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交通事故の怪我による症状例7選!どんな病状で原因は何なのか徹底解説!

 

交通事故に遭って怪我をしてしまった場合、どんな症状があるのでしょうか。 

 

脱臼や骨折であればかなりの痛みが伴うので原因は分かりやすいと思いますが、めまいや吐き気、脱力感などは果たして交通事故による症状なのか判断がつきにくいですよね。 

そのような時、ある程度判断がしやすいように、交通事故のよくある症状例が知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

 

そこで今回の記事では、交通事故の怪我による症状の例を7つにまとめ、それぞれ原因は何なのかや、怪我の種類や名前について解説していきます。 

 

 

 

 

①痛み

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の1つ目は、痛みです。 

ぶつけた箇所である腕や手足の痛み、腰や首の痛みなど、全身のどこからしらが痛いという症状が現れる可能性があります。 

この原因としては考えられるのは、 

・打撲 
・捻挫 
・脱臼 
・骨折 

などです。 

 

交通事故の直後はアドレナリンが出ており、興奮状態になっているため痛みが感じにくい事が多いです。 

事故から数日後に痛みが現れる可能性がありますので、もし痛みを感じた場合はすぐに整形外科に行きましょう。 

交通事故で怪我をしたら何科の病院へ行く?でも解説しているように、交通事故の直後に痛みがなくてもすぐに整形外科に行き、医師の診断を受けることをおすすめします。 

 

また、頭痛を起こす場合もあります。 

これは、むちうちが原因の可能性があります。 

むちうちとは?でも解説しているように、むちうちは主に交通事故など強い衝撃によって頭が揺さぶられることで首に大きな負担がかかり、痛みや不調が生じることです。 

骨折や脱臼とは異なり、首の筋肉や靭帯・血管や神経が損傷したことが原因で起きます。 

むちうちの程度や人によって症状は異なりますが、頭痛もその症状の1つになります。 

 

だるさ・脱力感・食欲不振のところで詳しく説明しますが、むちうちは細かく分けると5つに分類され、頭痛はそのうちの神経根型もしくは脊髄液減少症型に当てはまることが多いです。 

また、首や肩の痛みではむちうちの頚椎捻挫型が当てはまります。 

 

②体が動かしにくい

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の2つ目は、体のある部位が動かしにくいことが挙げられます。 

例えば 

・肩や腕が上がりにくい 
・首が回りにくい 
・膝や肘が曲げにくい 
・かがみにくい 

などです。 

その他、全身のどこかがいつもより動かしにくいと感じる場合があります。 

 

この原因として考えられるのは、痛みと同様で 

・打撲 
・捻挫 
・脱臼 
・骨折 
・むちうち 

などが挙げられます。 

 

鎖骨骨折や上腕骨骨折などは交通事故の怪我で多いとされている骨折ですが、これらは肩関節を構成する骨の骨折となるため、腕が上がりにくい、もしくは上がらないといった症状が顕著に現れます。 

 

またバイクや自転車での事故の場合、手を地面について転倒する可能性があります。 

この時、肩に圧力がかかって肩の脱臼・腱板損傷などが生じやすいです。 

すると、腕の上がりにくいといった症状が現れます。 

 

むちうちの場合、頚椎捻挫型で首や肩の可動域が狭くなることがあります。 

 

③筋肉の張りや凝り

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の3つ目は、筋肉の張りや凝りが挙げられます。 

例えば 

・首の張りや凝り 
・肩の張りや凝り 
・背中の張りや凝り 

などです。 

 

この原因として考えられるのは、むちうちです。 

むちうちには様々な症状がありますが、首や肩・背中の張りや凝りはその症状の1つです。 

細かく分類すると、頚椎捻挫型に当てはまることが多いと言われています。 

その中でも肩凝りは少し厄介で、完治がしにくいと言われている症状です。 

 

むちうちの一般的な治療期間は3ヶ月程度と言われていますが、むちうちによる肩凝りの治療期間は3ヶ月以上かかってしまう可能性があります。 

適切な治療やリハビリテーションを受けないと肩凝りは慢性化してしまい、後遺症として残ってしまう可能性があるので注意が必要です。 

 

④だるさ・脱力感・食欲不振

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の4つ目は、だるさ脱力感食欲不振が挙げられます。 

この原因も考えられるのは、むちうちです。 

 

ここでむちうちについて少し細かく説明します。 

実はむちうちにはいくつかの種類があり、 

・頚椎捻挫型 
・神経根型 
・バレー・リュー症状型 
・脊髄症状型 
・脳脊髄液減少型 

これらの5つに分類され、それぞれ特有の症状を併せ持ちます。 

 

