ピリピリくる膝の内側の痛み!そんな時は何科へ行くのがいいか?
日常生活において膝の痛みが気になる。
何かピリピリと電気が走ったような痛みや膝の内側の痛みはありませんか?
『ピリッと来る内側が痛い』そんな時どの診療科に行けばいいのかわからない方。
今日は診療科・行くべきポイントやお医者さんへの説明の仕方の解説を行っていきます。
【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
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膝のピリピリとした痛みはそもそもどんな病気で起こるのか?
膝のピリピリとした痛みの原因として考えられるのは伏在神経絞扼障害です。
伏在神経障害とは、伏在繊維が内転筋に圧迫されることによって起こる絞扼障害(HUNTER官症候群)です。
伏在神経は、第1腰椎~第4腰椎から出た大腿神経が鼠径靭帯の下方で枝分かれした神経線維の相称にあたります。
大腿神経は大腿四頭筋や腸腰筋などの大腿前面の筋を支配する運動神経を持つのに対し、伏在神経は膝関節内側~下腿の内側周辺までを支配する神経線維となります。
伏在神経は上図の通り本管である大腿神経鼠径靭帯の下方で枝分かれした後,ハンター管(内転筋管)と呼ばれる長内転筋,内側広筋,大内転筋,縫工筋の内側に付着する筋に囲まれた筋膜性のトンネルを通り,膝関節の内上方で内転筋管を通り膝関節内側から外側へ向かう膝蓋枝とそのまま下腿内側を足関節内側の手前まで下降する内側下腿皮枝(縫工枝)へ分岐します。
図1
伏在神経線維が内転筋管内で圧迫されたり締め付けられたりして起こる絞扼障害を『HUNTER管症候群(内転筋管症候群)』この場合、内転筋管内遠位部にある内転筋腱裂孔の下で絞扼されることが多いです。
伏在神経は内転筋裂孔の部分よりもさらに遠位(膝より)の縫工筋の停止腱付近で伏在神経(膝蓋枝)が縫工筋を貫いて、あるいは縫工筋の下方から出てくる箇所で最も絞扼される頻度が最も多いとも言われています。
(下図2のinfrapatellar nerveの矢印が指しているあたり)
図2
内側と外側部分別疼痛に対する疾患
膝の内側と外側部分別疼痛に対する疾患は以下の通りです。
内側
- 鵞足炎
- 変形性膝関節症
- 内側半月板損傷
- 膝離断性骨軟骨炎
外側
- 腸脛靭帯炎(ランナー膝)
- 外側側副靱帯損
- 外側半月板損傷
上記の疾患への影響にて前書したハンター管症候群が出現し、神経因性疼痛へと至るケースが多いと報告されています。
膝のピリピリとした痛みは何科に受診すべきか?
結論として、膝裏のピリピリとくるような症状には整形外科を受診することが望ましいです。
では病院へ行くときのポイントを説明していきます。
- ①整形外科に行くときの3ポイント
- ②どのような説明を行ない医者に理解してもらうか
①整形外科に行くときの3ポイント
整形外科に行くときのポイントは3つです。
- 腫脹・熱感・疼痛が出現したら我慢せずに受診に掛かる
- 痛みの部位を明確にしておく
- 夜間痛や動作時痛があるかの確認をしておく
この3つのポイントを1つずつ説明していきます。
1.腫脹・熱感・疼痛が出現したら我慢せずに受診に掛かる
整形外科に行くときのポイント1つめは、腫脹・熱感・疼痛が出現したら我慢せずに受診に掛かる、です。
消炎鎮痛剤や筋弛緩薬,神経に効くビタミン剤や血流を良くする薬が処方され、マッサージやストレッチ、電気による治療があります。
痛みが強い場合、ステロイド注射も検討することもあります。
2.痛みの部位を明確にしておく
整形外科に行くときのポイント2つめは、痛みの部位を明確にしておくことです。
内側なのか外側なのか表側や裏側これを伝えることにより、靱帯の損傷等も考えられるので把握しておきましょう。
3.夜間痛や動作時痛があるかの確認をしておく
整形外科に行くときのポイント3つめは、夜間痛や動作時痛があるかの確認をしておくことです。
動かない時に痛いのか動いた時に痛いのかこれを伝えることにより治療方法を選択できるようになってきます。
この3つをポイントとして整形外科受診を検討していきましょう。
②どのような説明を行い医者に理解してもらうか
病院へ行った際に医者にどのような説明を行えばいいかわからない時があると思います。
そんな時にそんな事をいえばいいのかについて2つ説明します。
- いつどんな時痛みがあるかを明確に説明
- いつからの疼痛なのか.(急性疼痛・慢性疼痛)
この2つを解説していきます。
いつどんな時痛みがあるかを明確に説明
1つめは、いつどんな時痛みがあるかを明確に説明をするかです。
動いている時なのか安静にしている時なのかを説明してみましょう
いつからの疼痛なのか(急性疼痛・慢性疼痛)
2つめは、いつからの疼痛なのかです。
何か月も前から痛むのか今日から痛むのかこの2つは説明にいれておきましょう。
上記の2つは抑えて説明するのが重要な要素になってきます。
まとめ
今回の記事では膝のピリピリした痛みの原因と、何科を受診すれば良いのかについて解説しました。
膝の痛みを抱えている方や、気になっている方等は整形外科のある病院またはクリニックなどへ受診を行ってみてください。
どんな怪我や病気においても早期発見を行うことで、症状改善や治療の選択肢が増えるといわれております。当院神田整形外科クリニックでは、患者様1人1人に合わせた治療方法を選択させていただきます。
何か気になることがございましたら一度当院へ足をお運びください。
東京の膝といえば東京神田整形外科になるように今後もスタッフ一同皆様に誠心誠意尽くしてまいりますのでよろしくお願いいたします。
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