五十肩になりやすい人とは?危険因子3選をご紹介!
東京神田整形外科クリニック、五十肩リハビリ治療責任者・理学療法士主任の石山こと石Pです。
今回は五十肩になりやすい危険因子について、お話ししていきます。
五十肩になりやすい危険因子①
五十肩になりやすい危険因子1つ目は、糖尿病です。
これは結構な危険因子となります。
糖尿病が重いほど五十肩も重くなる、と言われています。
治療期間も伸びてしまいますし、五十肩になっている肩と反対側の肩、つまり両肩に五十肩が発生する可能性があります。
糖尿病の場合、この可能性が非常に高くなります。
かなり高リスクですので、糖尿病の方は非常に危険な病期ですが、五十肩にも注意していただきたいと思います。
さらに糖尿病は免疫が低下して感染症を起こしやすくなります。
五十肩治療では初期の激痛・肩の激痛に対してステロイド治療をするケースがありますが、糖尿病の場合は注射をするという時点で、感染症のリスクが上がってしまいます。
ステロイド注射自体にも副作用として、「免疫の低下」ということがありますので、益々感染症のリスクが高くなってしまいます。
五十肩のある糖尿病を治療中の方に対して絶対に注射を打たない!というわけではありませんが、このように治療の効果とリスクを天秤にかけなくてはいけないことが増えてしまうので、治療の選択肢が狭まる可能性があります。
本当に糖尿病は要注意です。
現在予備軍である方、実際にかかっている方、そういった方は糖尿病の治療を優先しつつ五十肩の治療も行っていくのが望ましいです。
五十肩になりやすい危険因子②
五十肩になりやすい危険因子2つ目は、甲状腺疾患です。
代表的なものとしては、バセドウ病・橋本病などが挙げられます。
こちらは圧倒的に女性がなりやすいです。
女性の甲状腺疾患の罹患率は男性の7〜15倍と言われています。
糖尿病と同様に治癒を阻害してしまったり、治療の期間が長引いてしまう、そういった原因になりやすいです。
治療の選択肢が狭まる可能性があります。
原因甲状腺疾患をお持ちの方、五十肩にも要注意です。
そして稀なケースではあると思いますが、甲状腺疾患と糖尿病を重複している方、言わずもがな五十肩の予後がさらに悪くなる可能性があります。
本当に要注意してください。
五十肩になりやすい危険因子③
五十肩になりやすい危険因子3つ目は、デスクワークです。
実際に当院にお越しになる方でも、9割ぐらいの方がデスクワークをされているといった印象です。
五十肩は運動不足が原因となって起こると言われています。
例えば本来は営業部署だけどコロナの関係で営業ができず、デスクワークの割合が増えてしまった、在宅・テレワークの割合が増えてしまって益々運動不足・運動の機会が減ってしまった、こういったことが五十肩の発症リスクを高めてしまうというのが考えられます。
こちらはやはり原因が運動不足ですので、定期的に体を動かしたり肩を回したりしましょう。
また日頃座っている姿勢の中で、いかに肩にストレスをかけないようにしていくか、というのは大切になってきます。
このあたりはすでに記事化・動画化していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は、五十肩になりやすい危険因子について解説してきました。
五十肩になりやすい危険因子はこちらの3つです。
①糖尿病
②甲状腺疾患
③デスクワーク
こちらに当てはまる方は要注意です!
ご質問等ありましたら、YouTubeでのコメントをお願いします。
引き続き、五十肩をしっかり治していきたいという方は、過去のブログも参考にしてみて下さい。
また、五十肩専門YouTubeチャンネルでも詳しく解説しています。
実際にリハビリを受けたい方は、当院にお電話にてリハビリの予約を取って頂けるといいと思います。
その際は、理学療法士の石Pをご指名下さい!
以上、理学療法士の石Pでした!