だるさや脱力感・食欲不振が出る症状としては、神経根型もしくはバレー・リュー症状型が考えられます。 

神経根型は、頚椎にある神経の根元が交通事故の衝撃により圧迫刺激されて損傷してしまった場合に分類されます。 

バレー・リュー症状型も神経の損傷ですが、いくつかある神経の中の1つである交感神経に損傷を負った場合に分類されます。 

いずれにせよ、神経の損傷による症状であることが分かります。 

 

また、首や肩の痛み、可動域が狭くなる、張りや凝りの原因としてむちうちの頚椎捻挫型と説明しました。 

頚椎捻挫型は筋肉や靭帯、軟部組織の損傷です。 

むちうちの全体の7割〜8割が、この頚椎捻挫型に当てはまると言われています。 

 

⑤しびれ・感覚異常

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の5つ目は、しびれ感覚異常が挙げられます。 

この原因も考えられるのは、むちうちです。 

細かく言うと、神経根型もしくは脊髄症状型に分類されることが多いです。 

 

脊髄症状型は、頚椎を通っている脊髄が損傷した場合に分類されます。 

腕のや足のしびれ、感覚異常などが症状として現れます。 

 

⑥吐き気・めまい・耳鳴り 

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の6つ目は、吐き気めまい耳鳴りなどが挙げられます。 

この原因も考えられるのは、むちうちです。 

分類としてはバレー・リュー症状型、もしくは脳脊髄液減少症に当てはまることが多いです。 

 

先述したように、バレー・リュー症状型は交感神経の損傷によって起きます。 

そして交感神経は自律神経の1つです。 

つまり、自律神経に関する症状が現れます。 

 

自律神経は交感神経と副交感神経で成り立っており、 

・呼吸 
・心拍 
・血圧 
・血管 
・骨格筋 
・消化管 
・発汗 
・瞳孔 

など、全身にくまなく関与しています。 

バレー・リュー症状型はこれらの自律神経に関与する作用に弊害をもたらし、体調不良を誘発します。 

そのため、吐き気やめまい・耳鳴りだけでなく、様々な症状が現れる可能性を持っているのです。 

 

また耳鳴りや難聴などの聴覚異常の場合、後述するように脳脊髄液減少症である可能性もあります。 

 

⑦眼のかすみ、視力低下

 

交通事故の怪我によるよくある症状例の7つ目は、眼のかすみ視力低下などが挙げられます。 

この原因も考えられるのは、むちうちです。 

分類としてはバレー・リュー症状型、もしくは脳脊髄液減少症に当てはまることが多いです。 

 

脳脊髄液減少症とは、脳脊髄液が何らかの影響によって減少状態に陥った状態のことを指します。 

脳脊髄液の最も大きな役割としては、脳と脊髄を保護することが挙げられます。 

つまり脳脊髄液が減少してしまうと、脳と脊髄に影響を与えてしまうのです。 

まず脳脊髄液が減少することで起立時に脳が下方へ牽引され、起立性頭痛を引き起こします。 

その他、眼のかすみや視力低下などの視覚障害を始め、聴覚障害や回転性めまい、嘔吐など様々な症状が現れます。 

 

眼のかすみだけ、めまいだけなど、1つの症状のみで発症することは稀であり、基本的には頭痛を伴います。 

頭痛に加え、視覚障害や聴覚異常を併発している場合は、脳脊髄液減少症である可能性があります。 

 

まとめ

 

交通事故のよくある症状としては、大きく分けて以下の7つが挙げられました。 

 

痛み 
体が動かしにくい 
筋肉の張りや凝り 
だるさ・脱力感・食欲不振 
しびれ・感覚異常 
吐き気・めまい・耳鳴り 
眼のかすみ、視力低下 

 

これらの原因として、むちうちが大半を占めていることが分かりましたね。 

 

むちうちは適切な治療、そしてリハビリテーションが必要になってきます。 

リハビリテーションには2種類あり、物理療法と理学療法士による運動療法が挙げられ、整体や整骨院では理学療法士による運動療法は受けられません。 

そのため、通院もできて2種類のリハビリテーションの受けることのできる整形外科に通われることをおすすめします。 

 

東京神田整形外科クリニックでは交通事故外来を行っており、物理療法はもちろんのこと、理学療法士によるリハビリテーション(運動療法)も受けることができます。 

交通事故に遭ってどこの整形外科へ行こうか迷っている方は、当院へお越し下さい。 

WEB予約・お電話(03-5295-2020)でのご予約が可能です。 

また、ご予約がない方も待ち時間をご了承頂ければ受診は可能です。 

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