能性があります。

その結果として、骨や筋肉の発達に必要な刺激が十分に得られず、身長の伸びにも影響することがあるのです。

 

特に成長期の子どもは、十分な睡眠時間を確保することが推奨されています。

学齢期の子どもは1日に9〜11時間、思春期の中高生は8〜10時間の睡眠が適切とされています。

こうした基準を参考にすると、平日の夜更かしや休日の昼夜逆転生活が習慣化すると、必要な睡眠が不足しやすいことがわかります。

 

また、睡眠の「長さ」だけでなく「質」も重要です。

眠りが浅いと成長ホルモンの分泌量が減少すると考えられているため、寝る直前までスマートフォンを使用したり、明るい照明の下で過ごしたりする習慣は避けた方が良いでしょう。

規則正しい就寝と起床のリズムを整えることで、子どもの体は成長に必要な環境を得やすくなるといえます。

 

睡眠時間に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。

 

参照:National Sleep Foundation

参照:京田辺市「睡眠とスマートフォンの関係

 

ストレス

成長期の子どもにとって、過度の精神的ストレスや過剰な運動負荷は見逃せない要因とされています。

強い緊張や不安を抱える状況が続くと、ホルモンの分泌バランスが崩れやすくなり、成長に必要な成長ホルモンの働きにも影響を及ぼすことがあると言われています。

また、精神的な負担は食欲にも直結し、栄養の摂取量が減ることで身長の伸びを妨げる可能性があります。

 

心理的な要因が体の成長に影響するケースは少なくありません。

たとえば、学校生活での人間関係や学業のプレッシャー、スポーツにおける過度な練習負荷などが積み重なると、心身の両面に負担がかかります。

特に運動量が多い子どもでは、十分な休養が取れないままに体を酷使することで、骨や筋肉の回復が追いつかず、成長を阻害するリスクがあると考えられます。

 

そのため、身長の伸びに関しては体だけでなく心のケアも重要です。

家庭でのリラックスできる時間や、十分な休養を取ることは、子どもの健やかな成長を支える基盤になります。

ストレスは目に見えにくいものですが、生活習慣の中で意識的に緩和していくことが望ましいでしょう。

 

内分泌系の疾患

低身長の背景には、内分泌系の異常が関係している場合があります。

体の成長には複数のホルモンが関わっており、その分泌や働きが不十分になると、骨や筋肉の発達が妨げられることがあると考えられています。

ここでは代表的な疾患について見ていきましょう。

 

成長ホルモン分泌不全性低身長症

脳下垂体から分泌される成長ホルモンが不足することで起こる状態です。

成長ホルモンは骨の伸びや筋肉の発達に深く関わるため、この分泌が不十分になると、同年代と比べて身長が伸びにくい傾向がみられるとされています。

 

甲状腺機能低下症

甲状腺から分泌されるホルモンが不足すると、体全体の代謝が低下します。

代謝が落ちることで成長のスピードも遅くなり、結果として身長の伸びに影響することがあります。

 

副腎の異常

副腎は体の代謝やホルモンバランスを調整する重要な器官です。

ここに異常があるとホルモンの働きが乱れ、成長の妨げとなる場合があります。

たとえば、副腎皮質ホルモンが過剰あるいは不足する状態が続くと、骨や筋肉の発達が十分に行われず、低身長の一因になることがあると言われています。

 

骨の疾患

低身長の原因には、骨や軟骨の発育そのものに異常が生じる先天的な疾患が関わることもあります。

こうした場合は、生活習慣や環境要因とは異なり、生まれつきの要素が大きく影響していると考えられています。

 

代表的な疾患のひとつに「軟骨無形成症」があり、四肢が短くなる特徴的な体型を示すことが知られています。

また、「軟骨異栄養症」も同様に骨や軟骨の成長に障害が起こる病気で、身長の伸びが制限されるケースがあるとされています。

さらに「骨形成不全症」では骨が非常にもろくなり、日常生活の中で骨折を繰り返しやすい特徴があります。

こうした状態は骨の成長や強度に大きな影響を与え、結果として低身長の要因となると考えられます。

 

