膝の水の色が赤なのは血液?黄色や濁りなど症状によって変化する!?
膝の水抜き○色は危険?ひざの水の色であなたの膝が分かります
こんにちは、東京神田整形外科クリニック理学療法士の神林です。
今回は、「膝の水抜き○色は危険です」というテーマについてお話します。
今回のテーマは大きく分けて2つあります。
1 膝の水の色について
2 膝の水を抜いたあとのリハビリ
この辺りを話していきます。
今回の記事は、膝が痛くて膝の水を抜いたことがある方、膝の水抜きをしたことがないけど抜いたほうがいいのか悩んでいる方などにおすすめです。
膝の水の色で自分の膝の状態を把握することができるようになります。
ちなみに論文がなかなか見つからなくて、色々調べてかなり時間をかけて作ったので、是非最後までご覧ください。
当院では膝の再生医療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療ページをご覧になってみてください。
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膝の水の色について
おかげさまで、膝の水抜きの動画や記事が非常に人気シリーズとなっています。
その中から質問がありましたので、それについて答えていこうと思います。
こんな質問が来ました。
現在29歳なんですけど、前に膝に水が溜まってしまって抜いたときにかなり白色の水が出てしまったんですけど、これってあんまり良くないんですかね??
このような質問を頂きましたので、論文を参考にしながら答えていきたいと思います。
昭和大学から発表された論文がありましたので、そちらを参考にしながら答えていきます。
結論から言うと、こちらの図をご覧ください。
表1
正常な膝の場合は、関節液が無色透明です。
変形性膝関節症の場合は黄色
リウマチ、偽痛風、痛風の場合は濁った黄色
半月板損傷や靭帯損傷の場合は、損傷しているので血液の色になります。
絶対にこの色になるとは言い切れないですが、このような色になることが多いと言われています。
質問して頂いた方の場合、かなり白色とおっしゃっていましたが、白色はかなり珍しいと思われます。
ここに当てはめると、おそらく無色で透明だったのかなと思うので、正常な関節液だったのではないでしょうか。
本当に白色だとしたらかなり珍しいので、原因が何かは分からないかなと思います。
このように、関節液の色で自分の膝の状態がかなり把握しやすくなります。
みなさんがもし、膝の水を抜く機会がありましたら、ぜひ膝の水の色も確認してみてください。
膝の水を抜いた後のリハビリ
患者さんから、
「膝の水を抜いたあとのリハビリってなにするの?」
というようによく聞かれます。
結論から言うと、この3つを行っています
- 膝の水がたまっていないか確認
- 膝の曲げ伸ばしの確認
- 筋力トレーニング
それぞれ具体的に解説していきますね。
1.膝の水がたまっていないか確認
これは前回の記事でも紹介しましたね。
膝に水が溜まっていると太くなるので、メジャーを使って膝周りの太さを測定します。
膝の水を抜いた後でも、繰り返し水が溜まる方もいるので、その後にまた水が溜まっていないかを確認していきます。
よく膝の水を抜くと癖になるという方もいますが、膝の水を抜いたのにまた溜まってしまうという方は、膝に負担がかかっているということですね。
なぜ負担がかかっているかと言いますと、
・階段
・坂道
・歩数
など、この辺りがその人に合っていないことが多いです。
なので、階段とか坂道とか歩く歩数などしっかり確認し、その人に合わせた生活スタイルを提案していくという風になっています。
2.膝の曲げ伸ばしの確認
なぜこの確認をするかと言いますと、膝に水がたまると、曲げ伸ばしがスムーズにできなくなります。
例えば日常生活の動きで言うと、しゃがむ、正座、寝ていると膝が浮いているなどです。
膝の水を抜くと楽になりますが、完全にしゃがみきる、正座をする事などは難しいですね。
なので、水を抜いた後に膝がしっかりと曲げ伸ばしをできるように、ストレッチや筋力トレーニングなどを一緒に行っていきます。
3.筋力トレーニング
膝に水が溜まると、膝を動かさなくなります。
歩く歩数も落ちるし、運動量も落ちてしまうので、筋力が落ちてしまいます。
なので、筋力トレーニングが非常に大切になってきます。
筋力が落ちたまま運動をしたり、普段の階段や歩くなどを行うと、また関節に負担がかかって、再び水が溜まってしまう可能性もあるので、筋力は非常に大切になってきます。
よくやる有名なトレーニングは、スクワットでしょうか。
こちらは、膝にやさしいスクワットという記事も挙げているので、そちらも参考にしてみて下さい。
よくリハビリはきつい、大変なイメージがあると聞きますが、うちのリハビリは、基本的にはめちゃくちゃやさしいです。
その人に合わせたストレッチや運動を一緒に行うので、少しでも気になる方は早めにリハビリを行うことをおすすめします。
まとめ
まず膝の水の色について紹介しました。
正常な膝の場合は無色透明
変形性膝関節症の場合は黄色
リウマチ、偽痛風、痛風の場合は濁った黄色
半月板損傷や靭帯損傷の場合は、血液の色になります
表1
続いて水を抜いた後のリハビリですね。
これは何をやるかと言うと、
・膝の水がたまっていないか確認
・膝の曲げ伸ばしの確認
・筋力トレーニング
この3つをやっていきます。
水を抜いたから終わりではなくて、その後のリハビリも大切になってきます
今回は、「膝の水抜き○色は危険です」というテーマについてお話をさせていただきました。
これからも膝痛で悩んでいる方に向けて、記事や動画を一生懸命更新していきます。
歩いたり、しゃがむと膝が痛い、運動はやるけどやりすぎると膝が痛い、自己流でやると痛めるからちゃんとした人に見てほしい、こんな方は過去の記事や、YouTubeの動画に是非いいねやコメント、チャンネル登録をお願いします。
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よろしくおねがいします
以上、神林でした!
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