床からの立ち上がりが辛い方へ【膝痛の人のための立ち上がり方・座り方】
今回は、床からの立ち上がりが辛い方へ【膝痛の人のための立ち上がり方・座り方】について解説していきます。
膝痛でお悩みの方や変形性膝関節症の方で、立ち上がりの際・座る際に膝の痛みを訴えている事がとても多いのが現状です。
変形性膝関節症が進行していくと、歩きの時に痛みが出てきたり、階段を昇ったり下ったりする時に痛みが出てきたり、もしくは変形が強まってしまうという事が進行度によって変わってきます。
今回はなるべく膝に負担をかけないように、痛みを抑制した立ち上がり方・座り方を紹介していきます。
この記事はYouTubeの東京神田整形外科クリニックのひざ専門チャンネル内の動画「 【膝が痛い人向け】安全な立ち上がり方・座り方【理学療法士解説】」の内容をもとに作成しています。
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
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膝痛の兆候
膝痛の原因の一つの変形性膝関節症の初期段階の症候は以下のものが挙げられます。
- 膝のこわばり
- 座位を続けた後の立ち上がりの痛み
- 歩き始めの痛み
変形性膝関節症が進行していくと、歩きの時に痛みが出てきたり、階段を昇ったり下ったりする時に痛みが出てきたり、もしくは変形が強まってしまうという事が進行度によって変わってきます。
①膝痛を抑制した「立ち上がり方」
まず1つ目は、膝痛を抑制した「立ち上がり方」です。
床からの立ち上がりの基本は、なるべく低い所ではなく高い所に座ってください。
なぜかというと、低い所ですと膝が過度に曲がってしまってストレス(負担)が増大するためです。
ですので低い所ではなく、なるべく高い所に座る心掛けをしてみてください。
ポイントを紹介します。
今回は左足を痛い方と仮定します。
まず痛い方の足を伸ばし、伸ばしたまま床に足を置きます。
この状態で膝が曲がらないような環境設定をしてください。(写真1・2)
写真1 写真2
その状態で両手を使ってバランスを取るように、右足(痛みがない方)に体重をかけながらゆっくり床から立っていきます。(写真3)
この時、左足(痛みがある方)は膝が曲がらないようにしてください。(写真4)
写真3 写真4
後は先程説明したように、ずっと座りっぱなしの状態でいきなり立つと膝が痛くなることがありますので、その際は1〜2時間座っていて膝に痛みが出る方は、立ち上がる前に屈伸運動をやってみてください。
その後、足を床に置いてゆっくり立ちます。
②膝痛を抑制した「座り方」
続いて膝痛を抑制した「座り方」です。
座り方も床からの立ち上がりと同様に、痛い方の足を伸ばした状態で座ります。
まずは痛い方の足を前に伸ばした状態で、膝が曲がらないようにします。(写真5)
その状態で両手を使ってバランスを取るように座っていきます。(写真6)
写真5 写真6
このように低い所よりも高い所の方が座りやすい特性を持つので、なるべく高い所に座る意識を持って環境設定を行ってみてください。
まとめ
膝痛の方のための床からの立ち上がり方・座り方をまとめると以下のようになります。
- 膝痛の方のための床からの立ち上がり方:痛みがない方に体重をかけながらゆっくり立ちあがる
- 膝痛の方のための床への座り方 :痛い方の足を伸ばした状態で座る
現在膝が痛くて悩んでいる方は是非チャレンジしてみて、膝の痛みを一緒に取っていきましょう。
今回は、膝痛の方の立ち上がり方・座り方について解説していきました。
今後も膝や再生医療に関する記事や動画を配信していきます。
是非、膝専門YouTubeチャンネルの登録もよろしくお願いいたします。
こちらではコメントでも相談に乗っていますので、気兼ねなくコメントをよろしくお願いいたします。
以上、理学療法士の神林でした。
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- 膝が痛い
- 正座やしゃがみこみ、階段が辛い
- 変形性膝関節症と診断された
- 半月板損傷と診断された
- 手術療法を勧められた
- ヒアルロン酸が効かない膝の痛みがある
- リハビリテーションの効果がない
- 再生医療に興味がある
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