骨や軟骨の発育に関わる疾患は、成長の経過や体型に特徴的な所見がみられることが多いため、成長曲線の推移や骨の状態を丁寧に確認していくことが重要です。

 

低身長の検査方法

低身長が気になるときには、いくつかの検査を組み合わせて原因を確認していくことが一般的だと言われています。

 

まず基本となるのは「成長曲線」の確認です。

これは過去から現在までの身長の推移をグラフに示すもので、同年代の平均と比べてどのような成長をしているのかを把握できます。

成長曲線で明らかに平均を下回る推移が続く場合には、体質的な要因か、それとも別の理由があるのかを見極める手がかりとなります。

 

さらに「骨年齢」を調べる検査も重要です。

手のレントゲンを撮影して骨の成長具合を確認することで、実際の年齢と骨の成熟度が一致しているかどうかを判断できます。

骨年齢が遅れている場合には成長の余地があると考えられ、逆に進んでいる場合には最終的な身長に早く到達してしまう可能性があるとされています。

 

加えて「血液検査」では、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌量を調べることがあります。

ホルモンの働きは身長の伸びに直結するため、分泌の状態を把握することは大切です。

 

必要に応じて「MRI検査」や「染色体検査」が行われる場合もあり、より詳しく体の状態を確認することができます。

 

これらの検査を通じて、体質や生活習慣によるものなのか、それとも医学的な要因が関わっているのかを総合的に判断していくことが大切だとされています。

 

低身長の治療について|東京神田整形外科クリニックの場合


低身長が気になるとき、どのような方法でアプローチできるのかを知っておくことは安心につながります。

東京神田整形外科クリニックでは、まず生活習慣を整えるための栄養や生活指導を行い、その上で必要に応じて成長ホルモンを用いた治療を提案しています。

さらに、費用の目安や副作用に関する情報も合わせて提供し、保護者の方が納得できる形で選択していただけるようにしています。

ここでは、当院で行っている主な取り組みについてご紹介します。

 

栄養生活指導

日本の平均身長が戦後急激に伸びたのは諸説ありますが、基本的には栄養の十分な充足に起因するのではないかと考えられています。

 

またミネラルやビタミンの欠乏は低身長の原因となることから、それらを採血してモニタリングし、適正範囲に収めることは有効と考えます。

 

まず基本となるのが栄養指導です。採血で確認した栄養バランスに基づき、鉄・亜鉛・ビタミンDなど、成長に必要な栄養素を補う方法を提案します。

 

特に亜鉛やタンパク質、アミノ酸などは骨や筋肉の発達を支える重要な成分とされており、欠乏を防ぐことで伸び率の低下を抑えることが期待されています。

 

一方で、サプリメントの中には商用の要素が強く、効果以上の宣伝文句をうたっているものも多く注意が必要です。

 

成長ホルモン治療

成長ホルモン治療とは、身長の伸びに関わるホルモンが不足している子どもに対して、外部から成長ホルモンを補う方法で、最終身長を伸ばすことに期待ができます。

成長ホルモンは脳の下垂体と言うところから分泌され骨を成長させる働きがあります。

 

非常に多くの論文によって成長ホルモンによって体質性低身長(特発性低身長)に対して有効であることが証明されております。

 

一方で非常に高額な治療であることも注意が必要です。

 

成長ホルモン補充療法 (小児) | 低身長治療・再生医療なら東京神田整形外科クリニック

詳しくは上記ページをご覧下さい。

 

治療にかかる費用

【保険診療】

・ターナー症候群

・軟骨無形成症、軟骨低形成症

・プラダー・ウィリ症候群

・ヌーナン症候群

・下垂体機能低下症(先天性、後天性)

・慢性腎不全による低身長

・成長ホルモン分泌不全性低身長症と

”診断”された場合には保険適応がなされますため、保険診療に準じます。

 

【自費診療】

特発性低身長(idiopathic short stature 体質性低身長)と呼ばれるような、病気ではない方に関しましては基本的に自費診療になります。

また、場合によっては治療の適応がない場合もございますのでご注意下さい。

 

