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五十肩の時に湿布を貼る位置でお困りのあなたへ理学療法士が解説!

 

 

五十肩になって整形外科に行き湿布を処方されたけど、結局どの位置に貼ったいいのかわからない、、、

そんな経験をしたことはありませんか?

 

このブログを読み終えたあなたは、必ず湿布を効果的に貼る位置を理解することができます!

 

こんにちは!理学療法士の吉村です。

 

今回は『五十肩の時に湿布を貼る位置』についてお話ししていきます。

 

【目次】

 

 

【五十肩の時に湿布を貼る位置はこれ!】

 

『五十肩になって整形外科やドラッグストアで湿布を買ったけど、どこに貼ればいいんだろう?』そんなことを思ったことがあるはずです。

 

五十肩の時に湿布を貼る位置。

これはズバリ『痛みが出ている部位の上に貼る!』です。

 

あなたは、痛くはないけどついでに腕や背中に湿布を貼っていませんか?

実はその湿布はあまり効果がないかもしれません。

 

そもそも普段は打ち身や打撲をしたときに使う湿布。五十肩に使っても効果はあるのか?

 

湿布は五十肩で使用しても、痛みを和らげることができます!

 

ただし、湿布だけで五十肩を完全に解消することは残念ながら難しいため、リハビリや注射と併用していくことが大切になります。

 

【五十肩の時に湿布を貼る位置が大切な理由とは?】

 

先程の湿布を貼る位置の話で、『痛みが出ている部位の上に貼る!』とお話しをした理由は、湿布の効き方と効く症状があるからです。

 

湿布は貼った位置の真下に痛みを抑える物質が届きます。

そのため痛みがない部位に湿布を貼っても肩の痛みは軽減されません。

 

つまり、あまり痛みのない腕や背中に湿布を貼っても適切な効果が得られないどころか、逆に体にとって有害な影響を与えている可能性があります!

 

あなたは「経皮吸収率」という言葉をご存知ですか?

簡単にいうと皮膚に貼った湿布の成分がどれくらい体に吸収されているのか?という意味。

腕の経皮吸収率を1とすると、背中は1.7倍、頭皮は3.5倍、脇の下は3.6倍、ひたいは6倍、デリケートゾーンはなんと42倍という数値なんです!

 

貼る位置の違いでこれだけ湿布の成分が体内に吸収されるということは、それだけ副作用のリスクも上がるということ!

 

湿布の副作用には

・光線過敏症
・接触性皮膚炎(かぶれ)
・臓器障害

などがあります。 

 

ということは、湿布を痛みが出ていない部位に貼ると、副作用やかぶれてしまうリスクが高まるため注意が必要になってきます!

 

【五十肩の時に湿布を貼る位置でお困りのあなたにはこれがオススメ!】

 

あなたは湿布を肩に貼り続けてかぶれてしまった経験はありませんか?

 

湿布でかぶれる原因は

皮膚のバリア機能低下
・湿布に含まれる薬剤や粘着成分が合わない
・長時間の使用や繰り返しの使用
・湿布を貼ったまま、または貼ってあった部位に紫外線を浴び続けた

 

などがありますが最後の『紫外線を浴び続けた』は、かぶれるだけでなく光線過敏症という強いかゆみや火傷のように赤く腫れあがる症状が起こるため、特に注意が必要になります。

 

『湿布を痛い肩に貼りたいけど、かぶれてしまって貼ることができない、、、』

 

そんな「痛みが強い肩」意外に湿布を貼る部位としてオススメなのが、痛みのある肩と同じ側の首です!

 

痛みのある肩と同じ側の首に湿布を貼るのがオススメな理由は、肩の痛みの代償として使われ続けた首にも炎症が起こることがあるためです。

 

五十肩になると動きにくい肩の代わりに首の筋肉を使って腕を上げる代償動作が繰り返し行われてしまいます。

そのため、普段以上に首の筋肉を使うことになり『肩も痛いし首もつらい』と訴えられる方がとても多いです。

 

もしあなたも肩と共に首がつらいのであれば、

腕や背中ではなくつらいと感じている首に湿布を貼ってみてください!

 

【まとめ】

 

・湿布は貼った位置の真下に痛みを抑える物質を届けるため、痛い部位の上に貼るのが一番効果的

・湿布を痛みが出ていない部位に貼ると、副作用やかぶれてしまうリスクが高まるため注意が必要

・肩がかぶれて湿布が貼れないなら痛みのある肩と同じ側の首に貼るのも効果的

 

ここまでブログを読んで頂いたあなたは、湿布を効果的に貼る位置を理解することができたはず!

 

湿布で五十肩の痛みを和らげつつリハビリをしていくことが、必ずあなたの五十肩改善の近道になります!

 

また、湿布の温冷についてはこちらで解説していますので、参考にしてみてください。

>>五十肩に貼る湿布は温冷どっちが効果的?理学療法士が解説します!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

以上、理学療法士の吉村でした。 

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