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変形性膝関節症の手術は何種類?膝の痛みを解決する方法

【変形性膝関節症に対する手術】膝の痛みを解決する方法

 

みなさんこんにちは。

東京神田整形外科クリニック、膝治療責任者・理学療法士の神林です。

再生医療3000人症例以上の横田先生と一緒に、膝に関する情報を配信していきます。

 

本日は変形性膝関節症に対する手術、膝の痛みを解消する方法について解説していきます。

「膝の痛みを治したい」「変形性膝関節症と診断されたけど手術するか迷っている」そんな人はこの記事を最後までご覧いただくと、変形性膝関節症に対する手術がどのようなものなのか、また手術以外の治療法を知ることができます。

 

結論からお伝えすると変形性膝関節症に対する手術療法は3つ方法があり、症状によって術式が選択されます。

主に多いのが皆さんもご存知の通り、人工膝関節置換術が該当すると思います。

膝の痛みを治したい人、変形性膝関節症の人には必見の情報になりますが、手術する前に絶対に考えてほしい治療法としては再生医療という治療になります。

 

再生医療という治療は現在最も発展を遂げている医療分野の1つで、文献等で有効性や安全性が確認されている治療です。

再生医療は疼痛改善と膝軟骨が再生する効果が非常に期待できる治療法となります。

 

それでは順番を追って詳しく説明していきます。

 

 

 

 

 

 

 
当院の再生医療治療について

当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。


東京神田整形外科クリニック
再生医療治療について詳しく見てみる

 

 

 

変形性膝関節症に対する手術療法

 

神林

変形性膝関節症に対する手術療法は3つあります。

 

関節鏡手術

高位脛骨骨切り術(HTO)

人工膝関節置換術(TKA)

 

この3つが大体検討されます。

 

横田先生

一般的には目安ですが、軽い手術で半月板や前十字靭帯置換などもそうですが関節鏡が一番簡単なので若い人に良く使われますが、あまり長持ちしません

そこが困ってしまうところです。

 

この程度の手術を通院している病院で提案されている人は症状が軽いです。

そんなに歳をとっている人には提案しないので、再生医療が一番良い適応です。

これは以前にも言ったことがありますが、関節鏡を提案されている人が一番再生医療が効きますし、手術をした人でも効きます

 

僕は統計を取るので、外国の論文を書く時、日本語もそうですが手術した人と手術してない人で比較すると関節鏡手術をした人の方が1~2%効果があります

手術をする前に検討というのはもちろんですが、関節鏡手術の場合は手術をして効果が落ちてきた人にすると良いです。

 

逆に人工膝を入れている人は再生医療ができません

その前にやらないといけないのですが、関節鏡だけは手術した後でも再生医療の成績が良いということがわかっています。

次の高位脛骨骨切り術(HTO)はO脚を変形して切って形を整える手術になります。

 

神林

膝の下の骨を骨切りするのですよね。

 

横田先生

そうです。

これも同じ理由だとしたら、手術する前に検討することが普通は考えられます。

ですが、私の予想では骨切り術をしてから再生医療をしてもプラスαの効果が出るのではないかと思います。

 

そこはまだ証明できていないのですけどね。

そういう可能性もあるので、人工関節以外を提案されている人が良い適応だと思います。

 

人工関節を避けるために注射をする人はたくさんいますが、肥満度が重要です。

人工関節を提案されても痩せている人であれば意外と効きます

ですが太っている人は持続しません

 

残念ながら肥満度(BMI)が30以上の人は効果が薄いです。

肥満度が30以上でかつ骨が末期の人はなかなか再生医療では厳しいです。

人間の成分より金属の方が硬いですからね。

 

個人の自由なので、深く全体を理解してやってもらえればいいのですけどね。

いずれにしろ何かあれば相談してもらえると確実に判定ができます。

何か困ったことがあれば受診をよろしくお願いします。

 

神林

関節鏡手術・高位脛骨骨切り術・人工膝関節は変形の程度によって使い分けるのですね。

 

横田先生

大体ですが、

 

初期:関節鏡手術

中期:高位脛骨骨切り術

後期:人工膝関節置換術

 

このように医者は考えています。

欧米の方はもっと気楽に人工関節をするみたいです。

 

日本は割と温存しがちですね。

自分の関節をなんとか残そうとします。

 

再生医療も温存手術です。

自分の骨でいけるところまでいった方がいいのは間違い無いです。

いずれにせよ、そういうものにもノウハウなどがあります。

 

そこそこの数をこなすと大体私が今言ったような結論になるかと思いますし、そうやって英語の論文にも書いてあります。

がんばりましたよ。

 

神林

ありがとうございます。

 

手術のタイミング

 

神林

皆さんここまで聞いて手術するタイミングはいつがいいのか手術した時のリスクが気になると思うのですが、手術のタイミングはいつがいいですか?