特に、当院の専門は”特発性低身長"低くはないがもっと伸ばしたい方になります。

他の病院で治療適応がない(病気ではない)が、どうしても身長を伸ばしたいという方は一度ご相談下さいませ。

 

また自費診療の場合、目安は7-40万/月程度になります。

 

日本製成長ホルモン(1本:10mg) 7万円(税込み)

 

※安価すぎる成長ホルモン製剤や効果のない成長ホルモン、副作用の強い成長ホルモンもあるためご注意下さい。

当院で使用している成長ホルモンは、院長自身が使用経験の豊富で安全性の高いと判断したもののみを採用しております。

 

高容量成長ホルモン療法(自費)価格目安

体重

月額費用目安

年間費用目安

20kg

14万円~21.7万円

168万円~260万円

30kg

21万円~33.3万円

252万円~400万円

40kg

28万円~43.3万円

336万円~520万円

50kg

35万円~52.5万円

420万円~630万円

 

あくまでも目安であり、投与方法は診察した上で決定致します。

 

成長ホルモン補充療法の費用は基本的には体重によって投与量が決まるため、単純に50kgのお子様は25kgのお子様よりも費用が倍かかる計算になります。

あとは、当然ですが体重あたりの投与量をどうするかになりますが、そこは医師が診察の上ご提案させて頂くことになります。

投与量決定方法にはたくさんの手法があり、どれを選択するかがとても大事になります。

 

その他以下雑費がかかります。

 

アルコール綿100個:1000円

ヘキシジンワンショット60個:600円(アルコールでかぶれるかたのための消毒綿)

針70本:3000円

成長ホルモン注射ペン(ブック付き):5000円

保冷バックセット:200円

 

副作用について

低身長に対する取り組みでは、栄養補充や薬の使用、そして成長ホルモン補充が選択肢となることがあります。

副作用に関して「全くない」とは言い切れませんが、実際のところ大きな問題が起きるケースは少ないとされています。

ここでは栄養補充やサプリメント、思春期を遅らせる薬で起こり得ること、そして成長ホルモン補充に関する考え方を整理してみましょう。

 

まず栄養補充やサプリメント、さらに思春期を遅らせる目的で用いられるプリモボランでは、軽度の肝機能障害がみられることがあると報告されています。

発症の頻度はおよそ10人に1〜2人程度とされており、多くの場合は薬の量を減らしたり中止することで改善することが確認されています。

重度の障害が出ることは稀であり、基本的に定期的な血液検査で管理を行えば大きな心配はないと考えられています。

 

一方で、成長ホルモン補充については、短期的には明らかな副作用が見られにくいとされています。

ただし、長期的な影響については完全に解明されていない部分も残されています。

たとえば10歳前後から成長ホルモンを使用し、数十年後にどのような影響があるかについては、現時点では明確な答えを出すには時間が必要とされています。

これは新しい治療や薬に共通する課題でもあり、長期的なデータの積み重ねが不可欠です。

 

現段階では、国内外の報告からも大きな問題は生じていないとされており、治療を受けるかどうかは「副作用の可能性」と「得られる効果」の両方を理解した上で判断することが重要です。

何よりも、治療内容を十分に学び、納得した上で選択することが安心につながると考えられています。

 

副作用に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。

 

低身長治療に適した時期を年齢別に解説


低身長への取り組みは「いつ始めるか」がとても重要だと言われています。

同じ子どもでも、年齢や成長の段階によって体の状態や治療の選択肢は大きく異なります。

思春期を迎える前と後では、骨の成長スピードや最終的な身長の到達点に違いが出てくるため、年齢ごとの特徴を知っておくことは判断の目安になります。

 

ここでは、6歳未満の幼児期、小学生、中学生、高校生、そして18歳以上といった段階ごとに、治療を検討する上でのポイントを整理していきます。

年齢別に理解を深めることで、ご家庭でも今の状況に合った行動を考えやすくなるでしょう。

 

小学生になる前(6歳未満の方へ)

小学生になる前6歳未満の方は、まずは成長の記録をしっかりとつけましょう。

成長の記録はしっかりと保管することが大事です。

 

