膝の痛みの原因はもやもや血管だった?最新の治療を解説!
みなさん、こんにちは。
東京神田整形外科クリニック膝治療責任者・理学療法士の神林と、医師医学博士・整形外科専門医、東京神田整形外科クリニック院長田邊です。
本日は、もやもや血管の症状と治療方法を最新治療を交え、徹底的に解説していきたいと思います。
- 膝の痛みがなかなか治らない
- 膝周りがなんとなく温かい気がする
このような症状がある方は、もしかしたら膝のもやもや血管かもしれません。
放置していると膝の痛みが改善しないほか、膝の変形が強くなる可能性がありますので、早期に治療開始する必要があります。
- 膝の痛みを治したい方
- もやもや血管と診断された方
- エクソソーム治療をご検討されている方
そのような方は、ぜひこのブログを最後までご覧いただき、治療の選択肢を増やしていただけたらと思います。
結論として、もやもや血管に対する治療方法は、主にカテーテル治療があります。
カテーテル治療をしたが良くならなかった方は、エクソソーム治療で効果を期待することができます。
エクソソーム治療は、膝の痛みを治すほか、炎症を抑制する効果が期待できます。
そのため、カテーテル治療で治らなかった方も、早期に治療開始されることをおすすめいたします。
これから、もやもや血管の症状から治療方法まで解説していきます。
【目次】
当院では膝の再生医療治療に力を入れております。
少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
東京神田整形外科クリニック
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もやもや血管とは?
神林
みなさん、もやもや血管って聞いたことがありますか?
田邊院長、もやもや血管ってなんでしょうか?
田邊院長
もやもや血管は一言でいうと、もやもやした血管です。
具体的には、すごく細い血管のことを指します。
それが、もやもやと複数に分かれている状態です。
血管は通常はピーンとなっていて、全身へ血液を送ることが目的です。
ただ、もやもや血管はそのような目的ではなく、ただ根っこがはられるような感じのものになります。
もやもや血管は血液を運ぶことが目的ではなく、損傷や炎症によってできる異常な新生血管のことをいいます。
炎症が起きるとそこに栄養を送ろうとし、もやもや血管ができてしまうともいわれています。
あとは、血管にちょうど這うようにして、神経も出来上がるといわれたりします。
血管が新生されているところに神経が増えると、痛みを感じやすくなります。
炎症が血管を誘発→血管が神経を誘発→神経が痛みを誘発→より一層炎症が悪くなる。
という、悪循環になっていきます。
それが、もやもや血管の正体です。
もやもや血管の治療
田邊院長
もやもや血管の治療は、そのもやもや血管の部分にカテーテル治療を施します。
よく心臓のカテーテル治療と聞くと思いますが、それは詰まった血管を広げる治療です。
心筋梗塞を例にあげると、血管が詰まったところにカテーテルを入れ、そこの血流を再開させてあげるというのが心臓のカテーテル治療になります。
それに対して、もやもや血管の治療は逆になります。
もやもや血管の部分を塞栓して血流をなくし、もともと血管がなかった状況にするというものです。
ここで、もやもや血管の治療と、エクソソーム治療の大きな違いを説明させていただきます。
モヤモヤ血管治療とエクソソーム治療の違い
田邊院長
エクソソーム治療は、基本的には関節の中を治療するものです。
関節の外にも注射を打てますが、基本的には関節の中を修復します。
複数の論文でも、変形性膝関節症の軟骨をエクソソームが修復すると書かれています。
そのように、軟骨を修復する作用があるのがエクソソーム治療になります。
それに対して、もやもや血管治療はどちらかというと、対症療法になります。
症状を緩和することが目的です。
根本的に治したい方は、エクソソーム治療の方が良いと思います。
ただし、もやもや血管治療も悪い治療では全くありません。
ダブルのアプローチも効果があるかもしれませんし、もやもや血管の治療が効かなかった方がその治療をやるのもいいと思います。
エクソソームは最強の治療ですが、100%効くわけではありません。
それがどうしても効かなかった人は、もやもや血管のカテーテル治療を検討するなどされるといいのではないかと思います。
神林
もやもや血管と診断された方の、臨床上の所見としては
- 痛みがズキズキする
- じんじんする
- 寝ているときに痛い
- リハビリ後など、運動したあとに痛い
という方が多いです。
田邊院長
そうですね。
ズキズキする、ジンジンする痛みがある方は、一度もやもや血管を疑ってもいいかもしれません。
当院では、もやもや血管のカテーテル治療は行っていませんので充分ご注意ください。
カテーテル治療は専門の医療機関がありますので、そちらへご相談していただく形になります。
もやもや血管の検査
神林
もやもや血管は、レントゲン検査でわかりますか?
