皆さん、こんにちは。

東京神田整形外科クリニック、膝治療責任者・理学療法士の神林です。

医学博士で整形外科専門医の東京神田整形外科クリニック院長・田邊先生と一緒に、膝に関する情報を配信していきます。

 

今回は膝の水を抜く方法、確実に治す秘訣について徹底的に解説していきます。

現在膝の水が溜まって痛い、膝が腫れている、膝がこわばっている、治るかどうか心配という方はこの記事を最後までご覧いただくと、適切な治療法全てがわかります。

 

結論からお伝えすると膝の水を改善する方法としては2つあります。

 

①膝の炎症を抑えてあげること

②再生医療PFC-FDを膝に投与すること

 

これら2つが非常に大事な鍵となってきます。

 

目次

 

 

 

 

 

膝の水が溜まる原因

 

田邊先生

それでは私の方より膝になぜ水が溜まるのか説明させていただきます。

皆さん、膝に水が溜まる原因をご存知ですか？

 

それは炎症が原因です。

 

膝の関節の中に炎症が起きると水が溜まるのです。

変形性膝関節症や半月板の損傷など、そう言った場合に炎症が起きやすくなります。

炎症が起きると水を引き込んで溜まっていきます。

 

それに対し、保険診療で行われる治療としてはヒアルロン酸・ステロイド注射があります。

ここで1点問題になってくるのは、ヒアルロン酸やステロイドというのは直接的に修復しているのではないということです。

間接的に症状を緩和しているため効果が弱いのです。

 

そして今回お話しさせていただくのがPFC-FDです。

自身の血液を特殊な加工を行って、フリーズドライ加工をしたような製剤を膝に注射すると、より根本的な治癒が望まれると言われています。

 

ステロイドやヒアルロン酸には組織を治す効果がありません。

しかしPFC-FDは自身の血小板の成分を使用して自身の組織を修復し、一層膝の水が溜まりにくくなるといった治療です。

 

 

神林

これらからわかる通り、膝の水を改善する方法としてはまず炎症を抑えてあげることです。

火事を抑制してあげること、これに尽きます。

それに対する治療とすればPFC-FDで予防だったり、症状に対して根治を目指していくということになります。

 

炎症を悪化させない

 

神林

今現在、膝に水が溜まっている方はどのようにすればいいのかを教えてください。

 

 

田邊先生

この記事をご覧の皆さんは急に病院に来ることはできませんよね。

ですので今できることをお伝えしたいと思います。

 

①体重を減らす

 

耳が痛いという方も多いかもしれませんが、体重1kg減ることで何kg膝への負担が減るかご存知ですか？

なんと3kgです！

 

3kg減ると膝としては9kg減ったのと同じです。

体重を減らすというのは効果がありますので、これを機にダイエットをされてみてはいかがでしょうか？

 

②捻る動作をやめる

 

やらないとは思いますが、バスケットボールだったり急に振り返るだったり、そのような動作を控えると良いと思います。

 

捻る動作とは直接は関係ないかもしれませんが、正座をする動作は膝への負担が大きいです。

正座も可能な範囲で控えていただいた方が良いと思います。

 

③サポーターをする

 

サポーターには大きく2つ意味合いがあると思ってください。

1つ目は関節の負担を減らすことです。

関節への負担が大きくて炎症が起きているわけなので、関節への負担を減らしてあげるというのが1つ目の目的となります。

 

そして2つ目は膝の腫れを抑えることです。

単純に圧迫するということに意味があることを覚えておいてください。

 

例えば、足首を捻挫したときなどに皆さんサポーターをされるかと思います。

腫れを抑えるためにサポーターをされるわけですが、腫れているところを直接的に抑えてあげるという意味があります。

是非サポーターを購入して使用していただくことをお勧めします。

 

 

神林

今できることとしては体重を減らしてあげたり、捻る動作を無くしてあげたり、サポーターを使ってあげるということが大事になってきます。

 

皆さんの質問への回答

 

神林

皆さんからの質問で「自然に治りますか？」というのが多いです。

これに関してはどうですか？

 

 

田邊先生

当然ですが、膝が自然に治る方が多いと思います。

具体的に若い方は自然に治る方が多いと言えると思います。

 

水が溜まっているのは中高年だけではないです。

実は若い人も溜まったりします。

ほとんどの場合はスポーツですね。

 

スポーツで過度な負荷がかかってしまうと、水が溜まるというケースがあります。

そのような方に関しては、スポーツをお休みしていただくと急に良くなることがあります。

若い方は回復力が早いのでしょうね。

 

ただそれに対して中高年の方は、スポーツをしていなくても水が溜まります。

そしてなかなか治りにくいです。

なぜなら日常負荷が起きているからです。

 

日常負荷を減らすことはなかなか難しいので、治りにくいという評価になってくると思います。

あとは原因も人それぞれなので、病院に受診していただくことが大事だと思います。

 

 

神林

先生、あともう1点あるのですが、都市伝説的なものになります。

「膝の水は癖になりますか？」というのはどうですか？

 

 

田邊先生

いいですね、「癖になりますか？」という質問。

言葉の意味がどういう意味なのかによって大幅に変わってくると思います。

 

日常生活のレベルで水が溜まってしまうような人は、その程度の負荷で水が溜まってしまうわけなので、非常に水が溜まりやすい状況だということが言えると思います。

癖になるという表現が正しいのかは分かりませんが、繰り返し起こりうる可能性があるという表現になります。

 

ただし、基本的に炎症が続いてしまっている状態なので、炎症を抑えてあげることに成功すれば十分治すことができると思います。

PFC-FDなどの再生医療が非常に有効だと言われています。

 

 

神林

結論、膝の水は癖にならないということですか？

 

 

田邊先生

病院に来ていただければ癖になりません。

 

 

神林

膝の水は自然に改善することもありますが、医師の診察に従って治療方針を立てるというのが基本となります。

是非医療機関を受診するようにしてみてください。

 

まとめ

 

神林

膝の水を改善する方法としては、

 

①膝の炎症を抑えてあげる

②再生医療PFC-FDを膝に投与する

 

これらが非常に大事な治療となります。

また、体重増加や捻る動き・正座などは避けるようにしてください。

 

本日は膝の水を抜く方法、確実に治す秘訣について院長と徹底的に解説していきました。

今後も膝や再生医療に関する情報を一生懸命配信していきます。

 

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