そしてまずは健やかに成長することが当然大事ですので、健康第一で生活を続けましょう。

 

この時点で一度ご受診頂き最終身長が何センチになるのかを一度予測しておくとさらに良いと考えます。

 

この時期に治療を行う方もいらっしゃいます。

この時期に行うメリットとしては、成長ホルモン量は体重に依存するため、まだ体の小さいこの時期を少量の成長ホルモンで治療効果を得られるため有効です。

 

一方で、お子様自身が治療内容について理解することは難しく、採血や毎日の成長ホルモン注射が精神的に大きな負担になってしまうこともあり、サポートが必要です。

 

小学生の方へ(6-12歳)

小学生の間は最も身長治療に適していると考えます。

 

お子様自身も身長治療に対してある程度理解が出来、また身長を伸ばしたいと言う気持ちも出てくること。

思春期開始前のため治療効果が高く望めること。

中高生と比べると体が小さく成長ホルモン必要量が少なくすむため、費用も若干抑えることが可能になります。

 

以上より、この時期にご相談頂くことをお勧め致します。

 

中学生の方へ(12-15歳)

中学生の時期は思春期到来し、お子様もかなり自我が芽生え、人によっては恋をして多感な時期となり、身長に対してかなり敏感になります。

スポーツにおいても、身長が高いだけで有利なことも多く、身長に対する価値観がかなり高まって参ります。

 

一方で、ご両親に身長の悩みを相談出来ずにいるお子様も多いため、注意が必要です。

治療効果に関して言えば、思春期前半であれば十分効果が期待でき、一方で思春期後半になるとやや効果が落ちてくる時期になり、思い立ったら吉日!

一日でも受診が早い方が良いことになります。

 

また、特に女の子の場合は最終身長にかなり近くため注意が必要です。

 

高校生の方へ(15-18歳)

高校生になるとかなり最終身長に近づきます。

 

16歳0ヶ月から最終身長まで平均で何センチ伸びるかご存知でしょうか?

 

男性で約2cm

女性で約0.5cm

になります。

 

つまり、成長ホルモン治療などによって成長率が2倍になったとしても

男性で治療効果が2cm

女性で治療効果が0.5cmと言う予測になります。

 

ですが、伸ばせない訳ではないため身長を何としてでも伸ばしたい!

と言う方は最後まで諦めずに身長治療をトライする価値はあります。

 

18歳以上の方へ

18歳以上の場合は身長治療には一般的には適しておりません。

ですがまれに18歳以降も非常に伸びる方はいらっしゃいます。

 

下記の動画では一般的に18歳以降で身長が何センチ伸びるかを詳しく解説しております。

 

 

上記の通りではありますが、原則治療は早いことに越したことはなく、小学生のうちに始めると言うのが一つの目安になります。

 

まずはご相談頂き、一緒にお子様の最終身長が何センチになるのかを予測致しましょう。

 

低身長治療に関するよくある質問



低身長について調べていくと、「治療はどこまで必要なのか」「何歳まで可能なのか」など、保護者の方が気になる疑問が数多く出てくるものです。

インターネットや書籍で情報を集めても断片的になりやすく、正確な判断が難しいと感じる方も少なくありません。

 

そこでここでは、実際によく寄せられる質問を取り上げながら、一般的にどのように考えられているかをご紹介していきます。身長のことが気になるときの参考になれば幸いです。

 

何センチから低身長の治療ができますか?

低身長の治療は、単純に身長の数値だけで決められるものではないとされています。

一般的には、成長曲線の推移や骨年齢の検査、ホルモンの分泌状態などを総合的に確認し、治療が必要かどうかを判断します。

そのため「周囲の子と比べて背が低いから」といった理由だけで必ずしも治療が行われるわけではありません。

 

ただし、東京神田整形外科クリニックでは「他院で治療の必要はない」と言われた方でも、希望に応じて治療を検討できる体制を整えています。

成長に関する悩みはご家庭によって異なるため、数値だけで線引きせず、それぞれの状況に合わせた対応を大切にしています。

 

低身長のホルモン治療は何歳までできますか?

