半月板損傷を手術しないで治療する【膝の再生医療】
神林
皆様こんにちは。
東京神田整形外科クリニック、膝治療責任者・理学療法士の神林です。
横田医師
再生医療治療数3000人以上の横田です。
今日もよろしくお願いします。
神林
お願いします。
本日は、
・膝の痛みがある方
・半月板損傷と診断された方
・手術するかどうか迷っている方
に向けて、半月板損傷の治療法全てを解説していきます。
膝の痛みがある方や半月板損傷の治療を知りたい方はまずYouTubeチャンネル登録していただき、さらにLINE登録していただくと膝の症状に対する相談が無料で行えます。
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当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
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半月板損傷の治療法を徹底解説
実は皆様からのご相談で一番多いのが、「半月板損傷の治療法を教えてください」という事でした。
今回は専門医である横田先生の徹底解説をしながら理解を深めていければと思っていますので皆さん是非きいてください。
横田医師
よろしくお願いします。
神林
結論からお伝えすると、半月板損傷の治療の大分類としたら大きく分けて2つです。
①保存的治療
②外科的治療
になります。
それぞれ詳細について一緒に解説していきます。
①保存的治療について
神林
まず、保存的治療は、
・運動療法 :リハビリテーション(減量や筋トレを含む)
・足底板治療:インソール
・薬物療法 :ヒアルロン酸注射
・再生医療 :現在最も注目されている治療で、自分の血液からもってくるPFC-FDもしく は自分のお腹の脂肪からとってくる幹細胞培養治療
など色々な治療があります。
横田医師
簡単に説明すると、半月板はクッションと考えると分かりやすいと思います。
安定しますし、体重がかかるのを分散します。
ところが靴底がすり減るようにすり減るんです。
皆さんレントゲンを撮ったことがあると思いますが、10年で1mmくらいずつ減るんです。
いわゆる後期高齢になる頃にはもうないです。
神林
そうですね。
横田医師
靴底だったら履きかえればいいですが、なかなか難しいですよね。
あと半月板が損傷すると、引っかかったり、ロッキングといってロックしてしまって動かなくなります。あと水や血が溜まったりします。
半月板損傷→軟骨がすり減る→骨が変形していきます。
まあホップ・ステップ・ジャンプのような感じです。
まず、半月板からという事が多いかもというのが基本なんですよね。
これは、勿論昔から手術などもあります。
体重がかかる関節は荷重関節といい、変形するにしても、上半身より下半身の方が症状が強いです。
僕は、リウマチも専門なんですけど、上半身の手術より下半身の手術が優先されるのはそういう理由なんですよ。
体重です。
悪いのは重力ですね。
だからこそ、減量が大事なんですよね。
有名な論文ですが、ドイツで人工関節に計測系を差し込んで、平均値を出したら、階段の昇りもそうだけれど、特に降りで体重の3.5倍が瞬間的にかかるという事なので、減量というのは思っている以上に重要なんです。
その辺りも併せてやっていくといいですね。
半月板損傷そのものだけだと、結構再生医療の治療成績がいいんですよね。
これね、3000人も伊達にやってないですからね。
手術するかしないかで迷われる人、結構いると思うんですけど、半月板の手術をして、時間が経って効果が落ちてきちゃったっていう人もいっぱいいるんです。
神林
本当にいっぱいいます。
横田医師
おすすめはその人です。
3000人を分析すると、膝関節の関節鏡手術をした人としてない人では、手術をした人の方が、やることをやっているから、少し再生医療の成績がいいんです。
もちろん、手術をする前も悩みますが、した後も人工関節にする程でもないけれど、効果が落ちてしまったという人は、すごいおすすめです。
神林
再生医療ということですね。
横田医師
保険で関節鏡の手術して、効果が落ちてダメなわけですよね?
