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五十肩の石灰化その症状とは?医療知識ゼロでもわかる簡単解説!

五十肩の石灰化症状って聞いたことありますか?名前そのまま、なんと肩に石灰が溜まってしまう症状なんです!

 

今回はこの五十肩の石灰化症状について、五十肩治療リハビリ責任者のいしPが専門的な言葉を使わずにわかりやすく解説していきます。

 

石灰化になった方、なったらどうしようと不安な方はぜひ最後まで読んでいただき、正しく対処できるように知識をつけていきましょう!

 

 

 

 

五十肩の石灰化その症状とは?

 

では早速、五十肩石灰化の症状についてお話ししていきます。

 

正式には、五十肩の石灰は、石灰沈着性腱板炎と言われています。

病院で、「肩に石灰がありますね」とか言われた時は、この石灰沈着性腱板炎です。

 

実は起きている事はものすごくシンプルで、肩についている筋肉や腱などの組織に石灰が溜まってしまうんです。

 

その溜まった石灰が溶け出して関節の中に入り込むと、炎症を起こし痛みになってしまいます。

これが五十肩石灰化の症状です。

 

五十肩の石灰化症状はなぜ起きるのか?

 

そもそもさっきから石灰、石灰って何なんだ。と思いますよね。

 

肩に溜まる石灰の正体は リン酸カルシウム=ハイドロキシアパタイト とも言われています。

簡単に言うと、私たちの歯とか骨の素材に近いものです。

 

そんなものがなぜ、肩の関節にできるのか。

これに関しては実ははっきりとはわかっていないらしく、現段階で概ね2つの説が有力です。

 

1つ目の説は、体内ある不要なリン酸カルシウム(石灰)は通常、尿などで排出されます。

しかし、排出されなかったものが少しずつ肩に溜まってきて、大体50歳前後で、石灰化として体に現れ、発症する説です。

 

排出されるべきものが溜まって結晶化し、それが痛くなると言う部分では、尿管結石や、痛風なども似たような症状と言えます。

 

2つ目の説は、肩の腱の部分が年月をかけて負担がかかり、血流が乏しくなります。

 

すると、その血流が乏しい部分は繊維状に変化してしまいます。さらに繊維状になった部分は軟骨の成分のように変化してしまうという説です。

 

ちなみに、さらにそれが変化し濃いミルク状になり、次に歯磨き粉状に変化し、その後石膏状に変化し、そうしてだんだん固形になって肩に沈着して、最後に石灰化するようです。

 

 

Uhthoff, H. K. et al : Calcifying tendinitis. A new concept of its pathogenesis. Clin. Orthop., 118 : 164- 168, 1976. 

 

五十肩の石灰化症状が出たらどうする?

 

では実際に石灰化の症状が出たらどうするのか?

 

安心してください。石灰化が起きたからといって関節内に流出しなければ、炎症は起きませんし、自覚症状もないことがほとんどです。

 

こちらの2020年韓国の論文では、無作為にレントゲンを撮って、石灰化のあった患者のうち、症状があったのはなんと35%〜40%であったとも述べられています。

 

なので必ず 石灰化=五十肩 みたいなことでもないのです。

Min-Su Kim,et al:Diagnosis and treatment of calcific tendinitis of the shoulder.Clin Shoulder Elb. 2020 Dec; 23(4): 210–216.

 

とはいえ、石灰が体に残っているのってなんか気持ち悪いですよね。

それも安心してください。先程の論文内では、石灰化の発生するサイクルと同時に体に再吸収するサイクルも働いているとされています。

 

なので、石灰はあるけど、存在に気づかないまま、再吸収して無くなってしまった。

こんなこともおそらくそう珍しくないのでしょう。

 

では、運悪く関節内に流入して、炎症が起きてしまった場合はどうするのか。

概ねこのようなパターンが想定されます。

 

まずは、とにかく寝られないほど肩が痛いと思いますので。すぐに病院に行きましょう

そして、病院では、炎症を改善する処置(注射、服薬、外用薬など)を行い、その処置で、炎症が治まったきり問題がなければそのまま通院は終わります。

 

しかし、炎症の痛みがすぐに治らず、安静にする期間が長くなってしまい現在は肩周りが固まってしまって肩の可動域が制限されてしまった。

 

こういった場合は、今度は炎症を改善する処置よりも、可動域改善を目的にリハビリを行うことが必要です。

 

ここから先は五十肩の拘縮期とよく似ていますので、石灰化だから通常の五十肩とリハビリのプログラムが180°変わると言うことはありません。

 

運動はこんな内容がおすすめです!

 

 

 

ちなみに石灰の除去手術をする例などもありますが、こちらは稀ですので、今回説明は省略いたします。

 

五十肩石灰化その症状とは?まとめ

 

それでは五十肩石灰化症状のまとめです。

 

  • 石灰ができていても関節内に流入しなければ炎症や痛みにはならない
  • 関節内に流入してしまっても、病院にいって炎症がすぐに治れば治療も終わる
  • すぐに炎症が治らず、その間に肩が動かなくなってしまった場合はリハビリが必要である

 

なるべく専門用語は省き、簡単に説明させていただきました。

もし質問がございましたら、YouTube上で質問も承っております!

 

‘あなたの肩 私に診せてください‘いしPでした!

 

ではまた!

執筆者:いしP

資格:理学療法士 ロコモコーディネーター、安眠インストラクター

キャリア:理学療法士14年目、累計治療者数 2万人以上

現在は、月に500人以上の五十肩患者が通う東京神田整形外科クリニックで、主任兼五十肩治療リハビリ責任者

日々の治療を行う傍ら、100本以上のYouTube、ブログを通じて、五十肩の知識を多くの患者さんに届け、五十肩で東京No1になる。をモットーに活躍中!

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