膝の水が溜まる理由や原因!セルフチェックも詳しく解説!
皆さんこんにちは。
東京神田整形外科クリニック理学療法士の神林です。
本日は、膝の水が溜まる理由や原因についてお話させて頂きます。
後半では膝の水が溜まっているのかどうか、セルフチェックの方法も紹介していきます。
それでは、膝の水が溜まる理由や原因、セルフチェックについて解説していきます。
当院では膝の再生医療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療ページをご覧になってみてください。
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膝の水とは?
そもそも膝の水とは何なのか、説明していきます。
ひざ関節の中には、普段から関節液というのが存在します。
その関節液のことを、膝の水という風に言います。
関節液の特徴
関節液の特徴2つについて、説明させて頂きます。
まず1つ目です。
関節をスムーズに動かしてくれる、潤滑油の働きがあるという特徴があります。
膝関節は曲げたり伸ばしたりしていくんですけども、その曲げたり伸ばしたりする動きをスムーズにしてくれるのが潤滑油、関節液の役目です。
続いて2つ目です。
ひざ関節に栄養を供給している、という特徴があります。
どういうことかと言いますと、ひざ関節には軟骨など色んな組織があります。
その中でも関節液は軟骨細胞などの栄養を供給しており、非常に重要な役割があります。
水が溜まる原因
続いて膝に水が溜まる原因を説明していきます。
まず、ひざ関節の中には滑膜という膜が存在します。
図1
この滑膜という膜は、先程お伝えした関節液を生成している場所になります。
ひざ関節のストレスだったり、過度な運動と様々な原因によって、関節の中にある滑膜が炎症を起こしてしまいます。
滑膜はひざ関節を守ろうとして、関節液を過度に分泌してしまいます。
その過度な分泌によって関節の中に水が溜まってしまう、というのが原因になっています。
膝の水を抜くと癖になるのか
最近よく患者さんから、「膝の水を抜くと癖になるの?」という質問を多く受けます。
結論、膝の水を抜いても癖になることはありません。
そもそもなぜ癖になるのか、都市伝説的なものが流行っているかと言いますと、先程お伝えしたひざ関節の中には滑膜という膜が存在していて、それにストレスが加わって炎症を起こすことによって膝に水が溜まってくる、ということでしたね。
滑膜に炎症が起きている状態で、何度も何度も水を抜いてはを繰り返していくうちに、癖になるというような都市伝説的なものが流行ったのではないでしょうか。
なので膝の水を数回抜いている患者さんは、ひざ関節にまだ炎症が起きているんだな、滑膜に炎症が起きているんだな、と思って治療を受けてみて下さい。
水が溜まっているかセルフチェック
続いては膝の水が溜まっているかどうか、セルフチェックに移ります。
今回はセルフチェック2点をお伝えさせて頂きます。
皆さん一緒にやってみましょう。
セルフチェック1点目
まず1点目です。
ベッドに上がって足を伸ばして頂いて、ズボンをまくります。(写真1)
写真1
水が溜まっていそうな足を片手で圧迫した状態で、お皿を下方向、膝の裏方向に圧迫すると、プニョプニョしている場合があります。(写真2)
写真2
このプニョプニョしている場合がある方は、関節に水が溜まっている可能性があります。
セルフチェック2点目
続いて2点目です。
まずメジャーを用意します。
先程と同じようにベッドに足を伸ばして下さい。
お皿の上、膝の周径を測っていきます。(写真3)
写真3
これを左右やって頂いて、左右差を測ってみて下さい。
それで左右差がある方は、関節に水が溜まっているかなという可能性があります。
しかしメジャーを使って周径を測る場合は、関節以外にも筋肉の痩せている方、膨らんでいる方、筋肉トレーニングをしている方ですね。
そういう方にとっては左右差が生まれやすいので、これだけで水が溜まっているという判断はしないで下さい。
なので、今お伝えしたセルフチェック1点目と2点目を同時にやってみて下さい。
まとめ
本日のまとめです。
膝の水が溜まる原因としては、ひざ関節の中に滑膜という膜があるんですけども、そこが炎症を起こして膝に水が溜まってくる、関節液が関節の中に溜まってきてしまうということでした。
また、膝の水を抜いても癖になりません。
水が溜まっているのか確認するセルフチェックは2点ありました。
- 膝を押さえながらお皿を押していく方法
- メジャーを使って膝の周径を測り、左右差があるのかを確認する方法
以上の2点がありましたね。
両方とも試してみて下さい。
最後に膝に水が溜まっている方、膝が痛いという方は、一度当院を受診してみてはいかがでしょうか?
YouTubeチャンネルでは他にも膝に関する動画を配信していますので、チャンネル登録やコメントなど、よろしくお願いいたします。
また、ブログも今後配信していきますので、よろしくお願いいたします。
以上、理学療法士の神林でした。
ありがとうございました。
当院では膝の再生医療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療ページをご覧になってみてください。
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