 

横田先生

タイミングは皆さんが諦めた時です。 

これは間違い無いです。

私たちはもっと前からって言うのですが、皆さん「うん」って言わないです。

 

10人中「うん」と言うのは1人か2人です。

ほとんど皆さん「NO」です。

「いやいや、まあ、ちょっと考えておきます」とかですね。

 

逆説的ですが、皆さんが諦めない限りは手術しません。

ですので手術するタイミングというのは私から見ると、皆さんが諦めた時だと思います。

 

神林

私も人工膝関節の方をたくさんリハビリしてきましたが、きっかけを聞くと

「もう歩けなくてしんどくて、なにもできなくなっちゃった、先生助けてください」

というのが本当に多いですね。

 

横田先生

諦めた時ね笑

癌だと説明を受けた時に落ち込みますよね。

落ち込んでだんだん消化してくると、今度は「一刻も早く取ろう」と皆さん考えます。

 

ですが、膝の場合は皆さん逃げてしまいます。

なので「もうギブアップです」というタイミングがその人にとっての手術するタイミングです。

逆に言うと再生医療もやろうと思った時がその人にとっての適切なタイミングです。

 

手術のリスク

 

神林

あともう1つ皆さんが気になると思うのですが、手術のリスクについてはいかがですか?

 

横田先生

リスクは随分抑えられるようになりました

昔と比べると随分成績も良くなりましたが、それでも年齢的な要因はあります。

同じ手術でも若い人の方が合併症が少ないので成績も良いです。

 

一般的には人工関節は長持ちするので、後期高齢者(75歳)までに手術するのが普通です。

もちろん90歳以上にやったことも我々はありますが、手術の説明が相当厳しいです。

 

手術の説明・合併症、死ぬかもしれませんなど、そういうこともお伝えします。

それでも「いいよ」と言う人がいます。

ただ普通は寿命のことを考えると長持ちするので「高齢者でやるのもどうかな?」という意見もあります。

 

その辺りも皆さんが諦めないとですね。なかなか「うん」とは言ってくれませんが…。

そこも含め個人の判断というものは影響度が大きいと思います。

やりたくなった時がやり時です。

 

神林

でも皆さん、安心してください。

人工関節をすると決めても、先生たちはとても経験が豊富ですし、今の段階であればリスクも最小限に抑えられてきます

「絶対に怖い…」という感じではなく「先生、お願いします」という感じで大丈夫です。

 

横田先生

あとよく「どこが手術するんだったらいいですかね?」と聞かれます。

それについては色んな先生がいますが手術数が多いところがいいです。

慣れている方が手術時間も短く、出血も少なく、引いては合併症も少ないです。

 

再生医療も手術数・経験数が多いところの方がいいに決まっていますが、手術数もそうです。

今はGoogleなどで簡単に手術件数を知ることができます。

 

全国どこでも手術多いランキングというのはアピールになりますからね。

あと数というのは絶対に誤魔化しが効かないので、アクセスがしやすく手術数が多い病院が良いですね。

 

再生医療であればチームではなくて個人です。

「先生は何人したことがありますか?」と聞くと判断材料にはなると思います。

僕は再生医療学会の認定医の資格も持っていますが、治療を3症例すればなれます

 

神林

そうなんですね。

 

横田先生

僕は3000症例ですからね。

 

神林

全然違いますね!