神林
違う選択肢を増やしてあげるってことですね。
横田医師
そうです。
これは言われれば「そうなんだ」って思いますけど、手術歴のあるような方で、手術をしても痛みが残存している人の方が見込みがあるというのはこの記事をみて喜ぶ人が多いんじゃないかと思いますね。
これはね、ほとんどの人が知らないと思いますよ。
伊達に3000もやっていないですからね。
あと、ヨーロッパでは、ガイドラインにはなっていないけれど、コンセンサス(=医者間での合意)が得られていて、変形の程度が初期と中期が良い適用じゃないかと言われています。
半月板損傷は変形性膝関節症より良くなりますね。
だから、半月板損傷の人は見込みがあるし、手術するかしないかをもちろん悩むし、手術しても逆に良くなります。
手術の前後、半月板の問い合わせはどんどんしてもらってOKですからね。
神林
半月板損傷に対しては、再生医療はど本命という事ですね。
横田医師
ど本命です。
手術するかしないかも悩むし、手術をした人は効果が落ちると残念に思ってくるけれど、逆に物事は考えようで、あとは上がるしかないですから。
神林
再生医療以外でも、リハビリテーションで体重を落とすとか、大腿部の筋肉を鍛えるとか。
あとは関節を保護する意味で、ヒアルロン酸注射をやってみてもいいと思います。
横田医師
保険が効くところは、保険と併用した方がいいです。
あとは痩せれば痩せるほど、治療が効いた場合に長持ちしますからね。
神林
先程先生からあった通り、1kg痩せるだけで膝に対する負担は3.5kg減るんです。
横田医師
ずっと良くなるのではなくて、どこかでピークという山が来ます。
過去のデータから2年のデータを作りましたが、大体半年〜1年位のどこかでピークになります。
その上り坂の時に、リハビリと併用して、筋肉を増やして脂肪を減らします。
そういう事をすると、長持ちしますね。
肥満度30以上の太っている人と、18.5以下の痩せている人とでは持続時間が全然違います。
逆に皆さんの頑張りも結構重要なんですよ。
②外科的治療について
神林
続いて、外科的治療になります。
基本的には、関節鏡といい、切開1cmくらいの方法で行うのですが、方法は大体2つです。
・半月板切除術
・半月板修復術
(ラスピング、縫合術etc)
横田医師
切除がほとんどです。
9割くらいはそうだと思いますけどね。
神林
大体そうですね。
横田医師
もちろん縫うっていうのも有効な手段としてはあるんだけど、体重がかかるので残念ながらまた切れるんです。
神林
違うところが切れたりなど、リスクはありますね。
横田医師
あと、半月板損傷と半月板断裂っていう言葉があります。
基本的に損傷というのは、傷が入っていることを言いますね。
断裂というのは要するに大きな損傷ですね。
あくまでもMRIの画像診断です。
実際には関節鏡を差し込んで詳しく見ると診断が少し変わることはありますが、大体は画像診断病名だと思ってもらえれば良いと思います。
横に断裂するよりも、縦に断裂する方がタチ悪いです。
半月板の血流があるところは希望があるので、詳しくは画像を見ての評価になります。
神林
半月板の損傷した部位や、血液の流れ、あとは大きさにより切除するか縫合するかが決まります。
横田医師
血が通っていないところは基本的に治りにくいと思ったほうが良いと思いますよ。
だからPRP(多血小板血漿)治療が効くわけです。
血液の中に、怪我を治す血小板とかがコロコロ流れているんだけど、上手くできていますよね。
神林
上手く出来ています。
患者様からの質問に回答〜スポーツ復帰するには?〜
神林
もう1点質問が多いのが、「私はスポーツをやっているんだ」例えば「バスケットをやっているんだ」「サッカーをやっているんだ」「でも、半月板損傷と診断されちゃった」という質問です。
手術の有無など、これはどうですか?
横田医師
これは、難しいとこですが、膝関節は前後運動は問題ないですが、捻る運動が弱いんです。
神林
膝は曲がったり伸びたりする関節ですね。
横田医師
結局はスポーツの種類によりますね。
切除していたら、もう半月板はないので、スポーツ復帰は少し早くてもいいでしょう。
縫合した場合は、もう少し時間がかかるのが普通ですね。
縫合診療は禁止ですが、病院によっては半月板の処置した時におまじないのようにヒアルロン酸注射をしていた時代もありますね。
たかが知れていますが。
PRP治療・幹細胞治療の方がいいと思いますよ。
神林
スポーツ復帰されている方で考えると、長くて6ヶ月くらいですね。
横田医師
やっぱり時間がかかりますからね。
神林
そこは少し考慮して、再検討してみてください。
横田医師
そうですね。
まとめ
神林
半月板損傷の治療は、これだけたくさん治療方法の選択肢があります。
一番は患者さんに合った治療の選択をすることが本当に大事になります。
半月板の状態に合わせて、治療方針が大きく異なりますので、まずは整形外科専門医による診察が必須といえます。
膝の痛みがある方や半月板損傷と診断された方、手術するかどうか迷っている、手術をしたんだけど抵抗感がある方は是非当院にお越しください。
横田医師の診察は電話もしくはWEB等で診察の予約ができますので、概要欄に貼っておきますのでご活用ください。
横田先生本日もありがとうございました。
横田医師
ありがとうございました。
これからも膝に関する情報を一生懸命配信していきますので、膝痛開放ブログのチェックをお願いいたします。
膝専門YouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
質問がある方は、コメント欄よりメッセージをください。
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当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
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