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50代の膝は内側に痛みが出やすいってホント?詳しく解説します!

東京神田整形外科クリニック、理学療法士の瀧石大斗です。

このブログでは、50代の方々が経験しやすい膝の内側の痛みについて解説していきます。

 

多くの人が年齢と共に膝のトラブルに直面することがあり、その中でも内側の痛みは特によく見られます。

この痛みが生活に与える影響や痛みの原因、そして改善方法について解説します。

 

【目次】

 

 
当院の再生医療治療について

当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。


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再生医療治療について詳しく見てみる

 

 

膝の内側に痛みが出てしまう理由

 

膝の内側に痛みが出てしまう理由は大きく分けて3つあります!

 

  • ①関節のクッションがすり減っているから
  • ②捻挫した経験がある!
  • ③出身地が関係しているかも

 

大きく分けるとこの3点が挙げられます。

では、順を追って次の項目から解説していきます。

 

①関節のクッションが影響しているかも



50代の膝は内側に痛みが出やすいってホント?詳しく解説します!画像1

 

膝の内側に痛みが出てしまう理由、1つ目はクッション組織の損傷です。

 

そもそも関節のクッションについて知っていますか?

膝のクッションは、半月板といいます。

半月板は太ももとすねに挟まれている骨よりやわらかい組織です。

体重がかかった際に骨同士がぶつかることを防ぐ働きをします。

 

②捻挫した経験がある!

 

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膝の捻りが無い状態(画像 真ん中)

膝が内側に捻られている状態(画像 左)

膝が外側に捻られている状態(画像 右)

 

膝の内側に痛みが出てしまう理由、2つ目は膝関節の捻挫です。

捻じられる動作が日常生活で出てしまうと上記の半月板の損傷や側副靭帯といった、関節を安定させる組織を損傷させてしまいます。

 

③出身地が関係することも

 

膝の内側に痛みが出てしまう理由、3つ目は出身地に起こりやすい変形があることです。

前述①②の他に原因として出身地域が関係している可能性があります。

 

私たちが住んでいる日本ではO脚 (内側型) と呼ばれる変形が大きくなる傾向にあります。

その他には欧米に多く見られるX脚(外側型) と呼ばれる変形も存在します。

 

日本での割合は 内側型90%に対して外側型10%程度だといわれています。

 

50代の膝は内側に痛みが出やすいってホント?詳しく解説します!
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50代になってから膝が痛み出した理由は?

 

本題に戻りますが、50代での膝の痛みの大部分は、変形性膝関節症によるものが大きな割合を占めています。

 

そしてその変形性膝関節症は、女性に多く見られる傾向にあります。

その理由として、50代ごろから女性ホルモン (エストロゲン) が減少することにあります。

エストロゲンについては下記の図を参照ください。

 

50代の膝は内側に痛みが出やすいってホント?詳しく解説します!
画像4


膝の内側が痛くなってしまった時の対処法はある?

 

膝が痛くなってしまった時の対処法ですが、

 

  • 歩く距離を減らす
  • 階段を避ける
  • 正座やしゃがみ込む動作

 

をしないことがどの時期でも重要になります。

 

また、痛みの出た時期によっても対処法が異なるため以下の項目で解説します。

 

①痛みが出てすぐの場合

 

痛みが出てすぐの場合では、お風呂等で温めることはやめましょう。

とくに何もしない状態でも痛むということがあり、それは炎症している状態です。

炎症しているときは湿布やアイシングをすることで、膝にたまっている熱を逃がすことができます。

 

どうしても歩かなくてはいけないという際は、サポーターなどを使用して膝関節を保護しましょう。

 

②痛いところの熱が引いた後

 

何もしていない時の痛みと熱が引き始めた際には、

・膝の伸びが悪い

・お皿の動きが悪い

・膝を伸ばすとカクカクと音が鳴る

・膝を曲げ伸ばしするとゴリゴリ音が鳴る

といった関節の不具合が起こります。

 

↓なぜその原因が出るのかは以前の記事をご参照ください。↓

膝が痛い原因になっているものの詳細

 

この段階では膝の上、つまり太ももの筋肉が弱くなっている可能性があります。

そこで、太ももの筋肉をトレーニングで鍛えることが必要です。

 

パテラセッティング (タオルつぶし):15回 ×3セット

50代の膝は内側に痛みが出やすいってホント?詳しく解説します!画像5

  1. 上の図のように膝下にタオルやクッションを置く
  2. 膝下に入れたタオルやクッションを膝裏でつぶすように力を入れる
  3. 太ももの内側(お皿の少し上側)に力が入ればOK

 

※途中で痛みが出てしまった場合は中断しましょう。

 

③少しずつ動くことができるようになってから

 

痛みが少しずつ落ち着いてきたら実際に動いてみましょう。

ただし、はじめからたくさん歩くなどではなくプール内歩行を行うようにしましょう。

プール内では浮力があるため、普段より膝にかかる負担が軽減されるため歩く練習に適しています。

 

まとめ

 

今回は50代になってから痛み出した膝についての解説をしました。

 

50代での膝の痛みの大部分は、変形性膝関節症によるものが大きな割合を占めています。

痛くなった膝を触りすぎてしまうと炎症を悪化させてしまう可能性があります。

 

どうしても痛みが引かない場合はすぐに近くの整形外科に受診しましょう。

また当院では、人工関節手術を行う前に再生医療を実施していますのでリハビリと合わせてご利用下さい。

 

これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。 

膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。 

質問がある方は、コメント欄よりメッセージをください。 

 

また、当院の公式LINEをお友達登録していただくと、LINEでも膝に関するご相談をしていただけます。

 

 
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