 

横田先生

学会に行って数を聞くと、この人は自分よりやっていると思って皆さん黙りますからね。

医者は医者の言うことしか信用しませんし、日本語の論文より英語の論文を信用するので、僕も最初は全然信用されませんでした。

実績がなかったので。

 

日本語でも論文を書いて雑誌に送ったことがあります。

審査には通りましたが、載せてくれませんでした。

大学の先生に相談すると「英語の論文の1位の雑誌にさえ載ってしまえば世の中ひっくり返るから」と言われました。

 

2016年からかれこれ7年間頑張りましたからね。

何かあれば皆さん、なんでも相談してくださいね。

 

神林

まずは手術件数のところを見てみてください。

 

横田先生

手術件数はいい目安だと思いますよ。

 

再生医療について

 

神林

変形性膝関節症に対する手術の大体の理解はできたかと思います。

続いて膝の痛みを治したい方、変形性膝関節症の方は必見の情報です。

手術する前に絶対に考えてほしい治療が再生医療です。

 

日本トップの件数を持っている横田先生と一緒に、徹底的に解説していきます。

皆さん、ここまでで聞きたいこと・質問がありましたらYouTubeのコメント欄に記入してください。

変形性膝関節症に対する再生医療という治療法はかなり症例数が増えてきましたね。

 

横田先生

増えました。

2016年の時は怪しいと言われていました。

僕以外もそうですが英語で論文を書く先生もいますので、だんだん認知されてきて、日本は世界の中ですごく恵まれた状況にあるのでやる方が増えました。

 

簡単ですからね。

簡単で効果があるから普及するわけで、もちろんちゃんと手続きは必要ですけどね。

やっていいかダメかの国の許可は必要ですが、そこさえ取ってしまえばやればやるほど皆上手になります。

 

神林

それだけ有効性や安全性が確保されているから皆様に選ばれているということですね。

再生医療治療は膝の痛みを取るのに非常に有効ですね。

 

横田先生

有効です。

皆さん痛いから治療するので、ビジュアルアナログスケール(VAS)というものをよく評価します。

英語の論文だとそれだけでは評価されないのでKOOSというものを使いました。

 

神林

痛みなどの一覧表がありますよね。

 

横田先生

それを使用して症状日常生活でできること(ADL)生活の質(QOL)スポーツの能力などをチェックします。

大体正比例の関係にあるので痛みが良くなるということはADL・QOL・スポーツの能力なども上がります

完全に論文でそういう関係にありましたからね。

 

その辺りは痛みで評価するのが一番シンプルです。

それ以外の項目も含めて総合的に改善するので、まずは一番皆さんが困っている痛みさえ良くなればあとはついてきますからね。

重要なことだと思います。

 

神林

再生医療をやっている患者さんで、痛みが取れたからダイエットを頑張って標準体重まで戻った方もいらっしゃいますね。

 

横田先生

そうなんですよ。

こちらもデータがたくさんあるので、流石に3000人もすると肥満度が30以上の人は効いてもあまり長持ちしないです。

データを取ると軟骨は少し増えますが、人間の再生力はそれ程強く無いので太っている人は消耗も激しいのではないかと思います。

 

逆に肥満度18.5以下が痩せている人ですが、痩せている人の成績はすごく良いです。

荷重関節といって体重がかかる関節は、体重が少ない方が良いので

 

リハビリの時に筋肉を増やす

脂肪の借金を減らす

 

これを行うことでグイグイ成績は伸びます。

 

リハビリと協力すれば良い成績になります。

いつもありがとうございます。

 

神林

こちらこそありがとうございます。

 

まとめ

 

神林

変形性膝関節症に対する再生医療としては

 

痛みを取ってあげること

膝の軟骨を再生すること

 

この2つの大きな効果が期待されるということがわかります。

 

もちろん手術をするにしろ再生医療をするにしろ、必須条件になるのはリハビリテーションです。

リハビリテーションでどんなことをするのかというと、1つ目は大腿四頭筋の強化です。

平たく言えば太もも前の筋力を上げましょうということです。

 

2つ目が体重を落としましょうということです。

そして最後は膝をしっかり伸ばしましょうということです。

曲がって歩いている人もいるかと思いますが、伸ばすことでストレスが軽減されます。

 

これら3つを行うことで大幅に成績に有意差がでてきます。

当院ではリハビリテーションが非常に充実していますので、理学療法士による適切な運動やアドバイスを受けながら膝治療に専念することができます。

 

また再生医療に注力していますので、当院は経験や実績が豊富にあります。

膝の痛みを治したい方、変形性膝関節症と診断された方は是非当院へお越しください。

横田先生、本日もありがとうございました。

 

横田先生

ありがとうございました。

 

神林

それでは。

 

 

これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。 

膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。 

質問がある方は、コメント欄よりメッセージをください。 

 

また、当院の公式LINEをお友達登録していただくと、LINEでも膝に関するご相談をしていただけます。

 

 

 
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