低身長に対するホルモン治療は、骨が伸びるための「骨端線」が閉じる前までが対象になるとされています。

一般的な目安は15歳前後ですが、実際には年齢だけで判断するのではなく、骨の成熟度を示す「骨年齢」を参考にすることが重要です。

骨年齢がまだ若ければ、実年齢がやや高くても治療を検討できる可能性があります。

 

そのため「何歳まで大丈夫か」という単純な基準で区切ることは難しく、個々の成長の段階を丁寧に確認することが大切です。

治療を考える場合には、骨端線の状態をレントゲンで確認し、成長の余地が残されているかどうかを判断することになります。

 

治療の年齢に関しては、こちらのYouTubeで詳しく解説しましたので合わせてご確認ください。

 

低身長の原因は親にあるのでしょうか?

両親の身長は子どもの成長に影響を与えると考えられていますが、それだけで将来の身長が決まるわけではありません。

遺伝的な要素は一部関係するものの、実際には栄養状態や睡眠の質、生活リズム、さらにホルモンの働きや病気の有無など、さまざまな要因が複合的に関わっています。

 

そのため「低身長は親のせい」と単純に捉える必要はありません。

むしろ、幅広い要因を正しく理解し、生活習慣や体の状態を整えることが、子どもの成長を支える大切な一歩になります。

親御さんが過度に自分を責めるのではなく、今できるサポートを前向きに考えることが重要です。

 

まとめ

低身長には体質や生活習慣、ホルモンや骨に関わる疾患など、さまざまな要因が関係していると考えられています。

治療を検討する際に大切なのは「どの時期から取り組むか」であり、思春期を迎える前の小学生の段階で気づけると、その後の選択肢を広げやすいとされています。

 

少しでも不安を感じたときは、早い段階での相談が、将来の安心につながります。

 

・両親の身長が低く、子どもの発育に不安がある

・身長を伸ばしたいが適切なサポート方法を知りたい

・他の医院では、「特に治療の必要はありません」と断られた

 

東京神田整形外科クリニックの小児身長治療ならば、将来160センチまで成長する予定のお子さんが、しっかり治療を受ければ最大で+15センチぐらいの身長を目指せます

 

5〜15歳のお子さんを対象に治療を提供しておりますので、今後も身長について悩まれるときは、ぜひご検討ください。

また、身長先生こと、医院長の田邊がお子さんの将来の身長を予測する「身長先生の身長診断」も完全予約制でご用意しています。お子さんの身長を伸ばしていきたいと考えるときは、ご確認ください。

 

 

 

監修者

 

 

 

 

 

 

 

院長 (全日出勤)

田邊 雄 (たなべ ゆう)

 

経歴

2011年 金沢医科大学卒業

2018年 日本整形外科学会認定整形外科専門医取得

2018年 順天堂大学博士号取得

2020年 東京神田整形外科クリニック開業

ベンベン先生、身長先生の詳細はコチラ!

 

 

 

 

 

 

 

再生医療リードドクター (毎週月曜日、第1・3・5土曜日勤務)

横田 直正 (よこた なおまさ)

 

経歴

平成11年3月          国立浜松医科大学医学部卒業 

平成11年4月~平成18年12月     東京大学医学部整形外科在籍 

平成11年5月~平成11年12月   東京大学医学部付属病院整形外科

平成12年1月~平成12年6月    東京逓信病院麻酔科

平成12年7月~平成13年6月    三楽病院整形外科

平成13年7月~平成14年12月   都立広尾病院整形外科

平成15年1月~平成16年6月     東芝林間病院整形外科

平成16年7月~平成17年9月     多摩北部医療センター整形外科

平成17年10月~平成18年9月   都立墨東病院リウマチ膠原病科

平成18年10月~平成19年12月    東京逓信病院整形外科

平成19年7月~平成27年2月     太秦病院整形外科リウマチ科

平成27年3月~平成29年3月    富士見病院整形外科

平成28年6月~平成29年3月   東京ひざ関節症クリニック銀座(院長)

平成29年4月~令和3年4月      東京ひざ関節症クリニック新宿(院長)

令和3年5月~           総合クリニックドクターランド、新山手病院など

 

 

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