田邊院長
それはなかなか難しいですね。
たまに怪しいなということはありますが、はっきり診断することは難しいと思います。
神林
では、やはり精密検査が必要になりますか?
田邊院長
最終的には、カテーテル検査になってきますね。
造影検査をして、どれぐらいもやもやしているのかチェックするという検査になります。
もやもや血管はリハビリが重要
神林
もやもや血管の治療法としては、カテーテル治療がほとんどだと思います。
ただ、関節の中を修復し根知的に治療を希望される方は、エクソソーム治療が有効だと思います。
もやもや血管と診断された方は、半月板損傷と変形性膝関節症と同様に重要なことがあります。
- 体重を落とすこと
- 筋肉をつけること
それを叶えられるのが、リハビリテーションになります。
よく初診でみられるのは、歩行後や運動後に痛みがあるということです。
膝の炎症があり、膝が腫れたり熱をもったりする患者さんが結構いらっしゃいます。
その場合、膝関節のクッション性がなかったり、損傷を受けていたり、炎症が強かったりする場合が非常に多いです。
リハビリなどで、体重を1kg落とせば膝の負担を3kg減らすことができます。
筋トレは毎日やることも大切ではありますが、論文では、週に2〜3回でちょうど良いといわれています。
そのため、理想は毎日行うことですが、忙しい方もしくは運動が苦手な方に関しては、週2〜3回運動することで、膝関節が安定して膝の痛みが軽減することに繋がります。
その中でも、痛みがとれずもう少し痛みを取りたい方は、エクソソーム治療が有効と考えています。
損傷を治してあげること、炎症を抑えて膝の痛みを治すことも非常に大切な治療です。
まとめ
神林
本日は、もやもや管の症状と治療方法について最新治療を用いて解説させていただきました。
このような方はぜひ当院の再生医療外来へお越しください。
- 膝の痛みを治したい
- もやもや血管と診断された
- エクソソームを治療を検討している
では、院長から一言ありますか?
田邊院長
今回は、もやもや血管についてお話しさせていただきました。
これはぜひ皆さんにご理解いただきたいのは、もやもや血管治療や再生医療っていわゆる自費診療の分野になります。
しっかりと解説できる先生のところで受けるというのが、すごく大事だと思います。
時代は流れてきていて、明らかに保健診療以外の自由診療領域の医療の発展は明らかです。
しかし、高額のため全員受けた方がいいとは思っていません。
ただ、いろいろな選択肢を説明し、提供できるクリニックで治療を受けることが大切です。
いまだに変形性膝関節症になってヒアルロン酸を打ち改善されなかったら、いきなり人工関節といわれる方もいます。
それはやはり結論としてそうなるのなら構わないと思いますが、そこにたどり着くまでには色々な選択肢があるわけです。
もやもや血管を治療したり、再生医療をやったりといろんな選択肢があるのに、それを飛ばして人工の膝にすることは、私自身あまり良くないと考えています。
それに関しては、再生医療を勉強している先生が少ないのも事実になります。
そのため、しっかり勉強し説明できる先生のところで治療を受けていただくことが重要になります。
たとえば、エクソソーム治療も、もやもや血管の治療も100%完璧な治療ではありません。
100%治るような治療はないのです。
ドラゴンボールの仙豆ではないので、そんなにおいしい話があるわけではありません。
エクソソーム治療をやって、あまり良くならなかった人がもやもや血管の治療をして良くなる。
逆に、もやもや血管治療を行ったが良くならなかった人がエクソソーム治療をやったら良くなるかもしれません。
そこも相互理解なども含めて、よくご検討いただくといいと思います。
こちらのブログではこれからもためになる内容を、一生懸命お伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
それではまた。
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少しでもご興味を持たれた方は、当院の再生医療治療ページをご覧になってみてください。
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