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【もしかして手術?】半月板損傷の症状と治療法【理学療法士解説】

 

東京神田整形外科クリニック、理学療法士の神林です。 

 

今回は手術?半月板損傷の症状と治療方法について解説していきます。 

 

 

 

 

 

 

 
当院の再生医療治療について

当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。


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半月板はどのような組織・役割?

 

まずは半月板の症状と治療方法の前に、半月板はどのような組織なのか、どのような役割を担っているのか、こちらを解説していきます。 

 

膝は大腿骨と下の脛骨という関節で構成されています。 

上の大腿骨は丸くなっているのですが、下の関節は平坦になっているのでこの状態だけだと関節の適合性はあまり良くないと言われています。 

そのため半月板は膝の適合性を高めるために、片方の膝に対して内側(C型)外側(O型)にそれぞれ半月板が存在しています 

 

膝の適合性を高める目的の他に 

①負荷の分散 
②衝撃を吸収 
③半月板も前方移動・後方移動するので膝関節の屈曲・伸展・回旋時にスムーズに動かしてくれる役割 

などが挙げられます。 

 

ほかは半月板も筋肉たちと同様に血行が存在しています。 

しかし半月板には血液が流れているところ、一方で血液が流れていないところが存在します。 

なぜ今この事を言うかというと、後で説明する手術方法にも大きく関わってくる問題になってくるので、抑えておきたいポイントです。 

 

半月板損傷の症状

 

続いては半月板損傷の症状です。 

半月板を痛めてしまう一番の受傷起点は、いわゆるコンタクトスポーツです。 

ラグビーやサッカーなどの接触が多いスポーツで受傷する、またはバレーボールやバスケットボールのターン(膝を捻る動作)によって、半月板が損傷してしまうケースが一番多い原因となります。 

 

半月板損傷の症状は以下の2つに分かれています。 

①急性症状 
②慢性症状 

 

急性症状は受傷したばかりの状態です。 

急性症状の一番の症状は、やはり膝の痛みです。 

その他に膝を伸ばした時に、膝の中で引っ掛かりがあるという特徴があります。 

 

続いて慢性症状というのは、急性症状の症状が慢性化した状態です。 

慢性症状の状態では膝関節の炎症を伴うことがあり、炎症によって膝の中に水・血液が溜まってしまう、いわゆる膝関節の水腫血腫になる事が多いです。 

この時も急性症状と同じように膝周囲の痛みが強く出てきたり、膝を伸ばした時の引っ掛かり感も残存していることがとても多いです。 

この慢性症状が長く続いてしまうと、膝周囲の筋肉が萎縮してしまいます。 

いわゆる筋力低下です。 

またその状態が長引いてしまうと少し怖いことに、膝関節の軟骨が摩耗してきて変形性膝関節症になってしまうと言われています。 

 

ですので、 

①膝が痛い 
②膝を伸ばした時に引っかかる 
③膝に水が溜まる 
④変形が強くなっている 

このような症状がある場合、いち早く病院に行ってちゃんと膝を診てもらうことが本当に大事です。 

 

治療方法

 

治療方法は大きく分けて2つあります。 

①保存療法 
②手術療法 

 

1つ目の保存療法とは理学療法、いわゆるリハビリです。 

もしくは薬物療法と言って、ヒアルロン酸注射や痛み止めの飲み薬、外用薬の湿布などです。 

また、装具療法も当てはまります。 

 

2つ目の手術療法は、半月板を縫合・切除する手術がメインです。 

 

保存療法と手術療法、どうやって選択しているのかと言いますと、 

・半月板の損傷の具合 
・どうやって損傷しているのか 
・どのくらい傷があるのか 

こういったことを全体的に加味した上で、保存療法か手術療法のどちらになるか医師から診断されます。 

 

当院では保存療法がメインで、理学療法士によるリハビリテーションや、薬物療法のヒアルロン酸注射、もしくは飲み薬湿布サポーター、もしくは再生医療をやっています。 

私は理学療法士なので、リハビリについてお話します。 

 

リハビリはどうやって進むのか

 

リハビリはどうやって進むのかと言いますと、 

①損傷具合 
②損傷時期 
③損傷期間 
④どのようなスポーツで損傷したのか 

こういった原因を全て加味した上で、原因となる組織に対して問題をたくさん抽出して、リハビリのプログラムを設定していきます。 

 

手術療法は先程述べたように、縫合術切除術があります。 

選択される大事なポイントは、どのように半月板が損傷してしまったのかによって区別されることが多いと思います。 

半月板は血液が流れているところと、流れていないところに区別されており、流れているところだけの損傷であれば縫合術が選択されることがとても多いです。 

損傷が大きい場合は切除術が選択されます 

 

手術方法はケースバイケースになるので、担当の医師と相談しながら決めていくことが非常に大事です。 

 

また半月板を損傷して、本当に手術が必要なの?と思うかもしれませんが、半月板損傷でも手術が必要なこともあるので、皆さん認識してください。 

 

まとめ

 

ここまでの説明はいかがだったでしょうか。 

半月板損傷は何もしていなくても良くなることなないので、膝が痛い、膝に水が溜まる、膝を伸ばした時に引っ掛かりがある、変形が強まってきたのではないかという方は、いち早く病院へ行ってください 

当院では手術以外の治療法、理学療法士によるリハビリ薬物療法再生医療など様々な治療法がありますので、悩んでいる方は是非当院までご来院ください。 

 

今回は手術?半月板損傷の症状と治療方法について解説していきました。 

 

今後も膝や再生医療に関する記事や動画を配信していきます。

 

是非、膝専門YouTubeチャンネルの登録もよろしくお願いいたします。 

こちらではコメントでも相談に乗っていますので、気兼ねなくコメントをよろしくお願いいたします。 

 

以上、理学療法士の神林でした。 

 

 
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